Wi-Fiの引っ越し手続きを忘れるとどうなる?
「引っ越しのバタバタでWi-Fiの手続きを忘れていた」「新居に来たらインターネットが使えない」——そんな状況で焦っている方も多いのではないでしょうか。
引っ越し時のWi-Fi手続きを忘れると、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 新居でインターネットが使えない
- 旧住所のWi-Fi料金を払い続けてしまう
- 移転工事の予約が取れず、開通まで数週間待つことになる
- 解約手続きが遅れて違約金が発生する
- 撤去工事が必要な場合、旧住所に戻らなければならない
この記事では、Wi-Fiの引っ越し手続きを忘れた場合の対処法を、光回線・ホームルーター・ポケットWi-Fi別に解説します。今すぐ対応すれば、無駄な費用を最小限に抑え、新居でのインターネット環境を早く整えられます。
【状況別】今すぐやるべき対処法
まずは、あなたの状況に合わせた対処法を確認しましょう。
状況1:引っ越し前だが手続きを忘れていた
まだ引っ越し前であれば、今すぐ手続きを開始することで間に合う可能性があります。
- 契約中のWi-Fiサービスに連絡し、移転または解約の手続きを行う
- 新居でのインターネット環境を決める(継続利用or新規契約)
- 工事が必要な場合は、最短の日程で予約を取る
光回線の移転工事は、申し込みから2週間〜1ヶ月程度かかることが多いです。引っ越しまで時間がない場合は、一時的にホームルーターやポケットWi-Fiでつなぐ方法も検討しましょう。
状況2:引っ越し直後でWi-Fiが使えない
すでに引っ越しが完了し、新居でインターネットが使えない状態であれば、以下の順番で対応しましょう。
契約中のサービスに連絡し、現在の契約状況と移転・解約の手続きを確認します。料金が発生し続けている可能性があるため、早急に対応しましょう。
現在のサービスを移転できる場合は移転手続きを、できない場合は新規契約を行います。光回線は工事まで時間がかかるため、並行して一時的なネット環境の確保も検討しましょう。
工事待ちの間は、スマホのテザリング、ホームルーター、ポケットWi-Fiのレンタルなどで一時的にしのぎましょう。
状況3:引っ越し後しばらく経ってから気づいた
引っ越しから数週間〜数ヶ月経ってから手続き忘れに気づいた場合、旧住所の料金を払い続けている可能性があります。
クレジットカードや銀行口座の明細を確認し、Wi-Fi関連の料金が引き落とされていないかチェックしましょう。料金が発生している場合は、すぐに契約先に連絡して解約手続きを行います。
残念ながら、使っていなくても契約期間中の料金は基本的に返金されません。ただし、状況によっては交渉の余地がある場合もあるため、まずは契約先に相談してみましょう。
【回線種類別】引っ越し手続きの対処法
契約しているWi-Fiの種類によって、対処法が異なります。
光回線の場合
光回線は移転工事が必要なため、最も時間がかかります。
継続利用する場合
契約中のプロバイダに連絡し、移転手続きを行います。新居での工事日を予約し、旧住所の回線撤去(必要な場合)の日程も調整します。移転工事費が発生する場合がありますが、キャンペーンで無料になることもあります。
解約して新規契約する場合
旧住所の回線を解約し、新居で別のサービスを新規契約します。解約時に違約金や工事費残債が発生する可能性があるため、事前に確認しましょう。乗り換え先のキャンペーンで違約金を負担してくれる場合もあります。
主要な光回線の問い合わせ先は以下のとおりです。
| サービス | 問い合わせ先 | 受付時間 |
|---|---|---|
| ドコモ光 | 0120-800-000 | 9:00〜20:00 |
| auひかり | 0077-777(KDDIお客さまセンター) | 9:00〜18:00 |
| ソフトバンク光 | 0800-111-2009 | 10:00〜19:00 |
| NURO光 | 0120-65-3810 | 9:00〜18:00 |
| フレッツ光(NTT東日本) | 0120-116-116 | 9:00〜17:00 |
| フレッツ光(NTT西日本) | 0120-116-116 | 9:00〜17:00 |
受付時間は変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
ホームルーターの場合
ホームルーター(ドコモ home 5G、WiMAX、ソフトバンクエアーなど)は、工事不要で移転手続きが比較的簡単です。
手続き内容
登録住所の変更手続きを行うだけで、新居でも同じ端末を使えます。Webサイトのマイページ、電話、店舗などで手続き可能です。
注意点
ホームルーターは登録住所以外では使用できない契約になっているため、住所変更手続きを行わずに新居で使用すると、利用規約違反となり、サービスが停止される可能性があります。
また、新居がサービスエリア外の場合は使用できないため、事前にエリア確認が必要です。エリア外の場合は解約して別のサービスを契約することになります。
ポケットWi-Fiの場合
ポケットWi-Fiは持ち運びができるため、基本的には引っ越し先でもそのまま使用できます。
必要な手続き
契約者情報の住所変更のみで、特別な移転手続きは不要な場合がほとんどです。請求書や契約関連の郵送物の送付先を新住所に変更しておきましょう。
注意点
新居がサービスエリア外の場合、または電波状況が悪い場合は、解約を検討する必要があります。エリア確認は各サービスの公式サイトで行えます。
引っ越し手続き忘れで発生する可能性のある費用
引っ越し手続きを忘れた場合、以下のような費用が発生する可能性があります。
旧住所の月額料金
最も大きいのは、使っていないのに旧住所の料金を払い続けてしまうリスクです。
