【結論】フレッツ光は解約より転用が圧倒的にお得
「フレッツ光を解約すると撤去費が取られるらしい。どうすればいい?」——2025年10月にNTT東日本・西日本が発表した撤去工事費の有料化を受けて、戸惑っているフレッツ光ユーザーは少なくありません。
結論から言うと、フレッツ光の回線そのものをやめる必要がないなら「転用」一択です。転用とは、フレッツ光の回線設備をそのまま使いながら、プロバイダ一体型の「光コラボ」に切り替える手続きのこと。工事不要・撤去費ゼロ・月額も下がる、と三拍子そろっています。
この記事では、通信業界10年以上の実務経験をもとに、「解約して撤去費を払う場合」と「転用で光コラボに切り替える場合」の費用を具体的に比較します。「どの光コラボに転用すればいいか」まで含めて解説するので、フレッツ光ユーザーの方は最後まで目を通してみてください。

撤去工事費の有料化は「派遣工事」の場合だけ。自分で機器を返却する「無派遣工事」なら無料です。ただし、マンションの物件都合で派遣工事が必須になるケースもあります。
フレッツ光の撤去工事費はいくら?NTT東・NTT西の金額一覧
撤去工事費はNTT東日本とNTT西日本で金額が異なる。NTT西日本の方が高額なので、西日本エリアの方は特に注意が必要。
2026年4月1日以降、フレッツ光を解約する際に工事担当者が訪問する「派遣工事」が必要になると、以下の撤去工事費が発生します。
| エリア / 住居タイプ | 派遣工事(Web申込) | 派遣工事(Web以外・7月〜) | 無派遣工事 |
|---|---|---|---|
| NTT東日本・戸建て | 13,200円 | 14,300円 | 無料 |
| NTT東日本・集合住宅 | 11,000円 | 12,100円 | 無料 |
| NTT西日本・戸建て | 20,900円 | 22,000円 | 無料 |
| NTT西日本・集合住宅 | 14,300円 | 15,400円 | 無料 |
※ 表示価格は税込。基本工事費を含む。土日祝日の工事は+3,300円。出典:NTT東日本 各種工事費の新設・改定、NTT西日本 撤去工事費の新設
NTT西日本エリアの戸建てでは最大20,900円と高額です。集合住宅でも14,300円かかります。一方、NTT東日本はWebサイトから解約を申し込めば戸建て13,200円・集合住宅11,000円に収まりますが、それでも決して安い金額ではありません。
ただし、マンションによっては管理会社や物件都合で「派遣工事」が必須になるケースがあります。自分の物件が無派遣工事に対応しているかは、フレッツ光の撤去工事費を無料にする方法の記事で詳しく解説しています。
解約 vs 転用|2年間の総コストを比較シミュレーション
「解約と転用でどれくらい差が出るの?」という疑問に、具体的な数字で答えます。フレッツ光(ギガファミリー・スマートタイプ+プロバイダ)から、GMO光アクセスへ転用した場合のシミュレーションです。
戸建ての場合(NTT東日本エリア)
| 比較項目 | ★ 転用(GMO光アクセス) | 解約(撤去費を支払い) |
|---|---|---|
| 月額料金 | 4,818円(プロバイダ込み) | —(解約済み) |
| フレッツ光の月額(参考) | — | 6,820円〜(回線+プロバイダ) |
| 撤去工事費 | 0円 | 13,200円 |
| 転用時の事務手数料 | 3,300円 | — |
| キャッシュバック | -10,000円 | 0円 |
| 24ヶ月分の月額合計 | 115,632円 | — |
| 2年間の実質負担 | 108,932円 | 13,200円(撤去費のみ) |
| フレッツ光を使い続けた場合との差額 | フレッツ光2年分163,680円に対し、GMO光アクセス2年は108,932円。差額 約54,700円お得 | |
※ フレッツ光の月額はギガファミリー・スマートタイプ6,270円+プロバイダ550円=6,820円で計算。GMO光アクセスは限定ページ経由の税込価格。2026年4月時点の各公式情報に基づく。
ポイントは2つです。1つ目は、転用なら撤去工事費がゼロになること。フレッツ光の回線はそのまま引き継ぐため、NTT側で「解約→撤去」という処理が発生しません。
2つ目は、月額料金がプロバイダ込みで大幅に下がること。フレッツ光は回線料金とプロバイダ料金が別々に請求される仕組みですが、光コラボはプロバイダ一体型。GMO光アクセスの場合、戸建て4,818円でフレッツ光より毎月約2,000円安くなります。



