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3階建て・広い家向け|メッシュWi-Fi vs 中継機の正解はどっち?【2026年最新】

「リビングに置いたWi-Fiルーターの電波が、2階の寝室や3階の子ども部屋に届かない…」そんな悩みを抱えていませんか?

広い家や3階建て住宅でWi-Fiの電波を隅々まで届かせるには、「中継機」か「メッシュWi-Fi」のどちらかを導入するのが一般的な解決策です。しかし、この2つの違いがよく分からず、どちらを選べばいいか迷っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、中継機とメッシュWi-Fiの仕組みの違いを分かりやすく解説し、あなたの家に最適なのはどちらかを判断できるようにします。「中継機で十分なケース」もしっかり紹介するので、無駄な出費を避けたい方もぜひ参考にしてください。

この記事の結論
電波が届かない部屋が1〜2部屋で予算を抑えたいなら「中継機」、3階建て以上・4LDK超・接続デバイス10台以上なら「メッシュWi-Fi」が正解です。迷ったらメッシュWi-Fiを選んでおくと失敗しにくいでしょう。
目次

中継機とは?仕組みとメリット・デメリット

このセクションの要点
中継機は既存ルーターの電波を再送信して範囲を広げる機器です。安価で導入しやすい反面、中継するごとに速度が低下するデメリットがあります。

中継機の仕組み

中継機(Wi-Fiエクステンダー)は、親機ルーターの電波を受け取り、それを再送信して電波の届く範囲を広げる機器です。

イメージとしては、「伝言ゲーム」のようなものです。親機が発した電波を中継機がキャッチし、そこからさらに遠くへ電波を飛ばします。これにより、親機だけでは届かなかった部屋にもWi-Fiを届けられるようになります。

中継機の仕組み(イメージ)

【親機ルーター】→ 電波 →【中継機】→ 電波 →【スマホ・PC】

※電波を「受信」して「再送信」するため、中継するごとに速度が低下します

中継機のメリット

  • 価格が安い:3,000円〜10,000円程度で購入可能。コストを抑えたい人に最適
  • 既存のルーターをそのまま使える:今使っているルーターに追加するだけでOK。ルーターの買い替え不要
  • 設定が比較的簡単:WPSボタンを押すだけで接続できる製品も多い

中継機のデメリット

  • 速度が低下する:電波を中継するたびに通信速度が半減することも。動画視聴やオンラインゲームには不向きな場合あり
  • ネットワーク名(SSID)が別になることがある:親機と中継機で別のネットワーク名になり、部屋を移動するたびに手動で切り替えが必要な場合も
  • 設置場所の最適化が難しい:親機から遠すぎると電波が弱く、近すぎると中継の意味がない。最適な場所を見つけるのに試行錯誤が必要

中継機は「電波を受けて再送信する」仕組みのため、中継するごとに速度が落ちるという点を理解しておきましょう。1台の中継機なら問題ないことが多いですが、2台以上を数珠つなぎにすると速度低下が顕著になります。

「中継機を導入したのに効果が感じられない」という声も少なくありません。設置場所や親機との相性で効果が変わるため、導入前に知っておきたいポイントはWi-Fi中継器は意味ない?効果が出ない原因と本当の解決策の記事で詳しく解説しています。

メッシュWi-Fiとは?仕組みとメリット・デメリット

このセクションの要点
メッシュWi-Fiは複数ユニットが連携して家全体を1つのネットワークでカバーする仕組みです。速度低下が少なくシームレスに接続できる反面、価格は中継機の数倍かかります。

メッシュWi-Fiの仕組み

メッシュWi-Fiは、複数のユニット(端末)が互いに連携して、家全体を1つの大きなWi-Fiネットワークとしてカバーする仕組みです。

中継機が「伝言ゲーム」だとすれば、メッシュWi-Fiは「チームプレー」のイメージです。複数のユニットがお互いに通信し合い、その時点で最も電波状態の良い経路を自動的に選んでデータを送ります。

メッシュWi-Fiの仕組み(イメージ)

【ユニットA】⇔【ユニットB】⇔【ユニットC】

※すべてのユニットが相互に通信し、最適な経路を自動選択。1つのネットワークとして動作します

メッシュWi-Fiのメリット

  • 家中どこでもシームレスに接続:1つのネットワーク名(SSID)で、部屋を移動しても自動的に最適なユニットに切り替わる
  • 速度低下が少ない:専用の通信経路(バックホール)を持つ製品なら、中継機のような速度低下がほとんどない
  • 自動で最適化:電波状況を自動的に判断し、最適な経路でデータを送信。設置後の調整がほぼ不要
  • 拡張性が高い:ユニットを追加するだけでカバー範囲を広げられる。引っ越しや増築にも対応しやすい

