ホームルーターを検討すると、必ず候補に挙がるのが「GMOとくとくBBホームWi-Fi」と「Rakuten Turbo(楽天ターボ)」の2つです。どちらも工事不要でコンセントに挿すだけで使えますが、料金体系・解約時のリスク・対応エリア・実測速度には明確な違いがあります。
筆者はこれまで読者から「楽天モバイルを使っているけど、楽天ターボとGMO、結局どっちが安いの?」という相談を何度も受けてきました。料金表だけを見比べても、端末代の割引条件やポイント還元が絡むため、本当の総額は見えにくいのが実情です。
そこで本記事では、料金・実質月額・端末代・提供エリア・実測速度の5項目で2社を中立比較します。数値はすべて2026年6月時点の各社公式サイトと、みんなのネット回線速度(みんそく)の最新実測データを筆者が確認したうえで掲載しています。楽天経済圏を使い倒している方の判断軸も含めて、迷ったときの選び方までわかりやすく解説します。

「楽天ポイントが貯まるから楽天ターボがお得そう」と思っている方こそ、総額の比較を一度見てほしいです。
楽天モバイルをメイン回線として使い倒していますか?
→ Yes → ポイント還元を活かせる楽天ターボが候補
→ No → とにかく安く・速度を安定させたいならGMOとくとくBBホームWi-Fi
判断のカギになるのは、やはり具体的な金額です。まず両者の料金を具体的に見ていきます。
GMOホームWi-Fiと楽天ターボの違いを一覧で比較
月額・端末代・違約金・実測速度を一覧化すると、端末代を含めた総支払額ではGMOが優位だとわかります。一方で楽天は実測の上り速度とポイント還元という別軸の強みを持ちます。
基本スペック早見表
2社の主要スペックを横並びにまとめました。理論値(カタログ上の最大値)と実測値は分けて記載しています。独自データ
| 項目 | ★GMOとくとくBBホームWi-Fi★ | Rakuten Turbo(楽天ターボ) |
|---|---|---|
| 月額料金 | 4,928円 | 4,840円 |
| 端末代 | 27,720円 (24回分割で実質0円) | 41,580円 (48回割引で実質0円) |
| 事務手数料 | 3,300円→無料 | 3,300円 |
| 解約違約金 | ◎ なし | ○ 0円(残債は別) |
| 端末機種 | ZTE L13 最大4.2Gbps(理論値) | 専用端末 |
| 実測下り | 約65Mbps | 約87Mbps |
| 実測上り | 約9Mbps | 約36Mbps |
| 契約縛り | ◎ なし | △ 48カ月割引前提 |
※表示価格は税込です。料金・端末代はGMOとくとくBB公式・楽天モバイル公式(2026年6月時点)、速度はみんなのネット回線速度(みんそく)の直近3カ月平均。GMOの実測はサンプル数が少ない点に注意してください。
早見表からわかる3つのポイント
- 月額そのものは楽天ターボがわずかに安いものの、端末代と違約金リスクを含めるとGMOが総額で有利になりやすいです。
- 実測の下り・上りは楽天ターボが上回りますが、GMOはサンプル数が少なく単純比較はできません。
- 楽天ターボには「楽天モバイル併用でポイント還元」という、料金表に表れない別軸の価値があります。
ここからは、各項目を一つずつ詳しく見ていきます。まずは多くの人が最も気にする料金・実質月額からです。
料金・実質月額で比較|どっちが安い?
