「スマートホーム化を進めたいけど、Wi-Fi環境をどう整えればいいの?」「最近よく聞くWi-Fi HaLowって、メッシュWi-Fiと何が違うの?」
スマート家電やIoTデバイスの普及が加速する2026年、一般家庭でも10台以上のデバイスがWi-Fiに接続されることが当たり前になりました。しかし、接続台数が増えるほど「電波が届かない」「接続が不安定」といった悩みも増えています。
そんな中、注目されているのがメッシュWi-FiとWi-Fi HaLowという2つの技術です。どちらもWi-Fi環境を改善する技術ですが、その仕組みや得意分野は大きく異なります。
この記事では、メッシュWi-FiとWi-Fi HaLowの違いをわかりやすく解説し、あなたの家庭環境に合った最適な選択肢をご紹介します。結論から言うと、一般家庭のスマートホーム化には「メッシュWi-Fi」がおすすめですが、将来的にIoT機器が大幅に増える可能性がある方はWi-Fi HaLowの動向もチェックしておくべきです。
メッシュWi-FiとWi-Fi HaLowの基礎知識
まずは、メッシュWi-FiとWi-Fi HaLowがそれぞれどのような技術なのかを理解しましょう。両者は「Wi-Fiの範囲を広げる」という点では共通していますが、アプローチがまったく異なります。
メッシュWi-Fiとは?複数のルーターで家全体をカバー
メッシュWi-Fiとは、複数のルーター(アクセスポイント)を連携させて、家全体を網の目(メッシュ)のようにWi-Fiでカバーする仕組みです。従来の「1台のルーター+中継機」という構成とは異なり、すべてのルーターが対等に連携して通信を処理します。
- 家中どこでも同じSSID(ネットワーク名)で接続できる
- 移動しても自動で最適なルーターに切り替わる(シームレスローミング)
- 複数台のルーターで負荷を分散するため、多台数接続でも安定
- Wi-Fi 6やWi-Fi 7など最新規格に対応した製品が豊富
メッシュWi-Fiは、2.4GHz、5GHz、6GHz(Wi-Fi 6E/7対応機)といった一般的なWi-Fi周波数帯を使用します。スマートフォン、パソコン、タブレットはもちろん、スマートスピーカーやスマート照明など、ほとんどのWi-Fi対応機器と互換性があります。IoTデバイスが増えると接続が不安定になるケースもあるため、ペット見守りカメラがオフラインになる原因とWi-Fi接続台数の関係もあわせてチェックしておくと安心です。
Wi-Fi HaLow(IEEE 802.11ah)とは?IoT特化の長距離通信
Wi-Fi HaLow(ワイファイ ヘイロー)は、2022年9月に日本で利用が解禁された比較的新しいWi-Fi規格です。正式名称はIEEE 802.11ahで、920MHz帯(サブギガヘルツ帯)という低い周波数を使用することが最大の特徴です。
- 通信距離が最大約1km(理論値)と圧倒的に長い
- 壁や障害物を透過しやすい(低周波数の特性)
- 消費電力が低く、バッテリー駆動のセンサーに最適
- 1台のアクセスポイントで最大8,000台以上のデバイスを接続可能
ただし、Wi-Fi HaLowはIoTデバイス向けに設計されており、通信速度は最大32.5Mbps程度と、従来のWi-Fi(2.4GHz帯で数百Mbps、5GHz帯で数Gbps)と比較すると低速です。動画視聴やオンラインゲームには向いておらず、センサーデータの送受信や監視カメラの映像伝送など、IoT用途に特化しています。
そもそもなぜIoT時代にWi-Fi環境の見直しが必要なのか
2025年には一般家庭で平均10台以上のIoTデバイスが稼働すると言われており、スマートスピーカー、スマート照明、ロボット掃除機、防犯カメラ、スマートロックなど、接続機器は増え続けています。従来の単体ルーターでは以下のような問題が発生しやすくなっています。
- 接続台数が増えると通信速度が低下する
- ルーターから離れた部屋で電波が弱くなる
- IoT機器の反応が遅くなる、接続が切れる
