「インターネットが遅い」「セキュリティを強化したい」と感じていませんか?実は、DNSサーバーを変更するだけで、これらの悩みを解決できる可能性があります。
DNSサーバーとは、Webサイトにアクセスするときに「ドメイン名」を「IPアドレス」に変換する役割を持つサーバーです。普段は自動で設定されているため意識することはありませんが、これを高性能なパブリックDNSに変更することで、通信速度の改善やセキュリティ向上が期待できます。
この記事では、2026年におすすめのDNSサーバー6選を「速度重視」「セキュリティ重視」など用途別に比較し、Windows・Mac・iPhone・Androidそれぞれの設定方法まで詳しく解説します。DNSサーバーの基礎知識から実際の設定手順まで、初心者の方でも理解できるようにまとめました。
DNSサーバーとは?基礎知識をわかりやすく解説
DNSサーバーについて理解することで、なぜ変更すると通信が改善するのかがわかります。まずは基本的な仕組みを押さえておきましょう。
DNSサーバーの役割と仕組み
DNS(Domain Name System)サーバーは、インターネットの「電話帳」のような存在です。Webサイトにアクセスするとき、私たちは「example.com」のようなドメイン名を使います。しかし、コンピューターはドメイン名を直接理解できず、「203.0.113.50」のようなIPアドレスでしか通信できません。
DNSサーバーは、このドメイン名をIPアドレスに変換(名前解決)する役割を担っています。ブラウザでWebサイトを開くたびに、裏側ではDNSサーバーへの問い合わせが行われているのです。
DNSサーバーの処理が速いほど、Webサイトの表示開始が早くなります。逆にDNSサーバーが遅いと、ページの読み込みが遅くなる原因になります。
プロバイダDNSとパブリックDNSの違い
DNSサーバーには大きく分けて「プロバイダDNS」と「パブリックDNS」の2種類があります。
プロバイダDNSは、インターネット回線を契約しているプロバイダ(ISP)が提供するDNSサーバーです。通常、ルーターやパソコンの初期設定では、このプロバイダDNSが自動的に使われています。特に設定しなくてもインターネットを使えるのは、このプロバイダDNSのおかげです。
パブリックDNSは、GoogleやCloudflareなどの企業が無料で公開しているDNSサーバーです。誰でも自由に使うことができ、プロバイダDNSと比べて高速だったり、セキュリティ機能が充実していたりする特徴があります。
| 項目 | プロバイダDNS | パブリックDNS |
|---|---|---|
| 提供元 | 契約中のプロバイダ | Google、Cloudflareなど |
| 料金 | 回線料金に含まれる | 無料 |
| 速度 | プロバイダによって異なる | 高速なものが多い |
| セキュリティ | 基本的な機能のみ | 高機能なものもある |
| 設定 | 自動(初期状態) | 手動で設定が必要 |
DNSサーバーを変更するメリット
パブリックDNSに変更することで得られるメリットは主に3つあります。
1つ目は通信速度の改善です。プロバイダのDNSサーバーは利用者が集中すると応答が遅くなることがあります。GoogleやCloudflareのパブリックDNSは世界中に分散したサーバー網を持っているため、安定した高速応答が期待できます。独立機関のDNSPerfによると、CloudflareのDNS(1.1.1.1)は世界最速のDNSサービスとして評価されています(参照:Cloudflare公式サイト)。
2つ目はセキュリティの向上です。Quad9やCloudflareの1.1.1.2など、一部のパブリックDNSにはマルウェアサイトやフィッシングサイトへのアクセスを自動でブロックする機能があります。危険なサイトにうっかりアクセスしようとしても、DNS段階でブロックされるため安全性が高まります。
3つ目はプライバシー保護です。プロバイダのDNSでは、どのサイトにアクセスしたかの履歴が記録されている場合があります。CloudflareのDNSは24時間でログを削除するポリシーを採用しており、プライバシーを重視するユーザーに適しています。
DNSサーバーを変更する際の注意点
一方で、DNSサーバーの変更にはいくつかの注意点もあります。
DNSサーバーを変更しても、回線そのものの速度(ダウンロード・アップロード速度)は変わりません。DNSが影響するのは「名前解決」の部分だけです。回線速度を上げたい場合は、光回線への乗り換えなど根本的な対策が必要です。
また、パブリックDNSは海外にサーバーがあることが多いため、環境によってはプロバイダDNSの方が速い場合もあります。特に日本国内のサービスを利用する際は、地理的に近いプロバイダDNSの方が応答が速いケースもあります。
さらに、企業や学校のネットワークでは、セキュリティポリシーによりDNSの変更が禁止されている場合があります。そのような環境では管理者の許可を得てから変更するようにしましょう。
