この記事でわかること
・ドコモ光に通信制限があるのかの真相
・速度が遅くなる本当の原因
・今すぐできる改善方法
・プロバイダ別の実測速度比較
「ドコモ光を使っているのに、なぜか速度が遅い…」「スマホのように通信制限がかかるの?」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、ドコモ光自体には通信制限や速度制限は設けられていません。スマホやポケット型Wi-Fiのように「月間○GBを超えたら制限」といったルールは存在しないんです。
しかし、実際に「速度が遅くなった」と感じる方がいるのも事実です。その原因は、プロバイダ側の帯域制御、接続方式の違い、利用機器の問題など、複数の要因が考えられます。
本記事では、ドコモ光の通信制限・速度制限の真相を明らかにし、速度が遅くなる本当の原因と具体的な改善方法を、最新の実測データをもとに詳しく解説します。
ドコモ光の通信制限・速度制限の基礎知識
ドコモ光には「通信制限」がない理由
ドコモ光は、NTT東日本・西日本が提供するフレッツ光回線を利用した「光コラボレーション」サービスです。光回線は物理的に専用の光ファイバーケーブルを自宅まで引き込むため、モバイル回線のような電波の共有がありません。
- 月間データ容量の上限なし(無制限)
- 使いすぎによる速度制限なし
- 24時間365日、高速通信が可能
ドコモのスマホプランでは、例えば「eximo」プランでデータ容量を超過すると128kbpsや1Mbpsに制限されますが、ドコモ光ではそのような制限は発生しません。
「帯域制御」と「速度制限」の違い
帯域制御とは、回線の混雑を防ぐために、一部のユーザーの通信速度を一時的に調整する仕組みです。この帯域制御は、一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)などが策定した「帯域制御の運用基準に関するガイドライン」に基づいて運用されています。
- 1日30GB以上の大量アップロード通信
- P2Pソフトを使用した大量のファイル共有
- 回線全体が混雑している時間帯の大量通信



通常のインターネット利用(動画視聴、オンラインゲーム、Web会議など)の範囲では、帯域制御の対象になることはほとんどありませんのでご安心ください。
ドコモ光の料金プランと最大速度
ドコモ光には「1ギガ」と「10ギガ」の2つのプランがあります。いずれもベストエフォート型サービスであり、表示される速度は技術規格上の最大値です。
| 項目 | ドコモ光 1ギガ | ドコモ光 10ギガ |
|---|---|---|
| 最大通信速度(理論値) | 上下最大1Gbps | 上下最大10Gbps |
| 月額料金(タイプA・2年定期) | 戸建て:5,720円 マンション:4,400円 | 戸建て・マンション共通:6,380円 |
| 月額料金(タイプB・2年定期) | 戸建て:5,940円 マンション:4,620円 | 戸建て・マンション共通:6,600円 |
| 契約事務手数料 | 4,950円(税込) | |
| 工事費(代表例) | 22,000円(税込) | |
| 解約金(2年定期契約) | 戸建て:5,500円 マンション:4,180円 | 5,500円 |
| データ容量制限 | なし(無制限) | |
ドコモ光の実測速度と他社比較
ドコモ光の実測速度データ(2025年12月時点)
通信速度測定サイト「みんなのネット回線速度(みんそく)」に投稿された約149万件の測定データによると、ドコモ光の平均実測速度は以下のとおりです。
| 測定項目 | 数値 |
|---|---|
| 測定件数 | 約1,490,698件 |
| 平均下り速度 | 468.46 Mbps |
| 平均上り速度 | 392.11 Mbps |
| 平均Ping値 | 21.7 ms |
| 光回線ランキング | 67回線中39位 |
平均下り速度468Mbpsは、4K動画のストリーミング視聴(推奨25Mbps程度)やオンラインゲーム(推奨30〜100Mbps程度)には十分な速度です。
接続方式による速度の違い(IPoE vs PPPoE)
| 接続方式 | 測定件数 | 平均下り速度 | 平均上り速度 | 平均Ping値 |
|---|---|---|---|---|
| IPoE(IPv6) | 49,784件 | 530.88 Mbps | 448.79 Mbps | 20.06 ms |
| PPPoE(従来方式) | 7,607件 | 271.92 Mbps | 212.76 Mbps | 27.23 ms |



IPoE接続はPPPoE接続と比較して、下り速度が約2倍も速いんです!ドコモ光を快適に利用するためには、IPoE(IPv6)対応のプロバイダを選ぶことが重要ですよ。
他社光回線との速度比較
| 光回線 | 平均下り速度 | 平均上り速度 | 平均Ping値 |
|---|---|---|---|
| eo光 | 882.92 Mbps | 858.50 Mbps | 16.17 ms |
| NURO光 | 807.37 Mbps | 698.48 Mbps | 12.04 ms |
| コミュファ光 | 773.86 Mbps | 753.02 Mbps | 16.41 ms |
| auひかり | 629.23 Mbps | 592.32 Mbps | 16.20 ms |
| ソフトバンク光 | 498.86 Mbps | 415.44 Mbps | 17.74 ms |
| ドコモ光 | 468.46 Mbps | 392.11 Mbps | 21.70 ms |
| OCN光 | 358.68 Mbps | 244.22 Mbps | 22.97 ms |
ドコモ光は光コラボレーション回線(フレッツ光ベース)の中では標準的な速度です。独自回線を持つNURO光やauひかりには速度面で劣りますが、全国対応のエリアの広さやドコモスマホとのセット割を考慮すると、ドコモユーザーにとってはコストパフォーマンスに優れた選択肢といえます。
