海外旅行でeSIMを契約して安心していたのに、現地のフリーWi-Fiでクレジットカード情報が漏れそうになった——。そんなトラブルを防ぐカギがVPN(仮想プライベートネットワーク)との併用です。
「eSIMがあればVPNなんて要らないでしょ?」と思うかもしれません。結論から言うと、eSIM単体ではカバーしきれないリスクが3つあります。フリーWi-Fi利用時のセキュリティ、海外から日本の動画サービスへのアクセス、そして中国をはじめとするネット検閲国での回線規制です。
この記事では、eSIMとVPNを併用すべき具体的な場面、おすすめVPN3社の比較、そしてiPhone・Androidでの設定手順までまとめて解説します。出発前にこの記事を読んでおけば、海外でのネット環境に悩むことはなくなるはずです。

eSIMとVPNは「通信回線」と「セキュリティの鎧」のような関係です。eSIMで道路を通り、VPNで装甲車に乗るイメージですね。それぞれの役割を知っておくだけで、海外での安心感がまったく変わりますよ。
そもそもeSIMとVPNは何が違う?基礎知識を整理
eSIMの役割:海外でインターネットに接続する手段
eSIM(Embedded SIM)は、スマートフォン本体に内蔵されたSIMチップに、通信事業者の契約情報(プロファイル)をダウンロードして使う仕組みです。従来の物理SIMカードを差し替える必要がなく、出発前にオンラインで購入・設定できる手軽さが魅力です。
・物理SIMの差し替え不要で手軽
・日本にいるうちにQRコードやアプリで設定完了
・Airalo、trifa、Holaflyなど旅行向けeSIMサービスが豊富
・iPhone XS以降、Google Pixel 3a以降など多くのスマホが対応
つまりeSIMの仕事は「海外でインターネットにつなぐこと」です。通信の暗号化やIP偽装といったセキュリティ機能は、eSIM自体には備わっていません。
VPNの役割:通信を暗号化し、IPアドレスを隠す技術
VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上に仮想の専用回線を作り出す技術です。VPNを使うと、自分の端末とVPNサーバーの間の通信が暗号化され、第三者からはデータの中身を読み取れなくなります。
VPNは「暗号化されたトンネル」のようなものです。あなたのスマホとVPNサーバーの間にトンネルを作り、その中をデータが通ります。外から覗いてもトンネルの中身は見えないため、フリーWi-Fiでも安全に通信できます。さらに、VPNサーバーを経由することで、自分のIPアドレス(ネット上の住所)を別の国のものに変えることもできます。
VPNを使えば、海外にいても「日本のIPアドレス」でアクセスするように見せかけることが可能です。これにより、海外からは視聴できないTVerやU-NEXTなどの動画配信サービスを利用できるようになります。
eSIMとVPNの違いを一覧で比較
| 比較項目 | eSIM | VPN |
|---|---|---|
| 主な役割 | 海外でネット接続を確保 | 通信の暗号化・IP偽装 |
| セキュリティ機能 | なし(通信は暗号化されない) | あり(通信データを暗号化) |
| 日本コンテンツの視聴 | 不可(海外IPでアクセス) | 可(日本IPに偽装可能) |
| ネット検閲の回避 | 一部eSIMは対応(国外経由型) | 対応(暗号化で検閲を回避) |
| 料金目安 | 3日〜7日で500〜2,000円程度 | 月額396円〜(長期プラン) |
| 設定の手軽さ | QRコード読み取りで簡単 | アプリを入れてワンタップ接続 |
※ 料金は各サービスの公式情報に基づく目安です。為替レート・プランにより変動します。
この表のとおり、eSIMとVPNは役割が根本的に異なります。eSIMが「ネットへの入口」を提供し、VPNが「入口の先の安全」を確保する関係です。そのため、eSIMとVPNは対立するものではなく、併用することで海外の通信環境が万全になるのです。
海外旅行でeSIMとVPNを併用すべき3つの場面
eSIM単体では対応しきれないリスクは「フリーWi-Fi利用時」「日本コンテンツ視聴時」「ネット検閲国への渡航時」の3つです。
場面①:ホテルやカフェのフリーWi-Fiを使うとき
海外旅行中、eSIMのデータ容量を節約するために、ホテルやカフェのフリーWi-Fiに接続する場面は多いはずです。しかし、パスワード不要のフリーWi-Fiや、共有パスワードで誰でもつなげるWi-Fiには、通信傍受のリスクがあります。
