加入電話・INSネットからフレッツ光へ無料移行できる?対象条件・対象外費用・申込手順【2026年版】
2026年4月、加入電話の基本料金が約30年ぶりに値上げされました。住宅用は月額220円、事務用は月額330円のアップです。「固定電話のコストが上がるなら、いっそ光回線に乗り換えたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんなタイミングに合わせるように、NTT東日本・NTT西日本は2026年3月1日から、加入電話やINSネットからフレッツ光+ひかり電話への移行にかかる工事費・契約料を無料にする制度を開始しました。ただし「無料」といっても、すべての費用がタダになるわけではありません。
この記事では、無料になるもの・ならないものの線引き、対象者の条件、フレッツ光クロスとネクストの違い、光コラボへの適用可否、そして具体的な申込手順まで一気にまとめています。

加入電話の値上げに加えて、2035年にはメタル回線自体が廃止される方向です。早めに光回線へ移行するメリットは大きいですよ。
2026年に何が変わったか?加入電話をめぐる3つの大きな動き
加入電話をめぐる状況は、2026年に入って一気に変化しました。背景にあるのは、NTT東西がメタル(銅線)設備を2035年頃までに段階的に廃止するという方針です。
ここで押さえておきたいのは、2024年から2026年にかけて立て続けに起きている変化の流れです。以下のタイムラインで全体像をつかんでください。
ISDNのデータ通信機能が使えなくなり、ATM接続など法人利用の一部に影響が出ました。
2026年4月から住宅用+220円/月、事務用+330円/月の値上げ。同時に2035年頃までの段階的な光回線・モバイル回線への移行方針を公表しました。
INSネットからフレッツ光への移行時の工事費無料、クロス月額割(▲770円×12か月)など6種類の割引が開始。
加入電話まで対象範囲が拡大。工事費・契約料が無料に。フレッツ光ネクストなら最大3か月無料、光クロスなら最大3か月990円の月額割引も追加されました。
NTT東日本・NTT西日本ともに受付開始。終了時期は未定(変更・終了時は事前に案内)。
住宅用プッシュ回線で1,870円→2,090円に。一部エリアでは光回線やワイヤレス固定電話への移行提案が始まっています。
NTT東西は光回線・モバイル回線への完全移行を目指しています。
※ 出典:NTT東日本 報道発表資料(2026年2月19日)、NTT東日本 回線使用料改定について(2025年9月29日)
つまり、加入電話はこのまま持ち続けると値上げが続く一方で、今なら無料で光回線に移行できるという状況です。NTTとしても「早く光に切り替えてほしい」というメッセージを強く打ち出しています。
無料移行の対象者は?加入電話・INSネット利用者の条件
対象は「加入電話」「加入電話・ライトプラン」「INSネット64」「INSネット64・ライト」「INSネット1500」を利用中、または利用休止中の方です。
NTT東日本・NTT西日本の公式発表に基づくと、この制度の対象になるのは以下のサービスを契約中(または利用休止中)の方です。
- 加入電話(アナログ回線)
- 加入電話・ライトプラン
- INSネット64(ISDN)
- INSネット64・ライト
- INSネット1500
現在すでに回線を利用休止中の方も対象になる点は見落としがちです。ただし、利用休止する場合は別途「利用休止工事費」が発生します。
なお、NTT東日本では2025年10月1日~2026年2月28日の間に加入電話・INSネットからの移行を希望したが「光回線電話」で開通した方も、今回の割引対象に含まれます。
無料になるもの一覧|契約料・工事費・月額利用料の割引内容



「無料」と聞くと全部タダに思えますが、移行先のサービスによって割引の中身が少し違います。ここは重要なので表で整理します。
移行先のサービスごとに、何が無料になるかを以下の表にまとめました。
| 移行先サービス | 契約料(880円) | 移行工事費 | 月額利用料の割引 |
|---|---|---|---|
| フレッツ光クロス+ひかり電話(同時申込) | ◎ 無料 | ◎ 無料 | 最大3か月 990円/月 |
| フレッツ光ネクスト+ひかり電話(同時申込) | ◎ 無料 | ◎ 無料 | 最大3か月 0円/月 |
| ひかり電話ネクスト(単体申込) | ◎ 無料 | ◎ 無料 | × 割引なし |
| 既存フレッツ光にひかり電話を追加 | 契約料不要 | ◎ 無料 | × 割引なし |
※ 税込価格。月額割引は開通月を1か月目として3か月目末日まで。出典:NTT東日本 2026年2月19日発表、NTT西日本 2026年2月19日発表
