固定電話(加入電話)はいつまで?終了エリアの確認方法と対象だった時の選択肢【2026年9月時点】

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固定電話の終了、うちは対象?
加入電話はすぐには止まりません。
ただし早い地域は2027年3月31日
手続きを案内するハルト
うちの固定電話、いつ使えなくなるの?
全国の移行の目安は2035年頃。先に終わるのは「先行実施エリア」に入った一部の地域だけです。
まず自宅の住所が対象か確認しましょう
対象地域なら放置は禁物

先行実施エリアでは、サービス終了日を過ぎると今の加入電話は使えなくなります。代替サービスへの切り替えは自分で申し込む必要があります。

自宅が対象か知りたい方

対象エリアの確認方法を見る

確認は住所だけで、1〜2分でできます。

NTT東日本・西日本のアナログ固定電話(加入電話)は、2035年頃までに光回線やモバイル回線を使う電話へ順番に切り替わります。ただし全員が今すぐ手続きを迫られているわけではありません。先に終わるのは、設備の老朽化が進んだ「先行実施エリア」に入った地域だけです。

この記事では、終了のスケジュール、自宅が対象かを確認する方法、対象だった場合の選択肢を、NTT東西の公式情報(2026年9月29日確認)をもとに整理します。対象外の人が今やるべきことも最後にまとめています。

目次

加入電話はいつまで使える?全国は2035年頃、早い地域は2027年3月31日

結論から言うと、終了時期は「住んでいる地域」で決まります。全国一斉に止まるのではなく、NTTが公表する地域から順番に終わっていく仕組みです。

全国では2035年頃までに順次移行

NTT東西は2025年9月29日、メタル回線(銅線)を使う加入電話を2035年頃までに光回線・モバイル回線の電話へ移行すると発表しました。理由は、利用者の減少と、古くなった設備を維持できなくなる見通しです。

NTTの公式FAQでも、今すぐ加入電話が使えなくなることはないと明記されています。一部の先行実施エリアだけ、終了時期が早くなります。

先行実施エリアは2027年3月31日から順に終了

先行実施エリアは、設備の更新が急がれる地域をNTTが選んだものです。2026年4月から移行が始まり、対象エリアは原則として四半期ごとに追加で公表されます。第1期は比較的規模の小さい地域が優先して選ばれ、第2期以降は徐々に範囲を広げる方針です。

公表済みの主な日付を並べました。先行実施エリアに入っている場合は、赤い日付が「今の加入電話が使える最後の日」です。

4/12026年
全員が対象

加入電話の基本料が値上げ

NTT東日本の住宅用(プッシュ回線)は月額1,870円→2,090円、または1,760円→1,980円に改定済みです。

5/12026年
第1期エリア

加入電話の新規申込・移転の受付を停止

対象エリアでは、新しく加入電話を引くことも、エリア内で引っ越して加入電話を移すこともできません。

3/312027年
第1期エリア

最初の地域で加入電話のサービスが終了

この日以降、対象エリアの加入電話は使えなくなります。

工事が必要な代替サービスもあるため、申し込みは早めが安全です。
順次〜2028年
第2期以降のエリア

2027年6月30日・9月30日・2028年6月30日

NTT西日本の先行実施エリアの地図に、これらの終了時期のエリアが示されています(2026年9月1日時点)。

12/312028年
INSネット利用者

INSネット(ISDN)のサービス終了

加入電話とは別の、デジタル回線サービスの終了日です。

頃2035年
全国

全国での移行完了の目安

先行実施エリア以外も、この時期までに代替サービスへの切り替えが求められます。

終了日は地域ごとに違います。ニュースで見た日付が、自分の家に当てはまるとは限りません。

出所:NTT東日本・NTT西日本「今後の固定電話サービスについて」「先行実施エリア」(いずれも2026年9月1日時点の掲載)、NTT東日本 報道発表(2025年9月29日)、総務省 固定電話サービス移行円滑化委員会資料(2026年3月16日)。確認日:2026年9月29日