DNSサーバーの選び方|3つのポイント
パブリックDNSサーバーを選ぶ際は、以下の3つのポイントを押さえておくと、自分に合ったDNSを見つけやすくなります。
ポイント1:応答速度(レイテンシ)
DNSサーバーの応答速度は、Webサイトを開くときの体感速度に影響します。応答が速いDNSを選ぶと、ページの読み込み開始が早くなり、ストレスなくブラウジングできます。
DNSPerfなどの測定サイトでは、CloudflareのDNS(1.1.1.1)が世界平均で最も高速という結果が出ています。ただし、日本国内での速度は環境によって異なるため、実際に複数のDNSを試してみることをおすすめします。
ポイント2:セキュリティ機能
セキュリティを重視する方は、マルウェアブロック機能やフィッシング対策機能を持つDNSを選びましょう。Quad9(9.9.9.9)やCloudflareの1.1.1.2は、危険なサイトへのアクセスを自動的にブロックしてくれます。
また、DNSSECに対応しているかも重要なポイントです。DNSSECは、DNSの応答が改ざんされていないかを検証する仕組みで、なりすまし攻撃を防ぐことができます。主要なパブリックDNSはほぼすべてDNSSECに対応しています。
ポイント3:プライバシーポリシー
DNSへのクエリ(問い合わせ)ログがどのように扱われるかも確認しておきましょう。CloudflareのDNSは24時間でログを削除し、広告業者へのデータ販売を行わないと明言しています。Quad9も個人を特定できる情報を記録しないポリシーを採用しています。
一方、無料サービスの中には、DNSクエリのデータを収集してマーケティングに利用しているものもあります。プライバシーを重視する方は、各サービスのプライバシーポリシーを確認してから利用することをおすすめします。
おすすめDNSサーバー6選を徹底比較【2026年版】
ここからは、2026年現在おすすめのパブリックDNSサーバー6選を紹介します。それぞれの特徴や向いている用途を解説するので、自分に合ったDNSを見つけてください。
| サービス名 | IPv4アドレス | 速度 | セキュリティ | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|
| Cloudflare DNS | 1.1.1.1 / 1.0.0.1 | ★★★★★ | ★★★★☆ | 速度重視・プライバシー重視 |
| Google Public DNS | 8.8.8.8 / 8.8.4.4 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 安定性重視・初心者向け |
| Quad9 | 9.9.9.9 / 149.112.112.112 | ★★★★☆ | ★★★★★ | セキュリティ重視 |
| OpenDNS | 208.67.222.222 / 208.67.220.220 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ペアレンタルコントロール |
| NextDNS | (アカウント作成で取得) | ★★★★☆ | ★★★★★ | 広告ブロック・カスタマイズ |
| Cloudflare for Families | 1.1.1.2 / 1.0.0.2 | ★★★★★ | ★★★★★ | マルウェアブロック・子供の保護 |
1. Cloudflare DNS(1.1.1.1)|速度とプライバシーのバランスが最高
Cloudflare DNS(1.1.1.1)は、CDN大手のCloudflareが2018年から提供しているパブリックDNSサービスです。DNSPerfの測定では世界最速のDNSサービスとして評価されており、多くのユーザーから支持を得ています。
- 世界330都市以上にサーバーを展開し、高速な応答を実現
- ログを24時間で削除し、データを広告業者に販売しない
- スマートフォン用アプリ「1.1.1.1」で簡単に設定可能
- DNSSEC・DNS over HTTPS(DoH)・DNS over TLS(DoT)に対応
- マルウェアブロック機能は標準では非搭載(1.1.1.2を使えば対応)
- 日本国内サービスによっては、プロバイダDNSの方が速い場合もある
| 種類 | 優先DNSサーバー | 代替DNSサーバー |
|---|---|---|
| IPv4 | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 |
| IPv6 | 2606:4700:4700::1111 | 2606:4700:4700::1001 |
速度とプライバシーの両方を重視する方には、Cloudflare DNSが最もおすすめです。詳しい情報はCloudflare 1.1.1.1公式サイトで確認できます。
2. Google Public DNS(8.8.8.8)|安定性と知名度No.1
