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Wi-Fi「安全性の低いセキュリティ」の原因と消し方|メーカー別の設定手順と今すぐできる対処法を徹底解説

iPhoneやiPadでWi‑Fiに接続したとき、SSID名の下に「安全性の低いセキュリティ」と表示されて不安になったことはありませんか?この警告はiOS 14以降で導入された仕様で、接続先のWi‑Fiルーターが古い暗号化方式を使っている場合に表示されます。

本記事では、この警告が表示される4つの原因具体的な消し方、さらにBuffalo・NEC Aterm・I‑O DATA・TP‑Link・ELECOM・フレッツ光ホームゲートウェイの6メーカー別の設定変更手順までまとめて解説します。放置した場合のリスクやWPA3対応時の注意点、設定変更後のセキュリティ強化チェックリストも掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の結論
「安全性の低いセキュリティ」は、Wi‑Fiルーターの暗号化方式が古いことを知らせるAppleの警告です。ルーター管理画面で暗号化を「WPA2‑PSK(AES)」または「WPA3」に変更すれば5分で解消できます。変更できない古い機種は買い替えを検討しましょう。

Wi‑Fiの下に「安全性の低いセキュリティ」って出てるけど、このまま使って大丈夫なのかな…?

放置すると通信の盗聴やルーター乗っ取りのリスクがあります。ルーター設定を変更すれば5分ほどで解消できますよ!

目次

Wi‑Fiの「安全性の低いセキュリティ」とは

このセクションの要点
Apple製デバイスがWi‑Fiの暗号化・認証の脆弱性を検知した際に表示する警告メッセージ。WPA3またはWPA2‑PSK(AES)以外の設定はすべて警告対象です。

「安全性の低いセキュリティ」とは、Apple製デバイス(iPhone・iPad・Mac)がWi‑Fiネットワークに接続した際に、そのネットワークの暗号化方式や認証方式が脆弱であると判断した場合に表示される警告メッセージです。

Appleの公式サポートページ(Apple|Wi‑Fiルーターの推奨設定)でも、WPA3パーソナルまたはWPA2/WPA3移行モードの使用が推奨されており、WPA/WPA2混合モード、WPAパーソナル、WEP、TKIPを含むすべての設定は「廃止された古いセキュリティプロトコル」として明確に非推奨とされています。

つまり、この警告は「今の暗号化設定のままではあなたの通信内容が第三者に盗み見られる危険がありますよ」というAppleからの注意喚起なのです。

iOS 14以降のiPhone・iPad、macOS Ventura以降のMacで表示されます。Android端末では同じ表示は出ませんが、セキュリティリスク自体は同じです。

「安全性の低いセキュリティ」が表示される4つの原因

このセクションの要点
原因は主に4つ。①暗号化方式がWEP/TKIP ②認証規格がWPA以下 ③パスワード未設定のオープンネットワーク ④AOSS/WPS機能や中継器による古い設定の自動適用。

原因①:暗号化方式の安全性が低い(WEP・TKIP)

Wi‑Fiの暗号化方式には主にAES・TKIP・WEPの3種類があります。このうちWEPは数分で解読されることが知られており、TKIPもWEPを改良したものの脆弱性が指摘されています。AES(Advanced Encryption Standard)のみが現在も安全と評価されている暗号化方式です。

暗号化方式安全性iOS警告
AES 高(推奨)表示されない
TKIP 中(非推奨)表示される
WEP× 低(危険)表示される

原因②:暗号化アルゴリズム(認証規格)が古い

暗号化アルゴリズムとは、Wi‑Fiの通信を保護する「鍵の仕組み」のことです。現在使われている主な規格はWPA3・WPA2・WPA・WEPの4つで、新しいものほど安全性が高くなります。

認証規格策定時期暗号化方式安全性iOS警告
WPA3‑Personal2018年AES(SAE) 最高表示されない
WPA2‑PSK(AES)2004年AES表示されない
WPA2/WPA3移行モードAES表示されない
WPA/WPA2混合モードTKIP/AES表示される(iOS 14〜)
WPA‑PSK(TKIP)2002‑2003年TKIP×表示される
WEP1999年WEP× 危険表示される

iOS 14以降では、WPA/WPA2混合モード(WPA/WPA2‑mixed mode PSK、WPA/WPA2 Personal)も警告の対象になりました。以前は表示されなかったのに突然警告が出るようになった場合、iOSのアップデートによる判定基準の変更が原因であるケースが多いです。

