mineoのマイそくは「安く無制限に使える」プランとして人気ですが、選ぶ前に必ず理解しておきたい一点があります。それは、平日12〜13時の1時間だけ通信速度が大きく落ちるという仕様です。
結論を先に言うと、マイそくが向くかどうかは「平日昼の1時間を捨てられるか」でほぼ決まります。昼は自宅Wi-Fiや職場の回線が使える人、昼にスマホをあまり使わない人には格安の無制限回線になりますが、平日昼にオンライン会議や外回りがある人には不向きです。この記事では4コースの料金と速度、2つの制限、マイピタや他社との比較まで、2026年1月時点の公式情報で整理します。
この記事の結論
マイそくは平日12〜13時が最大32kbps(プレミアムは200kbps)に落ちる代わりに、安く無制限に使える。この昼の1時間を許容できるかで向き不向きが決まる。
- スタンダード(1.5Mbps/990円)とプレミアム(5Mbps/2,200円)が実用的な2択
- 平日昼の速度制限と3日10GB制限が2つの壁
- 平日昼のオンライン会議・家族利用・ゲームには不向き。回線を分けた方が安い
マイそく1本でいく? 回線を分ける?
※料金・キャンペーン・提供条件は変更される場合があります。
結論:マイそくが向いている人・やめたほうがいい人
マイそくは万人向けのプランではありません。仕様上の制限をどう受け止めるかで、満足度が大きく分かれます。まずは自分がどちら側かを確認してください。
30秒判定:向いている人
- 平日昼は自宅や職場のWi-Fiが使える
- 昼はスマホをほとんど使わない
- 通話とネット閲覧・SNS・音楽が中心で、通信量を気にせず使いたい
やめたほうがいい人
- 平日12〜13時にオンライン会議や連絡対応が必要
- 外回りの営業で日中に地図・決済・SNSを常用する
- オンラインゲームをする
- テザリングで家族分の通信までまかないたい
迷ったらこの2択
マイそくで迷ったら、まずはスタンダード(1.5Mbps/990円)が基準です。昼以外の時間でネット・SNS・標準画質動画まで使えて、月額は最安クラスです。より快適さがほしい、または昼にも多少使いたいなら、容量制のマイピタにパケット放題を組み合わせる選び方もあります。両者の違いは記事後半で詳しく比較します。
マイそく4コースの料金・速度早見表
マイそくは最大速度で選ぶ4コース構成です。まず全体像を早見表で押さえてください。いずれも音声通話付きで、データは無制限です(スーパーライトのみデータは実質使わない前提)。
| コース | 最大速度 | 月額(税込) | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| プレミアム | 5Mbps | 2,200円 | 高画質動画・ビデオ会議も視野 |
| スタンダード | 1.5Mbps | 990円 | ネット・SNS・標準画質動画 |
| ライト | 300kbps | 660円 | メッセージ・ネットラジオ中心 |
| スーパーライト | 32kbps | 250円 | 音声通話専用・バックアップ回線 |
実用的にデータ通信を使うなら、選択肢はスタンダードかプレミアムの2つです。ライトとスーパーライトは、通話や最低限のテキスト用途に絞った特殊コースと考えてください。
スタンダード 最大1.5Mbps/990円
マイそくの主力コースです。1.5Mbpsは、mineo公式のアンケートでもWeb閲覧・音楽ストリーミングで「問題なく利用できた」が高い割合を占めます。月990円で無制限に使えるコスパが最大の魅力で、昼の制限を許容できる人にとっては有力な選択肢です。
プレミアム 最大5Mbps/2,200円
プレミアムは2025年3月の改定で、最大速度が3Mbpsから5Mbpsへ増速されました(料金は据え置き)。スタンダードの3倍以上の速度で、720p動画やOSアップデート、ビデオ会議まで視野に入ります。平日12〜13時も、他コースが32kbpsまで落ちるのに対しプレミアムだけは最大200kbpsが維持されます。
ライト 最大300kbps/660円
300kbpsは、メッセージのやり取りやネットラジオなど、速度を求めない用途向けです。Web閲覧や動画には力不足なので、メイン回線としてデータ通信を活用したい人には向きません。
スーパーライト 最大32kbps/250円
実質は音声通話専用のコースです。32kbpsではデータ通信はほぼ使えず、通話専用回線や障害時のバックアップとして備えておく用途に向きます。データが必要なときは24時間データ使い放題(198円/回)を追加します。
注意点:スーパーライトは家族割引・複数回線割引・eo×mineoセット割の対象外で、エントリーコード等による契約事務手数料の割引も使えません。割引前提で考えている人は特に注意してください。
