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田舎でWi-Fiが繋がらない原因と解決策|地方でも使えるネット回線

目次

田舎でWi-Fiが繋がらない・遅いのはなぜ?

「田舎に引っ越したらWi-Fiが全然繋がらない」「実家に帰省するとネットが使えなくて困る」「光回線を申し込もうとしたらエリア外だった」——地方や郊外に住んでいる方から、こうした悩みをよく聞きます。

都市部では当たり前のように使えるインターネット環境も、田舎では思うように使えないことがあります。しかし、原因を理解し、適切な対策を取れば、田舎でも快適なネット環境を構築することは可能です。

この記事では、田舎でWi-Fiが繋がらない・遅い原因を解説し、地方や山間部でも使えるインターネット回線の選択肢を紹介します。あなたの住んでいる地域に合った最適な解決策が見つかるはずです。

田舎でWi-Fiが繋がらない5つの原因

田舎でWi-Fiが繋がらない、または遅い原因は主に以下の5つです。

原因1:光回線のエリア外

最も多い原因が、光回線のサービスエリア外であることです。光回線は光ファイバーケーブルを物理的に敷設する必要があるため、人口が少ない地域では採算が合わず、サービスが提供されていないことがあります。

NTTのフレッツ光は全国カバー率が高いですが、それでも山間部や離島など、一部地域ではエリア外となっています。NURO光やauひかりなど、独自回線を使用するサービスは、さらにエリアが限定的です。

光回線のエリア確認は、各サービスの公式サイトで行えます。NTT東日本・西日本の公式サイトでフレッツ光のエリアを確認できます。

原因2:モバイル回線(4G/5G)の電波が弱い

ホームルーターやポケットWi-Fiはモバイル回線(4G/5G)を使用するため、電波が届かない地域では使えません。

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの各キャリアは、人口カバー率99%以上を謳っていますが、これは「人口」のカバー率であり、「面積」のカバー率ではありません。人口が少ない山間部や農村地域では、電波が届かないエリアが残っています。

また、5Gエリアは都市部に限定されており、田舎ではほとんど利用できないのが現状です。

原因3:建物や地形による電波障害

エリア内であっても、建物の構造や周囲の地形によって電波が届きにくいことがあります。

  • 山に囲まれた谷間の集落
  • 鉄筋コンクリート造の建物の奥まった部屋
  • 地下や半地下の部屋
  • 周囲に高い木々が生い茂っている場所
  • 基地局から遠い場所

こうした環境では、スマートフォンのアンテナが1〜2本しか立たない、または圏外になることがあります。

原因4:ADSL終了後の代替手段がない

かつて田舎のインターネット環境を支えていたADSL(電話回線を使ったインターネット)は、2024年3月末でNTTのサービスが終了しました。

ADSL終了後、光回線に切り替えられた地域もありますが、光回線が敷設されていない地域では、代替手段を見つけられずにネット難民になってしまった人もいます。

原因5:古い設備・機器を使っている

回線自体は利用可能でも、ルーターやモデムが古い場合、本来の速度が出ないことがあります。

5年以上前のルーターを使っている場合、最新のWi-Fi規格(Wi-Fi 6など)に対応しておらず、速度が遅くなっている可能性があります。また、機器の経年劣化で通信が不安定になることもあります。

田舎で使えるインターネット回線の選択肢

光回線がエリア外でも、田舎で使えるインターネット回線は複数あります。それぞれの特徴を理解し、自分の環境に合った選択肢を見つけましょう。

回線種類月額料金目安通信速度田舎での利用工事
光回線4,000〜6,000円エリア次第必要
ホームルーター4,000〜5,000円電波次第不要
ケーブルテレビ回線4,000〜7,000円提供エリアなら可必要
衛星インターネット6,600円〜全国どこでもアンテナ設置
モバイルWi-Fi3,000〜5,000円△〜○電波次第不要
地域BWA3,000〜5,000円提供地域のみ不要

選択肢1:光回線(エリア内の場合)

まずは光回線のエリア内かどうかを確認しましょう。エリア内であれば、光回線が最も速度と安定性に優れた選択肢です。

NTTのフレッツ光は全国で最もカバー率が高く、田舎でも利用できる可能性があります。フレッツ光の回線を使う「光コラボ」(ドコモ光、ソフトバンク光、楽天ひかりなど)も同様のエリアで利用可能です。

