「NURO光は工事が2回あって開通まで遅い」「3年縛りがキツい」──。かつてNURO光を調べたことがある方なら、こんなネガティブ情報を目にしたことがあるはずです。
ところが2025年10月、NURO光はサービス体制を大幅にリニューアルしました。工事は1回に短縮、契約期間の縛りは完全撤廃、最初の2ヶ月は無料でお試し──。古い情報のまま候補から外してしまうのはもったいない変化です。
この記事では、新プラン「NURO光One」で何がどう変わったのかを旧プランとの比較表で整理し、メリット・デメリット・向いている人の条件まで一気に解説します。
NURO光の新プラン「NURO光One」とは?変更点を30秒で把握
2025年10月1日以降、NURO光の公式サイトから新規申込できる戸建て向けプランは「NURO光One」に一本化。旧プランの弱点だった「工事2回」「契約縛り」「解約金」が一気に解消されています。
NURO光Oneは、ソニーネットワークコミュニケーションズが2025年2月に受付を開始し、同年10月1日から公式サイトの戸建て向けプランとして正式に一本化された新サービスです。従来プランとの最大の違いは以下の5つです。
- 開通工事が2回→1回に短縮
- 契約期間の縛りなし・解約金0円
- 開通から2ヶ月以内に解約すれば全費用0円(2ヶ月無料体験)
- ONU(Wi-Fiルーター)が必ずソニー製
- 手続きがアプリで完結
従来のNURO光で最も不満の声が多かった「宅内工事と屋外工事の2回立ち会いが必要」という問題は、施工方法の見直しにより品質を維持したまま1回の工事で開通できる仕組みに変わりました。出典:ソニーネットワークコミュニケーションズ プレスリリース(2025年2月5日)

NURO光の開通工事が2回必要だったのは、宅内工事(So-net担当)と屋外工事(NTT担当)で担当会社が異なっていたから。新プランでは施工フローを一新して1回に集約しています。回線品質が下がったわけではありません。
【新旧プラン完全比較】NURO光One vs 旧プランの違い一覧
| 比較項目 | ★新プラン★ NURO光One | 旧プラン (従来の戸建てプラン) |
|---|---|---|
| 月額料金(2ギガ) 3ねん定額割適用時 | ◎ 3,980円 | ◎ 3,980円 |
| 月額料金(2ギガ) 4年目以降 | △ 5,500円 | ○ 5,200円 |
| 月額料金(10ギガ) 3ねん定額割適用時 | ◎ 3,980円 | ◎ 3,980円 |
| 開通工事の回数 | ◎ 1回 | × 2回 |
| 契約期間の縛り | ◎ なし | △ 3年(自動更新) |
| 解約金 | ◎ 0円 | △ 3,850円〜 |
| 基本工事費 | 49,500円(24回分割・実質無料) | 44,000円(36回分割・実質無料) |
| ONU(Wi-Fiルーター) | ◎ ソニー製を無料提供 | △ ソニー製は月額+550円 |
| 2ヶ月無料体験 | ◎ 対応(工事費残債も免除) | × なし |
| アプリ完結 | ◎ 対応 | × 非対応 |
※ 表示価格はすべて税込です。2026年4月13日時点のNURO光公式サイトの情報に基づいています。キャンペーン内容は予告なく変更される場合があります。
3ねん定額割を適用すれば、最初の3年間は新旧プランとも月額3,980円で同額です。しかし4年目以降は新プラン(NURO光One)が5,500円、旧プランが5,200円と新プランの方が月300円高くなります。ただし旧プランには3年縛りと解約金3,850円があったため、「4年目以降の300円差」を気にするより縛りなしの自由度と工事1回の利便性を取る方が合理的な方が多いでしょう。
新旧プランで変わらないポイント
回線の品質自体は新旧プランで変わりません。使っている光ファイバーはどちらもNURO光独自のG-PON/XGS-PON方式で、最大速度は2ギガ(下り最大2Gbps)または10ギガ(下り最大10Gbps)。プロバイダもSo-net一体型で変更なしです。
工事が1回に変わったことで何がラクになる?
