最終更新:2026年7月8日|次回見直し予定:2026年8月第1週
広告ブロックや子供向けフィルタリングまで重視するなら、AdGuard DNSやNextDNSも候補になります。ただし、DNS変更で改善するのは主に「名前解決の速度」や「危険サイト・広告ドメインのブロック」であり、回線そのものの速度は上がりません。
「インターネットが遅い」「広告を減らしたい」「危険なサイトをブロックしたい」と感じていませんか?
そのような場合、DNSサーバーを変更することで、Webサイトの表示開始が早くなったり、広告・トラッカー・マルウェアサイトをブロックしやすくなったりする可能性があります。
DNSサーバーとは、Webサイトにアクセスするときに「ドメイン名」を「IPアドレス」に変換する役割を持つサーバーです。通常は契約中のプロバイダが提供するDNSが自動で使われていますが、Cloudflare、Google、Quad9、AdGuardなどのパブリックDNSに変更することもできます。
この記事では、2026年時点でおすすめしやすいDNSサーバー7選を、速度・安定性・セキュリティ・広告ブロック・子供向けフィルタリングの観点で比較します。Windows、Mac、iPhone、Android、ルーターでの設定方法もあわせて解説します。
DNSサーバーとは?基礎知識をわかりやすく解説
DNSサーバーを変更する前に、まずはDNSの役割を簡単に理解しておきましょう。仕組みを知っておくと、「DNS変更でできること」と「DNS変更ではできないこと」が判断しやすくなります。
DNSサーバーの役割と仕組み
DNS(Domain Name System)サーバーは、インターネット上の「電話帳」のような存在です。
私たちはWebサイトを見るときに「example.com」のようなドメイン名を入力します。しかし、パソコンやスマホはドメイン名のまま通信しているわけではなく、「203.0.113.50」のようなIPアドレスに変換して通信しています。
この「ドメイン名をIPアドレスに変換する処理」を名前解決と呼びます。DNSサーバーは、この名前解決を行うためのサーバーです。
DNSサーバーの応答が速いと、Webサイトの読み込み開始が早くなる場合があります。ただし、動画のダウンロード速度やアップロード速度そのものを直接速くするものではありません。
プロバイダDNSとパブリックDNSの違い
DNSサーバーには、大きく分けて「プロバイダDNS」と「パブリックDNS」があります。
プロバイダDNSは、インターネット回線を契約しているプロバイダが提供するDNSサーバーです。初期設定では、多くの場合このDNSが自動的に使われています。
パブリックDNSは、Cloudflare、Google、Quad9、AdGuardなどが一般ユーザー向けに公開しているDNSサーバーです。無料で使えるものが多く、速度・セキュリティ・プライバシー・広告ブロックなど、サービスごとに特徴があります。
| 項目 | プロバイダDNS | パブリックDNS |
|---|---|---|
| 提供元 | 契約中のプロバイダ | Cloudflare、Google、Quad9など |
| 料金 | 回線料金に含まれる | 無料のものが多い |
| 速度 | プロバイダや地域による | 高速なものも多い |
| セキュリティ | 基本機能中心 | 危険サイトブロック対応のものあり |
| 広告ブロック | 基本的になし | AdGuard DNS、NextDNSなどで対応 |
| 設定 | 自動 | 手動設定が必要 |
DNSサーバーを変更するメリット
DNSサーバーを変更する主なメリットは、以下の3つです。
- 名前解決が速くなり、Webページの表示開始が早くなる場合がある
- マルウェアサイトやフィッシングサイトをDNS段階でブロックできる場合がある
- 広告・トラッカーをDNSレベルでブロックできるサービスもある
たとえばCloudflareの1.1.1.1は、高速かつプライバシー重視のパブリックDNSとして提供されています。Cloudflareの公式ドキュメントでは、1.1.1.1を使うことでより高速でプライベートなDNS解決を利用できると説明されています(参照:Cloudflare公式ドキュメント)。
また、Quad9は危険なドメインへの接続をDNS段階でブロックするセキュリティ重視のDNSです。公式サイトでも、マルウェア、ランサムウェア、スパイウェア、フィッシングなどに関連する危険なドメインをブロックする仕組みが説明されています(参照:Quad9公式サイト)。