エリア確認はNTT東日本公式サイトまたはNTT西日本公式サイトで行えます。

光回線のメリット・デメリット

メリット:通信速度が速い(実測100〜500Mbps)、通信が安定している、データ容量無制限
デメリット:エリア外では利用不可、工事が必要、開通まで時間がかかる

選択肢2:ホームルーター

光回線がエリア外でも、モバイル回線(4G/5G)の電波が届く地域であれば、ホームルーターが有力な選択肢になります。

ドコモ home 5G、WiMAX、ソフトバンクエアーなどが代表的なサービスです。工事不要で、コンセントに挿すだけで使えるため、手軽に導入できます。

田舎で使う場合は、ドコモ home 5Gがおすすめです。ドコモはエリアカバー率が高く、山間部でも比較的電波が入りやすい傾向があります。詳細はドコモ home 5G公式サイトでご確認ください。

ホームルーターのメリット・デメリット

メリット:工事不要、最短翌日から使える、引っ越し時も持ち運べる
デメリット:電波が届かないエリアでは使えない、光回線より速度が劣る、5Gエリアは限定的

契約前に、スマートフォンで自宅の電波状況を確認しましょう。同じキャリア(ドコモならドコモ、auならau)のスマホで4〜5本のアンテナが立つ場所であれば、ホームルーターも快適に使える可能性が高いです。

選択肢3:ケーブルテレビ(CATV)回線

地域のケーブルテレビ会社がインターネットサービスを提供している場合、これも選択肢になります。ケーブルテレビ回線は、光回線とは別のインフラを使っているため、光回線がエリア外でも利用できることがあります。

特に地方の町村では、自治体とケーブルテレビ会社が連携して、光回線エリア外の地域にサービスを提供しているケースがあります。

J:COMをはじめ、地域ごとに様々なケーブルテレビ会社があります。お住まいの地域で利用可能なサービスを調べてみましょう。

ケーブルテレビ回線のメリット・デメリット

メリット:光回線エリア外でも利用できることがある、テレビサービスとセットでお得になることも
デメリット:上り速度が遅いことがある、提供エリアが限定的、料金が高めの場合も

選択肢4:衛星インターネット(Starlink)

光回線もモバイル回線も届かない地域で、最も注目されているのが衛星インターネットです。特にSpaceX社が提供する「Starlink(スターリンク)」は、田舎のインターネット問題を解決する新しい選択肢として注目されています。

Starlinkは人工衛星を使ってインターネットに接続するため、理論上は空が見える場所であれば日本全国どこでも利用可能です。山間部や離島など、他の回線が届かない地域でも使えます。

Starlinkの基本情報

月額料金:6,600円(税込)
初期費用:36,500円(アンテナキット代)
通信速度:下り50〜200Mbps程度(環境により変動)
データ容量:優先アクセス制限あり(1TBを超えると通常アクセスに)

詳細はStarlink公式サイトでご確認ください。

Starlinkのメリット・デメリット

メリット:日本全国どこでも使える、光回線に近い速度が出ることも、工事不要(自分でアンテナ設置)
デメリット:初期費用が高い、悪天候時に速度低下・接続不安定になることがある、アンテナ設置場所の確保が必要

選択肢5:地域BWA(地域広帯域移動無線アクセスシステム)

一部の自治体では、地域BWAという無線通信サービスが提供されています。これは2.5GHz帯の周波数を使った地域限定の無線インターネットサービスで、光回線やモバイル回線が届かない地域のデジタルデバイド解消を目的としています。

地域BWAは全国で利用できるわけではなく、導入している自治体・地域に限られます。お住まいの自治体に問い合わせて、サービスが提供されているか確認しましょう。

選択肢6:スマホのテザリング+ギガ放題

モバイル回線の電波が届く地域であれば、スマホのギガ放題プランとテザリングでインターネット環境を構築する方法もあります。

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は月額3,278円でデータ無制限、テザリングも無料で利用できます。楽天回線エリア外でもパートナー回線(au)で無制限に使えるため、田舎でも比較的使いやすいです。