メッシュWi-Fiのデメリット

  • 価格が高い:2〜3台セットで20,000円〜50,000円以上。中継機の数倍のコストがかかる
  • 既存ルーターの買い替えが必要な場合が多い:メッシュWi-Fiは基本的にルーター機能を含むため、今のルーターをそのまま使えないことがある
  • オーバースペックになることも:狭い部屋や電波が届く範囲が限られている場合、メッシュWi-Fiは性能を持て余すことがある

メッシュWi-Fiは「高いけど快適」というイメージですね。ただ、最近は2万円前後のエントリーモデルも増えているので、以前ほど敷居は高くありません。

なお、IoTデバイス(スマートロック・見守りカメラなど)が増えてきた家庭では、メッシュWi-Fiに加えてWi-Fi HaLowという新しい規格も選択肢に入ります。詳しくはIoT化が進む家で選ぶべきメッシュWi-FiとHaLowの比較をご覧ください。

中継機 vs メッシュWi-Fi 比較表

このセクションの要点
価格・速度・利便性の観点で中継機とメッシュWi-Fiを比較しました。あなたの優先事項によって最適解が変わります

中継機とメッシュWi-Fiの違いを表で整理してみましょう。

比較項目中継機メッシュWi-Fi
価格 安い(3,000〜10,000円) 高い(20,000〜50,000円)
速度低下 中継するごとに低下 ほとんどなし
ネットワーク名(SSID) 別々になることがある 1つに統一
接続の切り替え 手動の場合あり 自動でシームレス
設定の難易度 比較的簡単 アプリで簡単
拡張性 2台以上は速度低下大 ユニット追加で拡張可能
既存ルーター そのまま使える 買い替えが必要な場合も
おすすめの広さ〜90㎡、2階建てまで90㎡〜、3階建て以上

※ 価格は2026年2月時点の市場価格です。製品により異なります。

どちらが優れているかは「家の広さ」「予算」「求める快適さ」によって変わります。次のセクションで、それぞれを選ぶべきケースを詳しく解説します。

中継機を選ぶべきケース

このセクションの要点
予算1万円以下で、電波が届かない部屋が1〜2部屋だけなら中継機で十分です。

以下のような状況に当てはまるなら、中継機で十分です。無理にメッシュWi-Fiを買う必要はありません。

中継機がおすすめの人
  • 予算を抑えたい:1万円以下で解決したい人
  • 電波が届かない部屋が1〜2部屋だけ:特定の部屋だけカバーすればOKな人
  • 今のルーターに満足している:ルーターは最新で、電波の範囲だけ広げたい人
  • 一時的な対策でOK:引っ越し予定がある、賃貸で長く住まないなど
  • 動画視聴やオンラインゲームをあまりしない:速度低下が気にならない使い方の人

中継機は「ピンポイントで電波を補強したい」という場合に最適です。家全体のWi-Fi環境を改善するというより、「あの部屋だけ電波が弱い」という悩みを解決するのに向いています。なお、電波は届いているのに速度が遅い場合は中継機では解決できないことがあります。電波は良いのにWi-Fiが遅い原因と対処法もあわせて確認してみてください。

また、賃貸住まいで一時的にネット環境が必要な方は、中継機の代わりに工事不要のホームルーターやポケットWi-Fiで手軽に解決できる場合もあります。

メッシュWi-Fiを選ぶべきケース

このセクションの要点
3階建て以上・4LDK超・デバイス10台以上なら、メッシュWi-Fiの導入で家中快適になります。

以下のような状況に当てはまるなら、メッシュWi-Fiがおすすめです。初期費用は高くても、長期的な快適さを考えれば十分元が取れます。

メッシュWi-Fiがおすすめの人
  • 3階建て以上、または4LDK以上の広さ:中継機1台ではカバーしきれない広さ
  • 家中どこでも同じ速度で使いたい:動画視聴やテレワークをどの部屋でも快適にしたい人
  • 接続するデバイスが多い(10台以上):スマホ、PC、タブレット、ゲーム機、IoT家電など多くの機器を接続する家庭
  • 長期的に安定したWi-Fi環境を作りたい:今後5年以上使う前提で投資したい人
  • 部屋を移動しながらビデオ通話をする:テレワークで家中を移動しながら会議する人

メッシュWi-Fiの最大のメリットは「何も考えなくても家中どこでも快適」という点です。部屋を移動してもSSIDの切り替え不要、速度低下も最小限。一度設定すれば、あとは機械任せで最適な状態が続きます。