DNSサーバーを変更する際の注意点
また、環境によってはプロバイダDNSの方が速い場合もあります。特に日本国内のサービスや、プロバイダ独自のIPv6/IPoE環境を使っている場合は、必ずしもパブリックDNSが最速とは限りません。
IPv6環境でWi-Fiが遅い場合は、DNSだけでなくルーターや接続方式も関係することがあります。詳しくはIPv6なのにWi-Fiが遅い原因とDNS設定の最適解も参考にしてください。
端末条件・対応エリア・特典を公式サイトで確認できます。
※料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
DNSサーバーの選び方|3つのポイント
パブリックDNSを選ぶときは、次の3つを基準にすると失敗しにくくなります。
ポイント1:応答速度
Webページを開くときの体感速度を重視するなら、DNSの応答速度が重要です。Cloudflare DNSやGoogle Public DNSは、世界規模のインフラを使って提供されており、速度・安定性の面で選ばれやすいDNSです。
ただし、実際の速さは利用する地域、プロバイダ、ルーター、IPv6環境によって変わります。最終的には、複数のDNSを試して自分の環境で安定するものを選ぶのがおすすめです。
ポイント2:セキュリティ機能
危険サイトへのアクセスを防ぎたい場合は、セキュリティ機能付きDNSを選びましょう。代表的なのはQuad9やCloudflare for Familiesです。
Quad9は、危険なドメインへのアクセスをブロックするセキュリティ重視のDNSです。Cloudflare for Familiesは、マルウェアブロック用の「1.1.1.2」と、マルウェア+アダルトコンテンツブロック用の「1.1.1.3」を提供しています。
ポイント3:広告ブロック・プライバシー機能
広告やトラッカーを減らしたい場合は、AdGuard DNSやNextDNSが候補になります。DNSレベルで広告配信ドメインやトラッキングドメインをブロックできるため、ブラウザ拡張機能を入れにくいスマホやテレビ、ゲーム機でも使いやすいのが特徴です。
一方で、DNS変更だけでは通信全体を暗号化するわけではありません。公共Wi-Fiで通信の盗聴やIPアドレスの露出が不安な場合は、DNS変更に加えてVPNの併用も検討しましょう。
VPNの選び方はVPNおすすめ比較|用途別に最適な有料VPNの選び方で詳しく解説しています。
無料DNSで十分?有料DNS・広告ブロックアプリが必要なケース
Cloudflare、Google、Quad9などの無料DNSだけでも、多くの人には十分です。しかし、目的によってはAdGuard DNSやNextDNSのような有料機能付きサービス、または広告ブロックアプリの方が向いている場合もあります。
| 目的 | 無料DNSで十分な人 | 有料DNS・アプリを検討すべき人 |
|---|---|---|
| 速度改善 | 名前解決を速くしたい | 基本的には無料DNSで十分 |
| 広告ブロック | 広告をざっくり減らしたい | ブロックルールを細かく調整したい |
| 子供の保護 | アダルトサイトを大まかに防ぎたい | 端末別・カテゴリ別に管理したい |
| プライバシー | DNS問い合わせを見直したい | VPNやトラッカー対策も併用したい |
| 家族利用 | 1台だけ設定したい | 家中の端末をまとめて管理したい |
- DNS設定だけで広告・トラッカーをブロック
- スマホ・PC・テレビなど複数端末で使いやすい
- より細かい管理は有料版で対応
AdGuard DNSの機能と対応端末を公式サイトで確認できます。
- ブロックリストを選んで調整できる
- 端末別・プロファイル別の管理に対応
- ログや統計を見ながら運用しやすい
NextDNSの料金・機能・無料枠は公式サイトで確認できます。
おすすめDNSサーバー7選を比較【2026年版】
ここからは、おすすめのパブリックDNSサーバー7選を比較します。
| サービス名 | IPv4アドレス | 特徴 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| Cloudflare DNS | 1.1.1.1 / 1.0.0.1 | 高速・プライバシー重視 | 速度重視 |
| Google Public DNS | 8.8.8.8 / 8.8.4.4 | 安定性・知名度が高い | 初心者・安定重視 |
| Quad9 | 9.9.9.9 / 149.112.112.112 | 危険サイトをブロック | セキュリティ重視 |
