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安いWi-Fiの罠10選|契約前に知るべき落とし穴と正しい選び方

目次

「安いWi-Fi」に飛びつく前に知っておくべきこと

「月額○○円〜」「業界最安値」といった広告に惹かれてWi-Fiを契約したものの、実際に使ってみると思わぬ落とし穴があった——そんな経験をした人は少なくありません。

安いWi-Fiサービスには、安い理由があります。その理由が自分にとって許容できるものなのか、それとも致命的なデメリットなのかを見極めることが、後悔しないWi-Fi選びの第一歩です。

この記事では、安いWi-Fiに潜む10の罠を具体的に解説し、罠を回避して本当にお得なサービスを選ぶ方法をお伝えします。契約前にこの記事を読むことで、数万円の損失を防げる可能性があります。

安いWi-Fiに潜む10の罠

Wi-Fiサービスが安く見える理由には、以下のような罠が隠れていることがあります。契約前に必ず確認しましょう。

罠1:最初の数ヶ月だけ安い「初月割引」のトリック

広告で大きく表示されている「月額○○円〜」という料金は、多くの場合、最初の1〜3ヶ月だけの割引価格です。4ヶ月目以降は通常料金に戻り、実際には他社と変わらない、もしくは高くなるケースがあります。

具体例

広告表示:月額1,980円〜
実態:1〜2ヶ月目は1,980円、3ヶ月目以降は4,980円
2年間の実質月額:約4,730円

回避策:契約期間全体での「実質月額」を計算して比較しましょう。(月額料金×契約月数−キャッシュバック等)÷契約月数で算出できます。

罠2:厳しいデータ容量制限

月額料金が安いWi-Fiサービスの中には、データ容量に厳しい制限があるものがあります。「月間20GB」「月間50GB」といった制限があると、動画視聴やビデオ会議が多い人にとっては全く足りません。

容量を超えると速度が128kbps〜1Mbps程度に制限され、Webサイトの閲覧すらストレスを感じるレベルになります。

データ容量の目安

YouTube(HD画質)1時間:約3GB
Netflix(標準画質)1時間:約1GB
Zoom会議1時間:約0.5〜1.5GB
Webサイト閲覧1時間:約0.1GB

回避策:自分の月間データ使用量を把握し、余裕を持った容量のプランを選びましょう。動画視聴が多い場合は100GB以上、または無制限プランがおすすめです。

罠3:「無制限」でも速度制限がある

「データ容量無制限」を謳っているサービスでも、短期間で大量のデータを使用すると速度制限がかかることがあります。「無制限=常に高速」ではないことを理解しておく必要があります。

また、回線混雑時には優先度が下げられ、速度が低下するサービスもあります。約款や重要事項説明書に小さく記載されていることが多いため、契約前に必ず確認しましょう。

回避策:契約前に約款や重要事項説明書で速度制限の条件を確認する、実際のユーザーの口コミで速度制限の実態を調べることが重要です。

罠4:高額な解約金・違約金

月額料金が安くても、解約時に高額な違約金が発生するサービスがあります。2〜3年の契約期間が設定されており、途中解約すると1〜2万円の違約金を請求されるケースも珍しくありません。

2022年7月の電気通信事業法改正により、違約金は月額料金の1ヶ月分を上限とするルールが導入されましたが、それ以前に契約したプランや、一部の例外には適用されないこともあります。

回避策:契約前に違約金の金額と発生条件を確認する、契約期間の縛りがないプランを選ぶことで解約時のリスクを減らせます。

罠5:端末代金の残債

「端末代金実質無料」のカラクリには注意が必要です。多くの場合、端末代金を36回や48回の分割払いにし、毎月の割引で相殺する仕組みになっています。

途中で解約すると、残りの分割代金を一括で支払う必要があります。例えば、端末代金71,280円を36回払いにしていて12ヶ月で解約した場合、残り24ヶ月分の約47,520円を一括で請求されます。

「実質無料」は「完全無料」ではありません。契約期間を満了しなければ、端末代金の負担が発生することを理解しておきましょう。

回避策:端末代金の総額と分割回数を確認し、途中解約時の残債を把握しておく。契約期間を全うできる見込みがない場合は、契約を慎重に検討しましょう。

罠6:隠れたオプション料金

契約時に「安心サポート」「端末補償」「セキュリティオプション」などのオプションが自動的に付けられていることがあります。これらは任意のはずですが、契約時の説明が不十分で気づかないまま加入しているケースも多いです。

