「これから同棲を始めるけど、WiFiってどうすればいいの?」「今使っている一人暮らし用の回線で2人で使えるのかな…」
同棲生活をスタートするにあたって、意外と見落としがちなのがインターネット回線の準備です。一人暮らしの時は問題なく使えていたWiFiも、2人で同時に使うと途端に速度が落ちてしまうことがあります。彼氏がオンラインゲームを始めた途端、彼女のNetflixが止まる…そんな状況は、二人の関係にも影響しかねません。
この記事では、これから同棲を始めるカップルに向けて、2人で快適に使えるWiFi・ネット回線の選び方を詳しく解説します。必要な通信速度の目安から、光回線とホームルーターの比較、さらに「契約名義はどちらにするか」「万が一別れた時のリスク管理」まで、現実的な視点でお伝えします。
同棲で必要なネット回線の速度とは?
まずは、二人暮らしで快適にインターネットを使うために必要な通信速度の目安を確認しましょう。
用途別に必要な通信速度の目安
通信速度は「下り(ダウンロード)」と「上り(アップロード)」の2種類がありますが、日常利用では主に下り速度が重要になります。以下は、各用途で快適に使うための目安です。
| 用途 | 必要な下り速度の目安 |
|---|---|
| Webサイト閲覧・SNS | 1〜10Mbps |
| YouTube(HD画質) | 5〜10Mbps |
| Netflix・Amazon Prime Video(フルHD) | 5〜15Mbps |
| Netflix・Amazon Prime Video(4K) | 15〜25Mbps |
| Zoomなどのビデオ会議 | 10〜25Mbps |
| オンラインゲーム | 30〜100Mbps |
| 大容量ファイルのダウンロード | 100Mbps以上 |
※ 上記は快適に使うための目安値です。実際の必要速度はサービスやコンテンツにより異なります。
Netflixの公式ヘルプによると、4K画質の視聴には15Mbps以上が推奨されています。オンラインゲームの場合は、速度だけでなく「Ping値(応答速度)」も重要で、15ms以下が理想とされています。
通信速度やPing値の基本的な仕組みについて詳しく知りたい方は、Wi-Fiの仕組みを図解で分かりやすく解説した記事も参考にしてください。
2人同時利用なら「100Mbps以上」が安心ライン
では、2人で同時にネットを使う場合はどうでしょうか。例えば、以下のような状況を想定してみます。
彼氏:オンラインゲーム(必要速度:50Mbps)
彼女:Netflixで4K動画視聴(必要速度:25Mbps)
合計:75Mbps程度が必要
上記の例では合計75Mbps程度が必要ですが、実際の通信環境では常に最大速度が出るわけではありません。余裕を持って「実測100Mbps以上」出る回線を選んでおくと、2人で同時に使っても快適に過ごせます。
さらに、スマートフォン2台分のバックグラウンド通信や、スマートスピーカー、タブレットなども考慮すると、接続台数は思った以上に多くなります。将来的に在宅ワークが増える可能性も考えると、余裕のある回線を選んでおいて損はありません。
同棲で使えるWiFiは3種類|それぞれの特徴

同棲で使えるWiFiは大きく3種類。それぞれの特徴を知っておくと、自分たちに合った回線がスムーズに見つかりますよ。
同棲生活で使えるWiFi・ネット回線は、大きく分けて「光回線」「ホームルーター」「ポケット型WiFi」の3種類があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 比較項目 | 光回線 | ホームルーター | ポケット型WiFi |
|---|---|---|---|
| 通信速度 | ◎ 高速・安定 | ○ 十分な速度 | △ やや遅い |
| 工事の有無 | 必要(1〜2ヶ月待ち) | 不要 | 不要 |
| 月額料金の目安 | 4,000〜6,000円 | 4,000〜5,500円 | 3,000〜4,500円 |
| 同時接続台数 | 多い(ルーター次第) | 30〜60台 | 10〜16台 |
| 持ち運び | 不可 | 不可 | 可能 |
| 同棲向きか | ◎ | ○ | △ |
※ 月額料金は代表的なサービスの税込価格帯です。キャンペーン適用前の目安となります。
光回線:速度重視・長期で住むなら最強の選択
光回線は、光ファイバーケーブルを使って通信を行う固定回線です。下り最大1Gbps〜10Gbps(理論値)と高速で、実測でも200〜500Mbps程度が期待できます。2人で同時にヘビーな使い方をしても、速度低下を感じにくいのが最大のメリットです。
デメリットは開通工事が必要なこと。申し込みから開通まで1〜2ヶ月かかることも珍しくないため、引っ越しが決まったら早めに手続きを始めましょう。また、賃貸物件によっては工事の許可が下りない場合もあります。
賃貸で光回線の工事をする際の注意点は、賃貸のWi-Fi契約に許可は必要か解説した記事で詳しくまとめています。
光回線は「1年以上住む予定がある」「2人ともネットをよく使う」「オンラインゲームや4K動画を楽しみたい」というカップルに最適です。
ホームルーター:工事不要ですぐ使える手軽さ
ホームルーターは、モバイル回線(4G LTE/5G)を使ってインターネットに接続する据え置き型のWiFi機器です。コンセントに挿すだけで使い始められるため、開通工事は一切不要。賃貸物件で工事ができない場合や、引っ越しの予定が不確定な場合に便利です。
最新のホームルーターは下り最大4.2Gbps(理論値)に対応しており、実測でも100〜200Mbps程度が期待できます。2人暮らしの日常利用であれば、十分快適に使える速度です。