こうした課題を解決するために、メッシュWi-FiやWi-Fi HaLowといった技術が注目されているのです。
メッシュWi-FiとWi-Fi HaLowの違いを徹底比較
ここからは、メッシュWi-FiとWi-Fi HaLowを具体的な項目で比較していきます。自分の環境にどちらが合っているか、判断の参考にしてください。
通信距離・カバー範囲の比較
| 項目 | メッシュWi-Fi | Wi-Fi HaLow |
|---|---|---|
| 通信距離(理論値) | 1ユニットで約50〜100m | 最大約1km |
| 周波数帯 | 2.4GHz / 5GHz / 6GHz | 920MHz(サブギガ帯) |
| 障害物透過性 | 中程度(5GHz/6GHzは弱い) | 高い(壁や構造物を透過しやすい) |
| カバー範囲の拡張方法 | ユニット追加で拡張可能 | 1台で広範囲をカバー |
※ 通信距離は理論値であり、建物の構造や周辺環境によって異なります。
メッシュWi-Fiは、ユニット(ルーター)を追加することでカバー範囲を拡張します。3階建ての住宅や、ルーターから離れた部屋でも、適切な位置にユニットを配置すれば安定した通信が可能です。
一方、Wi-Fi HaLowは920MHz帯の低周波数を使うため、1台のアクセスポイントで最大1km(見通しの良い環境)をカバーできます。広大な敷地や屋外のセンサーネットワークには有利ですが、一般住宅ではここまでの距離は必要ないケースがほとんどです。
通信速度・スループットの比較
| 項目 | メッシュWi-Fi | Wi-Fi HaLow |
|---|---|---|
| 最大通信速度(理論値) | Wi-Fi 6:9.6Gbps Wi-Fi 7:36Gbps | 最大32.5Mbps |
| 実測速度の目安 | 数百Mbps〜数Gbps | 数Mbps〜数十Mbps |
| 動画ストリーミング | 4K・8Kも問題なし | 低解像度のみ対応 |
| オンラインゲーム | 快適に利用可能 | 不向き |
※ 最大通信速度は規格上の理論値です。実際の速度は利用環境により異なります。
通信速度に関しては、メッシュWi-Fiが圧倒的に優位です。Wi-Fi 7対応のメッシュWi-Fiなら、理論値で最大36Gbpsの高速通信が可能で、4K動画の同時視聴やオンラインゲームも快適に楽しめます。
Wi-Fi HaLowは速度面では劣りますが、これは「欠点」ではなく「設計思想の違い」です。IoTセンサーのデータ送信には数十Kbps〜数Mbpsで十分なことが多く、速度よりも「長距離」「低消費電力」「多台数接続」を重視した規格なのです。
対応機器・互換性の比較
| 項目 | メッシュWi-Fi | Wi-Fi HaLow |
|---|---|---|
| スマートフォン・PC | ◎ すべて対応 | × 非対応 |
| スマートスピーカー | ◎ 対応 | △ 一部の専用機器のみ |
| スマート照明・プラグ | ◎ 対応 | △ 対応製品は少ない |
| 産業用IoTセンサー | △ 対応するものもあり | ◎ 最も得意な分野 |
| 監視カメラ | ◎ 高画質対応 | ○ 低〜中画質で対応 |
※ 2026年2月時点の対応状況です。今後、Wi-Fi HaLow対応の家庭用製品が増える可能性があります。
2026年2月現在、Wi-Fi HaLowに対応した一般消費者向け製品は限られています。主にサイレックス・テクノロジーやエレコムなどから産業用・法人向けのアクセスポイントやゲートウェイが販売されていますが、家庭用ルーターとしての製品ラインナップはほとんどありません。
一方、メッシュWi-Fiは、バッファロー、NEC、TP-Link、ASUSなど多くのメーカーから多数の製品が発売されており、価格帯も1万円台〜10万円以上まで幅広く選べます。

2026年時点では、家庭のスマートホーム化にはメッシュWi-Fi一択と言っても過言ではありません。Wi-Fi HaLowは産業用途で普及が進んでおり、将来的に家庭向け製品が増える可能性はありますが、現時点では選択肢が限られています。
