VPNとは?初心者が最初に知るべき基礎知識
VPNとは「Virtual Private Network(仮想プライベートネットワーク)」の略で、インターネット上に暗号化されたトンネルを作り、安全にデータをやりとりする仕組みです。
たとえば、カフェや空港のフリーWi-Fiに接続するとき、第三者があなたの通信内容を盗み見るリスクがあります。VPNを使えば通信が暗号化されるため、パスワードやクレジットカード情報が漏れる心配を大幅に減らせます。
VPNは「トンネリング」と「暗号化」の2つの技術で成り立っています。トンネリングとは、あなたのデバイスとVPNサーバーの間に専用の通信路を作ること。暗号化とは、通信データを第三者が読めない状態に変換することです。現在の主流はAES-256ビット暗号化で、これは政府機関や金融機関でも採用される高いセキュリティ水準です。
VPNを使う主な目的は、大きく3つに分けられます。
- セキュリティ対策:フリーWi-Fi利用時の通信保護、個人情報の漏洩防止
- 海外から日本のサービスを利用:動画配信やWebサービスへの地域制限(ジオブロック)を回避
- プライバシー保護:IPアドレスを隠して、広告トラッキングやアクセス履歴の追跡を防止
無料VPNと有料VPNの違い|無料VPNのリスクとは
VPNには無料サービスと有料サービスがありますが、セキュリティを重視するなら有料VPNを選ぶべきです。
2025年にセキュリティ企業Zimperiumが実施した調査では、800以上の無料VPNのうち約3分の2が脆弱なコードに依存しており、ユーザーのデータとプライバシーにリスクがあると報告されています(出典:CNET Japan)。
- AES-256ビットの強力な暗号化を採用
- ノーログポリシーで通信履歴を保存しない
- 高速かつ安定した通信品質
- 24時間対応のカスタマーサポート
- 暗号化が不十分で通信を盗聴される恐れ
- ユーザーデータを広告主に売却する事例
- 通信速度が遅く、データ容量に制限あり
- マルウェア感染リスクが高い

無料VPNは「タダで使える」ように見えて、実は個人情報というかたちで対価を支払っているケースが少なくありません。月数百円で安全を確保できる有料VPNのほうが、長い目で見ればコストパフォーマンスは高いといえます。
有料VPNの選び方|失敗しないための5つのチェックポイント
VPN選びでは「セキュリティ」「速度」「料金」「対応国・サーバー数」「日本語サポートの有無」の5項目を確認すれば、自分に合ったサービスが見つかります。
①セキュリティ:暗号化方式とノーログポリシー
VPNの最大の目的はセキュリティです。まず確認すべきは「暗号化方式」と「ノーログポリシー」の2点です。
暗号化方式はAES-256ビットが業界標準で、政府機関や金融機関でも採用されている水準です。ノーログポリシーとは、VPN事業者がユーザーの接続ログや通信内容を記録・保存しないことを約束する方針のこと。万が一、外部からデータ開示を求められても、提供するログ自体が存在しないため安全です。
②通信速度:プロトコルの種類がカギ
VPNを使うと通信にワンクッション入るため、一般的には速度がやや低下します。ただし、最新のVPNプロトコル(通信手順)を使えば体感できないレベルに抑えられます。
WireGuard / NordLynx:最新のプロトコルで、高速かつ軽量。NordVPNが採用する「NordLynx」はWireGuardをベースにした独自プロトコルです。
OpenVPN:長年の実績がある定番プロトコル。セキュリティは高いものの速度はWireGuardに劣ります。
IKEv2/IPSec:モバイル環境での再接続が速く、スマホ利用に適しています。
③料金:月額だけでなく更新後の料金もチェック
VPNの料金は契約期間で大きく変わります。2年プランなら月額300〜500円台のサービスが多いですが、更新時に通常料金へ戻るため、初回契約時と更新後の料金差を必ず確認してください。後ほどの比較表で各サービスの料金を一覧にしています。
④サーバー数・設置国数:用途に合わせて確認
サーバーが多く、設置国が広いほど、通信の安定性とアクセスできるコンテンツの幅が広がります。海外の動画配信サービスを利用したいなら、その国にサーバーがあるかどうかは必須チェック項目です。
⑤日本語サポート:トラブル時の安心感
海外VPNはサポートが英語のみの場合があります。VPN初心者や英語に不安がある方は、日本語対応のサービスを選ぶか、日本企業が運営するVPNを検討しましょう。
おすすめVPN4社を徹底比較|料金・速度・機能の一覧表
ここからは、アフィリエイト案件として取り扱いがあり、かつ個人利用で実績・評判ともに高い4つの有料VPNサービスを比較します。いずれも30日間の返金保証があるため、自分の環境に合うかどうかをリスクなく試せます。