光回線なら月額4,000〜6,000円程度、ホームルーターなら月額4,000〜5,000円程度が、解約するまで毎月発生し続けます。3ヶ月放置すれば1万円以上の無駄な出費になります。
違約金・契約解除料
契約期間の途中で解約する場合、違約金が発生することがあります。2022年7月以降の契約は月額料金1ヶ月分以下に制限されていますが、それ以前の契約には高額な違約金が設定されている場合があります。
工事費・端末代金の残債
光回線の工事費やホームルーターの端末代金を分割払いにしている場合、途中解約すると残債を一括で支払う必要があります。
「実質無料」のサービスでも、契約期間を満了しなければ残債が発生します。
撤去工事費
光回線によっては、解約時に回線の撤去工事が必要な場合があります。撤去工事費は無料の場合もありますが、1〜3万円程度かかるケースもあります。
また、撤去工事には立ち会いが必要なため、すでに旧住所を退去している場合は、対応が難しくなることがあります。
旧住所の月額料金:約4,000〜6,000円/月
違約金:0〜20,000円程度(契約時期による)
工事費残債:0〜40,000円程度
端末代金残債:0〜70,000円程度
撤去工事費:0〜30,000円程度
新居ですぐにインターネットを使う方法
光回線の工事待ちなどで、新居ですぐにインターネットが使えない場合の対処法を紹介します。
方法1:スマホのテザリングを活用する
最も手軽な方法は、スマホのテザリング機能を使うことです。追加費用がかからない(または月額数百円程度)ため、一時的なつなぎとして便利です。
ただし、データ容量に制限がある場合は使いすぎに注意が必要です。動画視聴やビデオ会議を控え、必要最低限の利用に留めましょう。
スマホのプランがデータ無制限(楽天モバイル、ドコモeximoなど)であれば、テザリングでも容量を気にせず使えます。
方法2:ホームルーターを契約する
工事不要で最短翌日から使えるホームルーターは、すぐにネット環境が必要な場合に便利です。
ドコモ home 5G、WiMAX、ソフトバンクエアーなどが代表的なサービスです。端末が届いたらコンセントに挿すだけで使えます。
光回線が開通するまでのつなぎとして使い、開通後に解約するという方法もありますが、端末代金の残債や違約金が発生する可能性があるため、契約条件をよく確認しましょう。詳細はドコモ home 5G公式サイトやUQ WiMAX公式サイトでご確認ください。
方法3:ポケットWi-Fiをレンタルする
光回線の工事待ちなど、一時的にだけWi-Fiが必要な場合は、ポケットWi-Fiのレンタルがおすすめです。
1日数百円〜、1ヶ月数千円程度でレンタルできるサービスがあります。契約期間の縛りがなく、必要な期間だけ借りて返却できるため、短期間のつなぎに最適です。
方法4:無料Wi-Fiスポットを活用する
カフェ、図書館、コワーキングスペースなど、無料でWi-Fiが使える場所を活用する方法もあります。自宅でのネット利用は諦めて、外出先で必要な作業を済ませるという選択肢です。
ただし、長期間この状態が続くのはストレスになるため、あくまで緊急時の一時的な対応として考えましょう。
引っ越し時のWi-Fi手続き完全チェックリスト
今後の引っ越しで手続き忘れを防ぐために、チェックリストを用意しました。引っ越しが決まったら、このリストを参考に手続きを進めましょう。
引っ越し1〜2ヶ月前
- 現在のWi-Fi契約内容を確認する(サービス名、契約期間、違約金など)
- 新居で現在のサービスが利用可能かエリア確認する
- 移転するか解約するかを決める
- 移転または解約の手続きを申し込む
- 新居での工事日を予約する(光回線の場合)
引っ越し2週間前〜当日
- 旧住所の回線撤去日を確認する(必要な場合)
- ルーターやモデムの梱包・移動準備をする
- 工事が間に合わない場合、一時的なネット環境を手配する
引っ越し後
- 新居で工事に立ち会う(光回線の場合)
- ルーターを設置し、接続テストを行う
- 旧住所の契約が解約されているか、請求明細で確認する
- 住所変更手続きが完了しているか確認する(ホームルーター・ポケットWi-Fiの場合)
引っ越しを機にWi-Fiを見直すのもおすすめ
引っ越しは、Wi-Fi環境を見直す良い機会でもあります。以下のような場合は、現在のサービスを継続するよりも、乗り換えを検討したほうがお得なこともあります。
乗り換えを検討すべきケース
- 現在のサービスに速度や料金で不満がある
- スマホのキャリアを変えた、または変える予定がある(セット割の見直し)
- 契約から2〜3年以上経過しており、最新のサービスに興味がある
- 乗り換え先のキャンペーンが魅力的
- 新居が現在のサービスのエリア外
乗り換え時の違約金負担キャンペーン
多くの光回線やホームルーターサービスでは、他社からの乗り換え時に違約金を負担してくれるキャンペーンを実施しています。
例えば、ソフトバンク光やauひかりなどは、他社の解約時に発生した違約金・撤去工事費を最大10万円程度まで負担してくれるキャンペーンを行っていることがあります(キャンペーン内容は時期により変動します)。
乗り換えを検討する場合は、こうしたキャンペーンを活用することで、解約に伴う費用を相殺できます。
スマホとのセット割を活用する
Wi-Fiサービスを選ぶ際は、スマホとのセット割を活用するのがおすすめです。毎月のスマホ料金が割引されるため、トータルの通信費を抑えられます。
| スマホキャリア | セット割対象サービス | 割引額(月額) |
|---|---|---|
| ドコモ | ドコモ光、ドコモ home 5G | 最大1,100円 |
| au・UQモバイル | auひかり、WiMAX | 最大1,100円 |
| ソフトバンク・ワイモバイル | ソフトバンク光、ソフトバンクエアー | 最大1,100円 |
よくある質問(FAQ)
- 引っ越し手続きを忘れて旧住所の料金を払っていた場合、返金されますか?