ただし、テザリングは長時間の利用には向かず、通信速度もホームルーターほど安定しません。メインのインターネット環境というよりは、補助的な手段として考えたほうがよいでしょう。

田舎の環境別おすすめインターネット回線

お住まいの環境に合わせて、おすすめのインターネット回線を紹介します。

光回線エリア内の田舎に住んでいる場合

まずはフレッツ光のエリア確認を行い、エリア内であれば光回線を第一候補にしましょう。

おすすめ:ドコモ光、ソフトバンク光、auひかり(エリア内の場合)など、スマホキャリアに合わせた光回線がおすすめです。セット割で毎月のスマホ代が割引されます。

光回線エリア外だがモバイル電波は届く場合

スマートフォンの電波が問題なく入る地域であれば、ホームルーターがおすすめです。

おすすめ:ドコモ home 5Gは、ドコモの広いエリアカバー率と安定した通信品質で、田舎でも比較的使いやすいホームルーターです。5Gエリア外でも4G LTEで接続できます。

光回線もモバイル電波も届かない山間部・離島の場合

他の回線が届かない地域では、衛星インターネット(Starlink)が有力な選択肢になります。

おすすめ:Starlinkは初期費用が高いですが、日本全国どこでも使えるため、他に選択肢がない地域では最も現実的な解決策です。

田舎の実家・別荘で一時的に使いたい場合

帰省時や休暇時など、一時的にだけインターネットを使いたい場合は、常時契約するよりもレンタルWi-Fiやスマホのテザリングがコスパが良いです。

おすすめ:ポケットWi-Fiのレンタル(1日数百円〜)、またはスマホのギガ放題プラン(楽天モバイルなど)とテザリングの組み合わせがおすすめです。

田舎でWi-Fiが繋がりにくい時の改善策

現在使っているWi-Fiが繋がりにくい場合、以下の方法で改善できることがあります。

改善策1:ルーター・モデムの設置場所を変える

ホームルーターやモバイルWi-Fiを使っている場合、設置場所によって電波の入り具合が大きく変わります。

  • 窓際の高い位置に設置する
  • 基地局の方向に向けて設置する
  • 障害物(家具、家電など)から離す
  • 電子レンジやコードレス電話から離す(電波干渉を避ける)

設置場所を変えるだけで、電波状況が改善し、速度が向上することがあります。

改善策2:外部アンテナを設置する

ホームルーターやモバイルルーターによっては、外部アンテナを接続できる機種があります。外部アンテナを窓の外や屋根に設置することで、電波の受信感度を高められます。

特に山間部で電波が弱い地域では、八木アンテナなどの指向性アンテナを基地局の方向に向けて設置することで、通信状況が大幅に改善することがあります。

改善策3:ルーターを最新機種に買い替える

光回線を使っているのに速度が遅い場合、ルーターが古いことが原因の可能性があります。

5年以上前のルーターを使っている場合は、Wi-Fi 6対応の最新ルーターに買い替えることで、速度が改善することがあります。Buffalo、NEC、TP-Linkなど、各メーカーから様々な機種が発売されています。

改善策4:メッシュWi-Fiで電波の届く範囲を広げる

家が広い、または壁や床が厚くて電波が届きにくい場合は、メッシュWi-Fiシステムの導入が効果的です。

メッシュWi-Fiは複数のルーターを連携させて、家全体にWi-Fi電波を行き渡らせる仕組みです。従来の中継器よりも安定した通信が可能で、広い家でも快適にWi-Fiが使えます。

改善策5:有線LAN接続を活用する

Wi-Fi電波が不安定でも、有線LANケーブルで直接接続すれば安定した通信が可能です。

特にオンラインゲームやビデオ会議など、安定した通信が必要な用途では、Wi-Fiではなく有線LAN接続をおすすめします。LANケーブルをルーターからパソコンまで引くことで、電波状況に左右されない通信環境を構築できます。

自治体のインターネット整備事業を確認しよう

一部の自治体では、デジタルデバイド(情報格差)解消のために、インターネット整備事業を行っています。

自治体が行っている取り組みの例

  • 光回線の敷設事業(自治体が費用を負担して光回線を整備)
  • 公設民営の通信サービス(自治体が設備を整備し、民間企業が運営)
  • インターネット接続の補助金(衛星インターネットの初期費用補助など)
  • 地域BWAの導入
  • 公衆無線LAN(Wi-Fi)スポットの設置

お住まいの自治体のホームページや、役場の担当窓口に問い合わせて、利用可能なサービスや補助金がないか確認してみましょう。

総務省のWebサイトでは、ブロードバンド基盤整備に関する情報を公開しています。詳細は総務省ブロードバンド基盤整備のページをご確認ください。

よくある質問(FAQ)

田舎で光回線は使えますか?

