ドコモ光VDSL終了の対象確認と切替手順【2026年】

最終更新:2026年7月6日|次回見直し予定:月次

「ドコモ光のVDSLが終了する」という案内やニュースを見て、自分のネットが使えなくなるのではと不安になっていませんか。通信業界10年以上の実務経験をもとに公式情報を確認すると、この件は全ドコモ光ユーザーが対象ではありません。対象は特定の建物条件に当てはまる一部の利用者に限られます。

この記事では、まず自分が移行対象かを見分ける方法を示し、案内が届いた人がやるべきこと、光配線方式への切り替え手順、工事費の扱い、そして光配線を使えない場合の選択肢までを順に整理します。「うちは終了するのか、しないのか」をこの記事だけで判断できる状態を目指します。

この記事の結論
ドコモ光のVDSLは全建物で一斉終了するわけではなく、光配線装置が併設された一部の対象建物だけがDM等で移行案内を受ける。対象なら期限内に光配線方式へ切り替えれば工事費は無料で継続でき、光配線を使えない建物では今までどおりVDSL/LANを利用できる。
目次

ドコモ光のVDSLは全部終了するわけではない

このセクションの要点
終了するのは「光配線方式の装置とVDSL/LANの集合装置が併設された建物」でVDSL/LANを使っている人だけ。それ以外の建物は対象外で、今までどおり使える。

まず誤解を解いておきます。「ドコモ光のVDSLが終了する」という情報は事実ですが、対象は限定されています。NTTドコモの公式お知らせによれば、対象は「光配線方式の装置(光スプリッタ)」と「VDSL/LAN配線方式の集合装置」が併設されている一部建物でVDSL/LAN配線方式を利用している人である。

ドコモの公式お知らせによれば、対象建物では2026年1月31日までに光配線方式への切り替え工事が完了しなかった場合、VDSL/LAN配線方式のサービスが継続利用できなくなる。ただし対象は光配線装置が併設された建物であるため、切り替え工事を行えば引き続きアクセスサービスを利用できる。

重要なのはここからです。ドコモの公式お知らせによれば、そもそも光配線方式を利用できない建物の人については、引き続きVDSL/LAN方式でドコモ光を利用できると明記されている。つまり「光にできる建物は光へ」「光にできない建物はそのまま」という整理であって、VDSLが一斉に打ち切られるわけではない。

補足:VDSL方式は電話回線を使う集合住宅向けの配線で、上りの速度が出にくい仕組みです。光配線方式は各戸まで光ファイバーを引く方式で、理論上は最大1Gbps(理論値)クラスまで対応できます。今回の移行は、この速度差を解消する目的があります。

終了するのは案内が届いた対象建物だけ

自分が移行対象か確認する方法

結論から言うと、自分が対象かどうかは「ドコモからの案内が届いているか」で判断するのが最も確実です。対象者にはダイレクトメール等で移行手続きの案内が送られる仕組みになっているためです。

Yes/No 対象かんたん診断

Q1. ドコモから「光配線方式への移行」の案内(DM・書面・メール等)が届いた?

→ Yes → あなたは移行対象の可能性が高い(Q2へ)
→ No → 現時点では対象案内なし。慌てて手続きする必要はない

案内が届いた人は、次に自宅の配線方式を確認します。今VDSL方式かどうかは、契約書類やドコモ光の会員ページ(ドコモ光の契約内容確認)、または壁の差込口にVDSL用モデムがつながっているかで判断できます。判断に迷う場合は、ドコモ光の窓口で契約中の配線方式を確認してください。

対象確認チェックリスト
  • ドコモからの移行案内(DM・メール等)が届いているか
  • 現在の配線方式がVDSL/LAN方式か(契約内容・モデムで確認)
  • 建物に光配線方式の設備が入っているか(案内文または管理会社に確認)

案内が届いていない、または配線方式がわからない場合は、自己判断せずドコモ光の公式サポートで確認するのが安全です。本記事の確認時点でも、対象建物の個別判定はドコモ側の設備情報に基づくため、個人での完全な判断は難しいのが実情です。

ドコモから案内が届いた人がやること

案内が届いた人は「放置」が一番のリスクです。期限までに切り替え工事が完了しないと、対象建物ではVDSL/LANのサービスが継続できなくなる可能性があります。まずは案内文に記載された申込方法と期限を確認しましょう。

やることはシンプルで、案内に沿って光配線方式への移行を申し込むだけです。ドコモから届いた案内には申込先・手続き方法が記載されています。ここで判断が必要になるのは「ドコモ光のまま光配線に切り替えるか」「この機会に他社へ乗り換えるか」の2点です。