| OpenDNS | 208.67.222.222 / 208.67.220.220 | フィルタリング機能 | 家庭・子供向け |
| NextDNS | アカウント作成後に取得 | 広告ブロック・細かい管理 | カスタマイズ重視 |
| AdGuard DNS | 94.140.14.14 / 94.140.15.15 | 広告・トラッカーをブロック | 広告ブロック重視 |
| Cloudflare for Families | 1.1.1.2 / 1.0.0.2 | マルウェア・成人向けコンテンツをブロック | 家族利用・安全重視 |
1. Cloudflare DNS(1.1.1.1)|速度とプライバシー重視
Cloudflare DNSは、速度とプライバシーのバランスを重視する方におすすめのパブリックDNSです。Cloudflareは世界規模のネットワークを持っており、1.1.1.1は高速なDNSサービスとして広く使われています。
- 高速なDNS応答が期待できる
- DNS over HTTPS、DNS over TLSに対応
- スマホ向けの1.1.1.1アプリも利用可能
- 1.1.1.2や1.1.1.3を使えばフィルタリングも可能
| 種類 | 優先DNS | 代替DNS |
|---|---|---|
| IPv4 | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 |
| IPv6 | 2606:4700:4700::1111 | 2606:4700:4700::1001 |
速度重視でまず試すなら、Cloudflare DNSが有力候補です。詳しくはCloudflare 1.1.1.1公式サイトをご確認ください。
2. Google Public DNS(8.8.8.8)|安定性と知名度が高い
Google Public DNSは、Googleが提供するパブリックDNSです。「8.8.8.8」という覚えやすいアドレスで、世界中で広く利用されています。
- Googleの大規模インフラを利用
- 設定情報やトラブル時の情報を探しやすい
- DNS over HTTPS、DNS over TLSに対応
- 初心者でも設定しやすい
| 種類 | 優先DNS | 代替DNS |
|---|---|---|
| IPv4 | 8.8.8.8 | 8.8.4.4 |
| IPv6 | 2001:4860:4860::8888 | 2001:4860:4860::8844 |
安定性や知名度を重視する方には、Google Public DNSがおすすめです。公式設定ガイドはGoogle Public DNS公式ドキュメントで確認できます。
3. Quad9(9.9.9.9)|危険サイトのブロックに強い
Quad9は、セキュリティ重視のパブリックDNSです。マルウェア、フィッシング、ランサムウェアなどに関連する危険なドメインへの接続をDNS段階でブロックします。
- 危険なドメインへの接続をブロック
- セキュリティ重視のユーザーに向いている
- DNSSEC、DoH、DoTに対応
- 非営利団体が運営
- 広告ブロック用途には向かない
- 正常なサイトが誤判定でブロックされる可能性がある
| 種類 | 優先DNS | 代替DNS |
|---|---|---|
| IPv4 | 9.9.9.9 | 149.112.112.112 |
| IPv6 | 2620:fe::fe | 2620:fe::9 |
危険サイト対策を重視するならQuad9が有力です。ただし、Quad9公式でも複数の防御手段を組み合わせることが推奨されているため、PCを仕事やネットバンキングに使う方はセキュリティソフトとの併用も検討しましょう。
4. OpenDNS(208.67.222.222)|家庭向けフィルタリングに便利
OpenDNSは、Ciscoが提供するDNSサービスです。標準のOpenDNSに加え、アダルトコンテンツなどをブロックしやすいFamily Shieldも用意されています。
- 家庭向けフィルタリングに対応
- Family Shieldなら設定だけで一定のブロックが可能
- 子供が使う端末の保護に使いやすい
| 種類 | 優先DNS | 代替DNS |
|---|---|---|
| OpenDNS | 208.67.222.222 | 208.67.220.220 |
| Family Shield | 208.67.222.123 | 208.67.220.123 |