価格・導入コストの比較
| 項目 | メッシュWi-Fi | Wi-Fi HaLow |
|---|---|---|
| ルーター本体価格 | 1〜5万円(2台セット) | 法人向け:10万円前後〜 |
| 追加ユニット | 5,000〜2万円/台 | 法人向け機器のみ |
| 月額利用料 | なし(インターネット回線は別) | なし(免許不要) |
| 設置工事 | 基本的に不要 | 法人利用では必要な場合あり |
※ 価格は2026年2月時点の目安です。メッシュWi-Fiの価格はWi-Fi規格やメーカーにより異なります。
コスト面でも、現時点ではメッシュWi-Fiが有利です。2台セットで1〜5万円程度から購入でき、設置も電源を入れてアプリで設定するだけと簡単です。Wi-Fi 7対応の高性能モデルでも3〜7万円程度で購入可能です。
消費電力・省エネ性能の比較
Wi-Fi HaLowは省電力設計が特徴で、バッテリー駆動のセンサーを長期間稼働させることが可能です。一方、メッシュWi-Fiは常時電源接続が前提の設計で、省電力性はWi-Fi HaLowに劣ります。
ただし、家庭で使用するスマート家電のほとんどは電源に接続して使用するため、消費電力の差が問題になるケースは少ないでしょう。屋外にバッテリー駆動のセンサーを多数設置する場合には、Wi-Fi HaLowの省電力性が活きてきます。
【結論】一般家庭にはメッシュWi-Fiがおすすめ



ここまでの比較結果をまとめると、2026年現在の一般家庭でスマートホーム化を進める場合は「メッシュWi-Fi」が正解です。Wi-Fi HaLowは将来の選択肢として覚えておく程度でOKです。
ここまでの比較を踏まえ、一般家庭でスマートホーム化を進める場合はメッシュWi-Fiを選ぶべきです。その理由を整理します。
メッシュWi-Fiを選ぶべき人
- スマートフォン、PC、タブレットを家中どこでも快適に使いたい
- スマートスピーカー、スマート照明、ロボット掃除機などを導入したい・している
- 4K動画やオンラインゲームを楽しみたい
- 2階建て・3階建ての住宅でWi-Fiが届きにくい部屋がある
- 今すぐ手軽にWi-Fi環境を改善したい
Wi-Fi HaLowを検討すべき人
- 広い敷地(庭、農地、ガレージなど)に屋外センサーを設置したい
- バッテリー駆動のIoTセンサーを長期間運用したい
- 将来的に数十〜数百台のIoTデバイスを接続する予定がある
- 法人・事業者として産業用IoTを導入したい
一般家庭でスマートホーム化を進めるなら、まずはメッシュWi-Fiの導入がベストです。将来、Wi-Fi HaLow対応の家庭用製品が普及してきたら、併用を検討するのも良いでしょう。
メッシュWi-Fiルーターのおすすめ5選【2026年最新】
ここからは、2026年2月時点でおすすめのメッシュWi-Fiルーターを5製品厳選してご紹介します。Wi-Fi 7対応モデルからコスパ重視モデルまで、予算や用途に合わせて選んでください。
TP-Link Deco BE65(Wi-Fi 7対応・コスパ重視)
TP-LinkのDeco BE65は、Wi-Fi 7対応のメッシュWi-Fiシステムで、BE11000規格(6GHz:5,760Mbps、5GHz:4,320Mbps、2.4GHz:574Mbps)に対応しています。2.5GbpsのWAN/LANポート×4を搭載し、高速光回線の性能を活かせます。
- Wi-Fi 7対応で将来性がある
- トライバンド対応で6GHz帯の混雑回避が可能
- 最大200台以上の同時接続に対応
- Wi-Fi 7の恩恵を受けるには対応デバイスが必要
- 2パックで約5万円前後とやや高価
バッファロー WNR-5400XE6/2S(EasyMesh対応)
バッファローのWNR-5400XE6/2Sは、Wi-Fi 6E対応のメッシュWi-Fiシステムです。Wi-Fi EasyMesh規格に対応しているため、他社のEasyMesh対応ルーターとも連携可能な柔軟性があります。