具体的にリスクが高いのは、空港のフリーWi-Fi、ホテルのロビーWi-Fi、カフェや飲食店のWi-Fi、駅や公共施設のWi-Fiなどです。これらを使ってオンラインバンキングやネットショッピングを行うのは特に危険です。
VPNを使えば、フリーWi-Fiに接続していても通信がすべて暗号化されるため、第三者に中身を覗かれる心配がなくなります。eSIMのデータ容量を温存しつつ、フリーWi-Fiを安全に使えるようになるのがVPN併用の大きなメリットです。



総務省も「公衆無線LANの利用にはVPN等のセキュリティ対策が有効」と案内しています。海外のフリーWi-Fiは日本以上にセキュリティが甘いケースが多いので、VPNは必須と考えてください。
場面②:海外から日本の動画・Webサービスを使いたいとき
海外にいると、TVerやU-NEXT、日本版のAmazonプライムビデオ、ABEMA、DMMなど、多くの日本向けサービスが利用できなくなります。これは各サービスが著作権の関係で「日本国内のIPアドレスからのアクセス」に限定しているためです。
eSIMで海外の通信回線に接続すると、IPアドレスは現地のものになります。そのため、日本限定のコンテンツにアクセスしようとすると「お住まいの地域ではご利用いただけません」というエラーが表示されるのです。
動画配信:TVer、U-NEXT、ABEMA、日本版Netflix、日本版Amazonプライムビデオ、Lemino、dアニメストア、NHKプラスなど
決済・ショッピング:PayPay、メルカリ、楽天市場の一部機能
音楽・ラジオ:radiko
ゲーム:ウマ娘、ドラクエ10など一部タイトル
VPNで日本のサーバーを経由すれば、IPアドレスが日本のものに切り替わるため、これらのサービスにアクセスできるようになります。旅行先のホテルでTVerのドラマを観たい、radikoで日本のラジオを聴きたいという方にとって、VPNは「海外にいながら日本のネット環境を再現するツール」として機能します。
場面③:中国やベトナムなどネット検閲のある国に行くとき
中国、ベトナム、ミャンマー、イランなど、一部の国ではインターネットの検閲が行われています。中でも中国の「グレートファイアウォール(金盾)」は有名で、LINE、Google検索、YouTube、Instagram、X(旧Twitter)などが使えません。
VPNを使えば、通信を暗号化して検閲システムを回避し、LINEやGoogleを通常どおり使えるようになります。ただし、中国ではVPN自体がブロックされていることもあるため、中国で実績のあるVPNサービスを選ぶことが重要です。後述するMillenVPNとスイカVPNは中国での接続実績があり、中国旅行には特に適しています。
VPN不要なケースも知っておこう
一方で、以下のケースではVPNがなくても問題ありません。
- eSIMのモバイルデータ通信のみでフリーWi-Fiを使わない場合
- 日本の動画配信サービスを海外で視聴する予定がない場合
- 渡航先がネット検閲のない国(アメリカ、ヨーロッパ各国、韓国、台湾など)の場合
eSIMだけで十分かVPNも必要かは、渡航先と旅行中にやりたいことで決まります。次のセクションでは、「自分にはVPNが必要なのか」を判断するためのチェックリストを用意しました。
あなたにVPNは必要?かんたんチェックリスト
- ホテルやカフェのフリーWi-Fiを使う予定がある
- 旅行先でTVerやU-NEXT、ABEMAなど日本の動画を見たい
- 旅行先でradiko(ラジオ)を聴きたい
- 渡航先が中国・ベトナム・ミャンマーなどネット検閲のある国
- オンラインバンキングやネットショッピングをフリーWi-Fiで使う可能性がある
- 仕事のメールやクラウドサービスにアクセスする予定がある
1つでも当てはまった方は、VPNを準備しておくのが安心です。特に上から4つ目の「ネット検閲のある国への渡航」は、VPNがないとLINEやGoogleすら使えなくなる可能性があるため、優先度が高い項目です。



旅行の安心保険と同じ感覚で考えてみてください。VPNは月額396円〜、旅行期間だけなら638円(7日間)です。万が一の情報漏洩やコンテンツ制限で困ったときの保険料としては十分安いですよね。
海外旅行におすすめのVPN3社を徹底比較
海外旅行向けVPNは「日本語対応・短期プランの有無・中国での接続実績」で選ぶのが失敗しないコツです。