子供向けのフィルタリングをDNSだけで手軽に始めたい方には、OpenDNS Family Shieldが候補になります。
5. NextDNS|広告ブロックと細かいカスタマイズに強い
NextDNSは、広告ブロック、トラッカーブロック、セキュリティ保護、ペアレンタルコントロールを細かく設定できるDNSサービスです。
- ブロックリストを選んでカスタマイズできる
- 広告・トラッカー・危険サイト対策に対応
- ログや統計を確認できる
- 端末別・プロファイル別に管理しやすい
- アカウント登録が必要
- 設定項目が多く、初心者にはやや複雑
- 無料枠の条件は変更される場合があるため公式確認が必要
広告ブロックや子供向け制限を細かく管理したい方には、NextDNSが向いています。最新の無料枠・料金・機能はNextDNS公式サイトで確認してください。
6. AdGuard DNS|登録不要で広告・トラッカーをブロックしやすい
AdGuard DNSは、広告ブロックで有名なAdGuardが提供するDNSサービスです。パブリックDNSを設定するだけで、広告・トラッカー・フィッシングなどをDNSレベルでブロックできます。
- 登録不要で使えるパブリックDNSがある
- 広告・トラッカーをDNSレベルでブロック
- ファミリー保護用DNSも用意
- AndroidのプライベートDNSにも対応
- 広告ブロックで一部サイトの表示が崩れる場合がある
- 細かい管理には有料版やアプリの利用が必要
| 種類 | 優先DNS | 代替DNS |
|---|---|---|
| 広告ブロック | 94.140.14.14 | 94.140.15.15 |
| フィルタリングなし | 94.140.14.140 | 94.140.14.141 |
| ファミリー保護 | 94.140.14.15 | 94.140.15.16 |
| AndroidプライベートDNS | dns.adguard-dns.com | |
広告を手軽に減らしたい方にはAdGuard DNSがおすすめです。より細かい設定や複数端末の管理をしたい場合は、有料版やAdGuardアプリも候補になります。詳しくはAdGuard DNS公式サイトで確認できます。
AdGuard DNSの対応端末・料金・機能を公式サイトで確認できます。
7. Cloudflare for Families(1.1.1.2 / 1.1.1.3)|家族利用に便利
Cloudflare for Familiesは、Cloudflare DNSにフィルタリング機能を追加したサービスです。マルウェアをブロックする「1.1.1.2」と、マルウェア+アダルトコンテンツをブロックする「1.1.1.3」が用意されています。
- 1.1.1.1と同じCloudflareのDNS基盤を利用
- マルウェアブロック用DNSを選べる
- アダルトコンテンツブロック用DNSもある
- アカウント登録なしで利用できる
| 種類 | 優先DNS | 代替DNS |
|---|---|---|
| マルウェアブロック | 1.1.1.2 | 1.0.0.2 |
| マルウェア+アダルトブロック | 1.1.1.3 | 1.0.0.3 |
家族で使うネット環境や、子供のスマホ・タブレットに設定したい場合は、Cloudflare for Familiesも候補になります。公式情報はCloudflare公式ドキュメントで確認できます。
目的別おすすめDNSサーバー
どれを選ぶか迷った場合は、以下を目安にしてください。
| 目的 | おすすめDNS | 理由 |
|---|---|---|
| 速度重視 | Cloudflare DNS | 高速性とプライバシーのバランスが良い |
| 安定性重視 | Google Public DNS | 知名度が高く、情報も多い |
| セキュリティ重視 | Quad9 | 危険なドメインをブロックできる |
| 広告ブロック | AdGuard DNS | 登録不要で広告・トラッカー対策を始めやすい |
| 細かい管理 | NextDNS | ブロックリストやログ管理をカスタマイズできる |
| 子供向け | Cloudflare for Families / OpenDNS | アダルトコンテンツなどをブロックしやすい |
DNSサーバーの設定方法【デバイス別】
ここからは、Windows、Mac、iPhone、Android、ルーターでDNSサーバーを変更する方法を解説します。設定前に、現在のDNS設定をメモしておくと安心です。
Windows 10/11での設定方法