ただし、ホームルーターには注意点もあります。契約前に知っておきたいポイントはホームルーターで後悔する人の特徴をまとめた記事で確認できます。
ホームルーターは「工事ができない・したくない」「引っ越しの可能性がある」「すぐにネット環境が必要」というカップルにおすすめです。
ポケット型WiFi:同棲には不向き
ポケット型WiFiは持ち運びができる小型のWiFi機器です。外出先でも使えるメリットがありますが、通信速度や同時接続台数の面で光回線やホームルーターに劣ります。
2人で自宅メインで使うことを考えると、ポケット型WiFiはあまりおすすめできません。どちらかが外出先でWiFiを使いたい場合は、スマホのテザリングや別途モバイルルーターを検討する方が良いでしょう。
光回線 vs ホームルーター|同棲カップルはどちらを選ぶべき?
同棲カップルの場合、現実的な選択肢は「光回線」か「ホームルーター」の2択になります。それぞれの特徴を踏まえて、どちらが向いているか整理してみましょう。
- 同じ場所に1年以上住む予定がある
- 2人ともネットのヘビーユーザー(ゲーム・4K動画など)
- 在宅ワークでビデオ会議をよく使う
- 開通工事を待てる(1〜2ヶ月)
- 将来的に結婚・長期同居を考えている
将来を見据えて長く住む予定があるなら光回線、引っ越しの可能性があるなら柔軟に動けるホームルーターがおすすめです。
同棲カップルにおすすめの光回線3選



スマホとのセット割を活用すると、通信費全体をグッと抑えられます。2人のスマホキャリアに合わせて選ぶのがコツですよ。
ここでは、同棲カップルにおすすめの光回線を3つ紹介します。スマホとのセット割や、キャンペーン特典なども考慮して選びましょう。
NURO光|速度重視ならコレ一択
NURO光は、下り最大2Gbps(通常プラン)という圧倒的な速度が特徴の光回線です。実測でも400〜500Mbps程度が期待でき、2人でヘビーに使っても余裕があります。
月額料金は戸建てで5,500円(NURO光 One 2ギガ・契約期間なし)、マンションで3,850円(契約期間なし)です。工事費は実質無料になるキャンペーンを実施中で、キャッシュバックも最大85,000円と高額です。
デメリットは提供エリアが限られていること。北海道・関東・東海・関西・中国(広島・岡山)・九州の一部エリアのみ対応のため、まずはエリア確認を行いましょう。
- 月額料金
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戸建て:5,500円 / マンション:3,850円
- 最大速度
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下り2Gbps(理論値)
- セット割
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ソフトバンク(最大1,100円/月割引)
※ 料金は2026年2月時点の税込価格です。キャンペーン内容は時期により変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
auひかり|au・UQモバイルユーザーに最適
auひかりは、KDDI独自の回線網を使用した光回線です。フレッツ光の回線を共用する「光コラボ」と違い、回線混雑の影響を受けにくく、安定した高速通信が期待できます。
GMOとくとくBBから申し込むと、最大92,000円のキャッシュバック(1ギガ・オプションなしの場合は72,000円)に加え、月額料金3ヶ月無料キャンペーンも適用されます。au・UQモバイルユーザーなら「auスマートバリュー」で毎月最大1,100円のスマホ割引も受けられます。
- 月額料金
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戸建て:5,610円 / マンション:3,740〜5,720円
- 最大速度
-
下り1Gbps(理論値)
- セット割
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au・UQモバイル(最大1,100円/月割引)
ドコモ光|ドコモユーザーの定番
ドコモ光は、NTTのフレッツ光回線を使用した光コラボサービスです。提供エリアが全国と広く、ほとんどの地域で利用できます。ドコモスマホとのセット割「ドコモ光セット割」で、毎月最大1,100円のスマホ割引が受けられます。
GMOとくとくBBをプロバイダに選ぶと、高性能WiFiルーターの無料レンタルや、キャッシュバック特典も受けられます。
- 月額料金
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戸建て:5,720円 / マンション:4,400円
- 最大速度
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下り1Gbps(理論値)
- セット割
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ドコモ(最大1,100円/月割引)
お使いのスマホキャリアに合わせた最適な回線を知りたい方は、スマホキャリア別のおすすめ光回線診断もご覧ください。
工事不可ならホームルーター|おすすめは「ドコモ home 5G」
工事不可の賃貸でも、最新のホームルーターなら実測100〜200Mbpsで2人暮らしにも十分対応できます。
賃貸物件で光回線の工事ができない場合や、引っ越しの予定がある場合は、ホームルーターが現実的な選択肢になります。
同棲カップルにおすすめのホームルーターは「ドコモ home 5G」です。ホームルーターの中でトップクラスの通信速度(下り最大4.2Gbps、実測200Mbps程度)を誇り、2人で同時に使っても快適です。