Google Public DNSは、2009年からGoogleが提供しているパブリックDNSサービスです。「8.8.8.8」という覚えやすいIPアドレスが特徴で、世界で最も利用されているパブリックDNSといわれています。
- Googleの大規模インフラにより、高い安定性と信頼性を実現
- 8.8.8.8という覚えやすいIPアドレス
- DNSSEC・DoH・DoTに対応
- 長年の運用実績があり、トラブル時の情報も豊富
- Cloudflareと比べると応答速度がやや遅い(世界平均)
- マルウェアブロック機能なし
- Googleのプライバシーポリシーに基づきデータが利用される可能性
| 種類 | 優先DNSサーバー | 代替DNSサーバー |
|---|---|---|
| IPv4 | 8.8.8.8 | 8.8.4.4 |
| IPv6 | 2001:4860:4860::8888 | 2001:4860:4860::8844 |
初めてDNSを変更する方や、とにかく安定したDNSを使いたい方にはGoogle Public DNSがおすすめです。詳しい設定方法はGoogle Public DNS公式ガイドで確認できます。
3. Quad9(9.9.9.9)|セキュリティ特化のDNS
Quad9は、IBM・PCH・GCAなどの大企業・団体が連携して運営するセキュリティ重視のパブリックDNSサービスです。マルウェアサイトやフィッシングサイトへのアクセスを自動的にブロックする機能が標準で搭載されています。
- 19社以上の脅威インテリジェンス提供者と連携し、危険なサイトを自動ブロック
- 個人を特定できる情報(IPアドレス等)をログに記録しない
- 非営利団体が運営しており、商業利用目的のデータ収集がない
- DNSSEC・DoH・DoTに対応
- 正常なサイトが誤ってブロックされることがある
- Cloudflare・Googleと比べると知名度が低い
| 種類 | 優先DNSサーバー | 代替DNSサーバー |
|---|---|---|
| IPv4(セキュリティ有効) | 9.9.9.9 | 149.112.112.112 |
| IPv6(セキュリティ有効) | 2620:fe::fe | 2620:fe::9 |
セキュリティを最優先に考える方、ウイルス対策ソフトと併用してさらに安全性を高めたい方にはQuad9がおすすめです。詳しくはQuad9公式サイトをご確認ください。
4. OpenDNS(208.67.222.222)|ペアレンタルコントロールに最適
OpenDNSは、ネットワーク機器大手のCiscoが提供するパブリックDNSサービスです。無料プランでもアダルトコンテンツのフィルタリングが可能な「Family Shield」や、Webサイトのカテゴリ別フィルタリングが設定できる「Home」プランがあり、子供のいる家庭に人気があります。
- アダルトコンテンツやギャンブルサイトなどのフィルタリング機能
- 「Family Shield」はDNS設定を変えるだけで自動フィルタリング
- 無料で50種類以上のカテゴリ別フィルタリングが可能(要アカウント登録)
- フィッシング・マルウェアサイトのブロック機能あり
- 詳細なフィルタリング設定にはアカウント登録が必要
- CloudflareやGoogleと比べると速度面でやや劣る
| 種類 | 優先DNSサーバー | 代替DNSサーバー |
|---|---|---|
| Home(標準) | 208.67.222.222 | 208.67.220.220 |
| Family Shield(アダルトブロック) | 208.67.222.123 | 208.67.220.123 |
お子さんのいる家庭や、アダルトコンテンツへのアクセスを制限したい方にはOpenDNSが最適です。
5. NextDNS|広告ブロック&カスタマイズ性抜群
NextDNSは、DNSレベルで広告やトラッカーをブロックできるカスタマイズ性の高いサービスです。無料プランでも月30万クエリまで利用でき、広告ブロックリストの選択や、特定ドメインの許可・拒否設定などが細かく行えます。
- DNSレベルでの広告・トラッカーブロックが可能
- ブロックリストを複数選択してカスタマイズ可能
- 詳細な統計・ログが確認できる
- ペアレンタルコントロール機能も搭載
- アプリでも設定可能(iOS・Android対応)
- 無料プランは月30万クエリの制限あり(超過後はフィルタリング無効)
- アカウント登録が必要
- 設定項目が多く、初心者にはやや複雑
広告ブロッカーをDNSレベルで使いたい方や、細かいカスタマイズを楽しみたい方にはNextDNSがおすすめです。月250円(年2,500円)の有料プランに加入すれば、クエリ制限が解除されます。
6. Cloudflare for Families(1.1.1.2 / 1.1.1.3)|マルウェアブロック搭載