- スタートメニューから「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」を選択
- 接続中のWi-Fiまたはイーサネットを選択
- 「DNSサーバーの割り当て」の「編集」をクリック
- 「手動」を選び、IPv4をオンにする
- 優先DNSと代替DNSを入力して保存する
たとえばCloudflare DNSを使う場合は、優先DNSに「1.1.1.1」、代替DNSに「1.0.0.1」を入力します。Google Public DNSを使う場合は「8.8.8.8」と「8.8.4.4」を入力します。
Macでの設定方法
- Appleメニューから「システム設定」を開く
- 「ネットワーク」を選択
- 接続中のWi-Fiまたは有線接続を選ぶ
- 「詳細」または「DNS」設定を開く
- DNSサーバーを追加する
- 設定を保存して適用する
macOSのバージョンによって表記が異なる場合があります。設定後、Webサイトが正常に表示されるか確認してください。
iPhoneでの設定方法
- 「設定」アプリを開く
- 「Wi-Fi」をタップ
- 接続中のWi-Fiの「i」マークをタップ
- 「DNSを構成」をタップ
- 「手動」を選択
- 既存DNSを削除し、使いたいDNSを追加して保存する
iPhoneではWi-FiネットワークごとにDNS設定が必要です。すべての通信で使いたい場合は、Cloudflareの1.1.1.1アプリやAdGuardアプリの利用も候補になります。
Androidでの設定方法
Android 9以降では、「プライベートDNS」機能を使うと、Wi-Fi・モバイル通信をまとめて設定しやすくなります。
- 「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」または「接続」を開く
- 「プライベートDNS」を選択
- 「プライベートDNSプロバイダのホスト名」を選ぶ
- 使いたいDNSのホスト名を入力して保存する
| サービス | プライベートDNSのホスト名 |
|---|---|
| Cloudflare | one.one.one.one |
| dns.google | |
| Quad9 | dns.quad9.net |
| AdGuard DNS | dns.adguard-dns.com |
ルーターでの設定方法
ルーター側でDNSを設定すると、そのルーターに接続しているスマホ、PC、ゲーム機、テレビなどにまとめて反映できます。家族全員で同じDNSを使いたい場合に便利です。
- ブラウザでルーターの管理画面にアクセスする
- 管理者IDとパスワードでログインする
- 「インターネット設定」や「WAN設定」を開く
- DNS設定を「手動」に変更する
- 優先DNS・代替DNSを入力して保存する
- 必要に応じてルーターを再起動する
ルーターが古い場合、DNS以前にWi-Fi性能そのものがボトルネックになっていることがあります。買い替え目安はWi-Fiルーターの寿命は何年?買い替えサイン3種で判定で解説しています。
DNSサーバーを変更しても遅いときの原因
DNSを変更してもインターネットが遅い場合、原因はDNS以外にある可能性が高いです。特に以下に当てはまる場合は、回線やWi-Fi環境を見直しましょう。
| 症状 | 考えられる原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 動画が止まる | 回線速度不足・混雑 | 光回線やホームルーターを見直す |
| 夜だけ遅い | プロバイダ混雑 | IPv6/IPoE対応や回線乗り換えを検討 |
| Wi-Fiだけ遅い | ルーターの性能不足・電波干渉 | ルーターの設置場所や買い替えを検討 |
| ゲームのラグが多い | ping・回線品質の問題 | 有線接続や光回線を検討 |
| 家族全員が遅い | 回線全体の容量不足 | 回線プランや利用環境を見直す |
回線速度そのものを改善したい場合は、光回線+Wi-Fi高速化完全ガイドも参考にしてください。工事ができない方は工事不要WiFiおすすめ12選も候補になります。
DNSサーバーに関するよくある質問
- DNSサーバーを変更すると通信速度は速くなりますか?
DNSサーバーの変更で改善する可能性があるのは、主に名前解決の速度です。Webサイトの表示開始が早くなる場合はありますが、ダウンロード速度やアップロード速度そのものが上がるわけではありません。
- DNSサーバーを変更しても安全ですか?