値上げの詳しい内容はNTT加入電話の値上げと、実家の固定電話を残すかの判断表で解説しています。

自宅が先行実施エリアか確認する3つの方法

確認方法は3つあります。いちばん確実なのはNTTから届く書面ですが、届く前に知りたいなら公式サイトの住所検索が早いです。

NTTから届く書面を確認する

NTT東西は、サービス終了の対象となる契約者に書面などで終了時期を知らせるとしています。NTT東西は、対象エリアの公表をお客さまへの周知の1か月前に行う方針です。つまり、公式サイトで公表されてから、書面が届くまでに時間差があります。

高齢の親が契約者の場合、書面を見落としている可能性もあります。実家に「固定電話サービスの移行」に関する封書が届いていないか、一度確認しておくと安心です。

公式サイトで住所を検索する

自分で調べる場合は、住んでいる地域を担当するNTTの公式ページを使います。北海道・東北・関東・甲信越の17都道県はNTT東日本、それ以外の府県はNTT西日本の担当です。

注意点が2つあります。まず、対象エリア内でも、一部の契約は先行実施の対象にならない場合があることです。設備の状況によっては、メタル回線の電話が続くケースもあります。もう1つは、エリアが四半期ごとに追加されることです。今回対象外でも、次回の公表で入る可能性があります。

電話で問い合わせる

ネットでの検索が難しい場合は、電話で確認できます。NTT東日本は先行実施エリア専用の窓口を設けています。

NTT東日本の問い合わせ先(2026年9月29日確認)

  • 先行実施エリアのことNTT東日本リニューアルセンタ
    0120-092-035(午前9時30分〜午後8時30分)
  • 移行全般の相談NTT東日本電話移行相談センタ
    0120-279-116(午前9時〜午後5時、土日を除く)
  • 光回線電話の申込0120-116-000
  • NTT西日本の方公式のお問い合わせページで窓口を確認してください。

いずれも年末年始(12月29日〜1月3日)を除きます。NTTは問い合わせ先を変更する可能性があると案内しています。かける前に公式ページの番号と一致しているか確認してください。

対象外なら今すぐ乗り換えなくてOK|ただし料金は見直す余地あり

先行実施エリアに入っていないなら、今の時点で慌てて契約を変える必要はありません。加入電話はそのまま使えますし、エリアに入れば書面で知らせが届きます。「今月中に変えないと電話が止まる」と急がせる勧誘は、少なくとも公表済みの日程とは合いません。

一方で、損得だけで見ると早めに動く理由もあります。2026年4月の値上げで、加入電話の住宅用基本料(NTT東日本)は月額2,090円または1,980円になりました。代替サービスの光回線電話は住宅用で月額1,870円または1,760円です。同じ地域区分なら、光回線電話のほうが月220円安い計算です。

光回線電話へ移る場合は、条件を満たせば初期工事費が無償になり、契約料もかかりません。ただし光ファイバーの引き込み工事が必要なので、工事の立ち会いが負担になる家庭は、エリアに入るまで待つのも合理的な選択です。

対象エリアだった場合の選択肢

対象エリアに入っていた場合、今の加入電話を続ける選択肢はありません。どの代替サービスを選ぶかは、固定電話の使い方とインターネットの有無で決まります。

4つの選択肢を、必要な契約と費用で並べると次のようになります。月額はNTT東日本の住宅用の例です。

選択肢向いている人月額の目安工事
光回線電話電話だけ残したい1,760円〜1,870円光ファイバーの引き込みが必要
ワイヤレス固定電話光回線が来ていない地域申込前に公式で確認原則宅内工事なし
光回線+ひかり電話ネットも使う回線料金+電話(例:550円〜)光ファイバーの引き込みが必要
解約・休止携帯電話だけで足りる0円休止は工事費がかかる場合あり