月額料金の比較
GMOとくとくBB公式によれば、GMOとくとくBBホームWi-Fiの月額は4,928円(税込)です。GMOとくとくBBはずっと定額で、途中で値上がりしない料金体系を採用しています。
一方、楽天モバイル公式によれば、楽天ターボの月額は4,840円(税込)で、製品代は別になります。月額だけを比べると楽天ターボが88円安い計算です。
- 4,928円(税込)でずっと定額
- 事務手数料3,300円が無料
- 4,840円(税込・製品代別)
- 事務手数料3,300円が初回必要
端末代・実質負担の比較
料金の差が大きく出るのが端末代です。GMOの端末(ZTE Speed Wi-Fi HOME 5G L13)は27,720円(税込)ですが、0〜23カ月の割引で相殺され、24回分割で実質0円になります。
楽天ターボの端末代は41,580円(一括)で、866円×48回などの分割が用意されています。製品代実質0円キャンペーンを使えば毎月867円の割引で相殺されますが、割引が完了するのは48カ月後です。GMOは24カ月、楽天は48カ月と、実質0円になるまでの期間が倍違う点が重要です。
楽天ポイント還元を加味した実質比較
楽天ターボの最大の強みが「最強おうちプログラム」です。楽天モバイル公式によれば、楽天モバイルと楽天ターボを併用すると毎月1,000ポイントが永年還元されます(楽天モバイル契約必須・期間限定ポイント)。これを料金から差し引いて考えると、印象が変わります。
独自データ そこで、両者の「48カ月総額(端末実質0円キャンペーン適用後)」を試算しました。楽天は併用で得られる1,000pt/月を実質的な値引きとみなして差し引いています。
| 項目 | ★GMO★ | 楽天ターボ (単体) | 楽天ターボ (楽天モバイル併用) |
|---|---|---|---|
| 月額(48カ月) | 4,928円×48 =236,544円 | 4,840円×48 =232,320円 | 4,840円×48 =232,320円 |
| 端末代(実質) | 0円 | 0円 | 0円 |
| 事務手数料 | 0円 | 3,300円 | 3,300円 |
| ポイント還元 | ― | ― | −48,000円 (1,000pt×48) |
| 48カ月総額(目安) | 約236,544円 | 約235,620円 | 約187,620円 |
※筆者による独自試算(2026年6月時点の公式条件をもとに算出)。端末は両社とも実質0円キャンペーン適用・48カ月継続を前提。楽天併用列はポイントを現金値引きとみなした参考値で、期間限定ポイントの失効・楽天モバイル料金は含みません。実際の負担は利用状況により変わります。



なるほど、楽天モバイルを併用するならポイント分で大きく差が縮まる…むしろ逆転するんだ。
この試算からわかるのは、楽天モバイルを併用してポイントを使い切れる人なら楽天ターボが総額で有利になり得る一方、ポイントを活用しない・楽天モバイルを契約していない人にとっては、48カ月の縛りがないGMOのほうが安心して安く使える、という点です。より詳しい実質費用の考え方は、実質費用ランキングの記事もあわせてご覧ください。
関連記事:ホームルーターの実質費用ランキングを見る
違約金なし・全員21,000円+他社違約金最大50,000円キャッシュバック
公式サイトで現在のキャッシュバック額と適用条件、月額の最新情報を確認できます。
料金確認だけでは契約になりません。キャッシュバック額は申込ページにより異なります。
※料金・キャンペーン内容は2026年6月時点のものです。
端末代と解約時の残債リスクで比較
楽天は48カ月未満の解約で割引が止まり、端末の残債が残ります。短期で使う可能性がある方は、違約金も残債もないGMOのほうが安心です。
GMOとくとくBB公式によれば、GMOには解約違約金がありません。端末代も24カ月で実質0円になり、「いつでも光乗り換え保障」も用意されています。短期で解約しても、端末の割引が止まるだけで大きな残債を抱えにくい設計です。
楽天ターボも契約解除料は0円です。ただし楽天モバイル公式によれば、端末の分割残債は解約後も支払いが継続します。製品代実質0円キャンペーンは48カ月の継続が前提のため、途中解約すると以降の割引がなくなり、残った端末代(最大41,580円)の負担が発生します。
「違約金なし」という言葉だけを見ると同じに見えますが、違約金がないことと残債がないことは別問題です。具体的なシナリオで負担差を見てみましょう。
GMOは端末割引が止まるものの違約金は0円。楽天ターボは契約解除料0円ですが、端末割引が以降なくなり、残った分割残債(おおよそ端末代の約4分の3にあたる金額)の支払いが続きます。短期解約では楽天側の負担が大きくなりやすいです。
GMOはこの時点で端末代の割引(24回)が完了しているため、端末負担は実質0円で違約金もありません。楽天ターボは48カ月の折り返し地点で、端末割引が約半分しか進んでおらず、残債の支払いが残ります。



「引っ越しや光回線への乗り換えがあるかも」という方は、解約しやすさを最優先に考えると後悔しにくいです。