VPNサービスは数多くありますが、海外旅行で使うことを考えると、日本語対応でサポートが充実しているサービスを選ぶのが鉄則です。ここでは、海外旅行者に特におすすめの3社を比較します。
| 比較項目 | ★MillenVPN(イチオシ) | NordVPN | スイカVPN |
|---|---|---|---|
| 運営会社の国 | 日本(アズポケット株式会社) | パナマ(Nord Security) | 日本(株式会社MAJ Tech) |
| 旅行向け短期プラン | ◎ 7日638円〜 | △ 1ヶ月プランのみ | ○ 1ヶ月1,097円 |
| 長期プラン(2年)月額 | 396円(税込) | 約540円〜(ベーシック) | 878円 |
| 同時接続台数 | 10台 | 10台 | 50台 |
| サーバー設置国数 | 72ヶ国以上 | 118ヶ国以上 | 25ヶ国 |
| 中国での接続実績 | ◎ 実績あり | ○ 難読化サーバー対応 | ◎ 実績あり |
| 日本語サポート | ◎ 完全日本語 | ○ 日本語対応あり | ◎ 完全日本語 |
| 返金保証 | 30日間(サブスクプランのみ) | 30日間 | 30日間 |
| ノーログポリシー | 対応 | 対応(第三者監査済み) | 非対応 |
| 対応デバイス | Windows/Mac/iOS/Android/Fire | Windows/Mac/iOS/Android/Linux等 | Windows/Mac/iOS/Android |
※ 料金は各サービス公式サイトの情報に基づきます(2026年2月時点)。為替レート・キャンペーンにより変動する場合があります。最新の料金は必ず公式サイトでご確認ください。
この3社は海外旅行での利用実績が豊富で、いずれもスマホアプリからワンタップでVPN接続できます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
MillenVPN(ミレンVPN):旅行者にイチオシの国産VPN
MillenVPN(ミレンVPN)
日本企業運営の安心感 × 旅行向けワンタイムプラン × 中国接続実績。海外旅行でVPNを初めて使う方に最適です。
運営:アズポケット株式会社(日本)
サブスクプラン:2年プラン 月額396円(税込) / 1年プラン 月額594円(税込)
ワンタイムプラン:7日間 638円 / 15日間 1,078円 / 30日間 1,738円(すべて税込)
暗号化方式:256ビットAES暗号化(金融機関レベル)
サーバー:72ヶ国以上・2,000台以上
同時接続:デバイス数無制限(サブスクプラン)
MillenVPNが海外旅行者にイチオシの理由は、「ワンタイムプラン」の存在です。7日間638円、15日間1,078円と、旅行期間だけ使い切れるプランが用意されているのは、他の大手VPNにはない大きな強みです。
運営元のアズポケット株式会社は、レンタルサーバー「mixhost」を運営する日本企業です。総務省への届出も行っている合法的なサービスで、日本語のサポートも完備しています。VPNは海外企業が運営するサービスが多い中、日本の法律に基づいて運営されている安心感は、初めてVPNを使う方にとって大きなメリットです。
- 旅行期間だけ使えるワンタイムプラン(7日638円〜)
- 日本企業運営で完全日本語対応
- 中国での接続実績あり
- 256ビットAES暗号化で高セキュリティ
- サーバー設置国数はNordVPNより少ない(72ヶ国 vs 118ヶ国)
- ワンタイムプランは30日間返金保証の対象外
- サブスクプランの更新時は通常料金(月額1,045円程度)に戻る
- 海外旅行で初めてVPNを使う方
- 1週間〜2週間の旅行で、期間だけ使い切りたい方
- 中国・ベトナムなどネット検閲のある国に渡航する方
- 日本語サポートを重視する方
NordVPN:世界トップクラスのセキュリティ重視派向け
運営:Nord Security(パナマ)
ベーシックプラン:2年 月額約540円 / 1年 月額約790円 / 1ヶ月 約1,920円
暗号化方式:256ビットAES暗号化 + NordLynxプロトコル
サーバー:118ヶ国以上・7,400台以上
同時接続:最大10台
第三者監査:ノーログポリシーの独立監査済み
NordVPNは世界で1,400万人以上が利用するVPNサービスの最大手です。118ヶ国に7,400台以上のサーバーを展開しており、通信速度と安定性に定評があります。