| 項目 | ★ NordVPN | MillenVPN | Surfshark | スイカVPN |
|---|---|---|---|---|
| 運営拠点 | パナマ | 日本(アズポケット) | オランダ | 日本(MAJ Tech) |
| 月額料金(2年プラン) | 約540円〜 | 396円 | 約316円〜 | 878円 |
| 月額料金(1年プラン) | 約790円〜 | 594円 | 約514円〜 | 938円 |
| 月額料金(1ヶ月プラン) | 約1,920円〜 | 1,738円 | 約2,494円〜 | 1,097円 |
| サーバー数 | 7,400台以上 | 2,000台以上 | 3,200台以上 | 約50台 |
| 設置国数 | 118か国以上 | 100か国・137拠点 | 100か国以上 | 世界45都市 |
| 同時接続台数 | 10台 | 無制限 | 無制限 | 最大50台(条件あり) |
| 暗号化方式 | AES-256 | AES-256 | AES-256 | AES-256 |
| ノーログポリシー | ◎ 第三者監査あり | ○ | ◎ 第三者監査あり | △ 非対応 |
| 日本語サポート | ○ メール・チャット | ◎ 日本企業運営 | △ 限定的 | ◎ 日本企業運営 |
| 返金保証 | 30日間 | 30日間(サブスク) | 30日間 | 30日間 |
※ 表示価格は税込です。海外VPNの料金はドル建てのため為替レートにより変動します。最新の正確な料金は各公式サイトでご確認ください。



4社はいずれもAES-256暗号化・返金保証ありと基本的な安全性は共通です。差がつくのは「サーバー規模」「料金」「日本語対応」の3点。次のセクションでそれぞれの特徴を詳しく解説します。
おすすめVPN4社の詳細解説|メリット・デメリット・向いている人
「速度・機能の充実度ならNordVPN」「日本語サポート・コスパならMillenVPN」「台数無制限・最安ならSurfshark」「短期利用・中国対応ならスイカVPN」が選び方の基本軸です。
NordVPN|通信品質・セキュリティで業界トップクラス
運営:Nord Security(パナマ)|サーバー:7,400台以上 / 118か国以上|同時接続:10台|プロトコル:NordLynx・OpenVPN・IKEv2/IPSec|30日間返金保証
NordVPNは世界で最も利用者が多いVPNサービスの一つです。独自プロトコル「NordLynx」による高速通信と、7,400台を超える大規模サーバーネットワークが強みで、PCMagやCNETなど海外メディアからも高い評価を受けています。
セキュリティ面では、ノーログポリシーについて独立した第三者監査機関による検証を複数回受けており、「ログを保存していない」ことが実証されています。脅威対策Pro™機能では、マルウェアサイトのブロックや広告トラッカーの遮断も可能で、VPN以上のセキュリティツールとして機能します。
- 独自プロトコルNordLynxによる高速通信
- 118か国以上・7,400台超の大規模サーバー網
- 第三者監査済みのノーログポリシーで信頼性が高い
- 脅威対策Pro™で広告・マルウェアもブロック
- 同時接続は10台まで(家族多人数だとやや不足)
- 日本語サポートはあるが、海外企業のため細かい問い合わせはやや手間
- 更新時の料金が初回より高くなる(年間17,000円台〜)
NordVPNの料金プランは「ベーシック」「プラス」「コンプリート(アルティメット)」の3段階に分かれています。VPN機能だけなら「ベーシック」で十分ですが、広告ブロックやパスワード管理機能も使いたい方は「プラス」が適しています。
- 通信速度とセキュリティの両方を妥協したくない方
- 海外の動画配信サービス(Netflix、Hulu等)を幅広く利用したい方
- 第三者監査済みのノーログポリシーで安心して使いたい方
MillenVPN(ミレンVPN)|日本企業運営で安心・コスパ良好
運営:アズポケット株式会社(日本)|サーバー:2,000台以上 / 100か国・137拠点|同時接続:無制限|プロトコル:IKEv2・OpenVPN・OpenConnect|30日間返金保証(サブスクプラン)
MillenVPNは、日本のレンタルサーバー企業「mixhost」を運営するアズポケット株式会社が提供するVPNサービスです。日本企業による運営という安心感に加え、2年プラン月額396円(税込)という価格設定はコストパフォーマンスに優れています。
