「料金改定のお知らせ」というメールやハガキが届いて、自分の請求額がいくら上がるのか、他社へ移るべきかを調べている方向けの記事です。2026年後半は光回線・WiFiの料金改定が9月〜12月に集中しています。
結論から言うと、NURO光・So-net光・DTI光・BIGLOBE WiMAX・ソフトバンク光などが改定対象で、月100円〜550円ほど上がります。一方で、GMO光アクセス(光回線)などは現時点で月額改定を発表していません。年間差額が乗り換えコストを上回るなら、改定のない回線へ移る判断も現実的です。まずは下の3つの進路から、自分がどこを読めばよいかを確認してください。
値上げ通知が届いた人が取れる3つの進路
まず自分の上げ幅を確認し、そのうえで「残る」か「移る」かを選びます。迷ったら一覧表と年間差額シミュレーションから読んでください。
まず自分の改定額を確認する
契約先とプランが改定対象かを一覧表で確認し、年間差額を計算する。すべての判断の出発点。
- 改定通知が来たがいくらか不明
- 契約プラン名があいまい
- まず事実を知りたい
値上げされても継続する
上げ幅が小さい、残債が多い、スマホセット割が効いている人は、残った方が総額で安いことがある。
- 上げ幅が月110〜132円程度
- 工事費残債が多く残る
- スマホセット割を利用中
改定のない回線へ移る
上げ幅が大きく残債が少ない人は、月額改定を発表していない回線への乗り換えが有力。
- 上げ幅が月330〜550円と大きい
- 残債が完済済み/更新月が近い
- セット割の依存が小さい
結論|2026年後半に値上げする回線と、据え置きの回線

2026年後半に月額基本料金の改定を発表しているのは、NURO光・So-net光・DTI光 withフレッツ・BIGLOBE WiMAX・ソフトバンク光です。改定幅は月100円台から550円まで幅があり、プランによって上がり方が異なります。
反対に、GMO光アクセス(GMOとくとくBB光)は、2026年8月時点で光回線の月額改定を発表していません。T COMヒカリなども同様です。「上がる側に残るか」「改定のない回線へ移るか」が、この記事で判断してほしいポイントです。
【改定日順】光回線・WiFiの値上げ一覧表
2026年後半に改定日が近い順で並べました。金額は各社公式サイトの発表(税込)にもとづきます。同じ事業者でもプランごとに改定幅が異なるため、代表的なプランを掲載しています。自分の契約プラン名はマイページで確認してください。
| 改定日 | 事業者・プラン | 改定前→改定後 | 月額差 |
|---|---|---|---|
| 2026/9/1 | NURO 光 One 2ギガ | 5,500円→5,720円 | +220円 |
| 2026/9/1 | NURO 光 One 10ギガ | 6,050円→6,600円 | +550円 |
| 2026/9/1 | NURO 光 2ギガ(マンション) | 3,850円→4,235円 | +385円 |
| 2026/9/1 | NURO 光 10ギガ(マンション) | 4,400円→4,840円 | +440円 |
| 2026/9/1 | So-net 安心サポート(オプション) | 330円→550円 | +220円 |
| 2026/10/1 | So-net 光 10ギガ | 6,270円→6,380円 | +110円 |
| 2026/10/1 | So-net 光 withフレッツ S(マンション) | 990円→1,320円 | +330円 |
| 2026/10/1 | DTI 光 withフレッツ ファミリー | 1,046円→1,210円 | +164円 |
| 2026/10/1 | DTI 光 withフレッツ マンション | 748円→880円 | +132円 |
| 2026/10/1 | BIGLOBE WiMAX +5G(全プラン) | 8月見直し後料金に加算 | 一律+330円 |
| 2026/12〜 | ソフトバンク光 1ギガ(戸建) | 5,720円→6,050円 | +330円 |
| 2026/12〜 | ソフトバンク光 1ギガ(マンション) | 4,180円→4,510円 | +330円 |
| 2026/5〜順次 | ぷらら光→ドコモ光×OCN(統合) | 統合による移行(料金改定ではない) | 実質+440円程度 |
表から読み取れる傾向は3つです。第一に、10ギガや独自回線の上げ幅(+330〜550円)が大きいこと。第二に、NURO光のマンションタイプ(+385〜440円)や、So-net光withフレッツのマンション(+330円)など、マンション向けでも上げ幅が大きいケースがあること。第三に、ソフトバンク光は2026年12月以降の適用で、自動更新プランは契約満了月の翌月からになるため、人によって値上げ時期がずれることです。
BIGLOBE WiMAXは2026年8月1日のサービス体系見直しに加えて、10月1日から見直し後の月額料金にさらに一律330円が上乗せされる二段階の改定です。詳しい改定内容と対策は専用記事にまとめています。
BIGLOBE WiMAXの二段階改定(8月・10月)と乗り換え判断の詳細は、BIGLOBE WiMAXの値上げを解説した専用記事で確認できます。
ぷらら光は料金改定ではなく、2026年5月から順次「ドコモ光×OCNインターネット」へ統合されることで、移行後の料金プランが上がる形です(月額440円ほどの負担増が目安)。統合の手続きや必要な作業は別記事にまとめています。
ぷらら光の統合手続き・やること・注意点は、ぷらら光の統合を解説した専用記事で確認してください。
自分の請求額はいくら増える?年間差額シミュレーション
年間差額は「月額の上げ幅 × 12ヶ月」で計算します。まず自分の契約プランの上げ幅を一覧表で確認し、次の早見表と照らし合わせてください。
