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ソフトバンクエアーはポート開放できない!理由と代替手段を徹底解説

「ソフトバンクエアーでポート開放はできるのか?」「オンラインゲームでNATタイプがDになってしまう」「自宅サーバーを外部から接続したい」といった疑問や悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、ソフトバンクエアー(SoftBank Air)ではポート開放はできません。これはソフトバンク公式も明言している仕様上の制限です。

本記事では、ソフトバンクエアーでポート開放ができない理由を技術的な観点から解説し、オンラインゲームや自宅サーバー運用など、ポート開放が必要なユースケースごとの代替手段を詳しく紹介します。

この記事を読めば、ソフトバンクエアーの制限を理解したうえで、自分に最適な解決策が見つかります。光回線への乗り換えやVPNの活用など、具体的な対処法も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ソフトバンクエアーはポート開放に非対応【公式見解】

まず最初に確認しておきたいのが、ソフトバンクエアーのポート開放に関する公式見解です。ソフトバンクのサポートページには、以下のように明記されています。

「Airターミナルはポート開放に対応していません。家電製品などが接続できない場合は、IPアドレスの固定で改善することがあります。」
― ソフトバンク公式サポート

この公式見解からもわかるとおり、Airターミナル(Airターミナル2/3/4/4 NEXT/5/6すべて)ではポート開放機能およびDMZ機能は利用できません。これは不具合や設定ミスではなく、サービスの仕様として決められているものです。

ソフトバンクエアーの設定画面(セットアップメニュー)を確認しても、「ポート転送」や「ポートマッピング」「DMZ」といった項目は存在しません。これは故障ではなく仕様です。

Airターミナル全機種で非対応

ソフトバンクエアーで提供されているAirターミナルは、初代から最新のAirターミナル6まで複数のモデルがありますが、いずれの機種もポート開放には対応していません。

機種名5G対応ポート開放DMZ機能
Airターミナル2×非対応非対応
Airターミナル3×非対応非対応
Airターミナル4×非対応非対応
Airターミナル4 NEXT×非対応非対応
Airターミナル5非対応非対応
Airターミナル6非対応非対応

Airターミナル5/6は5G対応で高速通信が可能ですが、ポート開放機能については従来機種と同様に非対応となっています。

ポート開放とは?なぜ必要なのか

そもそも「ポート開放」とは何か、なぜ必要なのかを理解しておきましょう。

ポート開放の仕組み

ポート開放(ポートフォワーディング/ポート転送)とは、外部のインターネットから特定のポート番号宛に届いたデータを、ルーター内のネットワークにある特定の機器に転送する設定のことです。

ポート開放のイメージ

通常、ルーターはセキュリティのために外部からの接続を遮断しています。しかし、ポート開放を設定すると、指定したポート番号への接続だけを許可し、内部の特定のデバイス(PCやゲーム機など)に通信を転送できるようになります。

例えば、「TCPポート80番への接続は、IPアドレス192.168.1.10のPCに転送する」といった設定が可能になります。

ポート開放が必要な主なユースケース

ポート開放が必要になる主なユースケースは以下のとおりです。

  • オンラインゲームでのホスト(部屋立て):マルチプレイゲームで自分がサーバーを立てる場合
  • 自宅サーバーの公開:Webサーバー、FTPサーバー、ゲームサーバーなどを外部に公開する場合
  • 外部からのリモートアクセス:VPNやリモートデスクトップで自宅PCにアクセスする場合
  • ネットワークカメラの外部閲覧:監視カメラの映像を外出先から確認する場合
  • P2P通信の最適化:ファイル共有やビデオ通話などの双方向通信を改善する場合

ポート開放が必要な用途は意外と多いですね。ゲーマーの方や自宅でサーバーを運用したい方にとっては、ソフトバンクエアーの制限は大きな問題になります。

ソフトバンクエアーでポート開放ができない理由

なぜソフトバンクエアーではポート開放ができないのでしょうか。その理由を技術的な観点から解説します。

理由1:プライベートIPアドレス(シェアードIP)の利用

ソフトバンクエアーでは、グローバルIPアドレスではなく、プライベートIPアドレス(シェアードIP)が割り当てられています。これが最大の理由です。

グローバルIPとプライベートIPの違い
グローバルIPアドレス

インターネット上で一意に識別されるIPアドレス。外部から直接アクセスが可能で、ポート開放の設定ができる。

プライベートIPアドレス(シェアードIP)

複数のユーザーで共有されるIPアドレス。外部から直接アクセスできず、ポート開放の設定ができない。ソフトバンクエアーはこちらを使用。

シェアードIPを利用している場合、同じIPアドレスを複数のユーザーで共有しているため、特定のポートを特定のユーザーの機器に転送することが技術的に不可能です。

理由2:セキュリティ上の設計

ソフトバンクエアーは、一般家庭向けの「手軽に使えるホームルーター」として設計されています。そのため、セキュリティを重視し、外部からの接続を原則として遮断する設計になっています。

