「コンビニのWi-Fiを使ったら、閲覧履歴がバレる?」「検索したサイトが誰かに見られていないか心配…」このような不安を感じていませんか?
結論からお伝えすると、コンビニWi-Fiを利用すると、接続したデバイスの情報やアクセスしたサイトのURL等が記録される可能性があります。ただし、一般的にはこれらの情報がコンビニのスタッフや他の利用者に見られることはありません。
しかし、コンビニWi-Fiには通信が暗号化されていないものも多く、悪意のある第三者に通信内容を傍受されるリスクがあります。「バレる」かどうか以上に、セキュリティ面でのリスクを理解しておくことが重要です。
この記事では、コンビニWi-Fiで何がどこまでバレるのか、身元特定の可能性、セキュリティリスクと安全な使い方を詳しく解説します。安心してインターネットを利用するための対策もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
コンビニWi-Fiで「バレる」可能性があるもの
まず、コンビニWi-Fiを利用した際に、どのような情報が記録・取得される可能性があるのかを理解しましょう。
Wi-Fi提供者側に記録される情報
コンビニがフリーWi-Fiを提供する際、以下のような情報がログ(記録)として残る可能性があります。
接続履歴に関する情報として、接続したデバイスのMACアドレス(端末固有の識別番号)、接続日時・接続時間、割り当てられたIPアドレスなどが挙げられます。
通信に関する情報として、アクセスしたWebサイトのURL・ドメイン、通信データ量、利用したアプリケーションの種類などが記録される場合があります。
ただし、具体的な検索キーワードや、閲覧したページの詳細な内容まで記録されているわけではありません。また、これらの情報は一般的にコンビニが厳重に管理しており、外部に漏れることは基本的にありません。
「バレない」もの
一方で、以下の情報はコンビニWi-Fi側では通常把握できません。
httpsで暗号化されたサイトの通信内容(送受信されるデータの中身)、ログインしたサービスのID・パスワード(通信内容が暗号化されている場合)、LINEやメールのメッセージ内容(アプリが暗号化している場合)、利用者の氏名・住所などの個人情報(登録していない限り)などは、通常はWi-Fi提供者には見えません。
登録時のメールアドレス・電話番号について
コンビニWi-Fiの多くは、初回接続時にメールアドレスの登録が必要です。このメールアドレスはWi-Fi提供者側に記録されますが、これだけで個人を特定することは困難です。
ただし、登録したメールアドレスと接続履歴を紐づけることは技術的に可能です。普段使いのメールアドレスで登録している場合は、その点を理解した上で利用しましょう。
コンビニWi-Fiで身元特定はされるのか?
「コンビニWi-Fiを使って、身元がバレることはあるのか?」という疑問について、より詳しく解説します。
通常の利用では身元特定されない
通常のインターネット利用であれば、コンビニWi-Fiを使っただけで身元が特定されることはありません。フリーWi-Fiに接続した際に記録されるのは、主にデバイスのMACアドレスやIPアドレスであり、これだけでは利用者の氏名や住所を特定することはできません。
警察の捜査では特定される可能性がある
ただし、刑事事件に発展した場合は別です。誹謗中傷や犯罪予告などの違法行為を行った場合、警察の捜査により身元が特定される可能性があります。
警察には捜査権限があるため、以下のような流れで身元特定が進められることがあります。まず、コンビニWi-FiのIPアドレスから接続日時を特定します。次に、店舗の防犯カメラ映像と照合します。さらに、デバイスのMACアドレスから機種を特定します。そして、場合によっては他の証拠と組み合わせて個人を特定します。
コンビニには防犯カメラが設置されているため、「いつ・誰が・どの端末で」接続したかを、捜査によって特定できる可能性があるのです。
民事での発信者情報開示請求は困難
一方、民事上の問題(名誉毀損による損害賠償請求など)でフリーWi-Fi利用者を特定しようとする場合、特定が困難なケースが多いとされています。
一般的な発信者情報開示請求では、IPアドレスからプロバイダを特定し、プロバイダが保有する契約者情報を開示させる流れになります。しかし、フリーWi-Fiの場合、特定できるのはWi-Fiを管理している事業者(コンビニ等)の情報までであり、個人の特定には至らないケースがほとんどです。