ドコモのスマホを家族で複数台使っている人は、ドコモ光セット割の恩恵が大きいため、ドコモ光のまま光配線へ切り替えるのが素直な選択です。一方でahamoや格安SIMに移行済みでセット割が効いていない人は、この切り替えを機に料金を見直す価値があります。

ahamoや格安SIMでセット割が効いていない方は、乗り換え先の料金水準を先に見ておくと判断しやすくなります。

GMOとくとくBB光の料金を確認する

詳しい損得の考え方は、ahamoに変えたらドコモ光は損になるのかを検証した記事で整理しています。あわせて確認しておくと切り替え判断がぶれません。

光配線方式への切り替え手順

ドコモ光のまま光配線方式へ切り替える場合の流れは、次の4ステップです。所要期間は申込から開通まで数週間程度が目安ですが、工事の混み具合で前後します。

STEP
案内内容と期限を確認する

ドコモから届いた案内に記載の申込方法・締切を確認します。対象建物では期限内の工事完了が条件になるため、まず日程感を把握します。

STEP
光配線方式への移行を申し込む

案内に沿ってドコモ光の窓口で移行を申し込みます。申込時に工事日を調整します。集合住宅では管理会社・オーナーの許可が必要なケースもあるため、早めに確認しておくと安心です。

STEP
切り替え工事を受ける

光ファイバーを部屋まで引き込む工事を行います。立ち会いが必要な場合が多いため、在宅できる日を工事日に設定します。既存のVDSLモデムは光配線用の機器に置き換わります。

STEP
接続設定をして完了

新しい機器にルーターやONUを接続し、開通を確認します。IPv6(IPoE)対応ルーターを使うと、混雑時間帯の速度が安定しやすくなります。

切り替え工事費の扱い

気になる工事費ですが、移行対象者は原則として工事費が無料になります。ドコモの公式お知らせによれば、移行対象のお客さまは光配線方式への移行に伴う工事費が無料となる。ただし、これには条件がある点に注意が必要です。

ドコモの公式お知らせによれば、利用者都合などにより申し込み後の一定期間内に移行が完了しない場合は無料の対象外となる。また、申し出内容や工事内容によっては無料の対象外、または追加料金が発生する場合があるとされている。つまり「案内に沿って期限内に手続きすれば無料、放置して期限を過ぎると自己負担のリスク」という構図です。

期限を過ぎてからの切り替えや、通常の申込による工事は無料の対象外になる可能性があります。無料で切り替えられるのは「対象者が案内に沿って期限内に完了させた場合」が基本です。工事費の最終的な扱いは、必ずドコモ光の窓口で自分のケースを確認してください。

マンション全体でのVDSL廃止の背景や、無料移行の期限まわりの整理は、VDSL廃止後にどうするかをまとめた記事でも扱っています。建物側の事情まで含めて知りたい人はあわせてご覧ください。

無料の条件は案内どおり期限内に完了すること

光配線方式が利用できない場合はどうなる

建物の構造上どうしても光配線を通せないケースもあります。その場合でも慌てる必要はありません。ドコモの公式お知らせによれば、光配線方式を利用できないお客さまは、引き続きVDSL/LAN方式でドコモ光を利用できるとされている。

ただし、VDSL方式は速度の上限が低く、在宅ワークや動画配信が増えた家庭では物足りなさを感じる場面もあります。光配線が使えない建物で、それでも速い回線がほしい場合は、工事不要のホームルーターという選択肢が現実的な代替になります。

AREA

工事不要の代替を検討するなら対応エリア確認から

ホームルーターは提供エリア外だと速度が出にくいことがあります。住所を入れるだけで対応状況を確認できます。

所要1分無料契約にはなりません
GMOとくとくBBホームWi-Fiを確認する

※エリア確認だけでは契約になりません。

ホームルーターは工事不要で、届いた機器を電源につなぐだけで使えます。光配線が引けない賃貸・集合住宅の代替として現実的ですが、電波状況に速度が左右される点は理解しておく必要があります。この点が、確実な有線速度を求める人には向かない部分です。

ドコモ光を継続するか乗り換えるか

切り替えを機に「そのままドコモ光か、他社か」で迷う人は、判断軸をスマホのセット割で切り分けるとシンプルです。

タイプ別の考え方
  • ドコモスマホを家族複数台で使っている → セット割が大きいのでドコモ光のまま光配線へ切り替えるのが無難
  • ahamo・格安SIMでセット割が効いていない → 月額の安い光回線への乗り換えも選択肢
  • 光配線が引けない建物 → 工事不要のホームルーターを代替候補に