フレッツ光を「使い続ける」のも「解約する」のもどちらも損。転用で光コラボに切り替えれば、撤去費なし・月額減・CB付きの三重でお得です。
マンションの場合(NTT東日本エリア)
マンションタイプでも構図は同じです。フレッツ光の月額は配線方式やプロバイダにより幅がありますが、一般的なギガマンション・スマートタイプ(プラン2)で回線3,685円+プロバイダ550円=月額4,235円程度。GMO光アクセスに転用すれば月額3,773円となり、毎月約460円の削減に加えて撤去費11,000円が丸ごと不要になります。
2年間で計算すると、月額差462円×24ヶ月=11,088円+撤去費11,000円+キャッシュバック10,000円で、合計約28,700円の差になります(事務手数料3,300円差し引き後)。フレッツ光のまま放置するのはもったいない金額です。
転用先はどこがいい?おすすめ光コラボ3社を比較
「転用がお得なのはわかった。でもどの光コラボを選べばいいの?」という方向けに、目的別に3社を厳選しました。
| 比較項目 | ★ GMO光アクセス | BIGLOBE光 | NURO光(参考) |
|---|---|---|---|
| 月額(戸建て) | 4,818円 | 5,478円 | 5,200円(3年契約) |
| 月額(マンション) | 3,773円 | 4,378円 | 3,850円 |
| 契約期間 | ◎ 縛りなし | ◎ 縛りなし(1ギガ) | △ 3年 or 2年 |
| 転用の可否 | ◎ 可能 | ◎ 可能 | × 不可(新規のみ) |
| キャッシュバック | 10,000円(転用) | 70,000円(12ヶ月+24ヶ月後) | 最大90,000円 |
| ルーター無料レンタル | ◎ あり | ○ 1年無料 | ◎ ONU一体型 |
| スマホセット割 | なし | au / UQ mobile | ソフトバンク / NUROモバイル |
| 向いている人 | 格安SIMユーザー・シンプルに安くしたい人 | au / UQユーザー・高額CB重視 | 速度重視派・独自回線に興味がある人 |
※ 表示価格は税込。キャッシュバック金額は2026年4月時点。NURO光は独自回線のため「転用」はできず新規契約扱い。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
【最有力】GMO光アクセス:転用対応・縛りなし・月額最安級
GMO光アクセス(GMOとくとくBB光)
フレッツ光からの転用に対応。工事不要・撤去費ゼロで切り替えられ、月額は戸建て4,818円・マンション3,773円と光コラボの中でも最安クラス。契約期間の縛りがなく、合わなければいつでも解約金0円で他社に移れます。
GMO光アクセスがフレッツ光からの乗り換え先として有力な理由は明確です。転用に対応しているため、撤去工事費は発生しません。フレッツ光の回線設備をそのまま使うので、工事も不要です。
月額料金はプロバイダ込みで戸建て4,818円。フレッツ光(回線6,270円+プロバイダ550円〜)と比べると、毎月約2,000円の固定費削減になります。v6プラス標準対応で、夜間のゴールデンタイムでも速度が落ちにくいのも安心材料です。
デメリットとしては、転用時のキャッシュバックが10,000円とBIGLOBE光に比べて控えめな点、支払い方法がクレジットカード限定な点が挙げられます。ただし、月額料金の安さで長期的にはカバーできる差額です。
まだ申し込みを決めていない方は、まず公式の最新条件だけ確認しておくと失敗しにくいです。
\ 転用対応・縛りなしの条件を確認 /
※ 最新の料金・キャッシュバック金額・適用条件は公式サイトでご確認ください。
【高額CB重視】BIGLOBE光:転用対応+最大70,000円キャッシュバック
「まとまったキャッシュバックが欲しい」という方にはBIGLOBE光が候補に入ります。転用にも対応しており、2026年4月時点で最大70,000円のキャッシュバックが受け取れます(12ヶ月後に40,000円+24ヶ月後に30,000円の分割受取)。
月額料金は戸建て5,478円・マンション4,378円で、GMO光アクセスより月額660円ほど高めです。ただし、auスマートバリューやUQ mobile自宅セット割の対象なので、auまたはUQモバイルユーザーならスマホ料金が毎月最大1,100円割引になります。セット割込みの実質月額ではGMO光アクセスとほぼ同水準まで下がります。
注意点は、キャッシュバックの受け取りが12ヶ月後と24ヶ月後に分かれている点。申請を忘れると受け取れないため、スマホのリマインダーに登録しておくのがおすすめです。