旧プランの工事が2回必要だった理由は、宅内の光キャビネット設置工事をSo-net(NURO光側)が行い、電柱からの引き込み工事をNTTが行うという分業体制だったためです。この2社のスケジュール調整がうまくいかず、「1回目の工事から2回目まで1〜2ヶ月待たされた」という口コミが後を絶ちませんでした。
新プラン「NURO光One」では施工方法を見直し、1回の訪問工事で宅内設備と外部接続をまとめて完了する仕組みになりました。回線品質はそのままに、申込から開通までのリードタイムが大幅に短縮されています。NURO光の開通までの流れを詳しく知りたい方は「NURO光の開通までの期間」の記事もあわせてお読みください。



旧プランの「工事2回」は、NURO光が候補から外される最大の理由でした。この改善は正直かなり大きい。光回線の開通で平日2回休みを取るストレスは想像以上です。
旧回線の残置がある場合は無派遣工事になることも
以前NURO光を利用していた物件で回線設備が残っている場合は、条件を満たせば無派遣工事(立ち会い不要)で開通できるケースもあります。この場合の基本工事費は9,900円(6回分割・実質無料)と通常より大幅に安くなります。中古物件への引っ越しで前の住人がNURO光を使っていた場合などは確認してみる価値があります。
「2ヶ月無料体験」は本当にリスクゼロ?仕組みを図解



「無料体験」と聞くと裏がありそうに感じますよね。結論から言えば、開通月を含む2ヶ月目の末日までに解約すれば月額基本料・契約事務手数料・工事費残債すべて0円です。違約金も発生しません。
月額基本料金:開通月+翌月分が無料
契約事務手数料(3,300円):免除
基本工事費の残債(最大49,500円):免除
解約金:そもそも契約期間の縛りがないため0円
つまり「NURO光の速度を実際の自宅環境で試してみて、満足できなければ2ヶ月以内に解約すれば費用は一切かからない」という仕組みです。出典:NURO光公式サイト
これまでNURO光は「エリア内だけど、実際の速度がわからないから不安」という声が多い回線でした。2ヶ月無料体験が導入されたことで、ノーリスクで自宅の通信環境を実測テストできるようになったのは大きな前進です。
NURO光Oneの料金シミュレーション|3年間の実質月額を計算
NURO光One(2ギガ・戸建て)を3ねん定額割+公式キャッシュバック90,000円で契約した場合の3年間の総コストを計算します。
月額基本料金:3,980円 × 36ヶ月 = 143,280円
基本工事費:49,500円(24回分割だが割引で実質0円)
契約事務手数料:0円(キャンペーン適用)
キャッシュバック:-90,000円
3年間の実質総額:143,280円 – 90,000円 = 53,280円
実質月額:53,280円 ÷ 36ヶ月 ≒ 約1,480円/月
※ キャッシュバック90,000円は公式特設サイトからの申込時に適用。受け取りは開通から11ヶ月後と17ヶ月後の2回に分割。オプション加入不要。2026年4月時点の情報です。最新条件はNURO光公式特設サイトでご確認ください。
ただし、このキャッシュバックは11ヶ月後と17ヶ月後にメールで届く案内から手続きが必要です。受け取り忘れのリスクがあるため、開通直後にスマホのカレンダーでリマインダーを設定しておくことを強くおすすめします。
NURO光Oneの実測速度|工事1回でも速度は落ちない?
工事方法が変わっただけで回線の物理的な仕組みは同じ。実測データでもNURO光は光回線73サービス中13位、下り平均829Mbpsと高水準です。
みんなのネット回線速度(みんそく)に寄せられた直近3ヶ月のデータ(26,178件)によると、NURO光の平均実測値は以下の通りです。
※ 実測値はみんなのネット回線速度(みんそく)の直近3ヶ月平均値です(2026年4月13日時点)。利用環境により実際の速度は異なります。
Ping値12msは、FPS系オンラインゲームでも快適にプレイできるレベル。下り830Mbpsは4K動画の同時視聴や大容量ファイルのダウンロードでもストレスを感じない速度帯です。NURO光独自のG-PON方式は、フレッツ光系の光回線(GE-PON方式・最大1Gbps共有)とは物理層の仕組みが異なるため、混雑時の速度低下が起きにくいのが速度が高水準を維持できる理由です。
ONUの性能が速度に影響する点も重要です。新プランではソニー製のWi-Fi 6対応ONUが標準で無料提供されるため、旧型ONUに当たって速度が出ないという問題が起きにくくなっています。NURO光のONUについて詳しくは「NURO光ONU変更解説」の記事で解説しています。
NURO光Oneのメリット・デメリットを正直に整理
- 工事が1回で完結し、開通までの待ち時間が短縮
- 契約期間の縛りなし&解約金0円でいつでも乗り換え可能
- 2ヶ月無料体験で自宅の速度をノーリスクでテストできる
- ソニー製Wi-Fi 6対応ONU(ルーター)が無料で使える
- 2ギガ・10ギガとも3ねん定額割で月額3,980円
- 公式特設サイトから最大90,000円キャッシュバック
- 提供エリアが24都道府県に限定(エリア外は申込不可)
- 4年目以降の月額は旧プラン比で約300円高い(2ギガ:5,500円)