速度が遅くなる原因と改善方法
ドコモ光で速度が遅くなる原因は、大きく分けて4つのカテゴリに分類できます。
原因1:プロバイダ側の問題
ドコモ光はプロバイダ一体型のサービスですが、選択するプロバイダによって速度に差が出ることがあります。特に、夜間や休日などインターネット利用が集中する時間帯は、プロバイダの設備容量によって速度が低下するケースがあります。
改善方法
・IPoE(IPv6)対応のプロバイダに変更する
・実測速度の評判が良いプロバイダを選ぶ
・プロバイダの帯域制御ポリシーを事前に確認する
原因2:接続方式の問題(PPPoE接続)
PPPoE接続を使用している場合、網終端装置(NTE)を経由するため、利用者が多い時間帯に混雑が発生しやすくなります。実測データでも、PPPoE接続はIPoE接続と比較して約半分の速度しか出ていません。
改善方法
・プロバイダの管理画面からIPoE(IPv6)接続に切り替える
・v6プラス、OCNバーチャルコネクトなどを有効にする
・ルーターの設定でPPPoE設定を削除しIPoEモードをONにする
原因3:宅内機器の問題
Wi-FiルーターやLANケーブルが古い場合、光回線の性能を十分に発揮できません。例えば、Wi-Fi 4対応のルーターでは最大600Mbps程度、カテゴリ5のLANケーブルでは最大100Mbpsまでしか対応していません。
改善方法
・Wi-Fi 6以上対応のルーターに買い替える
・LANケーブルをカテゴリ6a以上に交換する
・ルーターの設置場所を見直す(家の中央、床から1m程度の高さが理想)
・Wi-Fiの周波数帯を2.4GHzから5GHzに変更する
原因4:利用環境の問題
マンションの場合、建物内の配線方式によって最大速度が制限されることがあります。特にVDSL方式の場合、光回線であっても最大100Mbps程度に制限されます。
改善方法
・建物の配線方式を確認する(光配線方式が最も高速)
・利用が集中する時間帯(19時〜23時頃)を避ける
・有線接続を優先的に使用する
今すぐできる速度改善チェックリスト
速度が遅いと感じたら、以下の手順で改善を試みてください。
ルーター、ONU(モデム)、パソコン・スマホの電源を切り、5分程度待ってから再起動する
プロバイダの管理画面でIPoE(IPv6)が有効になっているか確認する
Wi-FiではなくLANケーブルで直接接続し、速度を測定する
カテゴリ6以上のケーブルを使用しているか確認する
5GHz帯に接続し直す(SSIDの末尾が「5G」や「A」のもの)
ドコモ光のサポートページで通信障害情報を確認する
プロバイダ別の速度比較とおすすめ
ドコモ光対応プロバイダの実測速度ランキング
ドコモ光は21社以上のプロバイダから選択できますが、プロバイダによって実測速度に差があります。
| プロバイダ | タイプ | 平均下り速度 | 平均上り速度 | 平均Ping値 |
|---|---|---|---|---|
| OCN インターネット | A | 561.46 Mbps | 468.10 Mbps | 21.89 ms |
| GMOとくとくBB | A | 498.44 Mbps | 421.86 Mbps | 21.31 ms |
| BIGLOBE | A | 433.78 Mbps | 355.55 Mbps | 18.23 ms |
| @nifty | A | 411.38 Mbps | 415.79 Mbps | 18.48 ms |
| plala(ぷらら) | A | 364.04 Mbps | 264.83 Mbps | 26.90 ms |
おすすめプロバイダ3選
ドコモが提供する公式プロバイダで、実測速度が最も速いという結果が出ています。OCNバーチャルコネクト(IPv4 over IPv6)に対応しており、混雑時間帯でも安定した速度が期待できます。
- 実測速度No.1
- ドコモ公式プロバイダの安心感
- 新規申込みでキャッシュバック特典あり
v6プラス(IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6)に標準対応し、高性能Wi-Fiルーターの無料レンタル特典があります。キャッシュバック額が業界最高水準で、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
- キャッシュバック額が業界最高水準
- 高性能Wi-Fiルーター無料レンタル
- v6プラス標準対応で高速通信
老舗プロバイダの安心感があり、サポート体制が充実しています。v6プラスに対応しており、Ping値が低いためオンラインゲームにも適しています。
- 老舗プロバイダの充実サポート
- Ping値が低くゲームに最適
- v6プラス対応
@niftyは帯域制御が行われる場合があるため、大量のデータ通信を行う方は注意が必要です。
実際の利用者の声と評判
時間帯別の速度変化
みんそくのデータによると、ドコモ光の速度は時間帯によって変動します。特に夜間(19時〜23時)は利用者が増加するため、速度が低下する傾向があります。
| 時間帯 | 平均下り速度 | 平均上り速度 | 平均Ping値 |
|---|---|---|---|
| 朝(5時〜9時) | 628.63 Mbps | 459.30 Mbps | 20.18 ms |
| 昼(12時〜13時) | 624.23 Mbps | 497.38 Mbps | 21.88 ms |
| 夕方(16時〜18時) | 539.31 Mbps | 449.89 Mbps | 21.48 ms |
| 夜(19時〜23時) | 419.30 Mbps | 422.90 Mbps | 23.81 ms |
| 深夜(0時〜5時) | 673.08 Mbps | 534.16 Mbps | 19.33 ms |



深夜や早朝は600Mbps以上の高速通信が可能ですが、夜間は400Mbps台まで低下します。とはいえ、400Mbpsあれば4K動画の視聴やオンラインゲームには十分な速度ですよ!