原因③:パスワードなし(オープンネットワーク)やフリーWi‑Fi

暗号化キー(パスワード)が設定されていないオープンネットワークに接続した場合も、「安全性の低いセキュリティ」が表示されます。カフェやホテルなどで提供されるフリーWi‑Fiの多くはパスワードが設定されていなかったり、共通のパスワードが公開されていたりするため、通信の暗号化が事実上機能していません。

また、認証方式にも強度の差があります。企業向けのIEEE 802.1X認証は安全性が高い一方、家庭用のPSK(Pre‑Shared Key=事前共有鍵)方式は中程度、公衆Wi‑Fiで使われるWeb認証(ブラウザでの同意画面)は安全性が低いとされています。

原因④:AOSS/WPS機能や中継器の利用

BuffaloルーターのAOSS機能やWPS(Wi‑Fi Protected Setup)ボタンを使って無線接続を設定すると、互換性を優先してWPA/WPA2混合モードに自動設定されることがあります。Buffaloルーターの出荷時設定はWPA2 Personalですが、AOSS機能を利用するとWPA/WPA2 Personalに変更されるため、これが原因で警告が表示されるケースが非常に多いです。

また、Wi‑Fi中継器(リピーター)を使用している場合、中継器が親機よりも古い暗号化方式しか対応していないと、中継器側のSSIDに接続したときに警告が出ます。中継器は接続したルーターのセキュリティ設定を引き継ぎますが、ファームウェアが古いと正しく引き継がれない場合もあります。

原因を特定する診断フローチャート

STEP 1:自宅のWi‑Fiで表示されている? → いいえ → フリーWi‑Fi(原因③)の可能性。利用を避けるかVPNを使用。

STEP 2:中継器を使っている? → はい → 中継器を外して親機に直接接続し再確認(原因④)。

STEP 3:AOSS/WPSで接続設定した? → はい → AOSSを無効化し、手動でWPA2‑PSK(AES)に再設定(原因④)。

STEP 4:ルーター管理画面で暗号化方式を確認 → WEP・TKIP・WPA/WPA2混合モードのいずれか → WPA2‑PSK(AES)またはWPA3に変更(原因①②)。

STEP 5:WPA2‑PSK(AES)やWPA3の選択肢がない → ルーターが古い機種のため買い替えを検討。

「安全性の低いセキュリティ」を無視した場合の4つのリスク

このセクションの要点
放置すると「通信の盗聴」「Wi‑Fiタダ乗り」「ルーター乗っ取り」「個人情報漏洩」の4つのリスクがあります。ネットバンキングやオンラインショッピングの利用は特に危険です。

リスク①:通信内容の盗聴

暗号化が弱いWi‑Fiでは、同一ネットワーク上の第三者が通信内容を傍受できる可能性があります。ID・パスワード、クレジットカード情報、メールの内容などが盗み見られるリスクがあり、特にHTTPSで暗号化されていないサイトでの入力は危険です。

リスク②:Wi‑Fiの不正利用(タダ乗り)

WEPの暗号化キーは短時間で解読されるため、近隣の第三者があなたのWi‑Fiに無断で接続する「タダ乗り」が発生する可能性があります。帯域を消費されるだけでなく、不正アクセスの踏み台として悪用される危険もあります。

リスク③:ルーターの乗っ取り・設定改ざん

暗号化が脆弱なネットワーク経由でルーターの管理画面に侵入され、DNS設定やファームウェアを改ざんされるケースも報告されています。DNS設定が改ざんされると、正規のURLにアクセスしても偽サイト(フィッシングサイト)に誘導される恐れがあります。

リスク④:個人情報の漏洩

上記のリスクが組み合わさることで、氏名・住所・電話番号などの個人情報、ネットバンキングのログイン情報、SNSアカウントの乗っ取りにつながる可能性があります。総務省の「自宅Wi‑Fi利用者向け 簡易マニュアル」(総務省|無線LANのセキュリティに関するガイドライン)でも、セキュリティ方式に「WPA2またはWPA3」を選択することが第一のポイントとして挙げられています。

「安全性の低いセキュリティ」が表示された状態でのネットショッピングやネットバンキングの利用は極めて危険です。警告を確認したら、必ず以下の対処法を実施してください。