特に3階建ての家は、各フロアにメッシュユニットを1台ずつ置くだけでWi-Fi問題が解決することが多いです。中継機を複数台置くより、結果的に快適で管理も楽ですよ。

テレワークで安定した通信が必要な方は、Wi-Fi環境だけでなく光回線自体の見直しも効果的です。在宅ワーク向け光回線の選び方も参考にしてみてください。

間取り別おすすめ判定チャート

このセクションの要点
間取り・広さ・建物構造の3つで判定できます。3ステップのチャートで最適な選択肢を確認しましょう。

自分の家にはどちらが合っているか、以下の判定チャートで確認してみましょう。

間取り別おすすめ判定
間取り・広さおすすめ理由
2LDK / 70㎡以下中継機でOK1台の中継機で十分カバー可能
3LDK / 70〜90㎡中継機 or エントリーメッシュ間取りによる。複雑な形状ならメッシュ推奨
4LDK以上 / 100㎡超メッシュWi-Fi推奨中継機1台では不足。複数台は速度低下大
3階建てメッシュWi-Fi強く推奨各フロアにユニット配置が最適解
鉄筋コンクリート造メッシュWi-Fi推奨壁が電波を遮りやすい

※ 上記はあくまで目安です。建物の構造や間取りの形状によって異なります。

判定
家は3階建て or 100㎡以上?

YESなら【メッシュWi-Fi】を選びましょう
NOなら次の判定へ

判定
電波が届かない部屋は1〜2部屋だけ?

YESなら【中継機】でOK
NO(3部屋以上)なら【メッシュWi-Fi】を検討

判定
予算は2万円以上出せる?

YESなら【メッシュWi-Fi】がおすすめ
NOなら【中継機】で対応

おすすめ製品(価格帯別)

このセクションの要点
コスパ重視なら2〜3万円台のWi-Fi 6/6E対応メッシュWi-Fiが最適解です。中継機は後継機種も登場しているのでチェックしましょう。

2026年2月時点でおすすめの製品を、価格帯別に紹介します。

【1万円以下】中継機のおすすめ

BUFFALO WEX-3000AX4EA(後継機)/ WEX-1800AX4EA

実売価格:WEX-3000AX4EA 約7,700円〜9,000円 / WEX-1800AX4EA 約8,000円〜12,000円

  • Wi-Fi 6対応で高速通信が可能
  • コンセント直挿しタイプでスッキリ設置
  • 設定はWPSボタンで簡単
  • 2LDK〜3LDKの一部補強に最適
  • 後継機WEX-3000AX4EAは5GHz 160MHz対応で速度が向上。EasyMeshにも対応

WEX-1800AX4EAは2021年発売のロングセラーですが、2024年11月に後継機のWEX-3000AX4EAが登場しています。これから購入するなら後継機がおすすめです。

TP-Link RE700X

実売価格:約8,000円〜10,000円

  • Wi-Fi 6対応、最大通信速度2402Mbps
  • 有線LANポート付きでデスクトップPCにも接続可能
  • OneMesh対応で対応ルーターと組み合わせればメッシュに近い動作も可能

【2万円前後】エントリーメッシュWi-Fiのおすすめ

TP-Link Deco X50(2台セット)

実売価格:約17,800円〜22,000円

  • Wi-Fi 6対応、最大3000Mbps
  • 2台で最大400㎡(約120坪)をカバー
  • 専用アプリで簡単設定・管理
  • 3LDK〜4LDKの一般的な戸建てに最適
BUFFALO WNR-5400XE6P/2S(EasyMesh 2台セット)

実売価格:約24,000円〜30,000円

  • Wi-Fi 6E対応で6GHz帯も利用可能
  • EasyMesh対応で柔軟な拡張が可能
  • 3階建て戸建てにも対応
  • 国内メーカーでサポートも安心

【4万円以上】ハイエンドメッシュWi-Fiのおすすめ

ASUS ZenWiFi BQ16 Pro(2台セット)

実売価格:約130,000円〜170,000円(海外参考価格からの換算含む)

  • 最新のWi-Fi 7対応、最大30Gbps
  • 2台で最大560㎡をカバー
  • 10Gbpsポート搭載で将来の高速回線にも対応
  • 大型の3階建て住宅や多デバイス環境に最適

ASUS ZenWiFi BQ16 Proはクアッドバンド対応の最上位モデルです。価格は高めですが、広い邸宅や多数のデバイスを接続するヘビーユーザーには最適な選択肢です。

TP-Link Deco BE85(2台セット)