有線接続とWi-Fi接続の速度差
| 接続方法 | 測定件数 | 平均下り速度 | 平均上り速度 |
|---|---|---|---|
| 有線接続 | 25,772件 | 653.93 Mbps | 601.51 Mbps |
| Wi-Fi接続 | 32,876件 | 359.64 Mbps | 269.01 Mbps |
有線接続はWi-Fi接続と比較して約1.8倍の速度が出ています。オンラインゲームや大容量ファイルのダウンロードなど、高速通信が必要な場合は有線接続を優先することをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
- ドコモ光には月間データ容量の制限はありますか?
-
いいえ、ドコモ光にはデータ容量の制限はありません。スマホやポケット型Wi-Fiのような「月間○GBまで」という上限はなく、24時間365日、無制限でインターネットを利用できます。ただし、プロバイダによっては極端に大量のデータ通信(1日30GB以上のアップロードなど)を行った場合に、一時的な帯域制御が適用される場合があります。
- ドコモ光の速度が夜になると遅くなるのはなぜですか?
-
夜間(19時〜23時頃)はインターネット利用者が増加するため、回線が混雑して速度が低下します。特にPPPoE接続の場合、網終端装置がボトルネックになりやすいです。改善方法としては、IPoE(IPv6)接続への切り替え、Wi-Fiルーターの再起動、有線接続の利用などがあります。
- IPoE(IPv6)接続に切り替えるにはどうすればいいですか?
-
まず、契約しているプロバイダがIPoE(IPv6)に対応しているか確認してください。ほとんどのドコモ光対応プロバイダはIPoEに対応しています。対応している場合、プロバイダの会員ページからIPoEオプションを申し込み、ルーターの設定でPPPoE設定を削除してIPoEモードを有効にします。
- ドコモ光 10ギガは本当に速いですか?
-
みんそくのデータによると、ドコモ光 10ギガの実測平均速度は下り約1,117〜1,511Mbps程度で、1ギガプラン(下り約468Mbps)の約2〜3倍の速度が出ています。ただし、10Gbpsの理論値は出ません。最大速度を活かすには、10Gbps対応のルーターやLANケーブル(カテゴリ6a以上)、対応端末が必要です。
- プロバイダを変更すると速度は改善しますか?
-
プロバイダによって設備容量や混雑状況が異なるため、変更することで速度が改善する可能性はあります。特に、IPoE(IPv6)に対応していないプロバイダから対応プロバイダに変更する場合は、大幅な速度改善が期待できます。
- ドコモ光が100Mbpsしか出ないのは異常ですか?
-
光回線で100Mbps程度しか出ない場合は、何らかの問題がある可能性があります。原因として考えられるのは、VDSL方式のマンション(最大100Mbps制限)、古いLANケーブル(カテゴリ5は最大100Mbps)、ルーターの性能不足、PPPoE接続の混雑などです。まずはLANケーブルの規格確認と、IPoE接続への切り替えを試してみてください。
まとめ
本記事では、ドコモ光の通信制限・速度制限について詳しく解説しました。
- 通信制限について:ドコモ光自体には月間データ容量の制限や速度制限は設けられておらず、無制限でインターネットを利用可能
- 速度低下の主な原因:PPPoE接続の混雑、プロバイダの設備容量、宅内機器の性能不足、マンションの配線方式など
- 効果的な改善方法:IPoE(IPv6)接続への切り替えが最も効果的(実測で約2倍の速度差)
- プロバイダ選び:OCN インターネットやGMOとくとくBBなど、IPoE対応で実測速度の評判が良いプロバイダがおすすめ
ドコモ光は全国対応のエリアの広さと、ドコモスマホとのセット割(最大1,210円/月割引)が魅力の光回線です。通信制限を気にせず、適切な設定と機器を使用すれば、快適なインターネット環境を構築できます。



速度に不満を感じている方は、まずIPoE(IPv6)接続への切り替えを試してみてくださいね!それだけで大幅に改善するケースが多いですよ。
他の光回線も検討したい方へ
速度重視ならNURO光、ドコモスマホ以外の方はスマホキャリアに合わせた光回線がおすすめです。









