ソフトバンクエアーの料金が急に高くなった理由|3年後・割引終了・2026年値上げを解説

「先月まで4,950円だったのに、急に5,368円になった」「思ったより毎月の請求が高い」——ソフトバンクエアー(SoftBank Air)を使っていて、そんな違和感を持つ人は少なくありません。実はこれ、ほとんどのケースで“あなたの契約が原因ではなく、料金の仕組みどおりに上がっている”だけです。

さらに2026年12月からは、既存契約者も含めた月330円の値上げが実施されます。この記事では、料金が上がった原因を最初に「診断」できるようにしたうえで、3年後・4年後にいくらになるのか、そして今のまま使い続けるべきか乗り換えるべきかを、残債も含めて具体的に整理します。

※本記事の料金はすべて税込です。金額は2026年1月時点の公式情報にもとづきますが、最新の適用内容はMy SoftBankでご確認ください。

目次

まず診断:あなたの料金が高くなった原因はどれ?

料金が急に上がった場合、原因はだいたい次の5つのどれかです。心当たりのある項目から読み進めてください。

症状 主な原因 該当箇所
25ヶ月目あたりから月418円上がった 「最大にねんサポートキャンペーン」の終了 ①②
4,950円 → 5,368円になった キャンペーン割引の終了(同上) ①②
端末代の割引が消えて高くなった 月月割の終了(49ヶ月目まで)
毎月数百円〜千円ずつ高い オプションの加入
2026年12月から330円上がる 料金改定(値上げ)
いきなり1,000〜2,000円上がった 複数要因の重複/おうち割の解除 ①〜④の複合

一番多いのが「①②のキャンペーン終了」です。順番に見ていきましょう。

① キャンペーン割引の終了で「4,950円→5,368円」になる

ソフトバンクエアーの端末(Airターミナル6)を購入して契約すると、公式の料金は初月から24ヶ月目までが月4,950円、25ヶ月目以降が月5,368円という設定になっています。

この差額の正体が「Airターミナル6 最大にねんサポートキャンペーン」による月418円の割引です。このキャンペーンは名前のとおり24ヶ月目までの適用で、25ヶ月目に入ると割引がなくなり、月額が418円上がります。

つまり「2年ちょっと使ったら急に高くなった」というのは、契約どおりに割引期間が終わっただけで、ミスでも不具合でもありません。ここは覚えておくと安心できるポイントです。

② 端末代・月月割の仕組み(ここが分かりにくい最大の原因)

ソフトバンクエアーの請求書がわかりにくいのは、「基本料金」「端末の分割払い」「月月割」の3つが同じ明細に混ざっているからです。2026年7月15日以降の申し込み分を例にすると、内訳はこうなっています。

項目 金額
基本料金(Air 4G/5G共通プラン) 5,368円
端末(Airターミナル6)48回分割 +1,980円
月月割(端末代を相殺する割引) −1,980円
最大にねんサポート(24ヶ月目まで) −418円
合計(24ヶ月目まで) 4,950円

ポイントは、端末の分割払い(+1,980円)を月月割(−1,980円)が打ち消しているという構造です。これが成立している間は端末代が実質無料に見えます。

ところが月月割には2つの注意点があります。ひとつは、月月割は課金開始月を1ヶ月目として2ヶ月目〜49ヶ月目までという期間限定であること。もうひとつは、途中で解約すると月月割が止まり、残っている端末代(残債)を自分で払うことになることです。ここが後述の「乗り換え費用」に直結します。

なお、2026年7月14日までに申し込んだ人は端末価格が71,280円(分割1,485円)、7月15日以降の申し込みは95,040円(分割1,980円)と、契約時期で端末価格そのものが変わっています。自分の請求額を確認するときは、契約時期を意識してください。

③ オプションで毎月上乗せされているケース

基本料金・端末代とは別に、加入しているオプションが毎月上乗せされていることもあります。代表的なものは、あんしん交換保証(月330円)、おうちのでんわ(キャンペーン期間終了後は基本料金が発生)、メッシュWi-Fi(無料期間終了後は有料)などです。