Cloudflare、Google、Quad9、AdGuardなど、実績のあるサービスを使う分には一般的に安全に利用できます。ただし、提供元が不明なDNSサーバーは避けましょう。
- ゲームにおすすめのDNSはどれですか?
速度重視ならCloudflare DNSやGoogle Public DNSが候補になります。ただし、DNS変更でゲームのping値やラグが大幅に改善するとは限りません。ゲームのラグは回線品質や有線接続の有無も大きく影響します。詳しくはゲーミング光回線3社ガチ比較も参考にしてください。
- スマホでもDNSを変更できますか?
はい、できます。iPhoneはWi-FiごとにDNSを手動設定できます。Android 9以降ではプライベートDNS機能を使うことで、Wi-Fiとモバイル通信をまとめて設定しやすくなります。
- 広告ブロックにおすすめのDNSはどれですか?
手軽に始めたいならAdGuard DNS、細かくカスタマイズしたいならNextDNSがおすすめです。ただし、広告ブロックにより一部サイトの表示が崩れたり、必要なリンクが開けなくなったりする場合があります。
- 子供が使う端末におすすめのDNSは?
Cloudflare for Families、OpenDNS Family Shield、AdGuard DNSのファミリー保護用DNSなどが候補になります。より細かく制限したい場合は、NextDNSやペアレンタルコントロール機能付きのセキュリティアプリも検討しましょう。
- DNSを変更したら元に戻せますか?
はい、元に戻せます。設定を「自動」または「DHCP」に戻せば、プロバイダやルーターが指定するDNSに戻ります。変更前に現在の設定をメモしておくと安心です。
- IPv4とIPv6の両方を設定した方がいいですか?
IPv6対応回線を使っている場合は、IPv4だけでなくIPv6のDNSも設定しておくとよいでしょう。ただし、環境によってはルーターやプロバイダ側の設定が優先される場合もあります。
- 速度重視ならCloudflare DNS、安定性重視ならGoogle Public DNSがおすすめ
- 危険サイト対策ならQuad9、家族向けならCloudflare for FamiliesやOpenDNSが候補
- 広告ブロック目的ならAdGuard DNS、細かい管理ならNextDNSが使いやすい
- DNS変更で改善するのは主に名前解決であり、回線速度そのものは上がらない
- 公共Wi-Fiの安全対策にはDNS変更だけでなくVPNの併用も検討したい
まとめ|目的に合ったDNSサーバーを選ぼう
DNSサーバーを変更すると、Webサイトの表示開始が早くなったり、危険サイトや広告・トラッカーをブロックしやすくなったりする場合があります。
速度とプライバシー重視なら → Cloudflare DNS(1.1.1.1)
高速性とプライバシーのバランスがよく、まず試しやすいDNSです。
安定性重視なら → Google Public DNS(8.8.8.8)
知名度が高く、設定情報も豊富なため初心者にも使いやすいDNSです。
セキュリティ重視なら → Quad9(9.9.9.9)
危険なドメインへの接続をDNS段階でブロックしたい方に向いています。
広告ブロック重視なら → AdGuard DNS / NextDNS
手軽さならAdGuard DNS、細かいカスタマイズならNextDNSがおすすめです。
- DNS設定だけで広告ブロックを始めやすい
- スマホ・PC・テレビなど複数端末で使いやすい
- 有料版なら管理機能も強化できる
AdGuard DNSの機能・対応端末を公式サイトで確認できます。
- DNS変更では回線速度そのものは上がらない
- 賃貸・工事不可なら工事不要Wi-Fiも候補
- 速度重視なら光回線の見直しも検討
端末条件・対応エリア・特典を公式サイトで確認できます。
DNS変更は無料で試せるため、まずはCloudflare DNSやGoogle Public DNSなどから試してみるのがおすすめです。広告ブロックや子供向けフィルタリングまで重視する場合は、AdGuard DNSやNextDNSも候補に入れてみてください。
なお、DNSを変更しても遅さが改善しない場合は、回線・ルーター・Wi-Fi環境そのものが原因の可能性があります。工事ができない方は工事不要WiFiおすすめ12選、速度を重視する方はキャリア別おすすめ光回線もあわせて確認してみてください。