-
基本的に、使っていなくても契約期間中の料金は返金されません。ただし、状況によっては交渉の余地がある場合もあるため、まずは契約先に相談してみましょう。長期間気づかなかった場合は、消費生活センター(188)に相談することも検討してください。
- 光回線の移転手続きはいつまでに行えばいいですか?
-
引っ越しの1〜2ヶ月前には手続きを開始することをおすすめします。特に3〜4月の引っ越しシーズンは工事が混み合うため、早めの予約が必要です。引っ越し直前に手続きすると、新居での工事が間に合わない可能性があります。
- 引っ越し先で同じ光回線が使えない場合はどうすればいいですか?
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現在のサービスを解約し、新居で利用可能な別のサービスを新規契約します。解約時に違約金や工事費残債が発生する可能性がありますが、乗り換え先のキャンペーンで負担してもらえることもあります。新居がどのサービスのエリアかを確認し、最適なサービスを選びましょう。
- ホームルーターの住所変更手続きを忘れるとどうなりますか?
-
ホームルーターは登録住所以外での使用が禁止されていることが多く、住所変更をせずに新居で使用すると利用規約違反となります。サービスが停止されたり、契約を解除されたりする可能性があるため、必ず住所変更手続きを行いましょう。
- 引っ越し後すぐにネットを使いたい場合、最も早い方法は?
-
最も早いのはスマホのテザリングで、追加の契約なしですぐに使えます。ある程度の速度と安定性が必要な場合は、ホームルーターが最短翌日〜数日で届きます。ポケットWi-Fiのレンタルも同様に数日で届き、短期間の利用に適しています。
- 旧住所の回線撤去工事は必ず必要ですか?
-
サービスや物件によって異なります。マンションの共用設備を使っている場合は撤去不要なことが多いですが、戸建てで専用の回線を引いている場合は撤去が必要なこともあります。契約先に確認し、必要な場合は退去前に撤去工事を済ませましょう。
- 引っ越しでWi-Fi契約を解約する場合、違約金はかかりますか?
-
契約期間の途中で解約すると違約金が発生することがあります。ただし、引っ越し先がサービスエリア外の場合は、違約金が免除されるケースもあります。また、2022年7月以降の契約は違約金が月額料金1ヶ月分以下に制限されています。詳細は契約先に確認しましょう。
- 賃貸物件を退去する際、Wi-Fiの撤去は自分でやる必要がありますか?
-
回線の撤去工事は契約先が手配した業者が行うため、自分で撤去する必要はありません。ただし、工事に立ち会う必要がある場合があります。退去日までに撤去が完了するよう、早めに手続きを進めましょう。撤去が間に合わない場合は、大家さんや管理会社に相談してください。
まとめ:Wi-Fi引っ越し手続きを忘れたら今すぐ対応を
この記事では、Wi-Fiの引っ越し手続きを忘れた場合の対処法を解説しました。
今すぐやるべきこと:旧住所のWi-Fi契約を確認し、移転または解約の手続きを行う。新居でのインターネット環境を手配する。
発生しうる費用:旧住所の月額料金(使っていなくても発生)、違約金、工事費・端末代金の残債、撤去工事費
新居ですぐにネットを使う方法:スマホのテザリング、ホームルーター、ポケットWi-Fiレンタル、無料Wi-Fiスポット
Wi-Fiの引っ越し手続きを忘れていることに気づいたら、今すぐ対応を始めましょう。放置するほど無駄な費用が積み重なります。
まずは契約中のサービスに連絡し、現在の契約状況を確認してください。同時に、クレジットカードや銀行口座の明細で、使っていないWi-Fiサービスへの支払いがないかもチェックしておきましょう。
今後の引っ越しでは、この記事のチェックリストを活用して、手続き忘れを防いでください。引っ越しが決まったら、Wi-Fiの手続きも早めに進めることをおすすめします。