特徴的なのは「MillenVPN Native OpenConnect」という中国からの接続に特化した接続方式を無料オプションとして用意している点です。海外出張や中国赴任で日本のサービスにアクセスしたい方にとって、心強い選択肢になります。
また、ワンタイムプラン(7日間638円〜)を用意しているため、短期の海外旅行や出張時にサブスク契約なしで利用できるのも魅力です。
- 日本企業運営で日本語サポートが充実
- 2年プラン月額396円の低価格
- 同時接続台数が無制限(2024年11月〜)
- ワンタイムプランで短期利用にも対応
- サーバー台数はNordVPNやSurfsharkに比べて少ない(2,000台)
- 独自の高速プロトコルを持っていない
- 更新時は通常料金(月額1,045円〜)に上がる
- 日本語サポートを重視する方・VPN初心者
- 中国から日本のサービスにアクセスしたい方
- 短期の海外旅行でワンタイムプランを使いたい方
Surfshark(サーフシャーク)|同時接続無制限で最安クラス
運営:Surfshark B.V.(オランダ)|サーバー:3,200台以上 / 100か国以上|同時接続:無制限|プロトコル:WireGuard・OpenVPN・IKEv2|30日間返金保証
Surfsharkは2年プラン月額約316円〜(Starterプラン)と、今回比較した4社のなかで最も安い料金設定です。それでいて同時接続台数が無制限のため、家族全員のスマホ・PC・タブレットをすべて1つの契約でカバーできます。
広告ブロックやマルチホップVPN(2つのサーバーを経由する二重暗号化)など付加機能も豊富です。WireGuardプロトコル対応で通信速度も安定しています。
- 2年プラン月額約316円〜の業界最安クラス
- 同時接続台数が完全無制限
- 広告ブロック・マルチホップなど機能が充実
- 日本語サポートが限定的(ヘルプページは一部英語)
- ドル建て決済のため為替変動で実質料金が変わる
- 通信速度が時間帯によってやや不安定との口コミあり
- とにかく月額料金を抑えたいコスパ重視の方
- 家族全員分のデバイスを1契約でカバーしたい方
- 英語サポートに抵抗がなく、機能の豊富さを求める方
スイカVPN|短期契約に強い国産VPN
運営:株式会社MAJ Tech(日本)|サーバー:世界45都市・約50台|同時接続:最大50台(条件あり)|プロトコル:IKEv2・OpenConnect・PPTP/L2TP|30日間無料キャンセル
スイカVPNは日本企業が運営する国産VPNで、1ヶ月プラン1,097円と短期契約の料金が他社より割安です。NordVPNやSurfsharkの1ヶ月プランが2,000円前後であることを考えると、「1〜3ヶ月だけ使いたい」という短期利用者にとってメリットがあります。
OpenConnect方式に対応しており中国からの接続実績もあります。日本語の設定マニュアルが充実しているため、VPNに不慣れな方でもスムーズに始められます。
- 1〜6ヶ月の短期契約でも料金が割安
- 日本企業運営で日本語サポートが手厚い
- 中国からの接続実績あり
- サーバー台数が約50台と少なく、混雑時に速度低下の可能性
- ノーログポリシー非対応(日本の法律に準拠するスタンス)
- 2年プランでも月額878円と長期利用のコスパは他社に劣る
- 数ヶ月だけVPNを使いたい短期利用者
- 日本語でのサポート・マニュアルを最重視する方
- 中国渡航時の一時利用を検討している方
【用途別】あなたに最適なVPNはこれ!目的別おすすめ診断
おすすめ:NordVPN または MillenVPN
海外から日本の動画配信サービス(Netflix、Amazonプライム・ビデオ、TVer等)を視聴したい場合や、海外旅行中にLINEやGoogleを使いたい場合は、サーバー数が多く安定した接続を維持できるNordVPNが有力です。短期の旅行ならMillenVPNのワンタイムプラン(7日間638円〜)も選択肢に入ります。中国渡航の場合はMillenVPN Native OpenConnectが接続実績で定評があります。
上記以外の用途として、リモートワークで会社の指定VPNが不要な環境でセキュリティを強化したい場合や、海外のWebサービス・ゲームを利用したい場合にも、NordVPNやSurfsharkはサーバーの対応国が多いため対応しやすいです。



迷ったらNordVPNを選んでおけば、速度・セキュリティ・対応コンテンツの幅で不足を感じることはまずありません。料金を最重視するならSurfsharkかMillenVPNが候補になります。
VPNに関するよくある質問(FAQ)
VPN初心者が契約前に気になる疑問を先回りして解消します。不安なく始められるよう、具体的にお答えします。
- VPNを使うと通信速度は遅くなりますか?
