「料金改定のお知らせ」というメールやハガキが届いて、自分の請求額がいくら上がるのか、他社へ移るべきかを調べている方向けの記事です。2026年後半は光回線・WiFiの料金改定が9月〜12月に集中しています。
結論から言うと、NURO光・So-net光・DTI光・BIGLOBE WiMAX・ソフトバンク光などが改定対象で、月100円〜550円ほど上がります。一方で、GMO光アクセスやBB.excite光などは現時点で改定を発表していません。年間差額が乗り換えコストを上回るなら、改定のない回線へ移る判断も現実的です。
この記事の結論
2026年後半は9月・10月・12月に料金改定が集中。月100〜550円の値上げが中心で、年間では1,200〜6,600円ほど負担が増えます。
- まず自分の契約先が改定対象かを一覧表で確認する
- 年間差額が「乗り換えコスト」を上回るなら他社検討の価値あり
- GMO光アクセスなど改定未発表の回線が乗り換え先の候補
結論|2026年後半に値上げする回線と、据え置きの回線
2026年後半に月額基本料金の改定を発表しているのは、NURO光・So-net光・DTI光 withフレッツ・BIGLOBE WiMAX・ソフトバンク光です。改定幅は月100円台から550円まで幅があり、プランによって上がり方が異なります。
反対に、GMO光アクセス(GMOとくとくBB光)、BB.excite光 10G、T COMヒカリなどは、2026年7月時点で後半の月額改定を発表していません。「上がる側に残るか」「改定のない回線へ移るか」が、この記事で判断してほしいポイントです。
【改定日順】光回線・WiFiの値上げ一覧表
2026年後半に改定日が近い順で並べました。金額は各社公式サイトの発表(税込)にもとづきます。同じ事業者でもプランごとに改定幅が異なるため、代表的なプランを掲載しています。
| 改定日 | 事業者・プラン | 改定前→改定後 | 月額差 |
|---|---|---|---|
| 2026/9/1 | NURO 光 One 2ギガ | 5,500円→5,720円 | +220円 |
| 2026/9/1 | NURO 光 One 10ギガ | 6,050円→6,600円 | +550円 |
| 2026/9/1 | So-net 安心サポート(オプション) | 330円→550円 | +220円 |
| 2026/10/1 | So-net 光 10ギガ | 6,270円→6,380円 | +110円 |
| 2026/10/1 | So-net 光 withフレッツ S(マンション) | 990円→1,320円 | +330円 |
| 2026/10/1 | DTI 光 withフレッツ ファミリー | 1,046円→1,210円 | +164円 |
| 2026/10/1 | DTI 光 withフレッツ マンション | 748円→880円 | +132円 |
| 2026/10/1 | BIGLOBE WiMAX +5G(全プラン) | 一律+330円 | +330円 |
| 2026/12〜 | ソフトバンク光 1ギガ(戸建) | 5,720円→6,050円 | +330円 |
| 2026/12〜 | ソフトバンク光 1ギガ(マンション) | 4,180円→4,510円 | +330円 |
| 統合時 | ぷらら光→ドコモ光×OCN | 統合で料金プラン変更 | +440円 |
表から読み取れる傾向は3つです。第一に、10ギガや独自回線の上げ幅(+330〜550円)が大きいこと。第二に、NURO光のマンションタイプ(+385〜440円)や、So-net光withフレッツのマンション(+330円)など、マンション向けでも上げ幅が大きいケースがあること。第三に、ソフトバンク光は2026年12月以降の「契約更新月の翌月」から適用されるため、人によって値上げ時期がずれることです。
BIGLOBE WiMAXは2026年8月1日のサービス体系見直しに加えて、10月1日から一律330円が上乗せされます。詳しい改定内容と対策は専用記事にまとめています。
BIGLOBE WiMAXの2段階改定(8月・10月)と乗り換え判断は専用記事で詳しく解説しています。
BIGLOBE WiMAXの改定を見るぷらら光を利用中の方は、ドコモ光×OCNインターネットへの統合により月額440円ほど上がります。統合の手続きや必要な作業は別記事にまとめています。
ぷらら光の統合手続き・やること・注意点は専用記事で確認できます。