子ども用のスマホなど、用途を絞ってライト・スーパーライトを検討する場合は、フィルタリングや注意点をまとめた記事もあわせて確認してください。
mineoを子供のスマホに選ぶ理由|料金・フィルタリング・注意点はこちら
どのコースを選ぶべきか
選び方はシンプルです。データをしっかり使いたいならスタンダードかプレミアム、通話中心ならライトかスーパーライト。昼にも快適さを求めるならプレミアム、昼は割り切れるならスタンダードが基準になります。
速度別にできること・できないこと
マイそくの評価は、結局この速度別可否表に集約されます。mineo公式の目安をもとに、代表的な用途をまとめました。
| 用途 | 32kbps | 300kbps | 1.5Mbps | 5Mbps |
|---|---|---|---|---|
| メッセージ・LINEトーク | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
| Web・SNS閲覧 | × | △ | ◎ | ◎ |
| 音楽ストリーミング | × | ○ | ◎ | ◎ |
| 動画 標準画質(360p) | × | × | ◎ | ◎ |
| 動画 高画質(720p) | × | × | △ | ○ |
| ビデオ会議 | × | × | △ | ○ |
| QR決済 | × | ○ | ◎ | ◎ |
| FeliCa決済(おサイフケータイ等) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
表からわかる要点は2つです。1.5Mbpsあれば日常のほとんどをカバーできること、そして32kbps(=平日昼)はテキストとFeliCa決済以外がほぼ止まることです。
1.5Mbpsで動画は見られる?
1.5Mbpsなら、YouTubeやNetflixの標準画質(360〜480p)は問題なく再生できます。720pの高画質は読み込み待ちが出やすく、快適とは言えません。動画を見るなら画質を標準に落とすのが前提になります。ABEMAのように推奨速度が高めの配信は止まりやすいので、あわせて確認しておくと安心です。
ABEMAが止まる原因と解決策|推奨速度は何Mbps?の解説はこちら
5Mbpsなら何が変わるか
プレミアムの5Mbpsになると、720p動画がスムーズに再生でき、OSアップデートやアプリ更新の待ち時間も短くなります。ビデオ会議も昼以外なら実用範囲に入ります。ただしオンラインゲームの対戦は、速度よりも応答速度(Ping)の安定性が問われるため、5Mbpsでも快適とは言い切れません。
Ping値とは?測定方法・目安・ゲーム向けの改善方法はこちら
QR決済が昼に使えない問題
平日12〜13時の32kbpsでは、PayPayなどのQR決済はほぼ使えません。ランチの支払いでレジ前に固まる、という失敗が起きがちです。ただし重要な例外があり、おサイフケータイやApple PayなどのFeliCa決済は32kbpsでも利用できます。昼の決済は非接触型に寄せておくと安心です。
マイそく最大の弱点「平日12〜13時」を検証
マイそくの評価はこの一点にかかっています。制限の中身と、現実的な回避策を確認しましょう。
制限される時間・曜日
制限がかかるのは、月曜〜金曜(祝日を含む)の12〜13時です。この1時間、プレミアム以外は最大32kbps、プレミアムは最大200kbpsに制限されます。土日は終日、平日でも昼の1時間を除けば通常速度で使えます。
重要:この制限は「1日1時間だけ」ですが、平日昼にオンライン会議や連絡対応が必須の働き方だと、その1時間が毎営業日ふさがれることになります。昼が仕事の中心にある人はマイそくを主回線にしない方が安全です。
昼に何が起きるか
32kbpsになると、メールやメッセージのようなテキスト送受信はできますが、Web閲覧、地図の読み込み、SNSの画像表示、QR決済はほぼ機能しません。逆に、音声通話(090/080等)とFeliCa決済は制限の影響を受けません。「昼の1時間はテキストと通話と非接触決済だけ」と割り切れるかが判断の分かれ目です。
回避策1:自宅・職場のWi-Fiでカバーする
最も現実的な回避策です。昼に自宅や職場のWi-Fiがある人なら、マイそくの制限をほぼ気にせずに済みます。公式もマイそくの想定ユーザーに「お昼に自宅のWi-Fiを利用できる方」を挙げています。
回避策2:24時間データ使い放題を使う
マイそく専用オプションの「24時間データ使い放題」(198円/回)を使えば、24時間だけ速度制限が解除されます。昼にどうしても高速通信が必要な日だけスポットで使う設計に向きます。毎日使うと割高になるため、あくまで臨時用と考えてください。