セキュリティ面では、独自の「NordLynx」プロトコルを採用しており、高速でありながら強固な暗号化を実現しています。また、ノーログポリシー(通信記録を保存しない方針)は独立した第三者機関による監査を受けており、セキュリティを最優先に考える方にとっては最も信頼性の高い選択肢です。
- サーバー数・設置国数が業界トップクラス
- 独立監査済みのノーログポリシーで信頼性が高い
- NordLynxプロトコルで高速通信
- 難読化サーバーで検閲回避に対応
- 旅行向けの短期プランがない(最短1ヶ月約1,920円)
- 料金はドル建てのため為替で変動する
- 2年プラン更新時に通常料金へ大幅値上がりする
NordVPNの弱点は短期プランの価格です。1ヶ月プランは約1,920円と割高で、1週間の旅行だけのために契約するのはやや割高に感じます。ただし、今後も定期的に海外旅行する予定がある方や、普段からフリーWi-Fiを使う方であれば、2年プラン(月額約540円)で長期契約するほうがトータルでお得です。
- セキュリティを最優先に考える方
- 年に複数回海外旅行する方(長期プランならコスパ良好)
- 通信速度を重視する方
- VPNを仕事のセキュリティ対策にも使いたい方
スイカVPN:中国渡航・短期利用に強い国産VPN
運営:株式会社MAJ Tech(日本)
料金プラン:2年プラン 月額878円 / 1年プラン 月額938円 / 6ヶ月 988円/月 / 3ヶ月 1,048円/月 / 1ヶ月 1,097円
サーバー:25ヶ国・約47台
同時接続:最大50台
無料お試し:30日間の無料キャンセル期間あり
スイカVPNは日本企業が運営するVPNサービスで、特に中国での利用実績が豊富です。1ヶ月プランが1,097円と、NordVPNの1ヶ月プラン(約1,920円)と比較して手頃なため、短期の海外渡航にも使いやすい価格設定になっています。
最大の特徴は同時接続台数が50台と群を抜いて多いことと、30日間の無料キャンセル期間が設けられている点です。旅行で試して合わなければ無料でキャンセルできるため、「VPNが自分に必要かどうかわからない」という方でも気軽に試せます。
- 中国での接続実績が豊富
- 1ヶ月1,097円で短期利用しやすい
- 同時接続50台で家族旅行にも対応
- 30日間無料キャンセル期間あり
- サーバー数が47台と少なく、通信速度はやや劣る
- ノーログポリシー非対応
- 長期プランでも月額878円とMillenVPN・NordVPNより割高
- 中国への旅行・出張が目的の方
- まずは無料で試してから判断したい方
- 家族でVPNを共有したい方(同時接続50台)
【結論】あなたの状況別・おすすめVPNの選び方
3社の特徴を踏まえ、あなたの状況に合ったVPNを以下の条件分岐で整理しました。
MillenVPN がおすすめ
旅行期間だけ使えるワンタイムプラン(7日638円〜)があり、日本企業運営で安心。初めてVPNを使う方、1〜2週間の海外旅行の方に最適です。中国への渡航にも対応しています。
中国渡航がメインで、まずは無料で試したい方はスイカVPN(30日間無料キャンセル)も選択肢に入ります。
海外旅行のVPN選びで迷ったら、まずは公式サイトで自分の渡航先に対応しているか確認してみてください。
- 合う人
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初めてVPNを使う方・旅行期間だけ使いたい方・中国渡航者
- 確認項目
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ワンタイムプランの日数・対応デバイス・渡航先での接続実績
eSIM+VPNの設定手順【iPhone・Android別に解説】
eSIMとVPNの併用は、設定自体は難しくありません。eSIMの設定とVPNアプリのインストールを出発前に済ませておけば、現地ではVPNアプリをワンタップで接続するだけです。以下の手順で進めてください。
出発前にやること(日本にいるうちに完了させる)
MillenVPN・NordVPN・スイカVPNのいずれかの公式サイトからプランを選んで申し込みます。旅行期間だけ使うなら、MillenVPNのワンタイムプラン(7日638円〜)が便利です。申込後、すぐにアカウント情報がメールで届きます。
App Store(iPhone)またはGoogle Play(Android)から、契約したVPNサービスの公式アプリをダウンロードします。アプリを開いてログインし、正常に接続テストできるか確認しておきましょう。