| 月額の上げ幅 | 年間の負担増 | 2年間の負担増 |
|---|---|---|
| +110円 | 1,320円 | 2,640円 |
| +132円 | 1,584円 | 3,168円 |
| +220円 | 2,640円 | 5,280円 |
| +330円 | 3,960円 | 7,920円 |
| +440円 | 5,280円 | 10,560円 |
| +550円 | 6,600円 | 13,200円 |
たとえばNURO光10ギガ(+550円)なら年間6,600円、2年で13,200円の負担増です。ソフトバンク光1ギガ(+330円)なら年間3,960円になります。この年間差額が、あとで説明する「乗り換えコスト」を上回るかどうかが判断の分かれ目です。
対策:改定通知メールに記載された「改定後の月額料金」から、現在の月額を引くと自分の上げ幅がわかります。割引やキャンペーン適用中の場合、割引額は据え置かれると各社が案内しているため、通知に書かれた実際の請求見込み額で計算してください。
乗り換える人・継続する人の分かれ目|損益分岐点で判断する

値上げされても乗り換えない方が得な人は一定数います。乗り換えには工事費残債・違約金・新規工事費・不通期間といったコストが伴うため、値上げ額が小さい場合は残った方が総額で安くなることがあるからです。
乗り換えの得・損は「損益分岐点(何ヶ月で乗り換えコストを回収できるか)」で判断します。計算式はシンプルです。回収月数=乗り換えコスト ÷ 月々の節約額。乗り換えコストは「違約金+工事費残債+新規工事費」から「乗り換え先のキャッシュバック・特典」を引いた実質額です。月々の節約額は「値上げ後の現回線の月額」から「乗り換え先の月額」を引いた差です。
たとえば、値上げ後に月6,600円になるNURO光10ギガから、月5,940円のGMO光アクセス10ギガへ移ると、月々660円の節約になります。乗り換え実質コストが工事費・違約金を特典で相殺して実質1万円だった場合、10,000円 ÷ 660円 ≒ 15ヶ月で回収でき、それ以降は毎月得になる計算です(GMO光アクセス10ギガの月額は公式料金ページの5,940円を用いています)。
下の判断表で、自分がどのケースに当てはまるかを確認してください。特にスマホセット割は見落としがちで、ソフトバンク光の「おうち割 光セット」やauスマホ割などは光回線を変えると割引がまるごと消えます。値上げ額よりセット割の方が大きい場合、乗り換えは逆効果になり得ます。
値上げ後、残る・移る・待つの最終判断
上げ幅・工事費残債・スマホセット割の3点で判断が変わります。金額はご自身の契約状況に置き換えて確認してください。
月330〜550円の値上げで年間4,000円以上増える人。残債が少なければ乗り換えの回収が早い。
月110〜132円程度で年間負担増が2,000円以下なら、乗り換えコストで逆に損をしやすい。
工事費残債が多い、更新月が遠い、スマホセット割が効いている人は、乗り換え前に相殺策を確認。
迷ったら
「年間差額」と「乗り換え実質コスト」を紙に書き出し、回収月数が半年〜1年程度で収まるかを見てください。それより長ければ継続が無難です。
注意点:ソフトバンク光は支払い方法をPayPayカードに変えると割引(PayPayカード割)が適用され、値上げ分を相殺できる場合があります。また2026年12月からは名称が「SoftBank 光+」へ変わり、10ギガプランは今回の改定対象外です。乗り換え前に、まず割引で対応できないか確認するのが得策です。
乗り換え先の第一候補としては、2026年8月時点で光回線の月額改定を発表していないGMO光アクセスが挙がります。契約期間の縛りがなく、キャッシュバックで乗り換えコストを相殺しやすいためです。特典・料金の最新内容は公式で確認してください。
光回線の月額改定未発表で、乗り換えコストを相殺しやすい「GMO光アクセス」
年間4,000円以上の値上げで、工事費残債が少ない人向け。契約期間の縛りがなく、キャッシュバックで乗り換え費用を回収しやすいのが特徴です。
10ギガ中心で使いたい人や、10ギガエリアの人は、BB.excite光 10Gも候補です。同サービスは2025年12月に月額を4,740円→4,730円へ改定した経緯があり、2026年後半の値上げは発表していません。乗り換え費用の考え方や、違約金・残債を実質0円にする方法は別記事で手順化しています。
違約金・工事費残債を実質0円に近づける具体的な手順は、乗り換え費用の圧縮方法を解説した記事で確認できます。
値上げのない回線に移るときの注意点(工事・不通期間・違約金)
改定のない回線へ移る場合でも、乗り換え方法によって費用や不通期間が変わります。同じ光コラボ同士なら「事業者変更」で工事不要・不通なしのことが多く、独自回線(NURO・auひかりなど)との出入りは新規工事や撤去工事が発生します。
転用・事業者変更・新規工事の違いは、費用と手間に直結します。転用・事業者変更の違いを整理した記事で、自分がどれに該当するかを確認してください。
- 現在の契約に工事費残債・違約金が残っていないか
- 独自回線への出入りで新規・撤去工事や不通期間が生じないか
- キャッシュバックの受取条件(申請時期・オプション加入)を満たせるか
重要:解約のタイミングを誤ると、更新月以外の違約金と工事費残債が同時に発生します。乗り換え先の開通日を確認してから旧回線を解約し、不通期間を作らないよう順番に手続きしてください。
10ギガ対応や大容量で使いたい人は、後半の値上げを発表していないBB.excite光 10Gも比較対象になります。エリアや料金は公式で確認してください。
10ギガで乗り換えたい人はBB.excite光 10Gの最新料金も確認しておきましょう。
BB.excite光 10Gを公式で見るよくある質問
- 値上げのタイミングで違約金なしに解約できますか?