- 国内メーカーの安心感とサポート体制
- Wi-Fi EasyMesh対応で拡張性が高い
- 6GHz帯対応で混雑を回避できる
- 価格がやや高め(2台セットで3万円台〜)
NEC Aterm 7200D8BE(Wi-Fi 7・高性能)
NECのAterm 7200D8BEは、2025年4月に発売されたWi-Fi 7対応の高性能ルーターです。5GHz帯と2.4GHz帯のデュアルバンド8ストリーム構成で、MLO(Multi-Link Operation)利用時には最大7,140Mbpsの高速通信が可能です。10Gbps WANポートを搭載しており、10G光回線の性能を最大限活かせます。必要に応じてメッシュ構成も可能で、安定性に定評のあるNEC製品を求める方におすすめです。
- NECならではの安定した通信品質
- Wi-Fi 7対応・MLOで最大7,140Mbpsの高速通信
- 10Gbps WANポート搭載で10G回線にも対応
- メッシュ構成には追加ユニットが必要
TP-Link Archer BE550(Wi-Fi 7・ミドルレンジ)
TP-LinkのArcher BE550は、Wi-Fi 7対応ルーターとしてはミドルレンジの価格帯で、BE9300規格(6GHz:5,760Mbps、5GHz:2,880Mbps、2.4GHz:688Mbps)に対応しています。メッシュ機能も搭載しており、将来的な拡張も可能です。
- 2万円前後で購入できるコストパフォーマンス
- OneMesh対応で既存のTP-Link中継機とも連携可能
- HomeShieldセキュリティ機能搭載
- 10Gbpsポートは非搭載
ASUS RT-BE14000(スマートホーム向け・高コスパ)
ASUSのRT-BE14000は、Wi-Fi 7対応のトライバンドルーターです。最大14,000Mbpsの高速通信と1.8GHzトライコアCPUを搭載し、多台数接続時も安定したパフォーマンスを発揮します。AiMesh機能により、複数台でのメッシュ構成が可能。スマートホームで多くのデバイスを接続する方や、低遅延を求めるオンラインゲーマーにおすすめです。
- MLO(Multi-Link Operation)対応で低遅延を実現
- 2.5Gbpsデュアルポート搭載で高速有線接続に対応
- ゲーム向け優先制御機能が充実
- 10Gbpsポートは非搭載(2.5Gbpsが最大)
- 設置スペースが必要(サイズが大きい)
ゲームや配信で速度・低遅延を重視する方は、ゲーム向け低Ping光回線の選び方ガイドも参考にしてください。
メッシュWi-Fiルーター比較表
| 製品名 | Wi-Fi規格 | 最大速度(理論値) | 価格帯 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| TP-Link Deco BE65(2台) | Wi-Fi 7 | 11Gbps | 約5万円 | ★★★★★ |
| バッファロー WNR-5400XE6/2S | Wi-Fi 6E | 4.8Gbps | 3〜4万円 | ★★★★☆ |
| NEC Aterm 7200D8BE | Wi-Fi 7 | 7.1Gbps | 2〜3万円 | ★★★★☆ |
| TP-Link Archer BE550 | Wi-Fi 7 | 9.2Gbps | 2〜3万円 | ★★★★☆ |
| ASUS RT-BE14000 | Wi-Fi 7 | 14Gbps | 3〜4万円 | ★★★★★ |
※ 価格は2026年2月時点の目安です。最新価格は各メーカー公式サイトや価格比較サイトをご確認ください。
メッシュWi-Fiルーターの性能を最大限に活かすには、大元の光回線の速度も重要です。特にWi-Fi 7対応ルーターを導入するなら、1Gbps以上の光回線と組み合わせることをおすすめします。
- こんな方に最適
-
ドコモスマホユーザー(セット割で毎月最大1,100円割引)、10ギガプラン対応エリアでメッシュWi-Fiの性能をフル活用したい方