乗り換え先を検討する場合、料金水準の目安になるのがGMOインターネットグループが運営するGMOとくとくBB光です。GMOの公式サイト掲載情報では、GMOとくとくBB光の1ギガの月額料金はファミリータイプで税込4,818円、マンションタイプで税込3,773円である(限定特典ページ・2026年7月6日時点)。契約期間の縛りがない点も、切り替えの選択肢として扱いやすい特徴です。

ドコモ光とGMO光アクセスの違いは、スマホの契約状況によって答えが変わります。詳しくはドコモ光とGMO光アクセスの違いを条件別に整理した記事と、スマホ別のおすすめ光回線をまとめた2026年版もあわせて確認してください。

切り替え前によくある不安と確認ポイント

  • 今の速度で足りるか不安 → 乗り換え先の実測速度と料金を公式で確認できる
  • キャッシュバックの条件が複雑 → 受け取り時期と条件を公式ページで確認できる
  • 縛りが気になる → 契約期間・解約条件を公式で確認できる

乗り換えを迷っている方も、まず公式で料金と特典の最新条件だけ見ておくと失敗しにくいです。

GMOとくとくBB光の料金・特典を確認する

※料金確認だけでは契約になりません。料金・キャンペーン内容は2026年7月6日時点のものです。

ドコモ光VDSL終了に関するよくある質問

ドコモ光のVDSLはいつ終了しますか?

対象建物では、2026年1月31日までに光配線方式への切り替え工事が完了しなかった場合にVDSL/LAN配線方式のサービスが継続利用できなくなる、とドコモの公式お知らせで案内されています。全建物一斉の終了ではなく、対象建物に限った話です。

案内が届いていなくても対象になりますか?

対象者にはダイレクトメール等で移行手続きの案内が送られます。案内が届いていない場合は現時点で対象案内はないと考えられますが、不安な場合はドコモ光の窓口で自分の建物が対象か確認するのが確実です。

光配線方式への切り替え工事費は無料ですか?

移行対象者は原則として工事費が無料です。ただし、利用者都合で一定期間内に移行が完了しない場合や、工事内容によっては無料の対象外・追加料金が発生する場合があるとドコモの公式お知らせに記載されています。詳細は窓口でご確認ください。

光配線方式が使えない建物はどうなりますか?

ドコモの公式お知らせによれば、光配線方式を利用できないお客さまは引き続きVDSL/LAN方式でドコモ光を利用できます。強制的にネットが使えなくなるわけではありません。速度に不満がある場合は、工事不要のホームルーターなどが代替候補になります。

切り替えを機に他社へ乗り換えたほうが良いですか?

ドコモスマホを家族で複数台使っているならセット割が大きいため、ドコモ光のまま切り替えるのが無難です。ahamoや格安SIMでセット割が効いていない場合は、月額の安い光回線への乗り換えを検討する価値があります。

VDSLと光配線方式では速度はどれくらい変わりますか?

VDSL方式は電話回線を使う仕組みで上りの速度が出にくく、光配線方式は各戸まで光ファイバーを引くため理論上は最大1Gbps(理論値)クラスに対応します。実測値は建物や時間帯で変わるため、みんなのネット回線速度(みんそく)などで実際の数値を確認すると目安になります。

この記事の要点
  • VDSL終了は全ユーザー対象ではなく、光配線装置が併設された対象建物のみ
  • 対象かどうかはドコモからの案内(DM等)の有無で判断するのが確実
  • 対象者が期限内に手続きすれば切り替え工事費は原則無料
  • 光配線を使えない建物は引き続きVDSL/LANで利用を継続できる
  • 切り替えを機に乗り換えるかはスマホのセット割で判断する

まとめ:まず対象か確認し、案内どおりに動けば慌てなくてよい

ドコモ光のVDSL終了は、対象建物に限った話です。やるべきことは、案内が届いているか確認し、届いていれば期限内に光配線方式へ切り替える、この一点に尽きます。光配線が使えない建物ならVDSL/LANを継続できるため、ネットが突然使えなくなる心配はありません。

次のアクションは3つです。ドコモスマホ中心の家庭はドコモ光とGMO光アクセスの違いで継続の妥当性を確認する。ahamo・格安SIMの人はahamoでドコモ光が損になるかの検証を読む。乗り換え候補を広く見たい人はスマホ別おすすめ光回線2026で自分に合う回線を探してみてください。

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この記事を書いた人

Wi-Fiのトリセツ運営者。元通信キャリア勤務の経験を活かし、光回線・ホームルーター・ポケット型Wi-Fiの選び方をわかりやすく解説しています。モットーは「難しい通信の話を、誰にでもわかる言葉で」。回線選びに迷ったら、ぜひ当サイトを活用してください。

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