とはいえ、「バレない」ことを前提に違法行為を行うことは絶対にやめましょう。
コンビニWi-Fiの4つのセキュリティリスク
「バレる」「バレない」以上に重要なのが、コンビニWi-Fiを利用する際のセキュリティリスクです。フリーWi-Fiには以下のような危険性があります。
リスク1:通信内容の盗聴・傍受
コンビニWi-Fiの多くは、通信が暗号化されていない「オープンネットワーク」です。暗号化されていない通信は、同じネットワークに接続している悪意のある第三者に傍受される可能性があります。
傍受されると、閲覧しているWebサイトの情報、入力したID・パスワード(暗号化されていないサイトの場合)、送受信したメールの内容、SNSの投稿内容などが見られてしまう危険性があります。
リスク2:偽のWi-Fiスポット(なりすまし)
悪意のある攻撃者が、正規のコンビニWi-Fiに似た名前の偽のWi-Fiスポットを設置することがあります。例えば、正規の「LAWSON_Free_Wi-Fi」に対して、「LAWS0N_Free_Wi-Fi」(Oが数字の0)のような紛らわしい名前で罠を仕掛けるのです。
偽のWi-Fiに接続してしまうと、通信内容がすべて攻撃者に筒抜けになり、個人情報やパスワードを盗まれる危険があります。
リスク3:中間者攻撃(MITM攻撃)
中間者攻撃とは、利用者とWebサイトの間に攻撃者が割り込み、通信内容を盗み見たり改ざんしたりする手法です。フリーWi-Fiは暗号化が不十分なため、この攻撃を受けやすい環境にあります。
中間者攻撃を受けると、正規のサイトにアクセスしているつもりでも、攻撃者が用意した偽サイトに誘導され、クレジットカード情報や口座情報を入力させられる危険があります。
リスク4:マルウェア感染
セキュリティが脆弱なフリーWi-Fiを経由して、マルウェア(悪意のあるソフトウェア)に感染するリスクもあります。マルウェアに感染すると、端末内の情報を盗まれたり、遠隔操作されたりする可能性があります。
コンビニWi-Fiの現状(2026年1月時点)
コンビニのフリーWi-Fiは、近年サービスの終了が相次いでいます。現在の状況を確認しましょう。
大手コンビニのWi-Fi提供状況
| コンビニ | Wi-Fiサービス | 状況 |
|---|---|---|
| ローソン | LAWSON Free Wi-Fi | 提供中 |
| セブン-イレブン | 7SPOT | 2022年3月終了 |
| ファミリーマート | Famima_Wi-Fi | 2022年8月終了 |
| ミニストップ | ミニストップWi-Fi | 2022年終了 |
2026年1月現在、大手コンビニで独自の無料Wi-Fiサービスを提供しているのはローソンのみとなっています。セブン-イレブン、ファミリーマート、ミニストップは2022年にサービスを終了しました。
サービス終了の理由
コンビニWi-Fiの終了が相次いだ理由として、以下が挙げられます。
利用者の減少については、スマートフォンのデータ通信プランが大容量化し、ギガ無制限プランも増えたことで、フリーWi-Fiを利用するニーズが減少しました。
セキュリティリスクについては、フリーWi-Fiは暗号化が不十分なものが多く、セキュリティ上の問題が指摘されていました。
運営コストについては、Wi-Fi設備の維持・管理には一定のコストがかかります。利用者が減少する中で、コストに見合わないと判断されました。
ローソンWi-Fiの接続方法
現在も提供されているローソンのフリーWi-Fiの接続方法を紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| SSID | LAWSON_Free_Wi-Fi |
| 料金 | 無料 |
| 登録 | メールアドレス(初回のみ) |
| 時間制限 | なし |
| 暗号化 | なし(オープンネットワーク) |
接続手順は以下の通りです。端末のWi-Fi設定をONにし、「LAWSON_Free_Wi-Fi」を選択します。Wi-Fi接続後、ブラウザを起動します。表示された画面の指示に従い、メールアドレスを入力します(初回のみ)。利用規約に同意すると、インターネットに接続されます。
コンビニWi-Fiを安全に使うための5つの対策
コンビニWi-Fiを利用する際は、以下の対策を実践することでセキュリティリスクを軽減できます。