Airalo、trifa、Holaflyなどの海外eSIMサービスで渡航先のプランを購入し、QRコードを読み取ってeSIMプロファイルをスマホにインストールします。この時点ではまだeSIMを「オン」にしないでください(出発前にアクティベートすると有効期限が始まってしまう場合があります)。
現地到着後の操作手順
iPhone:「設定」→「モバイル通信」→ インストールしたeSIMを選択→「この回線をオンにする」→「データローミング」をオンに。
Android:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→ eSIMを選択→「データローミング」をオンに。
eSIMでネットに接続できたら、VPNアプリを開きます。日本のコンテンツを見たい場合は接続先を「日本」に設定。フリーWi-Fiのセキュリティ対策だけなら「クイック接続(最速サーバー自動選択)」で十分です。ワンタップで接続が完了し、画面上部にVPN接続中のアイコンが表示されます。
ホテルやカフェのWi-Fiに切り替えるときは、接続前にVPNアプリが「接続中」になっていることを確認してください。VPNをオフにしたままフリーWi-Fiを使うと、通信が暗号化されない状態になるため注意が必要です。



操作は意外とかんたんで、慣れれば5秒で完了します。VPNアプリの「自動接続」機能をオンにしておくと、Wi-Fiに接続するたびに自動でVPNが有効になるので便利ですよ。
eSIM+VPN併用時の注意点とよくある失敗
VPNを使うとバッテリー消費が増える・一部アプリが使えなくなるなどの注意点があります。事前に把握しておけば慌てません。
注意点①:VPN接続中はバッテリー消費が増える
VPNは通信を暗号化する処理を行うため、通常よりもバッテリーの消費が早くなります。体感で1〜2割ほど消費が増える程度ですが、1日中使うならモバイルバッテリーを持参することをおすすめします。必要のない時間帯はVPNをオフにするのも有効です。
注意点②:VPN接続中は現地サービスが使えなくなる場合がある
VPNで日本サーバーに接続すると、IPアドレスが日本のものになるため、現地のサービス(現地の地図アプリ、現地限定のWebサイトなど)にアクセスできなくなることがあります。現地サービスを使いたい場合は、一時的にVPNをオフにするか、接続先を渡航先の国に切り替えましょう。
注意点③:無料VPNは避ける
注意点④:中国ではVPN自体がブロックされることがある
中国のグレートファイアウォールはVPN通信そのものを検知・ブロックする仕組みを持っています。そのため、すべてのVPNが中国で使えるわけではありません。中国に渡航する場合は、中国での接続実績が公式に確認できるMillenVPNやスイカVPNを選ぶのが安全です。NordVPNも「難読化サーバー」機能で対応していますが、接続の安定性は時期によって変動する場合があります。
注意点⑤:eSIMのデータ容量はVPN利用で若干増える
VPNの暗号化処理により、通信データ量がわずかに増加します(目安として5〜15%程度)。eSIMのデータプランが少量(1GB以下など)の場合は、VPN利用時のデータ消費に注意しましょう。フリーWi-Fi利用時のみVPNをオンにすれば、eSIMのデータ消費を抑えつつセキュリティを確保できます。
VPN利用者のリアルな口コミ・体験談
タイ旅行でeSIM(Airalo)とMillenVPNを併用しました。ホテルのWi-FiでTVerを観られたのが本当に嬉しかった!ワンタイムプラン7日間で638円はお得すぎます。設定も5分で終わりました。
中国出張でスイカVPNを使いました。eSIMの回線では普通にLINEが使えましたが、ホテルWi-Fiだとブロックされるので、VPNをオンにして回避。同時接続50台は同僚とシェアできて助かりました。
NordVPNの2年プランを契約して年3回の海外旅行で使っています。速度が速くてストレスゼロ。ただ1ヶ月プランだと2,000円近いので、旅行1回だけならMillenVPNのほうがコスパは良いと思います。
無料VPNを使ったら広告がひどくて全然使い物にならなかった……。結局MillenVPNの15日プランを現地で契約し直しました。最初から有料にしておけばよかったです。
よくある質問(FAQ)
eSIMとVPNの併用に関して、多くの方が気になるポイントをQ&A形式でまとめました。
- 海外旅行でeSIMを使うならVPNは必ず必要ですか?