コスト面で最もお得なのは「フレッツ光ネクスト+ひかり電話」の同時申込です。契約料・工事費が0円で、さらに最大3か月間はフレッツ光ネクストの基本料金まで無料。実質的に初期費用ゼロ+3か月はひかり電話の月額550円だけで固定電話とインターネットが使えます。
フレッツ光クロスは月額が「無料」ではなく「990円」に割引される点に注意してください。クロスは通常の月額が6,050円(NTT東日本の場合)なので、それでも相当な割引です。
無料になる工事費の内訳
割引対象に含まれる工事費は以下のとおりです。
- 基本工事費
- 交換機等工事費
- 回線終端装置(ONU)工事費
- 屋内配線工事費
- VDSL機器工事費
- 同番移行工事費
- ひかり電話機器工事費
移行元サービスで利用していたオプションサービスに相当するものを新設する工事費も、割引の対象になります。電話番号をそのまま引き継ぐ「同番移行」の工事費が無料に含まれているのは大きなポイントです。
無料にならない費用は?見落としがちな自己負担リスト
「無料移行」という表現だけ聞くと全額タダに聞こえますが、無料にならない費用が複数あります。事前に把握しておかないと「想定外の出費」になるので注意してください。
- プロバイダ料金:フレッツ光でインターネットを使うにはプロバイダ契約が別途必要。月額550~1,320円程度
- 加入電話の利用休止工事費:電話番号を保持したまま加入電話を休止する場合、1,100円~2,200円が発生
- サービス移行と同時に新規追加するオプションの工事費:移行元で使っていなかったオプションを新たに追加する場合は対象外
- 夜間・深夜・休日の割増工事費:工事日時をお客さま都合で夜間等にする場合は割増分が自己負担
- お客さま都合の有派遣工事費:NTTが無派遣工事で対応可能と判断したのにお客さま都合で派遣を希望した場合
- Wi-Fiルーター:光回線のONUとは別にWi-Fiルーターが必要。購入またはレンタル費用は自己負担
- ブロードバンドユニバーサルサービス料:フレッツ光の利用にともない1回線ごとに発生する少額の公的負担金
ひかり電話・ひかり電話ネクストの月額利用料(550円~)は割引の対象外です。無料になるのはあくまで「フレッツ光の基本料」だけという点も要確認。
【独自試算】加入電話を5年間続けた場合vs.光回線に移行した場合のコスト比較
「移行に費用がかかるなら今のままでいいのでは?」と思う方に向けて、5年間の総コストを比較してみます。
加入電話を継続(5年間)
月額:2,090円(住宅用・2026年4月~)
5年間合計:約125,400円
※電話のみ。インターネットは別契約
フレッツ光ネクスト+ひかり電話(5年間)
月額:フレッツ光3,355円+ひかり電話550円+プロバイダ約1,100円=約5,005円
5年間合計:約285,300円
※マンションタイプ想定。ネット+電話セット
電話だけの料金で比べると加入電話のほうが安く見えます。しかし、インターネット回線を別で契約している場合は話が変わります。
たとえば月額4,000円のインターネット回線を別で使っている場合、加入電話の月額2,090円+ネット4,000円=月額6,090円。フレッツ光ネクスト(マンション)+ひかり電話+プロバイダの月額約5,005円のほうが月額約1,000円安く、しかも初期費用が無料です。
フレッツ光クロスと光ネクスト、どっちに移行すべき?
フレッツ光クロス:最大概ね10Gbps。月額6,050円(NTT東日本)。提供エリアは都市部中心で拡大中。
フレッツ光ネクスト:最大1Gbps。月額5,940円(戸建て)/3,355円~(マンション)。全国の幅広いエリアで提供。
今回の移行制度では、光クロスも光ネクストも工事費・契約料は無料です。違いが出るのは月額割引の内容と、通信速度・エリア・対応機器の3点です。
| 比較項目 | フレッツ光クロス | フレッツ光ネクスト |
|---|---|---|
| 最大速度 | 概ね10Gbps | 最大1Gbps |
| 月額料金(戸建て) | 6,050円 | 5,940円 |
| 移行時月額割引 | 最大3か月990円/月 | 最大3か月無料 |
| 提供エリア | 都市部中心(拡大中) | 全国幅広い |
| 対応Wi-Fiルーター | 10Gbps対応品が必要 | 一般的なルーターでOK |
※ NTT東日本の料金。NTT西日本は光クロスの基本料が6,930円(光はじめ割クロス適用前)。出典:NTT東日本 フレッツ光ネクスト公式、NTT西日本 フレッツ光クロス料金
月額割引だけで見れば光ネクストのほうがお得ですが、速度を重視するなら光クロスの選択肢もあります。ただし、10Gbps対応のWi-Fiルーター(実売1万円前後~)が別途必要になり、提供エリアも限られます。



加入電話からの乗り換えで「とりあえず光回線を使ってみたい」という方には、コスト面で光ネクストが無難です。速度に不満が出たら後からクロスに変更もできます。
ドコモ光やソフトバンク光など光コラボでも対象になる?
