ドコモを使っていて自宅のネットも揃えたいとき、「ドコモ光」と「home 5G」のどちらにするかで迷う人は多いです。どちらもスマホとのセット割は最大1,210円/月で同じなので、実際の分かれ目は工事ができるかと速度・応答速度(Ping)をどこまで求めるかにほぼ集約されます。
この記事では、月額・端末代・工事費・3年間の総額・実測速度・向いている人を、公式情報と投稿型の実測データで比較します。結論から先に確認したい方は、下のハルトの案内を読めば30秒で方向性が分かります。
まず自宅で光工事ができるかを確認します。
オンラインゲームや大容量の作業をするなら光、工事したくない・すぐ使いたいならhome 5Gが基本です。
- 投稿型の実測は光が下り約546Mbps・Ping約22ms、home 5Gが下り約206Mbps・Ping約41ms。
- home 5Gはコンセントに挿すだけで工事なし。光は開通工事が必要(賃貸は許可も)。
- スマホのセット割はどちらも最大1,210円/月で同額。
賃貸で工事許可が取れない、または引っ越しが多いなら、光を選んでも使えない・損をするおそれがあります。その場合はhome 5Gが現実的です。
光回線とホームルーターの違い(そもそも別物)
ドコモ光は自宅まで光ファイバーを引き込む「固定回線」で、home 5Gはドコモの携帯電波(5G/4G)を受信してWi-Fiを飛ばす「ホームルーター」です。同じ会社のインターネットでも、仕組みがまったく異なります。
この違いが、そのまま「工事の有無」と「速度・応答速度の安定性」の差につながります。光は物理的なケーブルなので速度と応答速度が安定しやすく、home 5Gは電波状況に左右されるものの、工事なしですぐ使えるのが強みです。
| 項目 | ドコモ光 | home 5G |
|---|---|---|
| 回線の種類 | 光ファイバー(固定回線) | 携帯電波(ホームルーター) |
| 工事 | 原則必要 | 不要(コンセントに挿すだけ) |
| 使い始めまで | 工事日まで待つ | 端末が届けばすぐ |
| 持ち運び | 不可(住所固定) | 不可(登録住所でのみ利用) |
なお、home 5Gは登録した住所以外では使えません。「引っ越し先でそのまま挿せば使える」わけではなく、住所変更の手続きが必要です。持ち運んで外で使える機器ではない点に注意してください。
月額・端末代・工事費を比較
まず基本料金を同じ条件で並べます。ドコモ光は住居タイプで料金が変わるため、代表的な「1ギガ タイプA/C(2年定期契約)」で比較します。金額はすべて税込です。
| 項目 | ドコモ光 1ギガ タイプA/C | home 5G |
|---|---|---|
| 月額料金 | 戸建て 5,720円/マンション 4,400円 | 5,280円 |
| 契約事務手数料 | 4,950円 | 4,950円(オンライン申込で無料) |
| 端末代 | 不要(ルーターは自前/レンタル) | HR02 73,260円(月々サポートで実質0円) |
| 工事費 | 新規で最大28,600円(実質0円特典あり) | 0円(工事なし) |
| スマホセット割 | 最大1,210円/月 | 最大1,210円/月 |
月額そのものはマンションのドコモ光が最も安く、戸建てのドコモ光はhome 5Gより少し高くなります。ただし初期費用の考え方が異なります。home 5Gは端末代73,260円が「月々サポート」で毎月割り引かれ、48か月使い続けることで実質0円になる仕組みです。途中で解約すると割引が止まり、残りの端末代(残債)を支払う必要がある点に注意してください。
ドコモ光の工事費は2026年6月1日申込分から改定され、屋内配線工事ありの新規で最大28,600円になっています。ただし「新規工事料実質0円特典」の対象になれば、24か月の分割払いと同額のdポイントが還元され、実質負担0円にできます。特典には条件と進呈時期の変更があるため、申込前に公式で最新条件を確認してください。
セット割はどちらも同じ最大1,210円/月です。「ドコモ光セット割」も「home 5Gセット割」も、対象プラン・利用データ量によって割引額が変わり、どちらか一方だけが有利ということはありません。ドコモ光セット割(公式)で対象プランを確認できます。