出所:NTT東日本「光回線電話」「今後の固定電話サービスについて よくあるご質問」、GMOとくとくBB「GMOひかり電話」。月額は税込で、別途、電話ユニバーサルサービス料・電話リレーサービス料・通話料がかかります。確認日:2026年9月29日

電話しか使わないなら光回線電話がいちばん安く、手間も少なく済みます。ネットも家で使うなら、光回線とひかり電話をまとめたほうが合計で安くなる可能性があります。

電話だけ残したい→光回線電話

光回線電話は、光ファイバーを使うNTT東西の固定電話です。インターネットの契約なしで、電話だけを使えます。提供エリアは原則としてフレッツ光と同じです。

加入電話からの移行では、同じ場所で切り替えるなどの条件を満たせば、基本工事費などの初期工事費が無償になり、契約料も不要です。申し込みのときに「今の電話番号を続けて使いたい」と伝えます。ナンバー・ディスプレイなどのオプションは別料金で、住宅用は月額440円です。

自宅に光コンセントがなく、電話線しか来ていない場合でも、工事で光ファイバーを引き込めるケースがあります。判断の目安は部屋に電話線しかないときに光回線を使えるかの判定で解説しています。

光回線が来ていない→ワイヤレス固定電話

フレッツ光の提供エリア外では、携帯電話の電波を使う「ワイヤレス固定電話」が案内されます。NTTから届く専用機器に、今の電話機を自分でつなぎ替える方式で、原則として宅内工事はありません。

ただしNTT東日本は、ワイヤレス固定電話同士の通話では遅延が大きくなることがあり、一部の電話機や緊急通報装置が使えなくなる可能性があると案内しています。見守り用の緊急通報装置などを使っている家庭は、申し込む前に機器のメーカーへ対応状況を確認してください。

インターネットも使う→光回線+ひかり電話

家でインターネットも使うなら、光回線を契約し、そのオプションの「ひかり電話(光電話)」で固定電話を続ける方法があります。たとえばドコモ光電話やGMOひかり電話は月額550円からで、加入電話の番号と電話機をそのまま使えると案内されています。

NTT東西も、加入電話からフレッツ光とひかり電話へ移る人向けに工事費の割引を実施しています。ただしこの割引はフレッツ光(NTT東西との直接契約)が対象で、光コラボは各社の独自特典になります。どちらが得かは加入電話・INSネットからフレッツ光へ無料で移行できる条件で比べられます。

スマホのセット割がない人、格安SIMを使っている人は、回線料金そのものが安い光コラボを選ぶと合計を抑えやすくなります。

こんな方へ スマホのセット割がなく、ネットと電話をまとめたい

GMOとくとくBB光は、オプションの「GMOひかり電話」が月額550円からで、NTT加入電話の番号と電話機をそのまま使えます。一部の番号は引き継げない場合があるため、申込前に確認してください。

公式サイトで回線料金と電話オプションを見る

公式サイトが新しいタブで開きます。この時点では申し込みになりません。

ドコモ・au・ソフトバンクのスマホを使っている場合は、セット割のある回線のほうが得になることがあります。スマホ別のおすすめ光回線とセット割の比較を先に確認してください。番号を引き継ぐ手順は固定電話番号を変えずに光回線へ乗り換える方法にまとめています。

固定電話はもう不要→解約・休止

ほとんど携帯電話で連絡しているなら、代替サービスに乗り換えず、この機会に解約するのも選択肢です。基本料がかからなくなる分、確実に固定費が下がります。

電話加入権を残したい場合は「利用休止」もあります。ただしNTT西日本は、先行実施エリアでは休止からの再開を含め、加入電話の申し込みを受け付けられない場合があると案内しています。後で固定電話を再開する可能性があるなら、休止ではなく代替サービスへの移行を検討したほうが確実です。

乗り換える前に確認したい機器・停電・他社サービス

代替サービスに移っても、今の電話機は基本的にそのまま使えます。ただしNTTは、電話機の一部の機能が使えなくなる可能性があるとしています。見落としやすいのは次の3点です。