ぷらら光の統合手続きを見る自分の請求額はいくら増える?年間差額シミュレーション
年間差額は「月額の上げ幅 × 12ヶ月」で計算します。まず自分の契約プランの上げ幅を一覧表で確認し、次の早見表と照らし合わせてください。
| 月額の上げ幅 | 年間の負担増 | 2年間の負担増 |
|---|---|---|
| +110円 | 1,320円 | 2,640円 |
| +132円 | 1,584円 | 3,168円 |
| +220円 | 2,640円 | 5,280円 |
| +330円 | 3,960円 | 7,920円 |
| +440円 | 5,280円 | 10,560円 |
| +550円 | 6,600円 | 13,200円 |
たとえばNURO光10ギガ(+550円)なら年間6,600円、2年で13,200円の負担増です。ソフトバンク光1ギガ(+330円)なら年間3,960円になります。この年間差額が、あとで説明する「乗り換えコスト」を上回るかどうかが判断の分かれ目です。
対策:改定通知メールに記載された「改定後の月額料金」から、現在の月額を引くと自分の上げ幅がわかります。割引やキャンペーン適用中の場合、割引額は据え置かれるケースが多いので、通知に書かれた実際の請求見込み額で計算してください。
値上げされても乗り換えないほうがいい人の条件
結論として、値上げされても乗り換えない方が得な人は一定数います。乗り換えには工事費残債・違約金・新規工事費・不通期間といったコストが伴うため、値上げ額が小さい場合は残った方が総額で安くなることがあるからです。
- 上げ幅が月110〜132円程度と小さく、年間負担増が2,000円以下の人
- 工事費の分割払い(残債)が多く残っている人
- 契約更新月まで期間があり、違約金が発生する人
- スマホセット割が効いており、乗り換えると割引を失う人
特にスマホセット割は見落としがちです。ソフトバンク光の「おうち割 光セット」やauスマホ割などは、光回線を変えると月々の割引がまるごと消えます。値上げ額よりセット割の方が大きい場合、乗り換えは逆効果になり得ます。
注意点:ソフトバンク光は支払い方法をPayPayカードに変えると割引(PayPayカード割)が適用され、値上げ分を相殺できる場合があります。乗り換え前に、まず割引で対応できないか確認するのが得策です。
乗り換えたほうが得な人|損益分岐点の計算方法
乗り換えの得・損は「損益分岐点(何ヶ月で乗り換えコストを回収できるか)」で判断します。考え方はシンプルで、乗り換えにかかる費用を、月々の節約額で割るだけです。
計算式は次のとおりです。回収月数=乗り換えコスト ÷ 月々の節約額。ここで乗り換えコストは「違約金+工事費残債+新規工事費」から「乗り換え先のキャッシュバック・特典」を引いた実質額です。月々の節約額は「値上げ後の現回線の月額」から「乗り換え先の月額」を引いた差です。
たとえば、値上げ後に月6,600円になるNURO光10ギガから、月5,940円クラスの回線へ移ると、月々660円の節約になります。乗り換え実質コストが工事費・違約金を特典で相殺して実質1万円だった場合、10,000円 ÷ 660円 ≒ 15ヶ月で回収でき、それ以降は毎月得になる計算です。
- 上げ幅が月330〜550円と大きく、年間4,000円以上増える人
- 工事費残債が完済済み、または更新月が近い人
- スマホセット割を使っていない、または割引額が小さい人
乗り換え先の第一候補としては、2026年後半の月額改定を発表していないGMO光アクセスが挙がります。高額キャッシュバックで乗り換えコストを相殺しやすく、回収月数を短縮できるためです。特典・料金の最新内容は公式で確認してください。
改定未発表で乗り換えコストを相殺しやすい「GMO光アクセス」
年間4,000円以上の値上げで、工事費残債が少ない人向け。高額キャッシュバックで乗り換え費用を回収しやすいのが特徴です。
10ギガ中心で使いたい人や、10ギガエリアの人は、BB.excite光 10Gも改定未発表の候補です。乗り換え費用の考え方や、違約金・残債を実質0円にする方法は別記事で手順化しています。
違約金・工事費残債を実質0円に近づける具体的な手順を解説しています。
乗り換え費用の圧縮方法を見る値上げのない回線に移るときの注意点(工事・不通期間・違約金)
改定のない回線へ移る場合でも、乗り換え方法によって費用や不通期間が変わります。同じ光コラボ同士なら「事業者変更」で工事不要・不通なしのことが多く、独自回線(NURO・auひかりなど)との出入りは新規工事や撤去工事が発生します。