対策1:VPNを利用する
最も効果的な対策はVPN(Virtual Private Network)の利用です。VPNを使うと、通信内容が暗号化されるため、第三者に傍受されても内容を解読されません。
VPNの仕組みとして、あなたの端末とVPNサーバーの間に暗号化されたトンネルを作り、その中を通信データが流れます。これにより、フリーWi-Fiの脆弱性をカバーし、安全な通信を実現します。
おすすめのVPNサービスとして、ノートンセキュアVPN(Norton)、ExpressVPN、NordVPN、Surfsharkなどが挙げられます。無料のVPNサービスもありますが、セキュリティ面で不安があるため、信頼できる有料サービスの利用をおすすめします。
対策2:httpsサイトのみ利用する
Webサイトを閲覧する際は、URLが「https://」から始まるサイトのみを利用しましょう。httpsで始まるサイトは通信が暗号化されているため、フリーWi-Fiでも一定の安全性が確保されます。
ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されていれば、httpsで接続されていることを確認できます。逆に、「http://」(sなし)のサイトでは個人情報の入力は避けましょう。
対策3:個人情報・金融情報の入力を避ける
フリーWi-Fi接続中は、以下のような重要な情報の入力は控えましょう。
クレジットカード番号、銀行口座情報、各種サービスのログインID・パスワード、住所・電話番号などの個人情報、ネットバンキングへのログインなどは、フリーWi-Fi接続中は避けるべきです。
これらの操作が必要な場合は、モバイルデータ通信(4G/5G)に切り替えるか、VPNを使用してから行いましょう。
対策4:正規のSSIDを確認する
Wi-Fiに接続する際は、正規のSSID(ネットワーク名)であることを必ず確認しましょう。偽のWi-Fiスポットは、正規の名前に似た紛らわしい名前を使っていることがあります。
不審なネットワークには接続しないことが重要です。また、自動接続機能をオフにしておくと、意図しないネットワークへの接続を防げます。
対策5:利用後はWi-Fiをオフにする
コンビニWi-Fiの利用が終わったら、端末のWi-Fi設定をオフにしましょう。Wi-Fiをオンのままにしていると、移動中に自動的に別のフリーWi-Fiに接続されてしまう可能性があります。
また、接続履歴(保存されたネットワーク)を定期的に削除することも有効です。
フリーWi-Fiが不安ならポケットWi-Fiがおすすめ
コンビニWi-Fiのセキュリティが心配な方や、外出先で安定したインターネット環境が必要な方には、ポケットWi-Fi(モバイルルーター)の利用がおすすめです。
ポケットWi-Fiのメリット
通信が暗号化されている
ポケットWi-Fiは自分専用の回線を使用するため、通信が暗号化されています。フリーWi-Fiのような傍受リスクがなく、安心してインターネットを利用できます。
どこでも使える
コンビニの店内だけでなく、電車内やカフェ、公園など、どこでもインターネットに接続できます。
通信速度が安定している
フリーWi-Fiは多くの人で回線を共有するため、混雑時に速度が低下しやすいですが、ポケットWi-Fiなら自分専用の回線で安定した速度を確保できます。
フリーWi-FiとポケットWi-Fiの比較
| 項目 | コンビニWi-Fi | ポケットWi-Fi |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 月額3,000〜5,000円程度 |
| 通信の暗号化 | なし(多くの場合) | あり |
| 通信速度 | 混雑時に低下 | 安定 |
| 利用場所 | 店内のみ | どこでも |
| 個人情報入力 | リスクあり | 安心 |
| 接続の手間 | 毎回ログインが必要 | 自動接続可能 |
おすすめのポケットWi-Fi
ポケットWi-Fiを検討する際は、WiMAX +5Gがおすすめです。データ容量無制限で高速通信が可能なため、外出先でも自宅でも快適にインターネットを利用できます。
BIGLOBE WiMAX +5Gなら、24ヶ月間の月額割引で月額3,278円から利用可能。契約期間の縛りもなく、気軽に始められます。
よくある質問(FAQ)
Q1:コンビニWi-Fiを使うと、閲覧履歴がコンビニ店員にバレますか?