1つ目はFAX・ホームセキュリティ・見守り機器など、電話回線につないでいる電話機以外の機器です。対応状況は機器によって違うため、メーカーや契約先に確認が必要です。2つ目は停電です。光回線電話やひかり電話は、停電時には無停電電源装置(UPS)などを用意すれば使えると案内されています。

3つ目は、NTT以外の事業者が加入電話の上で提供している通話サービスです。NTT東日本は、これらのサービスも加入電話の終了日に使えなくなると案内しています。請求書にNTT以外の通話料が載っている場合は、その事業者にも確認しておきましょう。停電や通信障害への備えは光回線が障害で繋がらない時の備えも参考になります。

「NTTです」の電話やSMSに注意

固定電話の終了に便乗した詐欺や強引な勧誘には注意が必要です。NTT東日本は、加入電話の終了や代替サービスへの移行について、NTTを名乗って指定の番号に電話をかけさせるSMSは送らないと明言しています。エリア単位の終了時期は、NTTが書面などで知らせるとしています。

電話や訪問で「このままだと電話が使えなくなる」と言われたら、その場で契約せず、自分で調べたNTT公式の窓口に確認してください。困ったときは消費者ホットライン(188)にも相談できます。勧誘電話の見分け方は「安くなる」という電話勧誘の正体と見分け方でも解説しています。

よくある質問

今の電話番号はそのまま使えますか?

光回線電話・ワイヤレス固定電話・ひかり電話へ移行する場合、申し込み時に継続したい番号を伝えれば、そのまま使える案内になっています。光コラボの光電話でも多くの場合は引き継げますが、一部引き継げない番号もあるため、申込前に確認してください。

終了日までに何もしないとどうなりますか?

サービス終了日以降は、今の加入電話は使えなくなります。検討や申し込みが間に合わない場合は、NTTの営業担当者か問い合わせ窓口に相談すると、利用状況に合わせて代替サービスを提案してもらえます。

代替サービスへの移行にお金はかかりますか?

光回線電話・ワイヤレス固定電話への移行費用は、条件を満たせば無料です。移行後は毎月の基本料と通話料がかかります。フレッツ光とひかり電話へ移る場合も、工事費などの割引があります。

先行実施エリアに入らなければ、2035年まで何もしなくていいですか?

先行実施エリアは四半期ごとに追加されるため、途中で対象に入る可能性があります。公表のたびに住所を確認するか、NTTからの書面を見落とさないようにしてください。料金面では、光回線電話のほうが加入電話より月額が安いため、早めに移る選択肢もあります。

先行実施エリアで、新しく加入電話を引くことはできますか?

できません。先行実施エリアでは新規申込の受付が終了し、あわせて移転の受付も終了します。引っ越し先が対象エリアの場合は、光回線電話などの代替サービスを申し込むことになります。

この記事は、NTT東西が先行実施エリアを追加公表した時点で内容を更新します。

住所を確認したら
やることは、対象かどうかで
ほぼ決まります
2つの選択肢を示すハルト
先行実施エリアに入っていた
終了日の前に申し込む
電話だけなら光回線電話、ネットも使うなら光回線+ひかり電話が基本です。
入っていなかった
急がなくてOK
書面が届くまで待てます。値上げ分が気になるなら早めの移行も選べます。

どちらの場合も「NTTです」という突然の連絡には、その場で契約しないでください。

エリアは四半期ごとに追加されるので、次の公表時にもう一度確認しておくと安心です。

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この記事を書いた人

Wi-Fiのトリセツ運営者。元通信キャリア勤務の経験を活かし、光回線・ホームルーター・ポケット型Wi-Fiの選び方をわかりやすく解説しています。モットーは「難しい通信の話を、誰にでもわかる言葉で」。回線選びに迷ったら、ぜひ当サイトを活用してください。

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