「安全性の低いセキュリティ」の消し方|4つの対処法

このセクションの要点
対処法は4つ。最も効果的なのは「ルーターの暗号化設定をWPA2‑PSK(AES)またはWPA3に変更する」ことです。変更できない場合はルーターの買い替え、中継器の見直し、フリーWi‑Fiの利用回避で対応しましょう。

対処法①:ルーターの暗号化設定を変更する【最も効果的】

最も効果的かつ根本的な対処法は、Wi‑Fiルーターの管理画面にアクセスし、暗号化方式をWPA2‑PSK(AES)またはWPA3‑Personal、もしくはWPA2/WPA3移行モードに変更することです。基本的な手順は以下の通りです。

STEP
ルーターの管理画面にアクセスする

パソコンやスマートフォンのブラウザにルーターのIPアドレス(例:192.168.11.1、192.168.10.1、192.168.2.1など)を入力して管理画面を開きます。IPアドレスはルーター本体の底面ラベルやマニュアルに記載されています。

STEP
管理画面にログインする

管理者ユーザー名とパスワードを入力してログインします。初期値はルーター本体のラベルやセットアップシートに記載されています。

STEP
無線LAN(Wi‑Fi)設定画面を開く

メニューから「無線設定」「Wi‑Fi設定」「ワイヤレス設定」などの項目を選択します。2.4GHz帯と5GHz帯がある場合は、両方の設定を確認してください。

STEP
暗号化方式をWPA2‑PSK(AES)またはWPA3に変更する

「認証方式」や「暗号化」の項目で「WPA2‑PSK(AES)」「WPA2 Personal」「WPA3‑Personal」「WPA2/WPA3 Personal」のいずれかを選択します。「WPA/WPA2混合モード」や「TKIP/AES混合モード」は選択しないでください。

STEP
設定を保存してルーターを再起動する

「設定」「保存」「適用」などのボタンをクリックして設定を確定します。Wi‑Fiが再起動するため、再接続するまで数分待ちます。

STEP
端末側で再接続して警告が消えたことを確認する

iPhone/iPadの「設定」→「Wi‑Fi」でネットワーク名の横にある「i」マークをタップし、「このネットワーク設定を削除」を実行してから再接続すると、確実に新しい設定が反映されます。

メーカーごとの詳しい手順は、このあとの「メーカー別|ルーターの暗号化設定変更手順」で画像付きFAQへのリンクとともに解説しています。

対処法②:ルーターを最新モデルに買い替える

ルーターの管理画面に「WPA2‑PSK(AES)」や「WPA3」の選択肢が存在しない場合、そのルーターは古い規格にしか対応していません。こうした場合は、WPA3対応の最新ルーターへの買い替えが最も確実な対処法です。

総務省のガイドラインでも「サポート期限内のWi‑Fiルーターを利用しよう」がセキュリティ対策のポイントの一つとして挙げられています。メーカーのサポートが終了した製品はセキュリティの脆弱性が放置される可能性があるため、できるだけ早い段階での買い替えをおすすめします。

ルーター買い替え時の確認リスト
  • WPA3に対応しているか
  • Wi‑Fi 6(802.11ax)以上に対応しているか
  • ファームウェアの自動アップデート機能があるか
  • メーカーのサポート期間が十分に残っているか

各メーカーの最新製品情報は以下のリンクから確認できます。

光回線を契約している場合、プロバイダーからWPA3対応ルーターを無料レンタルできることもあります。買い替え前にまず契約中のプロバイダーに確認してみましょう。

対処法③:中継器を取り外す・設定を見直す

Wi‑Fi中継器を使用している場合、まず中継器を取り外して親機に直接接続し、警告が消えるかを確認してください。親機に直接接続して警告が出なければ、原因は中継器側にあります。

中継器が原因の場合は、親機のセキュリティ設定をWPA2‑AESに統一した上で、中継器を初期化し、WPS/AOSSボタンではなくブラウザの管理画面から手動で再設定してください。中継器自体がWPA2‑AES以上に対応していない古い機種であれば、中継器の買い替えも検討しましょう。

I‑O DATA製ルーターではスイッチが「リピーター(中継器)」モードになっていることで警告が出るケースも報告されています。ルーター本体の動作モード切替スイッチが「ルーター」または「AP」になっていることを確認し、電源を入れ直して5分ほど待ってから再接続してください(参考:I‑O DATA|サポートQ&A)。