これらは契約時に「無料期間」で付いていることが多く、その期間が終わると請求に反映されて「高くなった」と感じる原因になります。My SoftBankの請求内訳で、使っていないオプションがないかを一度チェックしておくと無駄が省けます。

④ 「おうち割 光セット」が外れていないか

ソフトバンク・ワイモバイルのスマホとセットで割引になる「おうち割 光セット」を適用していた場合、スマホ側を解約・乗り換えするとこの割引が外れます。家族全員で適用していると、外れたときの影響は月数千円規模になることもあります。「スマホを他社に乗り換えた直後からエアーの請求が上がった」場合は、これを疑ってください。

⑤ 2026年12月からの料金改定(既存契約者も対象の値上げ)

ここが今回いちばん重要な新情報です。ソフトバンクは物価高騰などを理由に、2026年12月以降、SoftBank AirとSoftBank光の対象プランを一律330円値上げすると公式に発表しています。

SoftBank Airでは、Air 4G/5G共通プランが 5,368円 → 5,698円 に改定されます。契約期間なしプランも同様に330円上がります。

重要なのは、これが新規契約者だけでなく、2026年11月以前から使っている既存ユーザーも対象という点です。適用タイミングはプランによって異なり、「Air 4G/5G共通プラン」と「契約期間なしプラン」は2026年12月利用分(2027年1月請求分)から、「2年自動更新プラン」系は契約満了月の翌月利用分から改定されます。

つまり、いま何もしていなくても、2026年12月以降は月額が330円上がるということです。

3年後・4年後、料金はいくらになる?

上記をふまえて、Airターミナル6を購入(2026年7月15日以降申し込み・48回分割)した場合の、時期別の目安をまとめます。値上げ(2026年12月〜)を反映した金額も併記します。

時期 割引・改定の状況 月額の目安
1〜24ヶ月目 にねんサポート+月月割あり 4,950円
25〜49ヶ月目 にねんサポート終了、月月割は継続 5,368円
50ヶ月目以降 月月割も終了(端末完済後) 5,368円
2026年12月以降 上記に+330円の値上げ 各金額+330円(例:5,698円)

ざっくり言えば、3年後(約37ヶ月目)は5,368円、値上げ後は5,698円が基準になります。端末を完済しても月月割が同時に終わるため、基本料金の負担自体は大きくは変わりません。「端末代を払い終えたら安くなる」わけではない、という点は誤解されやすいので注意してください。

今のまま使い続けたほうがいい人

料金が上がったからといって、全員が乗り換えるべきとは限りません。次に当てはまる人は、そのまま継続したほうが得なケースが多いです。

第一に、ソフトバンク・ワイモバイルのスマホを使っていて「おうち割 光セット」が効いている人。スマホ1台あたり最大1,100円の割引が付くため、家族で使っていると乗り換えの節約分を上回ることがあります。第二に、端末の残債がまだ多く残っている人。解約すると残債を一括または分割で払い続ける必要があり、乗り換えメリットが小さくなります。第三に、現状の速度・エリアに満足していて、月330円の値上げが許容範囲の人です。

乗り換えたほうが安くなる人

一方で、次に当てはまるなら乗り換えを検討する価値があります。ソフトバンク系スマホを使っていない(おうち割が効かない)人速度や安定性に不満がある人、そして端末をほぼ完済していて残債が少ない人です。

特に、月月割の期間(49ヶ月目)を過ぎて端末を完済している人は、解約時に残債が発生しないため乗り換えのハードルが最も低くなります。値上げ後の5,698円と、他社ホームルーターの実質月額を比べて判断するとよいでしょう。

参考までに、乗り換え先として比較されることが多いサービスの目安は次のとおりです(各社キャンペーンで実質額は変動します)。

サービス 特徴 実質月額の目安
GMOとくとくBB ホームWi-Fi 高額キャッシュバック、データ無制限、契約期間の縛りなし 約4,300〜4,400円台
BIGLOBE WiMAX +5G 24ヶ月間の月額割引、キャッシュバックあり 割引期間中は割安
SoftBank光(→2026年12月から光+) 光回線で速度重視、おうち割対象。工事が必要 プランにより異なる