- 公式サイトで確認すべきポイント
-
提供エリア・10ギガ対応状況・キャッシュバック金額・Wi-Fiルーター無料レンタルの有無
ドコモ光以外の光回線も検討したい方は、光回線の実測速度ランキングで本当に速い回線を比較した記事もご参照ください。
メッシュWi-Fiを最大限活かす光回線の選び方
いくら高性能なメッシュWi-Fiルーターを導入しても、大元のインターネット回線が遅ければ意味がありません。Wi-Fi 7対応ルーターの性能を活かすには、高速な光回線との組み合わせが重要です。
Wi-Fi 7には10Gbps光回線がおすすめ
Wi-Fi 7対応ルーターは、理論値で数Gbps〜十数Gbpsの通信速度に対応しています。この性能を活かすには、従来の1Gbps回線ではなく、10Gbps対応の光回線がおすすめです。
| 光回線サービス | 10Gプラン月額料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| ドコモ光 10ギガ | 6,380円〜 | ドコモスマホとのセット割あり |
| NURO光 10ギガ | 5,700円〜 | 提供エリアは限定的だが高速 |
| auひかり ホーム10ギガ | 6,468円〜 | auスマホとのセット割あり |
※ 料金は2026年2月時点の税込価格です。NURO光は3年契約の場合。最新料金は各公式サイトでご確認ください。
お使いのスマホキャリアに合わせた最適な回線を知りたい方は、スマホキャリア別おすすめ光回線の診断ページをご覧ください。
1Gbps回線でも十分なケース
ただし、すべての家庭で10Gbps回線が必要なわけではありません。以下のような使い方であれば、1Gbps回線でも十分です。
- 4K動画視聴が主な用途(4K動画は25Mbps程度で視聴可能)
- オンラインゲームは一般的なもの(FPS以外)
- 家族の同時利用が5〜6台程度
格安SIMをお使いでセット割が適用されない方は、格安SIMユーザー向けの最安光回線比較をご覧ください。
- こんな方に最適
-
速度重視の方、ソフトバンクスマホユーザー(おうち割光セット対応)、提供エリア内にお住まいの方
- 公式サイトで確認すべきポイント
-
提供エリア(限定的)・キャッシュバック金額・Wi-Fi 7対応ONU提供状況
メッシュWi-Fiの選び方と設置のポイント



メッシュWi-Fiを導入する際に失敗しないための5つのポイントをまとめました。特に「Wi-Fi規格」と「必要ユニット数」は購入前に必ず確認しましょう。
メッシュWi-Fiを導入する際に押さえておきたいポイントを解説します。
ポイント1:Wi-Fi規格を確認する
2026年現在、メッシュWi-Fiルーターは主にWi-Fi 6、Wi-Fi 6E、Wi-Fi 7の3つの規格に分かれます。それぞれの特徴を理解して選びましょう。
- Wi-Fi 6(802.11ax)
-
2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯を使用。多くのスマートフォンやPCが対応しており、コスパ重視なら十分な選択肢。最大速度は9.6Gbps(理論値)。
- Wi-Fi 6E
-
Wi-Fi 6に6GHz帯を追加。6GHz帯は利用者が少なく混雑しにくいため、安定した通信が可能。ただし6GHz対応デバイスがまだ少ない。
- Wi-Fi 7(802.11be)
-
最新規格。最大36Gbps(理論値)の高速通信と、MLO(複数の周波数帯を同時使用)による低遅延が特徴。対応デバイスは徐々に増加中。
各規格の違いをさらに詳しく知りたい方は、Wi-Fi 7とWi-Fi 6の違いを詳しく解説した記事をご覧ください。
長く使うことを考えると、Wi-Fi 7対応モデルを選んでおくのがおすすめです。対応デバイスが増えれば、買い替えなしで最新規格の恩恵を受けられます。
ポイント2:必要なユニット数を把握する