ポート開放を許可すると、設定ミスや脆弱性によってセキュリティリスクが高まる可能性があります。一般ユーザーが安全に利用できるよう、あえてポート開放機能を提供していないと考えられます。

理由3:モバイル回線(LTE/5G)の仕様

ソフトバンクエアーは、固定回線(光ファイバー)ではなく、モバイル回線(LTE/5G)を利用したサービスです。モバイル回線では、キャリア側のNAT(ネットワークアドレス変換)によって、ユーザーにはプライベートIPが割り当てられるのが一般的です。

光回線であれば、プロバイダによってはグローバルIPアドレスが割り当てられ、ポート開放が可能です。しかし、モバイル回線を利用するソフトバンクエアーでは、この仕組みが適用できません。

ソフトバンクエアーでオンラインゲームはできるのか

「ポート開放ができないなら、オンラインゲームはプレイできないの?」と心配される方も多いでしょう。結論から言うと、多くのオンラインゲームはポート開放なしでもプレイ可能です。ただし、いくつかの制限があります。

ポート開放なしでもプレイできるケース

  • 通常のオンライン対戦(マッチメイキングサーバー経由)
  • 他のプレイヤーがホストの部屋に参加する場合
  • クラウドゲーミングサービス(GeForce NOW、Xbox Cloud Gamingなど)
  • 一般的なMMORPGやバトルロイヤルゲーム

ポート開放がないと問題になるケース

  • 自分がホスト(部屋主)になってゲームサーバーを立てる場合
  • P2P接続を利用するゲームで、NATタイプがD(厳格)になる場合
  • 特定のフレンドとボイスチャットやマルチプレイができない場合
  • Minecraftなどで自宅サーバーを公開したい場合

NATタイプの問題

オンラインゲームでよく話題になるのが「NATタイプ」です。NATタイプは、ネットワークの接続性を示す指標で、一般的にA/B/C/D/Fの5段階で表されます。

NATタイプ接続性説明
タイプA(オープン)最も接続しやすい。すべてのプレイヤーと通信可能。
タイプB(モデレート)ほとんどのプレイヤーと通信可能。光回線で一般的。
タイプC一部のプレイヤーと通信できない場合がある。
タイプD(厳格)×通信できない相手が多い。ソフトバンクエアーで発生しやすい。
タイプF×オンラインプレイ不可。

ソフトバンクエアーでは、NATタイプがD(厳格)になりやすいという問題があります。これは、プライベートIPアドレスを使用していることが原因です。NATタイプDの場合、以下のような問題が発生することがあります。

  • 特定のフレンドとマッチングできない
  • ボイスチャットが途切れる、接続できない
  • ゲーム中にラグ(遅延)が発生しやすい
  • 「NAT越え失敗」のエラーが表示される

NATタイプDでもオンラインゲーム自体は可能ですが、快適にプレイしたい方やマルチプレイを重視する方は、光回線への乗り換えを検討したほうがよいでしょう。

ポート開放が必要な場合の代替手段5選

ソフトバンクエアーではポート開放ができないため、ポート開放が必要な用途がある場合は、別の手段を検討する必要があります。ここでは、代替手段を5つ紹介します。

代替手段
光回線に乗り換える(最も確実)

ポート開放が必要な場合、最も確実な解決策は光回線への乗り換えです。光回線であれば、グローバルIPアドレスが割り当てられ、ルーターの設定でポート開放が可能になります。

ソフトバンクユーザーであれば、「ソフトバンク光」に乗り換えることで、おうち割 光セットを継続しながらポート開放も利用できるようになります。ソフトバンク光の光BBユニットでは、セットアップメニューからポート転送設定が可能です。

代替手段
グローバルIP対応のWiMAXに乗り換える

光回線の工事ができない場合、グローバルIPアドレスが利用できるWiMAX +5Gへの乗り換えも選択肢のひとつです。

特に「ASAHIネット WiMAX +5G」の固定IPアドレスプランでは、グローバルIPv4アドレスが固定で割り当てられ、ホームルーター(Speed Wi-Fi HOME 5G L13など)でポート開放設定が可能です。

代替手段
VPNサービスを利用する

ソフトバンクエアーを継続しながら外部アクセスを実現したい場合、VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用する方法があります。

具体的には、VPS(仮想専用サーバー)を契約し、そこにVPNサーバーを構築することで、ソフトバンクエアー経由でも外部から自宅ネットワークにアクセスできるようになります。ただし、設定には技術的な知識が必要です。