Cloudflare for Familiesは、Cloudflare DNSにマルウェアブロック機能やアダルトコンテンツフィルタリングを追加したサービスです。標準の1.1.1.1と同様の高速性を維持しながら、セキュリティ機能が強化されています。
- 1.1.1.1と同等の高速性を維持
- マルウェアサイトを自動ブロック(1.1.1.2)
- マルウェア+アダルトコンテンツをブロック(1.1.1.3)
- アカウント登録不要で利用可能
- フィルタリングのカスタマイズはできない
- ブロックされたサイトの確認・解除ができない
| 種類 | 優先DNSサーバー | 代替DNSサーバー |
|---|---|---|
| マルウェアブロック | 1.1.1.2 | 1.0.0.2 |
| マルウェア+アダルトブロック | 1.1.1.3 | 1.0.0.3 |
Cloudflareの速度を維持しながらセキュリティも強化したい方には、Cloudflare for Familiesがおすすめです。アカウント登録なしでDNSアドレスを変えるだけで使えるのも手軽です。
DNSサーバーの設定方法【デバイス別】
ここからは、各デバイスでDNSサーバーを変更する方法を解説します。設定自体は数分で完了し、特別な知識は必要ありません。
Windowsでの設定方法(Windows 10/11)
スタートメニューから「設定」アイコンをクリック、または「Windowsキー + I」で設定画面を開きます。
Windows 11の場合は「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」または「イーサネット」を選択します。
接続中のネットワークのプロパティを開き、「DNS サーバーの割り当て」の横にある「編集」ボタンをクリックします。
「自動(DHCP)」から「手動」に変更し、IPv4をオンにします。「優先DNS」に「1.1.1.1」または「8.8.8.8」、「代替DNS」に「1.0.0.1」または「8.8.4.4」を入力して「保存」をクリックします。
Macでの設定方法
Appleメニューから「システム設定」(macOS Ventura以降)または「システム環境設定」を開きます。
左メニューから「ネットワーク」を選択し、使用中の接続(Wi-Fiまたはイーサネット)をクリックします。
「詳細」ボタンをクリックし、「DNS」タブを選択します。
左下の「+」ボタンをクリックし、「1.1.1.1」と「1.0.0.1」(またはお好みのDNSアドレス)を追加して「OK」→「適用」をクリックします。
iPhoneでの設定方法
iPhoneの設定アプリを開き、「Wi-Fi」をタップします。
接続中のWi-Fiネットワーク名の右側にある「i」アイコンをタップします。
下にスクロールして「DNSを構成」をタップします。
「自動」から「手動」に切り替え、既存のDNSを削除してから「サーバを追加」で「1.1.1.1」と「1.0.0.1」を入力し、「保存」をタップします。
iPhoneの場合、Wi-Fiネットワークごとに設定が必要です。すべてのネットワークでDNSを変更したい場合は、Cloudflare公式アプリ「1.1.1.1」をApp Storeからダウンロードすると便利です。
Androidでの設定方法
Android 9以降では「プライベートDNS」機能を使って、すべてのネットワークに対してDNSを一括設定できます。
設定アプリを開き、「ネットワークとインターネット」または「接続」をタップします(機種により表記が異なります)。
「詳細設定」または「その他の接続設定」から「プライベートDNS」を見つけてタップします。
「プライベートDNSプロバイダのホスト名」を選択し、以下のいずれかを入力して保存します。
- Cloudflare:
one.one.one.one - Google:
dns.google - Quad9:
dns.quad9.net
ルーターでの設定方法
ルーター側でDNSを設定すると、そのルーターに接続するすべてのデバイスに設定が反映されます。家族全員のスマホやパソコン、ゲーム機などをまとめて変更したい場合はこの方法がおすすめです。
設定方法はルーターのメーカーや機種によって異なりますが、一般的な手順は以下の通りです。
- ブラウザでルーターの管理画面(例:192.168.1.1 や 192.168.0.1)にアクセス
- 管理者IDとパスワードでログイン
- 「インターネット設定」や「WAN設定」などの項目を探す
- DNS設定の項目で「手動」を選択し、DNSアドレスを入力
- 設定を保存して適用
詳しい手順は、お使いのルーターのマニュアルまたはメーカー公式サイトでご確認ください。
ルーターのDNS設定を変更すると、接続しているすべてのデバイスに影響します。設定前に現在のDNS設定をメモしておき、問題が発生した場合に元に戻せるようにしておくことをおすすめします。
DNSサーバーに関するよくある質問(FAQ)
- DNSサーバーを変更すると通信速度は速くなりますか?