データ容量は無制限で、ドコモスマホとのセット割「home 5G セット割」も適用されます。端末代金73,260円は「月々サポート」で48回に分けて同額が割引され、実質無料になります。
- 月額料金
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5,280円
- 最大速度
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下り4.2Gbps(理論値)/ 実測200Mbps程度
- 端末代金
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73,260円(月々サポート48回で実質無料)
- 工事
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不要(コンセントに挿すだけ)
工事ができない方向けの詳しい情報は、工事不要Wi-Fiの選び方ガイドをご覧ください。
また、au・UQモバイルユーザーには「とくとくBBホームWi-Fi」もおすすめです。月額4,928円でau・UQモバイルのセット割が使え、将来的に光回線へ無料で乗り換えられる保証も付いています。
ホームルーターで迷ったら、まずはエリア確認から。下のボタンから対応状況を確認できます。
ホームルーターの速度に不安がある方は、とくとくBBホームWi-Fiなら後から光回線への乗り換え保証があるので安心です。キャンペーン内容は時期により変更される場合があります。
契約名義はどちらにする?料金分担と別れた時のリスク
同棲生活でネット回線を契約する際、避けて通れないのが「契約名義をどちらにするか」という問題です。ロマンチックな話題ではありませんが、万が一の時のトラブルを防ぐために、事前にルールを決めておくことをおすすめします。
基本は「住み続ける可能性が高い方」の名義で
ネット回線の契約者は、基本的に「その住所に住み続ける可能性が高い方」にするのが無難です。万が一別れた場合、契約者でない方が退去することになれば、契約者はそのまま回線を使い続けられます。
賃貸契約の名義人と同じ人がネット回線の契約者になっておくと、手続きもスムーズです。
料金分担のルールを決めておく
ネット回線の料金は、以下のような方法で分担するのが一般的です。
- 完全折半:月額料金を2人で半分ずつ負担する
- 固定費として一方が負担:家賃や光熱費の分担の一部として、どちらかが全額負担する
- スマホセット割の恩恵を受ける方が負担:セット割が適用される側が契約・負担する
どの方法が正解ということはありません。2人で話し合い、納得できるルールを決めておきましょう。
別れた時の解約金・違約金について
2022年7月の電気通信事業法改正により、光回線の解約金(違約金)は大幅に下がりました。現在は月額料金1ヶ月分が上限となっており、以前のように高額な違約金を請求されることはありません。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- 工事費の残債:工事費を分割払いにしている場合、残りの金額を一括で支払う必要がある
- 端末代金の残債:ホームルーターの場合、端末代金の残債を支払う必要がある
- 撤去工事費:auひかりなど一部の回線では撤去工事費がかかる場合がある
解約時のリスクを最小限にしたい場合は、「契約期間の縛りがない」「工事費が実質無料になる」回線を選ぶか、解約違約金を負担してくれる乗り換えキャンペーンを活用する方法もあります。解約金の仕組みや負担を減らすテクニックは、Wi-Fiの解約金の仕組みと負担を減らす5つの方法で詳しく解説しています。
「縛りなし」の回線を選ぶという選択肢
同棲期間が不確定な場合は、契約期間の縛りがない光回線を選ぶのも一つの方法です。GMOとくとくBB光やenひかりなど、解約違約金が発生しない光回線も増えています。
月額料金は縛りありのプランより若干高くなる場合がありますが、解約時のリスクを考えると、トータルでお得になるケースもあります。縛りなし光回線の中でも人気の高いGMO光アクセスとドコモ光の違いを比較した記事も参考にしてみてください。
同棲カップルのWiFi選び|比較表まとめ



ここまで紹介した回線を一覧で比較します。スマホのキャリアと照らし合わせながらチェックしてみてください。
ここまで紹介したおすすめ回線を比較表にまとめました。
| 回線名 | 種別 | 月額料金(税込) | 最大速度 | セット割対象 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| NURO光 | 光回線 | 戸建て5,500円〜 | 2Gbps | ソフトバンク | 速度最強、キャッシュバック最大85,000円 |
| auひかり | 光回線 | 戸建て5,610円〜 | 1Gbps | au・UQモバイル | 独自回線で安定、キャッシュバック高額 |
| ドコモ光 | 光回線 | 戸建て5,720円〜 | 1Gbps | ドコモ | 全国エリア対応、ドコモユーザー向け |
| ドコモ home 5G | ホームルーター | 5,280円 | 4.2Gbps | ドコモ | 工事不要、速度トップクラス |
| とくとくBBホームWi-Fi | ホームルーター | 4,928円 | 4.2Gbps | au・UQモバイル | 光回線乗り換え保証あり |
※ 表示価格は2026年2月時点の税込価格です。キャンペーン適用前の通常月額料金を記載しています。最新の料金・特典は各公式サイトでご確認ください。
よくある質問(FAQ)
同棲カップルのWiFi選びでよくある疑問をQ&A形式でまとめました。気になる項目をチェックしてください。
- 二人暮らしのネット代の平均はいくらですか?