提供エリアで比較|申し込み前の必須チェック
GMOとくとくBB公式によれば、GMOホームWi-Fiはau 5G/4G LTEとWiMAX2+の3ネットワークに対応しており、対応範囲が広いのが特徴です(プラスエリアモード利用月は+1,100円)。
一方、楽天モバイル公式によれば、楽天ターボには専用のサービスエリアがあり、これは楽天モバイル最強プランのエリアとは異なります。エリアマップは公式で随時更新されており、申込前に必ず確認が必要です(エリアマップは2026年5月18日時点のデータ)。
- 楽天ターボは「最強プランのエリア」ではなく「楽天ターボ専用エリアマップ」で住所を確認する
- GMOはau 5G/4GとWiMAXのエリアを確認する(建物内・階数でも電波状況は変わる)
- どちらも申込前に番地レベルで対応状況をチェックする
- 可能なら同じ建物・近隣での利用実績や口コミも参考にする
エリア判定の結果次第では、どちらか一方しか選べないこともあります。エリアは「使えるかどうか」を左右する最重要項目なので、料金や速度より先に確認しておくと無駄がありません。
実測速度で比較|みんそくの最新データ
みんそくの実測では下りは楽天が約87Mbps、GMOが約65Mbpsと拮抗しています。上りは楽天が大きく優位ですが、GMOはサンプル数が少なく参考程度に見るのが適切です。
下り・上り・Pingの実測比較
みんなのネット回線速度(みんそく)のデータでは、楽天ターボの直近3カ月平均は下り86.9Mbps・上り36.47Mbps・Ping48.06msでした。GMOホームWi-Fiは下り65.38Mbps・上り9.16Mbps・Ping44.09msです。
| 実測項目 | 楽天ターボ | GMOホームWi-Fi | 備考 |
|---|---|---|---|
| 下り | 86.9Mbps | 65.38Mbps | 楽天が優位 |
| 上り | 36.47Mbps | 9.16Mbps | 楽天が大きく優位 |
| Ping | 48.06ms | 44.09ms | ほぼ同等 |
| サンプル数 | 7,515件 | 212件 | 件数差が大きい |
※速度データはみんなのネット回線速度(みんそく)の直近3カ月平均(2026年6月時点)。GMOはサンプル212件(直近50件平均)と母数が小さいため、楽天(7,515件)との単純比較はできません。あくまで参考値です。
数値だけ見れば楽天ターボが下り・上りともに上回りますが、GMOはサンプル数が少なく、データの信頼度に差がある点を踏まえる必要があります。とくに上り速度はビデオ会議やSNS投稿、クラウドへのアップロードで効いてくるため、これらの用途が多い方には楽天ターボの上り36Mbpsは魅力です。
時間帯別の傾向
ホームルーター全般に共通する傾向として、利用者が増える平日夜間や休日の混雑時間帯は速度が落ち込みやすくなります。みんそくの平均値はあくまで全時間帯をならした数字のため、実際の体感は時間帯と設置環境で上下します。



平均値は同じくらいでも、夜に重くなるかどうかは住んでいるエリアの混雑次第なんだね。
実測値は環境差が非常に大きいため、平均値はあくまで参考程度に捉えるのが安全です。より多くのホームルーターの実測比較は、最新の実測ランキングでまとめています。
関連記事:2026年版 ホームルーター実測速度ランキングを見る
楽天ターボがおすすめな人・GMOがおすすめな人
楽天モバイルを使い倒す方は楽天ターボ、それ以外の大半の方はGMOが向いています。ポイント還元を活かせるかどうかが分かれ目です。



「自分はどっちタイプ?」がはっきりすると、申し込みで迷わなくなります。
GMOが向いている人
料金優先・短期解約の可能性あり・速度の安定や光乗り換えを前提にしたい方
楽天ターボが向いている人
楽天経済圏ヘビーユーザー・SPU重視・対応エリア内に住んでいる方
- GMO向き:月額・実質負担を抑えたい/違約金なしで気軽に始めたい/将来的に光回線へ乗り換える可能性がある
- 楽天ターボ向き:楽天モバイルをメイン回線にしている/毎月1,000ポイントを確実に使い切れる/対応エリア内で上り速度も重視する
「楽天モバイルを固定回線代わりにしたい」と考えている方は、楽天ターボだけでなく楽天モバイル本体を固定回線として使う選択肢もあります。あわせて検討したい方は、こちらの記事も参考になります。
筆者の総合おすすめはGMOとくとくBBホームWi-Fi
楽天経済圏を使い倒している一部の方を除けば、大半の人にとっては実質月額が低く、違約金も残債リスクもないGMOがバランスの取れた選択肢です。短期で解約しても傷が浅く、光回線への乗り換え保障まで用意されている点が、初めての方にも勧めやすい理由です。
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公式サイトでキャッシュバックの最新額・適用条件・端末スペックを確認できます。
料金確認だけでは契約になりません。
※料金・キャンペーン内容は2026年6月時点のものです。
よくある質問(FAQ)
- GMOホームWi-Fiと楽天ターボはどっちが安いですか?