光コラボ回線にNTTのひかり電話を新規で申し込む場合、ひかり電話の工事費は無料の対象です。ただし光コラボの回線工事費やキャンペーンは各事業者ごとに異なります。
NTT東日本・西日本の発表には、明確にこう書かれています。
「光コラボレーション事業者が提供するアクセス回線にNTT東日本(西日本)が提供する『ひかり電話』を新規でお申し込みの場合、『ひかり電話』の工事費は割引対象となります。」
つまり、ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボ回線でも、NTTのひかり電話工事費は無料になります。これは見逃せないポイントです。
ただし注意したいのは、光コラボ側の回線工事費や契約料はNTTの本制度ではなく、各光コラボ事業者のキャンペーンに依存するという点です。たとえばドコモ光は新規工事費無料キャンペーンを実施していることが多いですが、条件は時期によって変わります。
フレッツ光と光コラボの違いや、あなたのスマホに合った回線の選び方は、フレッツ光は今から選ぶべき?2026年最新版|光コラボとの違い・料金比較で失敗しない選び方で詳しく比較しています。
スマホキャリアに合わせた最適な光回線を知りたい方は、キャリア別の光回線診断ページも参考にしてください。
申込手順|加入電話・INSネットからフレッツ光への移行ステップ
NTT東日本またはNTT西日本の公式サイトで、自宅がフレッツ光(ネクストまたはクロス)の提供エリア内か確認します。マンションの場合は建物に導入済みかどうかも確認が必要です。
工事費・契約料を無料にするには、フレッツ光とひかり電話を同時に申し込むことが条件です。電話だけ(ひかり電話ネクスト単体)の場合は月額割引が適用されません。申込時に「加入電話(またはINSネット)からの移行」であることを必ず伝えてください。
フレッツ光単体ではインターネットに接続できません。OCN、BIGLOBE、@niftyなどのプロバイダを別途契約します。プロバイダ選びが面倒な場合は、光コラボ(ドコモ光など回線+プロバイダ一体型)を検討するのも手です。
工事日はNTTと調整します。戸建ての場合は宅内への光ファイバー引き込み工事があり、立ち会いが必要です(1~2時間程度)。マンションで既に光配線が来ている場合は無派遣工事になることもあります。
フレッツ光+ひかり電話が開通したら、移行元の加入電話・INSネットを解約します。電話番号をそのまま引き継ぐ(同番移行)場合は、解約ではなく休止にする場合もあります。NTTの担当者に確認してください。
申込先・問い合わせ先
電話:0120-116-116(9:00~17:00、年末年始除く)
Web:NTT東日本 今後の固定電話サービスについて
電話:0120-116-116(9:00~17:00、年末年始除く)
Web:NTT西日本 加入電話から代替サービスへの移行費用
こんな人は今すぐ移行を検討すべき



「いつかやらなきゃ」と思っている方、今回の無料制度はいつ終了するか明言されていません。終了前に動くことをおすすめします。
- 加入電話を使い続けているが、基本料値上げがきっかけで見直したい方
- INSネットを契約中で、すでにデータ通信は使っていない方
- 加入電話+別のインターネット回線を二重契約している方
- 固定電話番号は残したいが、通話コストも下げたい方
- フレッツ光を既に使っているが、固定電話だけ加入電話のままの方
【3問で判定】あなたに最適な移行先は?
3つの質問に答えるだけで、最適な移行先がわかります。
Q1. 自宅にインターネット回線はありますか?
→ YES → Q2へ
→ NO → Q3へ
Q2. すでにフレッツ光を契約していますか?