対処法④:フリーWi‑Fiの利用を避ける・端末側で対策する

カフェ・ホテル・空港などのフリーWi‑Fiで警告が表示された場合、自分でルーターの設定を変更することはできません。

可能であればフリーWi‑Fiの利用自体を避け、スマートフォンのモバイルデータ通信やテザリングを使用するのが最も安全です。どうしてもフリーWi‑Fiを使う必要がある場合は、VPN(Virtual Private Network)を利用して通信を暗号化するか、少なくともHTTPS接続以外でのID・パスワード入力やクレジットカード情報の入力は絶対に行わないでください。

iPhoneの「設定」→「Wi‑Fi」で、自動接続が不要なフリーWi‑FiのSSIDについては「自動接続」をオフにしておくことで、意図しない接続を防ぐことができます。

POINT

外出先でどうしてもWi‑Fiが必要な場合は、モバイルWi‑Fiルーターの持ち歩きも有効な選択肢です。

メーカー別|ルーターの暗号化設定変更手順

このセクションの要点
Buffalo・NEC Aterm・I‑O DATA・TP‑Link・ELECOM・フレッツ光ホームゲートウェイの6メーカー別に手順を解説。設定変更前にルーター設定のバックアップとファームウェア更新を行いましょう。

設定変更前にルーターの設定をバックアップし、ファームウェアが最新であることを確認してから作業を行ってください。

Buffalo(バッファロー)の設定手順

Buffaloルーターの場合、AOSS機能を使って接続設定を行うとWPA/WPA2混合モードに変更されるため、まずAOSSを無効にする必要があります。詳細な手順はBuffalo公式FAQで機種別に確認できます。

STEP
設定画面を開く

パソコンからブラウザに「http://192.168.11.1」を入力し、ルーターの管理画面にアクセスします。有線LAN接続でのアクセスを推奨します。

STEP
AOSSを無効にする

「詳細設定」→「無線設定」→「AOSS」を開き、「AOSS状態」が「AOSS有効」の場合はボタンをクリックして無効化します。SSIDと暗号化キーを事前にメモしてください。

STEP
暗号化方式を変更する

「無線設定」→「2.4GHz」または「5GHz」を開き、「無線の認証」を「WPA2 Personal」または「WPA2‑PSK」に変更、「無線の暗号化」を「AES」に変更して「設定」ボタンをクリックします。WPA3対応機種では「WPA2/WPA3 Personal」も選択可能です。

STEP
端末から再接続して確認する

iPhoneの「設定」→「Wi‑Fi」で該当のSSIDを削除し、再接続して「安全性の低いセキュリティ」が消えていることを確認します。

AOSSを無効にすると、AOSS経由で接続していた中継機も切断されます。中継機がある場合は、ルーター側の設定変更完了後に中継機を初期化し、AOSS/WPSボタンを使わずに手動で再接続してください。

NEC Aterm(エヌイーシー アターム)の設定手順

NEC Atermルーターの暗号化モード変更手順は、Aterm公式FAQ(Q&A No. 00311)で詳しく解説されています。

STEP
クイック設定Webを開く

ブラウザに「http://aterm.me」または「http://192.168.10.1」を入力してクイック設定Web(管理画面)にアクセスします。

STEP
Wi‑Fi詳細設定を開く

メニューから「Wi‑Fi詳細設定(2.4GHz)」または「Wi‑Fi詳細設定(5GHz)」を選択します。iPhoneで接続しているSSID側の帯域を選びます。

STEP
暗号化モードを変更する

暗号化モードを「WPA2‑PSK(AES)」に変更します。WPA3対応機種(WX系・WG2600HP4など)の場合は「WPA3‑SAE(AES)」や「WPA2‑PSK(AES)/WPA3‑SAE(AES)」も選択可能です。

STEP
設定を保存して再起動する

「設定」ボタンを押し、画面の指示に従って設定を保存します。再起動中は電源を切らないでください。

W500P・W300P・WF300HP2・WF800HP・WR8165Nなどのサポート終了機種は「WPA2‑PSK(AES)」に変更できません。「WPA/WPA2‑PSK」のまま使用するとiOS側に警告は表示され続けますが、WPA2‑PSK(AES)が優先して接続されます。セキュリティの高い最新機種への買い替えが推奨されています。