オプション1つあたり月額300〜500円程度でも、複数加入していると月に1,000円以上の追加負担になります。

回避策:契約時にオプションの内容と料金を一つずつ確認する、不要なオプションは明確に断る、契約後に請求明細を確認して不要なオプションを解約しましょう。

罠7:キャッシュバックの受け取り条件が厳しい

「最大○万円キャッシュバック」という広告に惹かれて契約したものの、実際にはキャッシュバックを受け取れなかったという人は少なくありません。

キャッシュバックには以下のような落とし穴があります。

  • 受け取りまで1年以上かかる
  • 特定の期間に届くメールから手続きが必要(見逃すと無効)
  • 有料オプションへの加入が条件
  • 特定の支払い方法(クレジットカードのみなど)が条件
  • 契約から○ヶ月以上の継続利用が条件

回避策:キャッシュバックの受け取り条件と時期を詳細に確認する、手続きが簡単なサービスを選ぶ、受け取り時期をカレンダーに登録しておくなどの対策が有効です。

罠8:通信速度が遅い

安いWi-Fiサービスの中には、そもそも通信速度が遅いものがあります。特にクラウドSIM系のポケットWi-Fiや、MVNOが提供するサービスは、大手キャリアの回線を借りているため、回線混雑時に速度が低下しやすい傾向があります。

公式サイトに記載されている「最大○○Mbps」は理論値であり、実測はその10分の1以下になることも珍しくありません。

回避策:契約前に「みんなのネット回線速度」などで実測データを確認する、口コミで速度に関する評判を調べることが重要です。

罠9:エリアが限定的

安いサービスの中には、対応エリアが限定的なものがあります。特にWiMAXは都市部では問題なく使えても、地方や山間部ではエリア外になることがあります。

契約後にエリア外だと分かっても、初期契約解除制度(8日以内)を過ぎてしまうと解約に費用がかかります。

回避策:契約前に各サービスの公式サイトでエリアマップを確認する、スマートフォンで同じキャリアの電波状況を確認するなどの方法があります。

罠10:サポート体制が貧弱

月額料金が安いサービスは、サポート体制を簡素化することでコストを削減していることがあります。電話サポートがない、メールの返信が遅い、チャットボットしか対応していないなど、トラブル時に困るケースがあります。

特にWi-Fiに詳しくない初心者の方は、手厚いサポートがあるサービスを選んだほうが安心です。

回避策:サポート体制(電話、メール、チャット、店舗対応の有無)を確認する、口コミでサポートの評判を調べることが重要です。

Wi-Fiサービス別|よくある罠のパターン

Wi-Fiの種類によって、よくある罠のパターンが異なります。それぞれの特徴を把握しておきましょう。

光回線によくある罠

  • 工事費の罠:「工事費実質無料」でも途中解約で残債発生
  • オプション加入の罠:キャッシュバック条件に有料オプション加入が含まれる
  • プロバイダ料金別の罠:回線料金とプロバイダ料金が別で、合計すると高くなる
  • 工事待ちの罠:開通まで1〜2ヶ月かかる(その間ネットが使えない)

ホームルーターによくある罠

  • 端末残債の罠:36〜48ヶ月の分割払いで、途中解約すると高額請求
  • 速度の罠:「最大○Gbps」は理論値で、実測は大きく下回る
  • 登録住所の罠:登録した住所以外では使用できない(持ち運び不可)
  • 5Gエリアの罠:5G対応を謳っていても、実際は4Gエリアがほとんど

ポケットWi-Fiによくある罠

  • データ容量の罠:安いプランはデータ容量が少なく、すぐに制限がかかる
  • 速度の罠:クラウドSIM系は速度が不安定なことが多い
  • 海外利用の罠:「海外でも使える」が高額な追加料金がかかる
  • レンタルの罠:解約時に端末返却が必要で、返却しないと高額請求

罠を見抜くためのチェックリスト

Wi-Fiを契約する前に、以下のチェックリストで確認することをおすすめします。

契約前チェックリスト
  • 月額料金は契約期間全体で変わらないか?(初月割引の有無)
  • データ容量は自分の使用量に対して十分か?
  • 速度制限の条件は何か?(短期制限、混雑時制限など)
  • 契約期間と違約金はいくらか?
  • 端末代金の総額と分割回数は?途中解約時の残債は?
  • 強制加入のオプションはないか?
  • キャッシュバックの受け取り条件と時期は?
  • 実測速度の評判はどうか?
  • 自宅はサービスエリア内か?
  • サポート体制は十分か?