→ YES → ひかり電話を追加するだけ(工事費無料)
→ NO(他社回線を利用中)→ 光コラボ+ひかり電話への乗り換えを検討
Q3. 10Gbpsの超高速通信が必要ですか?(オンラインゲーム・大容量配信など)
→ YES → フレッツ光クロス+ひかり電話(エリア確認要)
→ NO → フレッツ光ネクスト+ひかり電話(最大3か月無料!)
すでにフレッツ光を使っていて加入電話だけ残っている方は、ひかり電話を追加するだけで完了します。工事費は無料、フレッツ光の月額割引はありませんが、加入電話の基本料2,090円がひかり電話の550円に切り替わるだけで月額1,540円の節約です。
NTT東日本・西日本の公式サイトで、まずは自宅のエリア確認だけ済ませておくと安心です。エリア確認は契約不要・無料でできます。
工事不要で使える回線をお探しの方は、工事不要Wi-Fiの比較ページもあわせてご確認ください。
よくある質問(FAQ)
- この移行制度はいつまで実施されますか?
-
終了日は現時点で明言されていません。NTT東日本・西日本ともに「変更または終了する場合は決まり次第ご案内」としています。ただし、過去の類似キャンペーンは数か月~半年で終了した例もあるため、検討中の方は早めの申込をおすすめします。
- 電話番号はそのまま引き継げますか?
-
NTT加入電話で取得した番号であれば、ひかり電話への「同番移行」が可能です。同番移行の工事費も今回の無料対象に含まれています。ただし、他社(KDDI、ソフトバンクなど)で取得した番号や、一部の特殊番号は引き継げない場合があります。
- フレッツ光のエリア外だった場合はどうなりますか?
-
NTT東日本では「ひかり電話ネクスト」(光ファイバーを利用したIP電話。フレッツ光契約なしで利用可能)、「光回線電話」、「ワイヤレス固定電話」など複数の代替サービスを用意しています。エリア外でも固定電話が使えなくなるわけではありません。
- マンションでも無料移行できますか?
-
はい。マンションタイプ(VDSL方式・光配線方式・LAN配線方式)も対象です。ただし、マンションの管理組合がフレッツ光の導入を認めていない場合や、設備状況によっては利用できない場合があります。
- 光コラボ(ドコモ光など)でも工事費は無料ですか?
-
光コラボ回線にNTTのひかり電話を新規で申し込む場合、ひかり電話の工事費は無料対象です。ただし光コラボ側の回線工事費や事務手数料は各事業者の条件に従います。
- 加入電話を解約せず休止にしたい場合も対象ですか?
-
はい、利用休止の場合も割引対象になります。ただし、利用休止工事費(NTT東日本の場合2,200円、NTT西日本の場合は窓口にお問い合わせください)は別途自己負担です。なお、利用休止中の加入電話から移行する場合は、解約は不要です。
- フレッツ光の撤去工事費が有料化されたと聞きましたが?
-
2026年4月以降のフレッツ光の新規申込分から、解約時の撤去工事費が有料になるケースがあります。ただしこれは今回の移行制度とは別の話です。撤去工事費の詳細はフレッツ光の撤去工事費はいくら?【2026年4月有料化】無料にする3つの方法で詳しく解説しています。
まとめ|加入電話からフレッツ光への無料移行、今が動き時
② フレッツ光ネクストなら月額基本料が最大3か月無料。光クロスは最大3か月990円。
③ 光コラボでもひかり電話の工事費は無料対象。スマホセット割を活用すればさらにお得に。
- 自宅がフレッツ光の提供エリア内か確認したか
- フレッツ光ネクストとクロスのどちらにするか決めたか
- プロバイダ(または光コラボ事業者)を選んだか
- 電話番号の同番移行が可能か確認したか
- 無料にならない費用(プロバイダ料金・ルーター等)を把握したか
2035年のメタル回線廃止に向けて、NTTは本気で光回線への移行を推進しています。工事費・契約料が無料になるこの制度が続いている間に動くのが得策です。
フレッツ光を直接契約するか、光コラボにするかで迷う方は、フレッツ光と光コラボの違い・料金比較の完全ガイドもあわせてチェックしてみてください。
- 提供エリア
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自宅がフレッツ光のエリア内かを公式サイトで確認
- 無料の適用条件
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加入電話・INSネット利用中(休止中含む)で、フレッツ光+ひかり電話を同時申込
- 月額料金
-
プロバイダ料金含めた月額の総額を事前に計算
\ エリア確認だけでも契約にはなりません /
※ エリア確認は無料です。確認だけでは契約にはなりません。