-
わずかに低下しますが、NordLynxやWireGuardといった最新プロトコルを使えば体感できないレベルです。動画視聴やビデオ通話も問題なくおこなえます。VPN接続時に速度が大きく低下する場合は、接続先サーバーを変更すると改善するケースが多いです。
- VPNの利用は日本で合法ですか?
-
はい、日本においてVPNの利用は合法です。ただし、VPNを使って違法行為をおこなった場合は、その行為自体が法律に抵触します。VPN自体はあくまで通信を暗号化する技術であり、正当な利用(セキュリティ対策・プライバシー保護など)に問題はありません。
- 無料VPNでも大丈夫ですか?
-
セキュリティやプライバシー保護を目的とする場合、無料VPNはおすすめしません。多くの無料VPNはユーザーデータを広告主に提供して収益を得ており、暗号化レベルも低い傾向があります。月額300〜500円程度で利用できる有料VPNのほうが安全です。30日間の返金保証があるサービスなら、実質無料で試すこともできます。
- スマホでもVPNは使えますか?
-
はい、今回紹介した4社はすべてiOS・Androidに対応した専用アプリを用意しています。アプリをインストールしてログインするだけでVPN接続できるため、パソコンに詳しくない方でも簡単に使い始められます。
- VPNの返金保証はどのように利用しますか?
-
各社ともサポート窓口に連絡するだけで返金手続きができます。NordVPNやSurfsharkはライブチャットで「返金したい」と伝えれば数分で完了します。MillenVPNは公式サイトのサポートフォームから申請可能です。いずれも契約から30日以内であれば理由を問わず全額返金されます。
- NordVPNとMillenVPNはどちらがおすすめですか?
-
速度・セキュリティ・海外コンテンツへのアクセス範囲を重視するならNordVPNが有利です。日本語サポートの手厚さ・料金の安さ・短期利用のワンタイムプランを重視するならMillenVPNが適しています。中国からの接続を最優先にする場合もMillenVPN Native OpenConnectに定評があります。
- VPNを使うと海外から日本の動画配信サービスを視聴できますか?
-
日本のVPNサーバーに接続することで、日本国内のIPアドレスが付与されるため、多くの動画配信サービスにアクセスできます。ただし、動画配信サービス側がVPN接続を検知・ブロックする場合もあるため、確実な利用を求めるならサーバー数が多いNordVPNが有利です。
※ VPNの利用に関する法律は国によって異なります。渡航先の法規制については事前にご確認ください。
まとめ|目的に合ったVPNを選んで安全なインターネット環境を手に入れよう
この記事では、有料VPN4社を料金・速度・セキュリティ・サポートの4軸で比較しました。最後に、選び方のポイントを整理します。
- 速度・セキュリティ重視 → NordVPN(第三者監査済み・独自プロトコルで高速)
- 日本語サポート・コスパ重視 → MillenVPN(日本企業運営・月額396円〜)
- 家族利用・最安料金 → Surfshark(同時接続無制限・月額約316円〜)
- 短期利用・中国対応 → スイカVPN(1ヶ月1,097円・日本語マニュアル充実)
VPNは一度設定すればバックグラウンドで動くため、日常的に意識する必要はありません。フリーWi-Fiを頻繁に利用する方、海外旅行・出張が多い方、個人情報の保護を強化したい方は、早めに導入しておくことをおすすめします。
料金やキャンペーンは時期によって変動するため、気になるサービスがあれば以下から公式サイトで最新情報を確認してください。
どのVPNを選ぶか迷ったら、以下の2つから自分に合う方を選んでください。
- こんな人向け
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速度・セキュリティ・海外コンテンツの対応幅を重視する方
- 確認項目
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プラン別の料金・キャンペーン内容・対応デバイス