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総務省の家計調査によると、二人世帯のインターネット接続料の平均は月額約3,800〜4,000円程度です。ただし、光回線の場合は4,000〜6,000円程度が相場となります。スマホのセット割を活用すれば、トータルの通信費を抑えられます。
- 同棲で光回線とホームルーター、どちらがいいですか?
-
長期的に同じ場所に住む予定があり、2人ともネットをよく使うなら光回線がおすすめです。工事ができない場合や、引っ越しの可能性がある場合はホームルーターを検討しましょう。
- 2人で動画とゲームを同時に使っても大丈夫ですか?
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実測100Mbps以上の回線であれば、2人で同時に4K動画視聴とオンラインゲームを楽しんでも快適に使えます。光回線であれば問題なく、ホームルーターでも最新機種(ドコモ home 5Gなど)なら十分対応可能です。
- 契約名義人じゃない方が退去したらどうなりますか?
-
契約名義人がその住所に住み続けるなら、特に手続きは必要ありません。退去する方は、自分の新居で別途ネット回線を契約すればOKです。
- 同棲解消で回線を解約すると違約金はいくらかかりますか?
-
2022年7月の法改正以降、解約違約金は月額料金1ヶ月分が上限です。ただし、工事費や端末代金の残債は別途請求される場合があります。契約前に残債の仕組みを確認しておきましょう。
- スマホのキャリアが2人でバラバラです。どの回線を選べばいいですか?
-
セット割が使えない場合は、純粋に料金と速度で選びましょう。実質月額料金が安いGMOとくとくBB光や、速度重視ならNURO光がおすすめです。格安SIMをお使いの方は格安SIMユーザー向けの最安光回線比較をご覧ください。
- 引っ越しの時、光回線は持っていけますか?
-
多くの光回線は「移転手続き」により、引っ越し先でも継続利用できます。ただし、移転先が提供エリア外の場合は解約が必要です。ホームルーターなら住所変更手続きだけで、端末をそのまま持っていけます。
まとめ|2人の生活スタイルに合ったWiFiを選ぼう



最後に、この記事のポイントをまとめます。同棲生活を快適にするWiFi選びの参考にしてくださいね。
同棲を始めるカップルのWiFi選びについて、必要な速度の目安から、光回線・ホームルーターの比較、契約名義の決め方まで解説しました。
- 2人で同時にネットを使うなら、実測100Mbps以上の回線を選ぶのが安心
- 長期で住むなら光回線、工事不可・引っ越し予定ありならホームルーター
- 契約名義は「住み続ける可能性が高い方」にして、料金分担のルールも決めておく
ネット回線は、同棲生活の快適さを左右する重要なインフラです。2人の生活スタイルや将来の予定に合わせて、最適な回線を選んでください。
なお、同棲ではなく一人暮らしを始める方には、一人暮らし向けWi-Fi完全ガイドで工事不要の選び方も含めて詳しく解説しています。



同棲生活が始まると、お互いの生活リズムやネットの使い方の違いに気づくことも。事前にしっかり話し合っておくことで、快適な二人暮らしをスタートできますよ。
これから同棲を始めるカップルで、光回線の開通を検討中の方へ。
- こんなカップルにおすすめ
-
2人ともネットをよく使う、ゲーム・4K動画を楽しみたい、長期で住む予定がある
- 公式で確認すべきポイント
-
- 自宅が提供エリア内か
- キャッシュバックの適用条件
- 工事の所要期間
キャンペーン内容は時期により変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。エリア外だった場合は、ドコモ光やauひかりも有力な選択肢です。