回避策3:昼だけ使えるサブ回線を持つ
昼の利用が多いなら、テザリングやサブ回線でカバーする手もあります。mineoのテザリングは申込不要・月額0円で使えるので、別回線と組み合わせる際の受け皿にもなります。テザリングの使い方は専用記事で詳しく解説しています。
mineoのテザリング設定手順・つながらない時の対処はこちら
もう一つの落とし穴「3日間で10GB」制限
マイそくには昼の制限とは別に、直近3日間で10GB以上使うと速度が制限されるルールがあります。無制限とはいえ、使い方次第で頭打ちになる点は理解しておきましょう。
10GBはどれくらい使えるか
mineo公式の目安では、10GBで標準画質動画が約20時間、音楽ストリーミングが約115時間です。動画を1日1〜2時間見る程度なら3日で10GBには届きませんが、毎日長時間の視聴や高画質再生を続けると超えやすくなります。通信量の感覚をつかむには、radikoなど身近なサービスの消費量を知っておくと役立ちます。
radikoの通信量は1時間で何ギガ?データ消費の目安はこちら
一気に消費する典型パターン
3日10GBを超えやすいのは、ゲームや動画アプリの大型アップデート、テザリングでPCのクラウド同期やOS更新をまとめて行うケースです。こうした大容量の作業は、後述の24時間データ使い放題を使うか、Wi-Fi環境で済ませるのが賢い使い方です。
24時間データ使い放題の分はカウント対象外
覚えておきたい抜け道として、24時間データ使い放題を利用している間の通信量は、3日10GB制限のカウント対象になりません。大容量ダウンロードの予定がある日にこのオプションを使えば、制限を気にせず一気に処理できます。
昼の制限を許容できるか判断できたら、mineoの最新プランと料金を確認してみましょう。
mineoの料金を見るマイそく vs マイピタ+パケット放題、どっちが得?
mineoにはもう一つ、容量で選ぶ「マイピタ」があります。マイそく(速度無制限)とマイピタ+パケット放題(容量制+低速使い放題)は、似ているようで設計が違います。
月額の考え方
マイそくスタンダードは月990円で昼以外は1.5Mbps使い放題。マイピタは容量制ですが、パケット放題(1Mbps/3Mbps)を組み合わせると低速で使い放題にできます。パケット放題3Mbpsは月385円で、15GBコース以上なら無料です。「昼も含めて常時使いたい」ならマイピタ+パケット放題、「昼を割り切って最安で無制限」ならマイそくが向きます。パケット放題3Mbpsの実力は姉妹記事で検証しています。
mineoパケット放題3Mbpsはポケット型WiFi代わりになる?の検証記事はこちら
併用不可のルールとコース変更の注意点
マイそくとパケット放題は併用できません。マイピタからマイそくへ変更すると、加入中の使い放題サービス(パケット放題など)は変更前月の28日に強制解約されます。また、他コースからマイそくスーパーライトへの変更はできない点にも注意が必要です。
注意点:マイそく契約中は「ゆずるね。」が使えず、広告フリーはマイそく全体、夜間フリーはマイそく(スーパーライト・ライト)で利用できません。これらの機能を使いたい人はマイピタを選ぶことになります。
家族で使うならパケットシェアも視野
家族で複数回線を契約するなら、マイピタのパケットシェアで余った容量を分け合う運用も選べます。マイそくは1人での無制限運用に向き、家族でのやりくりにはマイピタが向くという整理になります。家族での使い方は別記事で試算しています。
マイそく vs 他社無制限(povo/楽天モバイル/ahamo)
「安く無制限」を求めるなら、他社のプランも比較対象になります。2026年1月時点の一般的な位置づけを整理します。
| サービス | 無制限の中身 | 昼の挙動 |
|---|---|---|
| mineo マイそく スタンダード | 1.5Mbpsで無制限・月990円 | 平日12〜13時は32kbps |
| povo2.0 | 基本は都度トッピング型 | トッピング内容による |
| 楽天モバイル | 高速で無制限(エリア次第) | 時間帯の制限は基本なし |
| ahamo | 大容量だが完全無制限ではない | 時間帯の制限は基本なし |
「無制限」と一口に言っても中身は各社で違います。マイそくは速度を割り切る代わりに月額が安く、楽天モバイルは高速だが料金は上がり、ahamoは高速大容量だが完全無制限ではありません。昼の制限がないプランがよければ楽天モバイルやahamo、割り切って最安を取るならマイそく、という住み分けになります。povoとポケットWiFiの比較は別記事が詳しいです。
povo2.0のテザリングとポケットWiFiどっちが得?の比較はこちら
マイそくを自宅のWi-Fi代わりにできる?