3年間の総額をざっくり比較
初期費用と月額を合わせて、3年間(36か月)でどれくらい違うかを見ます。ここではセット割・工事費実質0円特典・端末代実質無料をすべて適用した前提での目安です。実際はキャンペーンや適用条件で変わるため、確定額ではなく「傾向をつかむための試算」として見てください。
| 3年間の目安 | ドコモ光(マンション) | ドコモ光(戸建て) | home 5G |
|---|---|---|---|
| 月額×36か月 | 約158,400円 | 約205,920円 | 約190,080円 |
| 事務手数料 | 4,950円 | 4,950円 | 0円(オンライン) |
| 工事費/端末代 | 実質0円 | 実質0円 | 実質0円 |
| 3年合計(目安) | 約163,350円 | 約210,870円 | 約190,080円 |
総額で見ると、マンションでドコモ光が引ける環境なら光が最も安く、速度も速いため有力です。戸建てのドコモ光はhome 5Gより総額がやや高くなりますが、その分速度と応答速度で大きく上回ります。home 5Gは「工事なし・端末代実質0円」で、戸建て光より少し安く収まる位置づけです。
この試算は各種特典・割引が適用された場合の目安です。特典を受け取れなかった場合は工事費や端末残債が上乗せされるため、差は縮まったり逆転したりします。必ず申込前に公式で自分の条件を確認してください。
速度・Pingを比較(ここが最大の差)
料金以上に差が出るのが速度と応答速度(Ping)です。以下は「みんなのネット回線速度(みんそく)」に投稿された実測データの平均値で、利用者が自分で測定して投稿した集計値です(確認日:2026年8月)。実際の速度は住所・時間帯・電波状況で大きく変わるため、あくまで傾向としてご覧ください。
| 実測平均(投稿集計) | ドコモ光 | home 5G |
|---|---|---|
| 下り速度 | 約546Mbps | 約206Mbps |
| 上り速度 | 約435Mbps | 約22Mbps |
| Ping(応答速度) | 約22ms | 約41ms |
下りは光が約2.6倍速く、上り(アップロード)は光が圧倒的に速いのが分かります。上りはビデオ会議・写真や動画のアップロード・クラウド保存で効いてくるため、在宅ワークが多い人には見逃せない差です。
そして最も重要なのがPing(応答速度)です。光は約22ms、home 5Gは約41msで、home 5Gは光の約2倍かかります。動画視聴やSNS、Web閲覧なら両者に体感差はほとんどありませんが、対戦系のオンラインゲームでは応答速度の差が操作の遅れにつながります。home 5Gの実測データ(みんそく)で最新の数値を確認できます。
なお、home 5Gの速度は5G電波が入る環境かどうかで大きく変わります。4G接続になると数値が落ちやすいため、自宅がドコモの5Gエリアかどうかは申込前に必ず確認してください。
工事の違い
home 5Gは工事が一切不要で、端末が届いたらコンセントに挿すだけで使い始められます。申込から利用開始までが最短で、賃貸で工事許可が取りにくい人にも向きます。
一方ドコモ光は、新規の場合は原則として開通工事が必要です。工事日は繁忙期だと数週間〜1か月以上先になることもあり、賃貸では管理会社や大家さんの許可が必要です。すでにフレッツ光や他社光コラボを使っている場合は「転用・事業者変更」で工事不要になるケースもあります。
つまり「今すぐ使いたい」「工事の立ち会いが難しい」「工事許可が取れない」なら、この時点でhome 5Gが有力になります。逆に工事に問題がなければ、速度面で光を選ぶ価値が大きくなります。
ドコモスマホのセット割は同じ
「ドコモ光セット割」と「home 5Gセット割」は、どちらもスマホ1回線あたり最大1,210円/月の割引で、割引額は同じです。対象プランや利用データ量によって割引額が変わる点も共通です。
そのため「セット割があるからどちらか一方が得」という選び方はできません。セット割は前提として同じと考え、速度・工事・料金で判断するのが正しい進め方です。なお、同一のファミリー割引グループ内にドコモ光とhome 5Gの両方がある場合は、ドコモ光セット割が適用されます。
引っ越しが多い人はどうする?