転用・事業者変更・新規工事の違いは、費用と手間に直結します。詳しい区別は専用記事で確認してください。
「事業者変更」なら工事なしで乗り換えできる場合があります。違いを整理しました。
転用・事業者変更の違いを見る乗り換え前にここだけは確認しておきましょう
- 現在の契約に工事費残債・違約金が残っていないか
- 独自回線への出入りで新規・撤去工事や不通期間が生じないか
- キャッシュバックの受取条件(申請時期・オプション加入)を満たせるか
重要:解約のタイミングを誤ると、更新月以外の違約金と工事費残債が同時に発生します。乗り換え先の開通日を確認してから旧回線を解約し、不通期間を作らないよう順番に手続きしてください。
10ギガ対応や大容量で使いたい人は、改定未発表のBB.excite光 10Gも比較対象になります。エリアや料金は公式で確認してください。
10ギガで乗り換えたい人はBB.excite光 10Gの最新料金も確認しておきましょう。
BB.excite光 10Gを公式で見るよくある質問
- 値上げのタイミングで違約金なしに解約できますか?
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事業者によっては料金改定に伴う特例で、一定期間内の解約について契約解除料を無料にしています。たとえばBIGLOBE WiMAXは2026年9月1日〜9月30日の解約について、更新期間に関わらず契約解除料を無料としています。各社の改定通知に記載された特例期間を確認してください。
- キャンペーン割引を受けている場合も値上げされますか?
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多くの事業者は、割引額そのものは据え置いたうえで基本料金を改定します。NURO光の場合、割引特典やキャンペーンの割引額に変更はないと公式が案内しています。割引期間が終わったあとは改定後の基本料金が適用されるため、割引終了後の請求額に注意してください。
- ソフトバンク光はいつから値上げされますか?
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2026年12月以降が起点です。2年・5年の自動更新プランは、12月以降に迎える最初の更新月の翌月利用分から改定後の料金になります。自動更新なしプランは一律で2026年12月利用分から適用されます。10ギガプランは据え置きです。
- ブロードバンドユニバーサルサービス料も値上げですか?
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これは各社共通で新設された制度上の負担で、1回線あたり月2.2円です。ドコモやNTT東西などは2026年の一部月のみ請求する案内を出しています。金額は小さいものの、仕組みを知っておきたい方は解説記事を参照してください。
- 値上げされない光回線はどれですか?
-
2026年7月時点で後半の月額改定を発表していないのは、GMO光アクセス、BB.excite光 10G、T COMヒカリなどです。ただし今後の改定を否定するものではないため、乗り換え時は最新の公式情報を確認してください。
まとめ
2026年後半は9月・10月・12月に光回線・WiFiの料金改定が集中します。NURO光・So-net光・DTI光・BIGLOBE WiMAX・ソフトバンク光が改定対象で、月100〜550円、年間1,200〜6,600円ほど負担が増えます。
判断の順番は明確です。まず一覧表で自分の上げ幅を確認し、年間差額を計算します。次に工事費残債・違約金・スマホセット割を踏まえて、乗り換えコストを何ヶ月で回収できるかを見ます。上げ幅が小さくセット割がある人は残る方が得、上げ幅が大きく残債が少ない人は改定未発表の回線への乗り換えが有力です。
料金を下げる見直し全般の手順は、別記事にまとめています。乗り換え以外の選択肢も含めて検討したい方は参考にしてください。
乗り換え以外にも、月額を下げる見直し手順と乗り換え先3択を解説しています。
月額を下げる見直し手順を見る改定未発表で乗り換えコストを回収しやすい「GMO光アクセス」
年間4,000円以上の値上げで、工事費残債が少ない人向け
- 2026年後半の月額改定を発表していない
- キャッシュバックで乗り換えコストを相殺しやすい
- 申込前に提供エリアと受取条件の確認が必須