mineo公式もマイそくの想定ユーザーに「無線Wi-Fiルーターとして使用し、自宅の通信回線のコストを抑えたい方」を挙げています。ただし、これが成立する条件は限られます。
一人暮らし・単身赴任なら現実的なライン
接続台数が少なく、昼は外出している一人暮らしや単身赴任の人なら、マイそくのテザリングを自宅Wi-Fi代わりにするのは現実的です。月990円で回線を1本にまとめられ、固定回線の工事や月額を丸ごと節約できます。手段選びに迷う人は、一人暮らし向けの比較記事も参考になります。
一人暮らしのWi-Fiは結局どれ?光回線・ホームルーター・テザリングの比較はこちら
家族・在宅ワーク・ゲームなら回線を分けたほうが安い
家族で共有する、在宅ワークがある、ゲームをするといった前提だと、マイそく1本では昼の制限や同時接続のつらさが表面化します。この場合は、はじめから回線を分けたほうが結果的に快適で、総額でも安くなることが多いです。格安SIMにはセット割がないため、回線は回線で単独最安を選ぶのが合理的です。
mineoユーザーがセット割なしで最安の光回線を選ぶ組み合わせはこちら
mineo+ホームルーターが結局いちばん柔軟
昼も家族も使うが工事はしたくない、という人には、mineoを低容量プランにしつつ工事不要のホームルーターを持つ組み合わせが柔軟です。スマホは格安SIMで、家の回線はホームルーターで、と役割を分ければ、それぞれを最安で最適化できます。ホームルーターの実質費用は下の記事で比較しています。
ホームルーター実質費用ランキング5社|36ヶ月総額の比較はこちら
マイそくの評判・口コミ(良い/悪い両論)
マイそくの評価は、料金と昼の制限をどう受け止めるかで割れます。一般的に語られる傾向は次のとおりです。
良い評価としては、月990円で無制限に使えるコスパの高さ、1.5Mbpsでも日常のネット・SNS・標準画質動画が問題なく使えること、通信量を気にせず使える気楽さが挙げられます。一方で悪い評価は、平日12〜13時がほぼ使い物にならないこと、3日10GB制限で大容量利用に向かないこと、混雑時間帯はマイピタ契約者の通信が優先される場合があることに集中します。どちらも仕様どおりの評価で、想定内かどうかがそのまま満足度に直結します。
よくある質問
- 平日昼に電話はできますか?
-
できます。090/080/070/060から始まる音声通話は速度制限の対象外で、平日12〜13時でも通常どおり利用できます。制限がかかるのはデータ通信のみです。
- マイそくでテザリングは使えますか?
-
使えます。テザリングは申込不要・月額0円で、契約中の速度をそのまま外部機器に分けられます。ただし昼の制限や3日10GB制限はテザリング利用時にも適用されます。
- 昼の制限を一時的に解除できますか?
-
マイそく専用の「24時間データ使い放題」(198円/回)を使えば、24時間だけ制限が解除されます。手続き完了後のキャンセルはできず、適用まで数分かかる場合があります。
- コース変更のタイミングは?
-
マイピタとマイそくは月に一度コース変更できます。マイピタからマイそくへ変更すると、使い放題サービスは変更前月の28日に強制解約されます。他コースからマイそくスーパーライトへの変更はできません。
- eSIMで使えますか?
-
mineoはeSIMに対応しており、マイそくもeSIMで利用できます。対応端末や申込条件は変更されることがあるため、申込前に公式サイトで最新の対応状況を確認してください。
まとめ:昼を割り切れる人にはコスパ最強クラス
mineoマイそくは、平日12〜13時の速度制限と3日10GB制限を許容できるなら、月990円から無制限に使えるコスパの高いプランです。昼は自宅Wi-Fiや職場の回線が使える人、通話とネット・SNS・標準画質動画が中心の人には有力な選択肢になります。
逆に、平日昼のオンライン会議、家族での共有、オンラインゲームが前提なら、マイそく1本では不満が出ます。その場合はマイピタ+パケット放題に切り替えるか、工事不要のホームルーターや光回線を別に持ち、mineoは低容量プランに絞るのが総額でも快適さでも有利です。
昼を割り切れる節約派へ
mineoマイそく(スタンダード/プレミアム)
平日昼は自宅Wi-Fiや外の回線が使え、通話とネットが中心の人に向く
- スタンダードは月990円で1.5Mbps使い放題のコスパ
- プレミアムは5Mbpsに増速され、昼も200kbpsを維持
- 平日12〜13時の速度制限と3日10GB制限があり、昼の会議・家族利用・ゲームには不向き