これらすべてを確認してから契約することで、罠に引っかかるリスクを大幅に減らせます。

本当にお得なWi-Fiの見分け方

安さに惑わされず、本当にお得なWi-Fiを見分けるポイントを解説します。

ポイント1:「実質月額」で比較する

月額料金だけで比較するのではなく、契約期間全体でかかる費用を「実質月額」として計算しましょう。

実質月額の計算方法

実質月額 =(初期費用 + 月額料金×契約月数 − キャッシュバック等の還元)÷ 契約月数

この計算で比較すると、月額料金が安く見えるサービスよりも、キャッシュバックが充実しているサービスのほうがお得なケースもあります。

ポイント2:スマホとのセット割を活用する

使用しているスマホのキャリアに合わせてWi-Fiサービスを選ぶと、セット割が適用されてスマホ料金が安くなります。

スマホキャリアおすすめWi-Fiセット割引額(月額)
ドコモドコモ光、ドコモ home 5G最大1,100円
au・UQモバイルauひかり、WiMAX最大1,100円
ソフトバンク・ワイモバイルソフトバンク光、ソフトバンクエアー最大1,100円

セット割は家族全員のスマホに適用されることが多いため、家族4人なら毎月最大4,400円の割引になります。Wi-Fiの月額料金がほぼ相殺されるケースもあります。

ポイント3:キャッシュバックの確実性を確認する

キャッシュバックは「もらえる前提」で考えないことが重要です。以下の条件を満たすサービスを選びましょう。

  • 受け取り時期が契約から6ヶ月以内
  • 手続きが簡単(申し込み時に口座登録で完了など)
  • 有料オプション加入が不要
  • 受け取り実績が口コミで確認できる

ポイント4:解約時のリスクを把握する

どんなに安くても、解約時に高額な費用が発生するサービスは避けたほうが無難です。特に以下の点を確認しましょう。

  • 違約金の金額(月額料金1ヶ月分以下が理想)
  • 端末残債の有無と金額
  • 工事費残債の有無と金額(光回線の場合)
  • 契約更新月(いつなら無料で解約できるか)

ポイント5:口コミで実態を確認する

公式サイトの情報だけでなく、実際に使っている人の口コミを確認することが重要です。特に以下の点に注目しましょう。

  • 実測速度はどれくらい出ているか
  • 速度制限は頻繁にかかるか
  • サポート対応の質はどうか
  • キャッシュバックはきちんと受け取れたか

「みんなのネット回線速度」などの速度測定サイトや、X(Twitter)での口コミ、価格.comのレビューなどが参考になります。

安くて安心なWi-Fiサービスの選び方

罠を回避しつつ、コストパフォーマンスの高いWi-Fiを選ぶためのポイントを、サービス種類別に解説します。

光回線を選ぶ場合

通信速度と安定性を最優先するなら光回線がおすすめです。工事は必要ですが、一度開通すれば長期間安定して使えます。

光回線を選ぶ際は、スマホとのセット割を活用するのが最もお得です。ドコモユーザーならドコモ光、auユーザーならauひかり、ソフトバンクユーザーならソフトバンク光を選ぶことで、毎月のスマホ代が割引されます。

また、工事費実質無料や高額キャッシュバックを実施しているプロバイダを選ぶと、さらにお得に契約できます。ただし、キャッシュバックの受け取り条件は必ず確認しましょう。

ホームルーターを選ぶ場合

工事ができない物件や、すぐにWi-Fi環境が必要な場合はホームルーターが便利です。コンセントに挿すだけで使えるため、手軽に導入できます。

ホームルーターを選ぶ際は、端末代金と契約期間のバランスに注意が必要です。36ヶ月以上使い続ける前提で契約しないと、端末残債が発生するリスクがあります。

通信品質を重視するならドコモ home 5G、コストパフォーマンスを重視するならWiMAXがおすすめです。詳細はドコモ home 5G公式サイトUQ WiMAX公式サイトでご確認ください。

ポケットWi-Fiを選ぶ場合

外出先でもWi-Fiを使いたい場合はポケットWi-Fiが選択肢になります。ただし、通信速度と安定性は光回線やホームルーターに劣ります。

ポケットWi-Fiを選ぶ際は、データ容量と速度制限の条件を重点的に確認しましょう。安いサービスはデータ容量が少なかったり、速度が不安定だったりするため、口コミでの評判確認が重要です。

速度を重視するなら5G対応のWiMAX、コストを抑えたいなら楽天モバイル(Rakuten WiFi Pocket)がおすすめです。

Wi-Fi種類別|実質月額比較表

主要なWi-Fiサービスの実質月額を比較しました。月額料金だけでなく、キャッシュバックや初期費用も考慮した「本当の安さ」を確認しましょう。

光回線の実質月額比較

サービス月額料金(戸建て)工事費実質月額目安
ドコモ光5,720円実質無料約4,500円〜
auひかり5,610円実質無料約4,000円〜
ソフトバンク光5,720円実質無料約4,500円〜
NURO光5,200円実質無料約4,000円〜