- 工事費49,500円は24回分割の「実質無料」。24ヶ月未満の解約で残債が発生する
- キャッシュバック受取は11ヶ月後・17ヶ月後の2回。手続き忘れのリスクあり
- マンション向け「マンションタイプS」では従来通り工事2回が必要
「実質縛り」に要注意──工事費残債のカラクリ
契約期間の縛りはなくなりましたが、基本工事費49,500円が24回分割(実質無料特典付き)である点に注意が必要です。24ヶ月間利用し続ければ毎月の割引で工事費は全額相殺されますが、24ヶ月未満で解約すると残りの工事費を一括で支払う必要があります。
例えば12ヶ月で解約した場合、残り12ヶ月分の工事費(約24,700円)が請求されます。2ヶ月無料体験の期間内なら工事費残債も免除されますが、3ヶ月目〜23ヶ月目に解約すると「解約金は0円だけど工事費残債が発生する」という状況になります。この点を理解した上で契約しましょう。
NURO光One vs GMO光アクセス|エリア外・比較検討したい方へ
NURO光の最大のデメリットは提供エリアが24都道府県に限定されていること。エリア外の方や、フレッツ光系の安定した全国ネットワークを好む方にはGMO光アクセス(GMOとくとくBB光)が有力な代替候補です。
NURO光One(2ギガ)
月額:3,980円(3ねん定額割)
下り実測:約830Mbps
工事:1回
CB:最大90,000円
エリア:24都道府県
GMO光アクセス(1ギガ)
戸建て月額:5,390円
下り実測:約280Mbps
工事:1回
CB:最大42,000円(新規1ギガ)
エリア:全国
※ NURO光の実測はみんそく直近3ヶ月平均。GMO光アクセスの実測はみんそく直近3ヶ月平均。料金は2026年4月時点。
実測速度はNURO光が圧倒的に速く、月額料金もNURO光Oneの方が安い。ただしGMO光アクセスは全国どこでも申し込めて、v6プラス対応Wi-Fiルーターの無料レンタルが付いている点が強みです。
- NURO光One:エリア内に住んでいる/速度を最重視する/ゲーマー/自宅で動画配信や在宅ワークをする方
- GMO光アクセス:NURO光のエリア外に住んでいる/全国転勤がある/ルーター選びに迷いたくない方
GMO光アクセスの詳細はこちらからチェックできます。
NURO光Oneの提供エリアと申込手順
北海道:北海道
東北:宮城県、福島県、山形県(10ギガのみ)
関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
東海:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県
中国:広島県、岡山県
九州:福岡県、佐賀県
※ 上記都道府県内でも一部市区町村は提供エリア外です。最新のエリア情報はNURO光公式 提供エリア確認ページでご確認ください。
NURO光Oneの申込手順【4ステップ】
NURO光公式サイトで住所を入力し、提供エリア内であることを確認してからそのまま申込に進みます。2ギガ or 10ギガ、3ねん定額割の有無を選択。所要時間は約10分です。
申込後、アプリまたはWebから工事希望日を選びます。新プランは1回の工事で完了するため、1日だけ立ち会いの日程を確保すればOK。工事日の1週間前にソニー製ONU(Wi-Fiルーター)が届くので必ず受け取ってください。
工事当日に技術者が訪問し、宅内・屋外の工事をまとめて実施します。賃貸住宅の場合は事前に大家さんや管理会社の許可を取っておく必要があります。
工事完了後、事前に届いたソニー製ONUをLANケーブルで接続すれば即日インターネットが使えます。Wi-Fiのパスワードはルーター本体またはアプリから確認可能。設定サポートが1回無料で付いているので、接続に不安がある方も安心です。
NURO光の最適な申込窓口や各種キャンペーンの詳細は「NURO光おすすめ申込窓口比較」の記事でまとめています。
NURO光Oneに向いている人・向かない人
- 提供エリア内(24都道府県)に住んでいる戸建てユーザー
- 通信速度を最優先で選びたい方(ゲーム・在宅ワーク・動画配信)
- 工事の立ち会いは1回で済ませたい方
- まず試してから継続を判断したい方(2ヶ月無料体験を活用)
- ソフトバンク・ワイモバイルユーザー(おうち割光セットで毎月最大1,100円引き)
- 提供エリア外の方:24都道府県以外では申込自体ができません。フレッツ光系のGMO光アクセスなど全国対応の光回線を検討してください。
- マンションタイプSの方:マンションでも「マンションタイプS」はこれまで通り工事2回が必要です。物件によっては工事の許可が下りないケースもあります。
- 4年以上の超長期利用を確定している方で月額をとにかく抑えたい方:旧プランの方が4年目以降は月300円安かったため、現在旧プランを利用中なら無理に変更する必要はありません。
- 固定IPアドレスが必要な方:NURO光は固定IPを提供していないため、自宅サーバーや業務用途で固定IPが必要な場合は不向きです。
関西エリアにお住まいでeo光と迷っている方は、「NURO光とeo光の徹底比較」の記事もチェックしてみてください。
NURO光の新プランに関するよくある質問
- NURO光の工事はいつから1回になった?