I‑O DATA(アイ・オー・データ)の設定手順

I‑O DATA製ルーターの設定手順はI‑O DATA公式サポートQ&Aで確認できます。

STEP
動作モードを確認する

ルーター本体の動作モード切替スイッチが「ルーター」または「AP」になっていることを確認します。「リピーター」モードになっていると意図しない警告が出る場合があります。

STEP
管理画面にアクセスする

ブラウザに「http://192.168.0.1」を入力して管理画面にアクセスします(機種によりIPアドレスが異なる場合があります)。

STEP
暗号化設定を変更する

「Wi‑Fi設定」→「2.4GHz」または「5GHz」から暗号化方式を「WPA2‑PSK(AES)」または「WPA3」に変更し、設定を保存します。

STEP
電源を入れ直して再接続する

設定変更後、ルーターの電源を入れ直し、約5分待ってからiPhoneで再接続して警告が消えたことを確認します。


TP‑Link(ティーピーリンク)の設定手順

TP‑Linkルーターの暗号化設定変更手順は、TP‑Link公式FAQ(FAQ 2921)で機種別に解説されています。

STEP
管理画面にアクセスする

ブラウザに「http://tplinkwifi.net」またはルーターのIPアドレスを入力して管理画面にアクセスします(参考:TP‑Link|管理画面へのアクセス方法)。

STEP
ワイヤレス設定を開く

Archerシリーズの場合は「詳細設定」→「ワイヤレス」→「ワイヤレス設定」を開きます。スマートコネクトを使用している場合は無効化してください。

STEP
セキュリティを変更する

セキュリティ欄で「WPA/WPA2パーソナル」を選択し、バージョンを「WPA2‑PSK」、暗号化を「AES」に設定します。WPA3対応機種では「WPA2/WPA3パーソナル」も選択可能です。2.4GHzと5GHzの両方で設定を行い「保存」をクリックします。

STEP
再起動後に確認する

保存後にWi‑Fiが再起動するので、端末が再接続するまで待ちます。Decoシリーズの場合は、Decoアプリの「もっと」→「Wi‑Fi」からセキュリティ設定を変更できます。

TP‑Link中継器は接続したルーターのセキュリティ設定を引き継ぐため、中継器側では変更できません。ルーター側をWPA2‑AESに設定した上で、中継器を初期化し、Tetherアプリ及びWPS接続ではなくWebブラウザ上で再設定してください。

ELECOM(エレコム)の設定手順

ELECOM製ルーターの手順はELECOM公式FAQ(文書番号 8318)で確認できます。

STEP
管理画面にログインする

ブラウザに「http://192.168.2.1」を入力し、初期設定のログイン名(admin)とパスワード(本体ラベルまたはセットアップシートに記載)でログインします。

STEP
Wi‑Fi設定画面を開く

「Wi‑Fi」→「メインSSID」を選択します。

STEP
暗号化を変更する

「暗号化」の項目を「WPA2 AES」「WPA3 AES」「WPA2/WPA3 AES」のいずれかに変更します。

STEP
適用して再起動を待つ

「適用」をクリックし、ルーターの再起動が完了したら設定終了です。iPhoneから再接続して確認します。


フレッツ光ホームゲートウェイの設定手順

NTTフレッツ光のホームゲートウェイ(ひかり電話対応ルーター等)を使用している場合の手順は、フレッツ光公式FAQで確認できます。

STEP
管理画面にアクセスする

ブラウザに「http://192.168.1.1」を入力してホームゲートウェイの管理画面にアクセスし、ユーザー名とパスワードでログインします。

STEP
無線LAN設定を開く

「詳細設定」→「無線LAN設定」→「無線LAN設定(IEEE802.11b/g/n)」等を開きます。

STEP
暗号化形式を変更する

「暗号化形式」の項目で「WPA‑PSK/WPA2‑PSK」や「WPA2‑PSK(AES)」を選択し、設定を保存します。

メーカー別 管理画面アドレス一覧
メーカー管理画面アドレス公式FAQ
Buffalohttp://192.168.11.1FAQ
NEC Atermhttp://aterm.me(192.168.10.1)FAQ
I‑O DATAhttp://192.168.0.1FAQ
TP‑Linkhttp://tplinkwifi.netFAQ
ELECOMhttp://192.168.2.1FAQ
フレッツ光HGWhttp://192.168.1.1FAQ