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事業者によっては料金改定に伴う特例で、一定期間内の解約について契約解除料を無料にしています。たとえばBIGLOBE WiMAXは2026年9月1日〜9月30日の解約について、更新期間に関わらず契約解除料を無料としています。各社の改定通知に記載された特例期間を確認してください。
- キャンペーン割引を受けている場合も値上げされますか?
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多くの事業者は、割引額そのものは据え置いたうえで基本料金を改定します。NURO光の場合も、割引特典やキャンペーンの割引額に変更はないと公式が案内しています。割引期間が終わったあとは改定後の基本料金が適用されるため、割引終了後の請求額に注意してください。
- ソフトバンク光はいつから値上げされますか?
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2026年12月以降が起点です。2年・5年の自動更新プランは、12月以降に迎える契約満了月の翌月利用分から改定後の料金になります。自動更新なしプランは12月利用分(2027年1月請求分)から適用されます。1ギガは戸建て・マンションとも一律330円の値上げで、10ギガプランは据え置きです。あわせて2026年12月からサービス名称が「SoftBank 光+」へ変更されます。
- GMOは値上げしないのですか?
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光回線の「GMO光アクセス(GMOとくとくBB光)」は、2026年8月時点で月額改定を発表していません。ただし同じGMOとくとくBBでも、WiMAX +5G・WiMAX2+・とくとくBBホームWi-Fiは2026年10月1日から一律605円(税込)の値上げが発表されています。同じ社名でも対象サービスによって扱いが異なるため、自分の契約サービス単位で確認してください。
- ブロードバンドユニバーサルサービス料も値上げですか?
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これは各社共通で新設された制度上の負担で、金額は1回線あたり年2.2円(税込)です。毎月かかるものではなく、NTT東西・ドコモ・ソフトバンクなどは2026年については原則として3月ご利用分(4月請求分)の1回のみ請求すると案内しています。金額はごく小さいものの、仕組みを知っておきたい方はNTT東日本の案内や解説記事を参照してください。
- 後半に値上げしない光回線はどれですか?
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2026年8月時点で後半の月額改定を発表していない光回線は、GMO光アクセス、T COMヒカリなどです。BB.excite光 10Gは2025年12月に微改定(4,740円→4,730円)していますが、その後の値上げは発表していません。いずれも今後の改定を否定するものではないため、乗り換え時は最新の公式情報を確認してください。
まとめ
2026年後半は9月・10月・12月に光回線・WiFiの料金改定が集中します。NURO光・So-net光・DTI光・BIGLOBE WiMAX・ソフトバンク光が改定対象で、月100〜550円、年間1,200〜6,600円ほど負担が増えます。
判断の順番は明確です。まず一覧表で自分の上げ幅を確認し、年間差額を計算します。次に工事費残債・違約金・スマホセット割を踏まえて、乗り換えコストを何ヶ月で回収できるかを見ます。上げ幅が小さくセット割がある人は残る方が得、上げ幅が大きく残債が少ない人は改定未発表の回線への乗り換えが有力です。
乗り換え以外にも、不要オプションの解約やスマホセット割の見直しで月額を下げる方法があります。乗り換え以外の選択肢も含めて検討したい方は、月額を下げる見直し手順を解説した記事も参考にしてください。
値上げ通知が来たら、まず上げ幅を確認してから判断する
年間差額と乗り換え実質コストを比べ、回収できる人は移る・できない人は残るが基本です。
月330〜550円の値上げで年間4,000円以上増える人。改定未発表の回線+還元でコストを回収しやすい。
乗り換えコストやセット割の喪失で、かえって総額が増えるケース。まず割引・支払い方法の見直しを。
次の行動
※料金・キャンペーン・提供条件は変更される場合があります。申込前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。