実売価格:約90,000円〜110,000円

  • Wi-Fi 7対応、最大22Gbps
  • トライバンド対応で混雑に強い
  • 10Gbpsポート×2搭載
  • 200台以上のデバイス接続に対応

※ 製品の実売価格は2026年2月時点の各ECサイト(Amazon・価格.com等)を参考にしています。価格は変動しますので、購入時に最新価格をご確認ください。

Wi-Fi 7対応製品は高価ですが、対応デバイス(スマホ・PCなど)がまだ少ないのが現状です。2026年時点では、Wi-Fi 6またはWi-Fi 6E対応のメッシュWi-Fi(2〜3万円台)がコスパ最強といえます。Wi-Fi 7ルーターの購入タイミングについてはWi-Fi 7ルーターは今買い時かの判定記事で詳しく解説しています。

設置のコツ

このセクションの要点
設置場所で効果が大きく変わります。中継機は「中間地点」、メッシュWi-Fiは「均等配置」がポイントです。

中継機やメッシュWi-Fiは、設置場所によって効果が大きく変わります。以下のポイントを押さえて最適な場所に設置しましょう。

中継機の設置ポイント

  • 親機と電波が届かない部屋の「中間地点」に設置:親機から遠すぎると中継機自体の受信が弱くなり、近すぎると中継の効果が薄い
  • 床置きよりも高い位置に設置:電波は上から下に広がりやすいため、棚の上などに置くと効果的
  • 電子レンジや金属棚から離す:電子レンジの電磁波や金属は電波を妨害する

メッシュWi-Fiの設置ポイント

  • 各ユニットを均等に配置:2台なら対角線上、3台なら三角形になるように配置すると効率的
  • 3階建てなら各フロアに1台ずつ:縦方向の電波は壁や床で遮られやすいため、各階に1台が理想
  • ユニット間の距離は10〜15m程度:離れすぎるとユニット間の通信が弱くなる
避けるべき設置場所
  • 電子レンジの近く(電磁波干渉)
  • 水槽の近く(水は電波を吸収する)
  • 金属製の棚の中(電波を遮断)
  • 床置き(電波が広がりにくい)
  • 窓際(電波が外に逃げる)

設置場所を工夫しても改善しない場合は、近隣のWi-Fiとの電波干渉が原因かもしれません。Wi-Fi電波干渉の原因と5つの解決策も参考にしてみてください。

まとめ:迷ったらメッシュWi-Fiが無難

このセクションの要点
迷ったらメッシュWi-Fiがおすすめ。中継機で失敗して買い直すより、最初からメッシュWi-Fiを導入したほうがコスパ良しです。

中継機とメッシュWi-Fi、それぞれに向いているケースをまとめると以下の通りです。

中継機 vs メッシュWi-Fi 選び方まとめ
こんな人はおすすめ
予算1万円以下で抑えたい中継機
電波が届かない部屋が1〜2部屋だけ中継機
2LDK以下の広さ中継機
3階建て以上の住宅メッシュWi-Fi
4LDK以上、または100㎡超メッシュWi-Fi
家中どこでも快適に使いたいメッシュWi-Fi
接続デバイスが10台以上メッシュWi-Fi

※ 上記は一般的な目安です。建物構造や利用環境によって最適な選択は異なります。

どちらにするか迷ったら、メッシュWi-Fiを選んでおくのが無難です。中継機で失敗して買い直すよりも、最初からメッシュWi-Fiを導入したほうが結果的にコスパが良いことも多いです。特に3階建て住宅や広い家にお住まいの方は、メッシュWi-Fiを強くおすすめします。

とはいえ、「とりあえず安く試したい」という方は中継機から始めてもOKです。それで解決すればラッキー、ダメだったらメッシュに乗り換える、という段階的なアプローチもありですよ。

なお、メッシュWi-Fiや中継機を導入しても「そもそも回線速度が遅い」場合は根本的な改善になりません。特にホームルーターを使っている方で速度に不満がある場合は、光回線の導入やホームルーターの乗り換えも検討の価値があります。

回線ごと見直したい方におすすめ

工事不要で手軽にWi-Fi環境を整えたい方へ

メッシュWi-Fiは「家の中の電波カバー範囲」を改善しますが、もし回線自体の速度が不足しているなら、ホームルーターの導入や見直しも効果的です。

こんな方におすすめ

光回線の工事ができない・賃貸で工事許可が下りない・すぐにネット環境が必要な方

公式サイトで確認すべきポイント

提供エリア・端末スペック・キャッシュバック条件・解約時の端末残債

ホームルーターではなく、外出先でも使えるモバイルWi-Fiが良い方はこちらもチェックしてみてください。

上記サービスが合わなかった場合の代替案として、ドコモhome5Gやソフトバンクエアーなどのホームルーターもあります。ご自身のスマホキャリアとのセット割も含めて比較検討するのがおすすめです。

※本記事の情報は2026年2月時点のものです。製品の価格や仕様は変更される場合がありますので、購入前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

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