WPA3に変更する際の注意点|古いデバイスの接続問題

POINT

WPA3のみに設定するとWPA3非対応デバイスは接続不可に。迷ったら「WPA2/WPA3移行モード」を選択しましょう。

WPA3は現時点で最も安全なWi‑Fiセキュリティ規格ですが、すべてのデバイスがWPA3に対応しているわけではありません。WPA3のみに設定すると、WPA3非対応のデバイスはWi‑Fiに接続できなくなります。

WPA3のメリット
  • SAE認証による前方秘匿性で盗聴耐性が大幅向上
  • 辞書攻撃・総当たり攻撃への耐性が強化
  • パスワードが弱くても通信自体の安全性を確保
WPA3のデメリット
  • 古いゲーム機(Nintendo 3DS等)が接続不可
  • 古いIoTデバイスやプリンターが非対応の場合あり
  • Wi‑Fi 5(802.11ac)以前のデバイスは非対応の可能性

古いデバイスとWPA3対応デバイスの両方を使い分けたい場合は、「WPA2/WPA3移行モード」(WPA2/WPA3 Transitional、WPA2/WPA3 Personal)を選択するのが最適です。このモードではWPA3対応デバイスはWPA3で、非対応デバイスはWPA2‑PSK(AES)で接続できます。Appleの公式サポートでもこの移行モードが推奨されています。

また、ルーターのゲストSSID機能を利用し、メインSSIDをWPA3に設定した上で、ゲストSSIDをWPA2‑PSK(AES)にして古いデバイス専用のネットワークを作成する方法も有効です。

設定変更後のセキュリティ強化チェックリスト

暗号化方式の変更だけでなく、以下の項目もあわせて確認・設定することで、自宅Wi‑Fiのセキュリティをさらに強化できます。

セキュリティ強化チェックリスト
  • ルーター管理画面のパスワードを初期値から変更したか
  • ファームウェアの自動アップデートを有効にしたか
  • SSIDの名前をデフォルトから固有の名前に変更したか
  • WPS機能を無効化したか(使用しない場合)
  • Wi‑Fiパスワードを8文字以上(大文字・小文字・数字・記号の組み合わせ)に設定したか
  • 不明なデバイスが接続されていないかルーター管理画面で確認したか
  • iPhoneのプライベートWi‑Fiアドレス機能を有効にしたか(Apple公式
Appleの公式推奨では、SSIDの非表示(ステルス)設定やMACアドレスフィルタリングは無効のままにしておくことが推奨されています。これらはセキュリティ向上に寄与しないだけでなく、プライバシーのリスクを高める可能性があります。

Wi‑Fi暗号化方式の歴史年表

Wi‑Fiの暗号化方式は、セキュリティの脆弱性が発見されるたびに進化してきました。以下の年表で全体像を把握しておくと、なぜ古い規格が危険なのかが理解しやすくなります。

規格概要
1999年WEPWi‑Fi初の暗号化規格。鍵長が短く、現在では数分で解読可能。
2002‑2003年WPA(TKIP)WEPの脆弱性を受けた暫定規格。TKIPによる動的な鍵変更を導入。
2004年WPA2(AES)正式な後継規格。AES暗号化により大幅に安全性が向上。現在も広く使用。
2018年WPA3最新規格。SAE認証による前方秘匿性を実現し、辞書攻撃への耐性を強化。

よくある質問(FAQ)

「安全性の低いセキュリティ」が表示されても接続はできていますが、問題ありますか?

接続自体は可能ですが、暗号化が弱いため通信内容が第三者に傍受されるリスクがあります。特にネットバンキングやオンラインショッピングなどの重要な操作を行う場合は、必ず暗号化方式を変更してください。

iPhoneをアップデートしたら突然警告が出るようになりました。なぜですか?

iOS 14以降、WPA/WPA2混合モード(WPA/WPA2‑mixed mode PSK)も警告の対象になりました。ルーター設定は変わっていなくても、iOSの判定基準が厳しくなったことで新たに表示されるようになる場合があります。ルーターの暗号化をWPA2‑PSK(AES)単独またはWPA3に変更することで解消できます。

ルーターの管理画面にログインできません。どうすればいいですか?

ルーター本体の底面ラベルに記載されたIPアドレス・ユーザー名・パスワードを確認してください。パスワードを変更して忘れてしまった場合は、ルーターの初期化(リセットボタン長押し)が必要です。初期化するとインターネット接続設定もリセットされるため、プロバイダーの接続情報を手元に用意してから行ってください。

設定を変更したらWi‑Fiに繋がらなくなりました。どうすればいいですか?