特に、縛りなし・無制限で実質月額を抑えやすいGMOとくとくBB ホームWi-Fiは、ソフトバンク系スマホを持たない人の乗り換え先として有力な選択肢です。ソフトバンクスマホを使い続けたい人は、おうち割が引き続き使えるSoftBank光への転換も検討できます。

乗り換え費用は「残債込み」で計算する

乗り換えで失敗しないコツは、月額の安さだけで判断しないことです。ソフトバンクエアーを途中解約すると、次の費用がかかる可能性があります。

まず契約解除料。2021年9月以降のAir 4G/5G共通プランは基本的に解除料の負担が軽くなっていますが、更新月以外の解約では料金プランに応じた解除料がかかる場合があります。次に端末残債。月月割は解約と同時に止まるため、残っている端末代を支払う必要があります。48回分割の途中で辞めれば、残り月数×分割額がそのまま残債になります。

そのため、乗り換えの実質コストは「新サービスの初期費用 −(キャッシュバックなどの還元)+ 解約で発生する残債・解除料」で見積もるのが正解です。GMOとくとくBBやBIGLOBEのように高額キャッシュバックがある乗り換え先を選べば、残債分を還元でカバーできることも多くあります。まずはMy SoftBankで自分の残債額と更新月を確認してから、還元額と比較してください。

具体的な計算手順や乗り換え先の選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q. なぜソフトバンクエアーは高いと言われるの?

基本料金5,368円(値上げ後5,698円)に加え、24ヶ月目でキャンペーン割引が終わって上がること、月月割の仕組みで端末代が明細に混在して分かりにくいことが理由です。おうち割が効かない人ほど割高に感じやすい傾向があります。

Q. 割引がなくなったのに料金が下がる方法はある?

根本的に基本料金を下げる手段は限られます。ソフトバンク系スマホを使っているなら「おうち割 光セット」の適用、使っていないオプションの解約、そして条件が合えば他社への乗り換えが現実的な選択肢です。

Q. 2026年12月の値上げは今の契約者も対象?

はい。2026年11月以前からの既存契約者も対象です。Air 4G/5G共通プランは2026年12月利用分から、2年自動更新プランは契約満了月の翌月利用分から、それぞれ330円上がります。

Q. 3年使えば端末代を払い終えて安くなる?

安くはなりません。端末の月月割は端末代の分割払いと相殺されている割引なので、完済すると割引も同時に終わり、基本料金の負担は変わりません。

Q. 解約すると必ず残債を請求される?

月月割の期間内(49ヶ月目まで)に解約すると、残っている端末代が残債として請求されます。完済後に解約すれば残債は発生しません。まずはMy SoftBankで残債と更新月の確認を。

まとめ

ソフトバンクエアーの料金が急に高くなった原因は、ほとんどが24ヶ月目のキャンペーン割引終了(月418円)か、オプション・おうち割の変動です。そして2026年12月からは、既存契約者も含めて月330円の値上げが加わり、Air 4G/5G共通プランは5,698円が新しい基準になります。

判断の分かれ目はシンプルで、おうち割が効いていて残債が多いなら継続、ソフトバンクスマホを使っておらず端末を完済間近ならキャッシュバックのある他社への乗り換えが有利になりやすい、という整理です。動く前に、必ずMy SoftBankで「残債額」と「更新月」を確認し、乗り換え先の還元額と比べてから決めましょう。


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この記事を書いた人

Wi-Fiのトリセツ運営者。元通信キャリア勤務の経験を活かし、光回線・ホームルーター・ポケット型Wi-Fiの選び方をわかりやすく解説しています。モットーは「難しい通信の話を、誰にでもわかる言葉で」。回線選びに迷ったら、ぜひ当サイトを活用してください。

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