【速度重視派】NURO光:転用は不可だが独自回線で高速
「せっかく環境を変えるなら速度も上げたい」という方にはNURO光も選択肢に入ります。ただし、NURO光はNTT回線とは別の独自回線を使うため「転用」は利用できません。フレッツ光を解約+NURO光に新規申込という流れになり、撤去工事費も発生する可能性があります。
それでもNURO光を選ぶメリットは速度です。理論上の最大速度は下り2Gbps(フレッツ光の2倍)。実測でもみんなのネット回線速度(みんそく)で平均650Mbps前後と、フレッツ光系を大きく上回ります。2026年4月時点のキャッシュバックは最大90,000円で、撤去費を差し引いてもプラスになるケースがほとんどです。
- 提供エリアが限定的(北海道・関東・東海・関西・中国・九州の一部)
- 開通工事が必要で、完了まで1〜2ヶ月かかる場合がある
- フレッツ光を先に解約すると空白期間が発生するリスクがある
NURO光を検討する場合は、まずエリア確認を行い、開通確定後にフレッツ光を解約するのが安全です。乗り換え時の費用を抑えるコツは光回線の乗り換え費用を実質0円にする方法で詳しく解説しています。
そもそも転用とは?仕組みとメリットを整理
フレッツ光の回線設備をそのまま使い、NTTとの直接契約から「光コラボレーション事業者(光コラボ)」の契約に切り替える手続きのこと。回線はNTTの設備を引き継ぐため、工事不要・撤去費不要で移行できます。「事業者変更」と混同されがちですが、事業者変更は光コラボ同士の乗り換えを指し、フレッツ光から光コラボへの移行は「転用」と呼びます。
転用のメリットを改めて整理します。
- 撤去工事費がかからない——回線を残したまま契約先だけ変わるため、NTTへの撤去依頼が不要
- 工事不要・ネットの空白期間なし——切替日に自動で光コラボに切り替わり、インターネットは途切れない
- 月額料金が下がる——フレッツ光は回線料金とプロバイダ料金が別請求だが、光コラボは一体型で割安
- キャッシュバックや特典を受けられる——光コラボ各社が転用ユーザー向けのキャンペーンを実施中
デメリットとしては、フレッツ光で契約していたプロバイダの解約手続きを自分で行う必要がある点、光コラボに移行するとフレッツ光の「にねん割」などNTT独自の割引が適用外になる点が挙げられます。ただし、光コラボの月額自体がフレッツ光+プロバイダの合計より安いため、割引がなくなっても実質的に損にはなりません。



転用はフレッツ光の「回線はそのまま、契約先だけ変える」イメージです。回線速度や品質が落ちることはなく、むしろv6プラス対応でゴールデンタイムの速度が改善するケースもあります。
フレッツ光から光コラボへ転用する手順【4ステップ】
NTT東日本はこちら、NTT西日本はこちらからWebで取得できます。電話でも取得可能です(NTT東日本:0120-140-202 / NTT西日本:0120-553-104)。取得にはお客さまID・契約者名・利用場所住所・支払い方法の情報が必要です。有効期限は発行日から15日間。期限切れの場合は再取得が必要です。詳しくは承諾番号の有効期限に関する記事をご確認ください。
乗り換え先の公式サイトで「転用」を選択し、STEP1で取得した転用承諾番号を入力して申し込みます。Web申し込みなら24時間受付可能です。
申し込みから数日〜1週間で、メールまたは電話で確認の連絡があります。切替日が確定し、その日までフレッツ光はそのまま利用できます。
切替日になると自動的に光コラボに切り替わります。フレッツ光の回線契約は自動解約されますが、プロバイダは自動解約されません。旧プロバイダに連絡して別途解約手続きを行ってください。解約を忘れるとプロバイダ料金だけ二重請求になるケースがあります。プロバイダ変更の手順はプロバイダ変更のやり方完全ガイドで詳しく解説しています。
撤去工事費を避けるもう1つの方法:無派遣工事を選ぶ
「転用」ではなく純粋に解約したい方でも、無派遣工事を選べば撤去工事費は無料にできる。ただし物件の都合で選べないケースもある。
「インターネット自体をやめたい」「引っ越し先で別の回線を使う」など、転用ではなく純粋にフレッツ光を解約したいケースもあるでしょう。その場合でも、「無派遣工事」を選べば撤去工事費は無料です。
無派遣工事とは、工事担当者が自宅に来ることなく、自分でONU(回線終端装置)やホームゲートウェイなどのレンタル機器をNTTへ郵送返却する方法です。引込線や光コンセントは撤去せず、そのまま残置されます。
ただし、以下のケースでは無派遣工事が選べず、派遣工事(=撤去費発生)が必要になります。