-
必須ではありません。eSIMのモバイルデータ通信だけで過ごし、日本のコンテンツを視聴する必要がなく、ネット検閲のない国に行くならVPNなしでも問題ありません。ただし、フリーWi-Fiを使う予定がある場合はセキュリティの観点からVPN併用をおすすめします。
- eSIMとVPNを同時に使うと通信速度は遅くなりますか?
-
VPNの暗号化処理により若干の速度低下はありますが、MillenVPNやNordVPNのような大手サービスであれば体感では気にならないレベルです。動画視聴やSNS閲覧も問題なく行えます。
- VPNアプリは渡航先でもダウンロードできますか?
-
多くの国では可能ですが、中国などネット検閲のある国ではApp StoreやGoogle Playの一部機能が制限される場合があります。VPNアプリは必ず日本にいるうちにダウンロード・ログインまで完了させておいてください。
- VPNを使えば海外からNetflixの日本版を見られますか?
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VPNで日本サーバーに接続すれば、日本版Netflixのコンテンツにアクセスできる場合があります。ただし、Netflix側もVPN経由のアクセスを検知・ブロックする対策を行っているため、サービスの利用規約やVPN側の対応状況は最新情報を確認してください。
- 海外でVPNを使うのは違法ですか?
-
日本を含むほとんどの国でVPNの利用は合法です。ただし、中国やロシア、イラクなど一部の国では政府が承認していないVPNの利用に制限がかかるケースがあります。渡航先の法規制を事前に確認しておくことをおすすめします。
- MillenVPNのワンタイムプランは返金できますか?
-
MillenVPNのワンタイムプラン(7日・15日・30日)は30日間返金保証の対象外です。返金保証が適用されるのはサブスクプラン(1年・2年)のみとなります。旅行期間にあわせて最適な日数を選んで購入してください。
- eSIMのデータ容量をVPNで消費してしまいませんか?
-
VPNの暗号化処理により、通常よりデータ消費が5〜15%程度増加します。eSIMのデータ量が限られている場合は、フリーWi-Fi接続時のみVPNを利用し、モバイルデータ通信時はVPNをオフにするなど、使い分けることでデータ消費を抑えられます。
まとめ|eSIM+VPNで海外旅行のネット環境を万全に
VPN併用が必要な3つの場面:①フリーWi-Fi利用時のセキュリティ対策 ②海外から日本の動画・Webサービスを利用 ③中国などネット検閲国での規制回避。
おすすめVPN:旅行期間だけ使い切るならMillenVPN(7日638円〜)、セキュリティ重視で長期利用ならNordVPN(2年プラン月額約540円〜)、中国渡航+無料お試しならスイカVPN。
海外旅行の通信手段として、eSIMはもはや定番になりつつあります。しかし、eSIMだけではフリーWi-Fiのセキュリティリスクや日本コンテンツの視聴制限に対応できないことが、この記事でおわかりいただけたかと思います。
VPNはスマホにアプリを入れるだけで使えるシンプルなツールです。旅行期間だけのワンタイム契約なら、わずか638円で通信の安全と快適さを手に入れられます。出発前のたった5分の準備で、旅先でのネット環境のストレスがゼロになるなら、やらない理由はないのではないでしょうか。
まだVPNを使ったことがない方は、まずは公式サイトで自分の渡航先に対応しているか確認するところから始めてみてください。
あなたの渡航先・旅行スタイルに合ったVPNを、公式サイトで確認してみてください。
- 合う人
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初めてのVPN利用者・旅行期間だけ使いたい方・中国渡航者
- 確認項目
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ワンタイムプランの日数と料金・渡航先の接続実績・対応デバイス
海外旅行でeSIMとレンタルWi-Fiのどちらを選ぶか迷っている方は、海外旅行のeSIMとレンタルWi-Fiの比較記事もあわせてご覧ください。