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2025年10月1日から、公式サイトで新規申込できる戸建て向けプランが「NURO光One」に一本化され、開通工事が1回で完了するようになりました。2025年2月から先行受付が開始されていましたが、旧プランと併存する形から10月に完全移行しています。
- 旧プランを利用中ですが、新プラン(NURO光One)に変更できる?
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旧プランからNURO光Oneへの変更は可能ですが、タイミングによっては旧プランの解約金や工事費残債が発生する場合があります。詳細な条件はNURO光のマイページまたはサポートに確認してください。縛り期間が残っている場合は、更新月を待ってからの変更がお得です。
- マンションでもNURO光Oneの工事1回プランを使える?
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戸建て向けの「NURO光One」は一部のマンションでも申込可能です(低層マンションなど物件の条件による)。ただし「NURO光 for マンション」の「マンションタイプS」に該当する場合は、これまで通り工事が2回必要です。自分の物件がどのプランに該当するかは公式サイトの住所検索で確認してください。
- 2ヶ月無料体験で解約した場合、違約金はかかる?
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かかりません。開通月を含む2ヶ月目の末日までに解約すれば、月額基本料金・契約事務手数料・基本工事費の残債すべてが0円になります。そもそもNURO光Oneには契約期間の縛りがないため解約金も0円です。ただしオプションサービスの料金は別途発生する場合があります。
- NURO光Oneの「3ねん定額割」と「U29応援割」は何が違う?
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「3ねん定額割」は年齢不問で3年間月額3,980円になる割引です。4年目以降は2ギガ5,500円・10ギガ6,050円の通常料金に戻ります。「U29応援割」は29歳以下限定で、割引期間が4年間に延長されるお得なプラン。対象年齢に該当する方はU29応援割を選ぶ方がトータルコストを抑えられます。
- NURO光OneのONU(Wi-Fiルーター)は選べる?
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NURO光Oneではソニー製のWi-Fi 6対応ONUが標準で提供されます。旧プランでは非ソニー製ONUが届くケースがあり、ソニー製を希望すると月額550円の追加料金がかかりましたが、新プランでは全ユーザーがソニー製ONUを無料で利用できます。機種の指定はできませんが、旧型ONUに当たるリスクはなくなっています。
- NURO光でIPv6は使える?つながらない場合は?
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NURO光はIPv6(IPoE方式)に標準対応しています。接続がうまくいかない場合はONUの再起動や端末側の設定を確認してください。詳しいトラブルシューティングは「NURO光 IPv6がつながらない原因」の記事で解説しています。
まとめ|「工事2回・3年縛り」の時代は終わった
要点2:2ヶ月無料体験で工事費残債まで免除されるため、ノーリスクで自宅の回線品質をテストできる。
要点3:3ねん定額割+キャッシュバック90,000円で3年間の実質月額は約1,480円。ただし24ヶ月以内の解約では工事費残債が発生する「実質縛り」に注意。提供エリア外の方はGMO光アクセスなどフレッツ光系の全国対応回線を検討を。
NURO光Oneは、かつてのNURO光が抱えていた「工事が2回で遅い」「3年縛りが長い」という弱点を正面から改善した新プランです。速度の評判はそのままに、契約のハードルが大幅に下がりました。
まだ古い情報を基に「NURO光は面倒」と思っている方は、まず公式サイトでエリア確認するところから始めてみてください。2ヶ月間の無料体験で、自宅の実際の速度を確かめてから判断できます。
光回線選びでスマホとのセット割を重視する方は「スマホ別おすすめ光回線」の記事で、速度を最重視する方は「ゲーム・速度重視の光回線」もあわせてチェックしてみてください。