メッシュWi-Fiは、住宅の広さや構造によって必要なユニット数が変わります。一般的な目安は以下の通りです。
| 住宅タイプ | 推奨ユニット数 |
|---|---|
| マンション(2LDK〜3LDK) | 2台 |
| 2階建て戸建て | 2〜3台 |
| 3階建て戸建て | 3台以上 |
| 大型住宅(4LDK以上) | 3〜4台 |
※ 推奨台数は目安です。建物の構造や壁の材質によって増減します。
ポイント3:設置場所を工夫する
メッシュWi-Fiのユニットは、以下の点に注意して設置しましょう。
- 床から1〜1.5mの高さに設置する(電波は上下にも広がるため)
- 金属製の家具や電子レンジの近くを避ける
- ユニット同士の間隔は10〜15m程度を目安にする
- 各階に1台ずつ配置するのが基本
ポイント4:EasyMesh対応かどうかを確認
Wi-Fi EasyMeshは、異なるメーカーのルーター間でもメッシュネットワークを構築できる標準規格です。EasyMesh対応製品を選んでおけば、将来的に他メーカーの製品を追加することも可能で、拡張性が高まります。
ポイント5:接続台数の上限を確認
スマートホーム化を進めると、接続台数は予想以上に増えます。スマホやPCに加え、スマート家電も含めると、15〜20台以上になることも珍しくありません。余裕を持って、30台以上の同時接続に対応した製品を選びましょう。
Wi-Fi HaLowの今後の展望と家庭での活用可能性
現時点では家庭向け製品が少ないWi-Fi HaLowですが、今後の展開についても触れておきます。
Matterとの連携で普及が加速する可能性
スマートホームの共通規格「Matter」は、Apple、Google、Amazon、Samsungなど大手IT企業が参加する業界標準規格です。2025年にはMatter 1.4がリリースされ、さらに2025年8月にはMatter 1.4.2もリリースされるなど、対応機器が増加しています。
Wi-Fi HaLowはMatterとの連携が技術的に可能であり、今後Matter対応のWi-Fi HaLowデバイスが登場すれば、スマートホームでの活用が広がる可能性があります。
想定される家庭での活用シーン
Wi-Fi HaLowが家庭で活用されるとすれば、以下のようなシーンが考えられます。
- 庭やガレージに設置する防犯カメラ・センサー
- 土壌センサーを使った家庭菜園の自動管理
- 門扉やポストに設置するスマートロック・センサー
- 離れ・別棟へのWi-Fi拡張
スマートロックのWi-Fi接続トラブルについては、スマートロックが反応しない原因とWi-Fi HaLowによる解決策で詳しく解説しています。
ただし、これらの用途でも現時点ではメッシュWi-Fiで代替可能なケースが多く、Wi-Fi HaLowでなければならない状況は限られています。
家庭向け製品の登場時期
2025年2月にはMorse Microから家庭向けWi-Fi HaLowルーター「HaLowLink 1」が発売されました。Wi-Fi 4とWi-Fi HaLowのデュアル認証ルーターとして、Mouser.comにて16,335円で販売中です。開発者やアーリーアダプター向けの製品ではありますが、コンシューマー向け製品の動きが出始めています。ただし、日本国内での一般販売や対応デバイスの普及にはまだ時間がかかると見られています。
よくある質問(FAQ)



メッシュWi-FiとWi-Fi HaLowに関するよくある質問をまとめました。購入前の疑問解消にお役立てください。
- メッシュWi-FiとWi-Fi HaLowは併用できますか?
-
技術的には併用可能です。メッシュWi-Fiで家庭内のスマートフォンやPCを接続し、Wi-Fi HaLowで屋外のセンサーや遠距離のIoTデバイスを接続するという使い分けが考えられます。ただし、2026年現在は家庭向けWi-Fi HaLow機器が少ないため、実際に併用しているケースは限られています。
- Wi-Fi HaLowはスマートフォンで使えますか?