-
DNSサーバーの変更で改善されるのは「名前解決」の速度であり、ダウンロード速度やアップロード速度そのものは変わりません。ただし、Webサイトの読み込み開始が早くなるため、体感的にはブラウジングが快適になる場合があります。
- DNSサーバーを変更しても安全ですか?
-
Cloudflare、Google、Quad9などの大手企業が提供するパブリックDNSは安全に利用できます。むしろセキュリティ機能が充実しているDNS(Quad9など)に変更することで、マルウェアサイトへのアクセスをブロックできるなど、安全性が向上する場合もあります。ただし、提供元が不明なDNSサーバーの利用は避けましょう。
- ゲームに最適なDNSサーバーはどれですか?
-
オンラインゲームでは、応答速度(レイテンシ)が低いDNSが適しています。Cloudflare DNS(1.1.1.1)やGoogle Public DNS(8.8.8.8)がおすすめです。ただし、DNSの変更でping値(ラグ)が大幅に改善されることは期待しにくく、回線自体の品質が重要です。
- スマホでもDNSを変更できますか?
-
iPhoneとAndroidどちらでもDNSの変更が可能です。iPhoneはWi-Fi設定から個別に設定、AndroidはプライベートDNS機能で一括設定できます。また、Cloudflareの「1.1.1.1」アプリを使えば、より簡単に設定できます。
- DNSを変更したら元に戻せますか?
-
はい、いつでも元に戻せます。設定を「自動(DHCP)」に戻すか、プロバイダから指定されているDNSアドレスを再入力すれば元の状態に戻ります。変更前に現在の設定をメモしておくと安心です。
- IPv4とIPv6のどちらを設定すればいいですか?
-
お使いの回線がIPv6に対応しているなら、IPv6のDNSも設定しておくことをおすすめします。多くのパブリックDNSはIPv4とIPv6の両方に対応しています。回線がIPv4のみの場合は、IPv4のDNS設定だけで問題ありません。
- 子供が使うデバイスにおすすめのDNSは?
-
お子さんのいる家庭には、アダルトコンテンツをフィルタリングできるDNSがおすすめです。OpenDNS Family Shield(208.67.222.123)やCloudflare for Families(1.1.1.3)は、設定を変えるだけでアダルトサイトへのアクセスをブロックできます。より細かい制御が必要な場合はNextDNSが便利です。
まとめ|目的に合ったDNSサーバーを選ぼう
この記事では、DNSサーバーの基礎知識から、おすすめのパブリックDNS6選、各デバイスでの設定方法まで解説しました。最後に要点を整理します。
速度とプライバシー重視なら → Cloudflare DNS(1.1.1.1)
世界最速と評価されるDNSで、24時間でログを削除するプライバシー重視のサービスです。
安定性と信頼性重視なら → Google Public DNS(8.8.8.8)
長年の運用実績があり、覚えやすいIPアドレスで初心者にも扱いやすいDNSです。
セキュリティ重視なら → Quad9(9.9.9.9)
マルウェアサイトやフィッシングサイトを自動でブロックしてくれるセキュリティ特化のDNSです。
DNSサーバーの変更は無料で試せるので、まずは気になるDNSを設定してみて、体感速度やセキュリティを確認してみることをおすすめします。もし問題があれば、いつでも元の設定に戻せるので安心です。
なお、DNSサーバーの変更だけではインターネット速度が改善しない場合、回線そのものの見直しが必要かもしれません。工事ができない方やすぐにネット環境が必要な方は、工事不要Wi-Fiの選び方も参考にしてください。