暗号化方式を変更すると、接続中の全デバイスが一時的に切断されます。各デバイスで該当SSIDのネットワーク設定を削除し、新しいパスワードで再接続してください。それでも繋がらない場合は、一部のデバイスが新しい暗号化方式に対応していない可能性があります。WPA2/WPA3移行モードをお試しください。

「安全性の低いセキュリティ」と「プライバシーに関する警告」の違いは何ですか?

「安全性の低いセキュリティ」はWi‑Fiの暗号化方式が弱い場合に表示されます。一方「プライバシーに関する警告」は、プライベートWi‑Fiアドレス(MACアドレスのランダム化)が無効になっている場合や、暗号化されたDNSトラフィックがブロックされている場合に表示されます。対処法はそれぞれ異なります。

MacやiPadでも同じ警告は表示されますか?

はい、macOS(Ventura以降)やiPadOS(14以降)でも同様の警告が表示されます。対処法はiPhoneと同じで、ルーター側の暗号化方式を変更してから、Mac/iPadで該当ネットワークの設定を削除して再接続してください。

WPA3に対応しているか確認する方法はありますか?

ルーターのメーカー公式サイトで製品仕様を確認するのが最も確実です。また、ルーターの管理画面の無線設定で「WPA3‑Personal」「WPA3‑SAE」「WPA2/WPA3 Personal」などの選択肢があるかどうかでも判断できます。

ホテルや空港のWi‑Fiで警告が出た場合はどうすればいいですか?

公共のフリーWi‑Fiでは自分でルーター設定を変更できません。VPNを使用して通信を暗号化するか、スマートフォンのモバイルデータ通信やテザリングの利用をおすすめします。フリーWi‑FiではID・パスワードやクレジットカード情報の入力は避けてください。

暗号化方式を変更するとインターネット速度は変わりますか?

WEPからWPA2‑AES、またはWPA3に変更しても、体感できるほどの速度低下はありません。むしろ、WPA/WPA2混合モードからWPA2単独に変更することで、オーバーヘッドが減少しわずかに速度が向上する場合もあります。

ルーターを買い替えずにファームウェア更新だけで解決できますか?

ファームウェア更新でWPA3対応が追加される場合もありますが、ハードウェアの制約によりWPA2‑PSK(AES)以上に対応できない古い機種もあります。まずはメーカーのサポートページで最新ファームウェアの有無と対応規格を確認してください。

まとめ

Wi‑Fiの「安全性の低いセキュリティ」警告は、ルーターの暗号化方式が古いことを知らせるAppleからの重要な警告です。放置すると通信内容の盗聴、Wi‑Fiの不正利用、ルーターの乗っ取り、個人情報の漏洩といった深刻なリスクにつながります。

この記事のポイントまとめ
  • 原因:WEP・TKIP・WPA/WPA2混合モードなど古い暗号化方式、パスワード未設定、AOSS/WPSの使用、中継器の古い設定
  • リスク:盗聴・タダ乗り・ルーター乗っ取り・個人情報漏洩
  • 消し方:ルーター管理画面でWPA2‑PSK(AES)またはWPA3に変更 → 端末でネットワーク設定を削除して再接続
  • 変更できない場合:WPA3対応の最新ルーターへの買い替えを検討

対処のポイントは、ルーターの管理画面で暗号化方式をWPA2‑PSK(AES)またはWPA3(もしくはWPA2/WPA3移行モード)に変更することです。あわせて、管理画面パスワードの変更、ファームウェアの自動更新、WPSの無効化なども実施し、自宅のWi‑Fi環境を総合的に安全な状態に整えてください。

ルーターの設定変更は5分程度で完了します。この記事のメーカー別手順を参考に、今すぐ対応しましょう!