-
現在販売されているスマートフォンはWi-Fi HaLowに対応していません。Wi-Fi HaLowは920MHz帯を使用するため、従来のWi-Fi(2.4GHz/5GHz/6GHz)とは異なるハードウェアが必要です。スマートフォンやPCを使う場合は、従来のWi-Fi(メッシュWi-Fi含む)が必要です。
- メッシュWi-Fiと中継機、どちらを選ぶべきですか?
-
予算に余裕があればメッシュWi-Fiをおすすめします。メッシュWi-Fiは複数のルーターが連携して負荷を分散するため、多台数接続でも速度低下しにくく、ローミング(接続先の切り替え)もスムーズです。中継機は安価ですが、親機に負担が集中しやすく、手動でSSIDを切り替える必要がある場合もあります。3階建て以上の住宅での違いについては、メッシュWi-Fiと中継機の違いを3階建て・広い家で検証した記事で詳しく解説しています。
- Wi-Fi 7対応のメッシュWi-Fiは今買うべきですか?
-
長く使うことを考えるなら、Wi-Fi 7対応モデルの購入をおすすめします。現在はWi-Fi 7対応デバイス(スマートフォン、PC)が限られていますが、今後数年で対応機器は増えていきます。Wi-Fi 7ルーターは下位規格(Wi-Fi 6/6E/5/4)にも対応しているため、現在の機器も問題なく接続できます。
- メッシュWi-Fiの設置に工事は必要ですか?
-
メッシュWi-Fiルーターの設置に工事は不要です。電源コンセントに接続し、スマートフォンアプリで初期設定を行うだけで使い始められます。ただし、光回線の新規契約や変更には別途工事が必要な場合があります。工事ができない方は、工事不要で使えるWi-Fiの選び方もご参照ください。
- IoTデバイスが増えるとWi-Fiが遅くなりますか?
-
接続台数が増えると、従来の単体ルーターでは速度低下が起きやすくなります。メッシュWi-Fiは複数のルーターで負荷を分散するため、多台数接続でも速度低下を抑えられます。また、Wi-Fi 6以降の規格に搭載されているOFDMAやMU-MIMO技術により、複数デバイスへの同時通信が効率化されています。
- スマートホーム用のWi-Fiルーターを選ぶ際の最低限のスペックは?
-
スマートホーム用途であれば、Wi-Fi 6対応、同時接続台数30台以上、デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)対応を最低条件として考えましょう。さらに余裕を持つなら、Wi-Fi 6E以上、トライバンド対応、メッシュ機能対応のルーターがおすすめです。
まとめ:2026年のスマートホームにはメッシュWi-Fiが最適解



最後に、この記事のポイントを振り返りましょう。スマートホーム化のWi-Fi環境選びで迷っている方は、まずメッシュWi-Fiの導入を検討してみてください。
この記事では、メッシュWi-FiとWi-Fi HaLowの違いを解説し、一般家庭のスマートホーム化にどちらが適しているかを検討しました。
- 2026年現在、一般家庭のスマートホーム化にはメッシュWi-Fiがベスト:対応機器が豊富で、スマートフォン、PC、スマート家電すべてに対応。価格も手頃で導入しやすい。
- Wi-Fi HaLowは産業用途が中心:長距離・省電力・多台数接続という特性はIoT向けに優れているが、家庭向け製品はまだ少なく、一般消費者が導入するのは時期尚早。
- Wi-Fi 7対応のメッシュWi-Fiがおすすめ:将来性を考えると、今購入するならWi-Fi 7対応モデルが最適。高速な光回線と組み合わせることで、快適なスマートホーム環境を構築できる。
メッシュWi-Fiの性能を最大限活かすためには、高速な光回線との組み合わせが重要です。ドコモのスマホをお使いの方はドコモ光、SoftBankユーザーならソフトバンク光など、スマホとのセット割が使える光回線を選ぶとお得です。自分のキャリアに合った光回線を知りたい方は、スマホキャリア別おすすめ光回線の組み合わせガイドもご参照ください。
光回線選びで迷ったら、以下から公式サイトでエリアや料金を確認してみましょう。
今すぐネットが必要な方は、引っ越し直後でも即日届く対応Wi-Fiも検討してください。