実質月額は契約する代理店やプロバイダによって異なります。キャッシュバック金額や適用されるキャンペーンによって変動するため、詳細は公式サイトでご確認ください。

ホームルーターの実質月額比較

サービス月額料金端末代金実質月額目安
ドコモ home 5G4,950円実質無料約4,500円〜
WiMAX4,268円〜実質無料約3,800円〜
ソフトバンクエアー5,368円実質無料約4,500円〜

よくある質問(FAQ)

安いWi-Fiは品質が悪いですか?

必ずしもそうとは限りません。ただし、安いサービスにはデータ容量制限、速度制限、サポート体制の簡素化などのトレードオフがあることが多いです。安さの理由を理解し、自分にとって許容できる範囲かどうかを判断することが重要です。

Wi-Fiの「実質無料」は本当に無料ですか?

「実質無料」は完全無料ではありません。多くの場合、端末代金や工事費を分割払いにし、毎月の割引で相殺する仕組みです。契約期間を満了すれば実質的に無料になりますが、途中解約すると残債を一括で支払う必要があります。

キャッシュバックは本当にもらえますか?

キャッシュバックは条件を満たせばもらえますが、受け取れなかったという人も少なくありません。受け取り時期が契約から1年以上先、特定の期間に届くメールからの手続きが必要など、条件が厳しいケースがあります。契約前に受け取り条件を詳細に確認しましょう。

最も安いWi-Fiはどれですか?

月額料金だけで見れば、一部のポケットWi-FiやクラウドSIM系のサービスが安いです。ただし、実質月額(キャッシュバック等を考慮した総コスト)で比較すると、光回線やホームルーターのほうがお得なケースもあります。利用用途や通信量に合わせて選ぶことが重要です。

Wi-Fiの解約金は払わなくていい方法はありますか?

契約更新月(更新期間)に解約すれば違約金は発生しません。また、乗り換え先のサービスが違約金を負担してくれるキャンペーンを実施している場合もあります。契約前に解約条件を確認し、更新月をカレンダーに登録しておくことをおすすめします。

Wi-Fiの契約でだまされたらどうすればいいですか?

契約から8日以内であれば「初期契約解除制度」を利用して無条件で解約できます。8日を過ぎている場合は、まず契約先に相談し、解決しない場合は消費生活センター(188)に相談しましょう。重要事項説明が不十分だった場合など、契約の有効性を争える可能性があります。

光回線とホームルーター、どちらが安いですか?

月額料金はほぼ同程度ですが、光回線は工事費がかかる場合があります。ただし、工事費実質無料キャンペーンを利用すれば、トータルコストは変わりません。通信品質は光回線のほうが優れているため、長期利用するなら光回線がおすすめです。

安いWi-Fiを選んで後悔しないためには?

月額料金だけでなく、実質月額で比較すること、データ容量や速度制限の条件を確認すること、解約時のリスク(違約金、端末残債)を把握すること、口コミで実態を確認することが重要です。契約前にこの記事のチェックリストで確認することをおすすめします。

まとめ:安いWi-Fiの罠を回避して賢く契約しよう

この記事では、安いWi-Fiに潜む10の罠と、罠を回避して本当にお得なサービスを選ぶ方法を解説しました。

記事のポイント

安いWi-Fiの主な罠:初月割引のトリック、データ容量制限、高額な解約金・端末残債、キャッシュバックの受け取り条件、通信速度の遅さなど

本当にお得なWi-Fiの見分け方:実質月額で比較する、スマホとのセット割を活用する、キャッシュバックの確実性を確認する、解約時のリスクを把握する

契約前の確認事項:月額料金の変動、データ容量、速度制限条件、違約金、端末残債、オプション料金、キャッシュバック条件、実測速度、エリア、サポート体制

「安い」という言葉に惑わされず、総合的なコストと自分の利用スタイルに合ったサービスを選ぶことが、後悔しないWi-Fi選びの秘訣です。

契約前にこの記事のチェックリストで確認し、不明点があれば公式サイトやサポートに問い合わせましょう。少しの手間をかけることで、数万円の損失を防ぎ、快適なインターネット環境を手に入れられます。

Wi-Fi選びで迷った場合は、まずスマホキャリアに合わせた光回線やホームルーターを検討することをおすすめします。セット割を活用することで、結果的に最もお得になるケースが多いです。

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