ルーターの買い替え・光回線の見直しを検討中の方へ

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【参考】外部リンク一覧

※ 本記事の情報は各メーカー公式サポートページ・Apple公式サポートページ・総務省公開資料に基づいています。最新の手順・対応機種は各公式サイトをご確認ください。

自己解決の手順を最短で

WiFiトラブル自己解決ナビ

あなたの症状をタップすると、今すぐ試せる対処法が表示されます

WiFiに繋がらない

急に接続できなくなった・特定の端末だけ繋がらない

🐢
速度が遅い・重い

動画が止まる・ページの読み込みに時間がかかる

🔌
頻繁に切れる・不安定

接続が途切れる・WiFiマークが消える

🔒
セキュリティ警告が出る

「安全性の低いセキュリティ」と表示される

🌐
WiFiマークはあるのにネットに繋がらない

接続済みなのにページが開かない

📶
WiFi環境がない・見直したい

引っ越し・新生活・回線を乗り換えたい

WiFiに繋がらない場合の対処法

1
端末のWiFiをオフ→オン。iPhoneは「設定」→「Wi-Fi」。Androidは通知バーのWiFiアイコン。これだけで復帰することが多いです。
2
ルーター再起動。電源を抜いて30秒→差し込み。ONUがある場合は ONU → ルーター の順で入れ直します。
3
ネットワーク設定を削除→再接続。SSIDを一度削除し、パスワード再入力で接続し直します。
4
他端末でも確認。1台だけなら端末側、全端末なら回線/ルーター側の可能性が高いです。
5
ルーターのランプ確認。INTERNETが消灯/赤点滅なら障害の可能性。契約先の障害情報を確認します。

上記で改善しない場合

5年以上の機種は寿命の可能性も。WiFi 6以降への買い替え、または回線の見直しを検討してください。

工事不要WiFiの選び方を見る

速度が遅い・重い場合の対処法

1
まず速度測定。Fast.com で下り速度を確認。体感が悪いなら次へ。
2
5GHz帯へ切替。「-5G」「-A」側(5GHz)は干渉が少なく改善しやすいです。
3
設置場所を見直す。床置き→高い位置、壁/家具の裏→部屋中央寄り、水槽/電子レンジ→離す。
4
接続台数を減らす。使っていない端末のWiFiを切るだけで改善するケースがあります。
5
有線で確認。有線でも遅いなら回線/プロバイダ側の可能性。IPv6(IPoE)対応も確認。

上記で改善しない場合

マンションのVDSL方式や混雑が原因なら、ルーターでは解決できないことがあります。回線の乗り換えも検討してください。

キャリア別おすすめ光回線を診断する

頻繁に切れる・不安定な場合の対処法

1
ルーター再起動。一時的な不具合は再起動で解消することが多いです。
2
ファーム更新。管理画面で最新版か確認。古いと切断バグが残る場合があります。
3
チャンネル変更。2.4GHzは「1/6/11」に固定して試すと改善することがあります。
4
発熱チェック。熱いなら通気の良い場所へ。上に物を置かない。
5
中継器/メッシュ配置。親機の電波が2本以上立つ位置に設置し直します。

上記で改善しない場合

3〜5年以上なら買い替え時のことも。回線ごと見直す場合はこちら。

最安WiFi回線を比較する

「安全性の低いセキュリティ」警告の対処法

1
暗号化方式が古いのが原因。WPA/WPA2(TKIP)等だと警告が出ることがあります。
2
暗号化をWPA2(AES)/WPA3へ。管理画面 → 無線設定 → 暗号化方式を変更 → 保存 → 再起動。
3
選択肢がないなら買い替え。古い機種はWPA3非対応のことがあります。

詳しい手順はこちら

メーカー別の設定手順を画像付きで解説しています。

メーカー別の設定変更手順を見る

WiFi接続済みなのにネットに繋がらない場合の対処法

1
ONU→ルーターの順で再起動。30秒待って入れ直し、起動完了まで2〜3分待ちます。
2
DNSを変更。端末のDNSをGoogle(8.8.8.8 / 8.8.4.4)にすると改善することがあります。
3
障害情報を確認。契約先のサポート/障害情報、または「○○光 障害」で検索。
4
ルーターモード/ブリッジ確認。切替スイッチの設定ミスは繋がりません。

上記で改善しない場合

混雑が原因ならIPv6(IPoE)対応への変更や、回線の乗り換えが根本解決になります。

キャリア別おすすめ光回線を診断する

WiFi環境がない・回線を見直したい方へ

1
住居タイプを確認。工事OK→光回線、工事NG→ホームルーターが有力です。
2
スマホキャリアで安くなる。セット割が使える回線を選ぶと毎月の負担が下がります。
3
外でも使うならポケット型。用途に合わせて選ぶと失敗しにくいです。

※ 上記の対処法は一般的な解決手順です。機器の型番や回線環境によって手順が異なる場合があります。
※ リンク先の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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