転勤や進学で数年ごとに引っ越す可能性がある人は、光の工事費と手続きが毎回発生する点を考慮する必要があります。ドコモ光は移転の手続きと再工事が必要になる場合があり、そのたびに時間と費用がかかります。
home 5Gは工事がない分、引っ越し時は住所変更の手続きだけで済むことが多く、身軽です。ただし前述のとおり登録住所でしか使えないため、引っ越し後は必ず住所変更を行ってください。手続きなしで新住所に持って行って使うことはできません。
home 5Gが向いている人
- 工事をしたくない、または賃貸で工事許可が取りにくい
- 申込からできるだけ早くネットを使い始めたい
- 用途が動画視聴・SNS・Web・在宅の軽い作業が中心
- 数年で引っ越す可能性があり、身軽にしておきたい
- 自宅がドコモの5Gエリア内にある
home 5Gは「手軽さ」を最優先する人に向きます。速度も日常利用には十分な水準ですが、オンラインゲームや大容量のアップロードを頻繁に行う場合は物足りなさを感じることがあります。
ドコモ光が向いている人
- オンラインゲームをする、応答速度(Ping)を重視する
- ビデオ会議や動画・写真のアップロードが多い
- 家族で同時に使う人数が多い
- マンションで光が引けて、月額を安く抑えたい
- 長く同じ家に住む予定で、工事に問題がない
速度・応答速度・上り速度のすべてで光が上回るため、通信品質を重視するならドコモ光が基本の選択です。とくにマンションで光が引ける環境なら、月額も安く速度も速いので、迷う理由が少なくなります。
ドコモ光をどのプロバイダで契約するかで、速度方式やキャッシュバックが変わります。詳しくはドコモ光のプロバイダはGMOとくとくBBで正解?もあわせて確認してください。
どちらもしっくりこない人へ
「ドコモにこだわりがあるわけではない」「工事はしたくないが速度も気になる」という場合は、ドコモ以外のホームルーターも選択肢に入ります。たとえばGMOとくとくBBホームWi-Fiは、工事不要という手軽さはhome 5Gと同じで、料金プランやキャンペーンが異なります。ドコモのセット割を使わないなら、比較対象に加えてみる価値があります。
ホームルーター各社の実測速度を横並びで見たい場合は、ホームルーター速度比較【2026年最新】も参考になります。
よくある質問
home 5Gはドコモ光より遅いですか?
投稿型の実測平均では、ドコモ光が下り約546Mbps・Ping約22ms、home 5Gが下り約206Mbps・Ping約41msで、光のほうが速く応答も速い傾向です。ただし動画やWeb閲覧なら体感差はほとんどありません。差が出るのは主にオンラインゲームや大容量のアップロードです。
セット割はどちらが得ですか?
ドコモ光セット割もhome 5Gセット割も最大1,210円/月で同額です。割引額に差はないため、セット割を理由にどちらかを選ぶ必要はありません。
賃貸でも使えますか?
home 5Gは工事不要なので、コンセントがあれば賃貸でもすぐ使えます。ドコモ光は開通工事が必要で、賃貸の場合は管理会社や大家さんの許可が必要になることがあります。工事許可が取りにくいならhome 5Gが現実的です。
home 5Gを引っ越し先に持って行けますか?
登録住所でのみ利用できるため、住所変更の手続きが必要です。手続きなしで新住所に持って行って使うことはできません。外に持ち歩いて使う機器でもありません。
端末代や工事費は本当に0円になりますか?
home 5Gの端末代は月々サポートで48か月かけて実質0円、ドコモ光の工事費は実質0円特典で相殺される仕組みです。いずれも条件を満たし、期間内に解約しないことが前提です。途中解約すると端末残債や工事費の負担が残る場合があるため、申込前に公式で条件を確認してください。
工事の可否と用途で決めれば迷いません。