いいえ、コンビニ店員が利用者の閲覧履歴を見ることはできません。Wi-Fiの管理は本部やシステム管理者が行っており、店舗スタッフがアクセスできる仕組みにはなっていません。ただし、システム管理者レベルでは接続ログを確認できる可能性があります。
Q2:コンビニWi-Fiで検索した内容は、他の利用者にバレますか?
通常の利用では、他の利用者に検索内容がバレることはありません。ただし、暗号化されていないフリーWi-Fiでは、悪意のある攻撃者が通信内容を傍受する可能性があります。VPNを使用するか、httpsサイトのみを利用することで対策できます。
Q3:コンビニWi-Fiを使って違法行為をした場合、身元はバレますか?
警察の捜査が入った場合、身元が特定される可能性があります。コンビニには防犯カメラが設置されており、接続日時とカメラ映像を照合することで個人を特定できる場合があります。違法行為は絶対にやめましょう。
Q4:シークレットモード(プライベートブラウズ)を使えば安全ですか?
シークレットモードは端末にブラウザの履歴を残さない機能であり、通信の安全性を高めるものではありません。フリーWi-Fiでの通信傍受リスクはシークレットモードを使っても変わりません。安全性を高めるにはVPNの使用が効果的です。
Q5:コンビニWi-Fiでネットバンキングを使っても大丈夫ですか?
おすすめしません。ネットバンキングでは口座情報やパスワードなど重要な情報を入力するため、暗号化されていないフリーWi-Fiでの利用はリスクが高いです。どうしても利用する場合はVPNを使用し、必ず銀行の公式アプリを使いましょう。
Q6:VPNを使えばコンビニWi-Fiでも安全ですか?
VPNを使用することで、通信内容を暗号化し、傍受されるリスクを大幅に軽減できます。ただし、偽のWi-Fiスポットに接続してしまった場合など、VPNだけでは防げないリスクもあります。正規のSSIDであることを確認した上でVPNを使用するのがベストです。
Q7:セブン-イレブンやファミマではWi-Fiは使えませんか?
セブン-イレブンの「7SPOT」は2022年3月、ファミリーマートの「Famima_Wi-Fi」は2022年8月にサービスを終了しています。現在、大手コンビニで独自のフリーWi-Fiを提供しているのはローソンのみです。d Wi-Fiやau Wi-Fiスポットなど、キャリア系のWi-Fiが使える店舗もあります。
Q8:無料のVPNは使っても大丈夫ですか?
無料のVPNは、運営元が不明確なものやセキュリティが脆弱なものもあるため、注意が必要です。中には利用者のデータを収集・販売しているサービスもあります。安全性を重視するなら、ノートンやExpressVPNなど、信頼できる企業の有料VPNサービスをおすすめします。
まとめ:コンビニWi-Fiは便利だがリスクを理解して使おう
コンビニWi-Fiを利用した場合、接続したデバイスの情報やアクセス先のURL等が記録される可能性がありますが、一般的にはこれらの情報がコンビニ店員や他の利用者にバレることはありません。
ただし、コンビニWi-Fiには以下のようなセキュリティリスクがあることを理解しておく必要があります。通信内容の盗聴・傍受のリスク、偽のWi-Fiスポット(なりすまし)のリスク、中間者攻撃のリスク、マルウェア感染のリスクなどがあります。
安全に利用するための対策として、VPNを利用して通信を暗号化する、httpsサイトのみを利用する、個人情報・金融情報の入力を避ける、正規のSSIDであることを確認する、利用後はWi-Fiをオフにするなどの方法があります。
「バレる」かどうかを気にするよりも、セキュリティリスクを正しく理解し、適切な対策を講じることが重要です。フリーWi-Fiに不安がある方は、自分専用のポケットWi-Fiの利用を検討してみてください。