- マンションの管理規約で「退去時に光回線の撤去」が義務付けられている場合
- 大家さん・管理会社から撤去を求められた場合
- NTT都合で派遣工事が必要と判断された場合
撤去が必要かどうかは物件ごとに異なります。事前に管理会社へ確認しておくのが確実です。撤去工事費を無料にする方法の詳細はフレッツ光の撤去工事費はいくら?無料にする3つの方法で解説しています。
転用と解約、あなたはどちらを選ぶべき?判断フローチャート
- 今後もインターネット回線を使い続ける予定がある
- フレッツ光の月額が高いと感じている
- 撤去工事費をゼロにしたい
- キャッシュバックを受け取りたい
- 工事の立ち会いなしで手続きを済ませたい
- 解約を選ぶべき人:引っ越し先でインターネットを使う予定がない・光回線以外(ホームルーターなど)に完全に切り替える
- NURO光など独自回線に切り替える場合も「解約」が必要。ただしCBで撤去費はカバーできる
大多数のフレッツ光ユーザーにとって、「今後もネットを使うなら転用」が最適解です。引っ越し先で回線を使わない、あるいはNURO光のような独自回線に乗り換える場合のみ「解約」を検討してください。乗り換えにかかる費用全般については光回線の乗り換え費用完全ガイドもあわせてご確認ください。
よくある質問(FAQ)
- フレッツ光の撤去工事費は必ず払わなければならないのですか?
-
工事担当者が訪問する「派遣工事」の場合のみ発生します。自分でレンタル機器を返却する「無派遣工事」を選べば無料です。ただし、物件の都合で派遣工事が必須となる場合があります。
- 転用すると撤去工事費は本当にゼロですか?
-
転用は回線設備をそのまま引き継ぐ手続きのため、NTT側で「解約→撤去」が発生しません。撤去工事費は一切かかりません。
- 転用するとフレッツ光の電話番号は引き継げますか?
-
NTT加入電話から発番された番号であれば、多くの光コラボで引き継げます。ひかり電話で新たに取得した番号の場合は、光コラボのひかり電話サービスに引き継がれます。ただし一部の光コラボや番号の種類によっては引き継げない場合もあるため、申し込み前に確認してください。
- フレッツ光で使っているプロバイダはどうなりますか?
-
転用するとフレッツ光の回線契約は自動解約されますが、プロバイダは自動では解約されません。旧プロバイダに自分で連絡して解約手続きを行う必要があります。忘れるとプロバイダ料金だけ請求が続くので注意してください。
- 転用すると速度は遅くなりますか?
-
同じNTT回線を使うため、回線品質自体は変わりません。むしろ、v6プラス(IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6)対応の光コラボに転用すれば、夜間帯の速度が改善するケースも多いです。
- NTT西日本の撤去工事費がNTT東日本より高いのはなぜですか?
-
NTT東日本とNTT西日本は別会社であり、料金体系は独立して設定されています。NTT西日本は基本工事費の構成が異なるため、合計額に差が出ています。いずれにしても、転用すればどちらのエリアでも撤去費はかかりません。
- 2026年3月31日までに解約を申し込めば撤去費は無料ですか?
-
はい。撤去工事費の有料化は「2026年4月1日以降の解約お申し込み分」が対象です。3月31日までに解約を申し込めば従来通り無料ですが、本記事の公開時点(2026年4月)ではすでに有料化が適用されています。
まとめ:フレッツ光は「転用」で撤去費ゼロ+月額削減+CB
2. 光コラボへの「転用」なら回線を引き継ぐため撤去費ゼロ・工事不要。月額はプロバイダ込みでフレッツ光より毎月約2,000円安くなる。
3. GMO光アクセスなら縛りなし・月額最安級・転用で10,000円キャッシュバック。戸建て2年間でフレッツ光との差額は約5万円以上。
フレッツ光の撤去工事費有料化は、「解約」のハードルを上げる変更です。しかし裏を返せば、転用という選択肢を取れば有料化の影響をまったく受けずに、むしろ月額まで下げられます。
手続きに必要な「転用承諾番号」はWebで数分あれば取得できます。まずは転用承諾番号を取得して、乗り換え先の最新条件を確認するところから始めてみてください。
料金だけでなく、解約条件やキャッシュバックの受け取り時期まで見ておくと、後から「こんなはずじゃなかった」を防げます。
\ 転用対応・最新キャンペーンを確認 /
※ 最新の料金・キャンペーン・適用条件は公式サイトでご確認ください。
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