地域によって異なります。NTTのフレッツ光は全国カバー率が高いですが、山間部や離島などではエリア外のことがあります。まずは各サービスの公式サイトでエリア確認を行いましょう。エリア外の場合は、ホームルーター、衛星インターネット、ケーブルテレビ回線などが代替手段になります。

田舎でWi-Fiが遅いのはなぜですか?

主な原因は、モバイル回線の電波が弱い、基地局から遠い、建物や地形による電波障害、古いルーターを使っているなどです。光回線を使っている場合でも、古いルーターや回線の混雑によって速度が低下することがあります。

Starlinkは田舎でも使えますか?

はい、Starlinkは衛星を使ったインターネットサービスのため、空が見える場所であれば日本全国どこでも利用可能です。光回線やモバイル回線が届かない山間部や離島でも使えるため、他に選択肢がない地域では有力な選択肢です。ただし、初期費用が36,500円と高めで、月額も6,600円かかります。

田舎でおすすめのホームルーターはどれですか?

田舎ではドコモ home 5Gがおすすめです。ドコモはエリアカバー率が高く、山間部でも比較的電波が入りやすい傾向があります。ただし、契約前にスマートフォン(ドコモ回線)で自宅の電波状況を確認し、問題なく繋がることを確認してから契約しましょう。

山間部でスマホの電波が入らない場合、どうすればいいですか?

スマホの電波が入らない地域では、衛星インターネット(Starlink)が有力な選択肢です。また、自治体によっては地域BWAや光回線整備事業を行っている場合があるため、役場に問い合わせてみましょう。外部アンテナを設置することで電波を拾えるようになるケースもあります。

田舎の実家でインターネットを使いたい場合、どうすればいいですか?

帰省時など一時的に使いたい場合は、ポケットWi-Fiのレンタルやスマホのテザリングがおすすめです。常時使いたい場合は、まず光回線のエリア確認を行い、エリア外であればホームルーターまたは衛星インターネットを検討しましょう。

ADSLが終了したあと、代わりに何を使えばいいですか?

ADSL終了後の代替手段としては、光回線(エリア内の場合)、ホームルーター、ケーブルテレビ回線、衛星インターネットなどがあります。お住まいの地域で利用可能なサービスを調べ、最適な選択肢を選びましょう。

田舎でオンラインゲームはできますか?

光回線が使える地域であれば、オンラインゲームも快適にプレイできます。ホームルーターでも一般的なオンラインゲームはプレイ可能ですが、FPSなど反応速度が重要なゲームでは遅延を感じることがあります。衛星インターネットは遅延が大きいため、オンラインゲームには向いていません。

まとめ:田舎でも快適なインターネット環境は構築できる

この記事では、田舎でWi-Fiが繋がらない原因と、地方でも使えるインターネット回線の選択肢を解説しました。

記事のポイント

田舎でWi-Fiが繋がらない主な原因:光回線エリア外、モバイル電波が弱い、建物・地形による電波障害、ADSL終了後の代替手段がない

田舎で使えるインターネット回線:光回線(エリア内)、ホームルーター、ケーブルテレビ回線、衛星インターネット(Starlink)、地域BWA

環境別のおすすめ:光回線エリア内なら光回線、電波が届くならホームルーター、他に選択肢がないならStarlink

田舎だからといって、インターネットを諦める必要はありません。光回線がエリア外でも、ホームルーターや衛星インターネットなど、様々な選択肢があります。

まずは光回線のエリア確認を行い、エリア外であればホームルーターの電波状況を確認しましょう。どちらも難しい場合は、衛星インターネット(Starlink)や、自治体の整備事業を調べてみてください。

この記事を参考に、あなたの住んでいる地域に合った最適なインターネット環境を見つけていただければ幸いです。

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