-
端末代と違約金リスクを含めた総額では、GMOとくとくBBホームWi-Fiが有利になりやすいです。GMOは月額4,928円で端末24回割引による実質0円・違約金なし、楽天ターボは月額4,840円ですが端末実質0円は48カ月継続が前提です。ただし楽天モバイルを併用して毎月1,000ポイントを使い切れる方は、楽天ターボの総額が下がり逆転する場合があります。
- 楽天ターボは途中で解約すると残債はいくらかかりますか?
-
楽天モバイル公式によれば、楽天ターボの契約解除料は0円ですが、端末の分割残債は支払いが継続します。端末代は41,580円(一括)で、48カ月未満で解約すると以降の割引がなくなり、残った端末代を支払う必要があります(2026年6月時点)。
- GMOホームWi-Fiに違約金はありますか?
-
GMOとくとくBB公式によれば、GMOホームWi-Fiに解約違約金はありません。さらに「いつでも光乗り換え保障」も用意されているため、短期での解約や光回線への乗り換えがしやすい設計です(2026年6月時点)。
- 楽天モバイルを使っていなくても楽天ターボはお得ですか?
-
最強おうちプログラムの毎月1,000ポイント還元は楽天モバイルとの併用が条件です。楽天モバイルを使っていない場合はこの還元が受けられないため、料金面の魅力は薄れます。その場合は違約金・残債リスクのないGMOのほうが安心して使えます。
- 速度が速いのはGMOと楽天ターボのどちらですか?
-
みんなのネット回線速度(みんそく)のデータでは、楽天ターボが下り86.9Mbps・上り36.47Mbps、GMOが下り65.38Mbps・上り9.16Mbpsです。数値上は楽天が上回りますが、GMOはサンプル数が212件と少なく(楽天は7,515件)、単純比較はできません。実測は設置環境で大きく変わるため参考値とお考えください。
- どちらも工事は不要で、申し込み後すぐ使えますか?
-
どちらもホームルーターのため回線工事は不要で、端末が届いたらコンセントに挿すだけで利用できます。ただし対応エリア内であることが前提のため、申込前のエリア確認は必須です。
- 対応エリアはどこで確認できますか?
-
楽天ターボは楽天モバイル公式の「楽天ターボ専用エリアマップ」で確認します(最強プランのエリアとは別です)。GMOはau 5G/4GとWiMAX2+のエリアを公式で確認できます。どちらも番地レベルで対応状況をチェックしてから申し込むと安心です。
- 総支払額では、端末実質0円・違約金なしのGMOが料金面で選びやすい
- 楽天ターボは48カ月継続が前提で、途中解約だと端末残債(最大41,580円)が残る
- 実測は楽天が数値上優位だが、GMOはサンプル数が少なく参考値にとどまる
- 楽天モバイル併用で毎月1,000ポイントを使い切れるなら楽天ターボに合理性がある
- どちらを選ぶにせよ、申込前の対応エリア確認が最優先
まとめ|迷ったらGMOから検討するのが失敗しにくい
料金と速度の安定、そして解約リスクの低さを重視するなら、迷ったときはまず実質月額が低く違約金もないGMOとくとくBBホームWi-Fiから検討するのが失敗しにくい選び方です。
- 料金優先・短期解約の可能性がある・速度の安定を求めるならGMO
- 楽天モバイルをメインに使い、ポイント還元を最大化したいなら楽天ターボ
- 結論を出す前に、両社とも対応エリアを番地レベルで確認する
最後にもう一度お伝えします。どちらのサービスも、申込前のエリアチェックを済ませてから決めると無駄がありません。さらに比較を深めたい方は、実測速度ランキングや実質費用ランキングもあわせてご覧ください。
関連記事:2026年版 実測速度ランキング/ホームルーター実質費用ランキング
- 違約金なし・残債リスクが低い
- 端末24回割引で実質0円
- 光乗り換え保障つき
全員21,000円+最大73,000円CB
公式で最新のキャッシュバック額と条件を確認できます。
※料金・キャンペーン内容は2026年6月時点のものです。
- 楽天モバイル併用で毎月1,000pt還元
- 実測の下り・上りが優位
- 専用エリア内であることが前提
公式で料金・対応エリア・キャンペーンを確認できます。
※料金・キャンペーン内容は2026年6月時点のものです。