代替手段
ngrokやCloudflare Tunnelを利用する

自宅サーバーを外部に公開したい場合、ngrokやCloudflare Tunnelといったトンネリングサービスを利用する方法があります。これらのサービスを利用すると、ポート開放なしでローカルサーバーを外部に公開できます。

ただし、利用するサービスやプランによっては料金がかかる場合があります。また、ゲームサーバーなどの用途には向いていない場合もあるため、用途に応じて検討してください。

代替手段
クラウドサービスを利用する

ネットワークカメラの外部閲覧や自宅ファイルへのアクセスであれば、クラウドサービスを利用することで、ポート開放なしでも同様の機能を実現できます。

例えば、ネットワークカメラであればクラウド対応のカメラ製品を選ぶ、ファイルアクセスであればGoogle DriveやDropboxなどのクラウドストレージを利用するといった方法があります。

ポート開放できる回線への乗り換えガイド

ポート開放が必要な用途がある場合、最も確実な解決策は回線の乗り換えです。ここでは、ポート開放に対応したおすすめの回線を紹介します。

おすすめ1:ソフトバンク光

ソフトバンク光
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • ソフトバンクエアーからの乗り換えがスムーズ
  • おうち割 光セットが継続できる
  • 光BBユニットでポート開放が可能
  • 最大10Gbpsの高速プランあり
デメリット
  • 開通工事が必要
  • 工事費用がかかる(キャンペーンで実質無料の場合あり)

ソフトバンクユーザーが光回線に乗り換えるなら、ソフトバンク光が最もおすすめです。おうち割 光セットを継続できるため、スマホの月額料金が引き続き割引されます。

ソフトバンク光では、光BBユニットのセットアップメニュー(http://172.16.255.254/)から「ポート転送設定」が可能です。オンラインゲームのホスト機能や自宅サーバーの公開など、ポート開放が必要な用途にも対応できます。

おすすめ2:ドコモ光

ドコモ光
総合評価
( 4 )
メリット
  • ドコモユーザーはセット割引あり
  • 全国エリア対応(フレッツ光提供エリア)
  • ポート開放対応のルーターが利用可能
デメリット
  • ソフトバンクユーザーにはセット割がない
  • 開通工事が必要

ドコモユーザーであれば、ドコモ光への乗り換えがおすすめです。ドコモ光セット割により、スマホの月額料金が割引されます。

おすすめ3:NURO光

NURO光
総合評価
( 4 )
メリット
  • 下り最大2Gbps(10Gbpsプランあり)の高速回線
  • ゲーマーに人気の低Ping回線
  • ポート開放対応
デメリット
  • 提供エリアが限定的
  • 開通まで時間がかかる場合がある

高速回線を求めるゲーマーには、NURO光もおすすめです。下り最大2Gbps(10Gbpsプランあり)の高速通信と低Ping値で、オンラインゲームに最適な環境を構築できます。

おすすめ4:GMOとくとくBB WiMAX(グローバルIP対応)

光回線の工事ができない環境でポート開放を利用したい場合は、WiMAX +5GのグローバルIPオプションを検討してください。GMOとくとくBBなどのプロバイダでは、グローバルIPアドレスオプションを利用することで、ポート開放設定が可能になります。

ソフトバンクエアーを継続する場合の対処法

乗り換えが難しい場合や、ポート開放以外の用途でソフトバンクエアーを継続したい場合の対処法を紹介します。

IPアドレスの固定で改善する場合がある

ソフトバンク公式サポートでは、「家電製品などが接続できない場合は、IPアドレスの固定で改善することがあります」と案内しています。

AirターミナルのセットアップメニューからIPアドレスの固定割当設定を行うことで、一部の接続問題が改善する可能性があります。設定方法は以下のとおりです。

STEP
セットアップメニューにアクセス

Airターミナルに接続した状態で、ブラウザから「http://rtconf.jp」にアクセスします。

STEP
ログイン

Airターミナル底面に記載されている「ユーザー名」と「パスワード」を入力してログインします。

STEP
IPアドレス/DHCPサーバの設定を開く

「ネットワークの設定」→「IPアドレス/DHCPサーバの設定」を開きます。

STEP
固定割当設定を行う

接続したい機器のMACアドレスと、割り当てたいIPアドレスを入力して設定を保存します。

IPアドレスの固定割当はポート開放の代わりにはなりません。ポート開放が必要な用途(サーバー公開、外部からのリモートアクセスなど)には対応できませんのでご注意ください。

Wi-Fi接続の最適化

通信が不安定な場合は、Wi-Fi接続の最適化で改善する可能性があります。

5GHz帯に接続する

5GHz帯は電子レンジなどの電波干渉を受けにくく、高速で安定した通信が可能です。Airターミナルから近い場所で利用する場合は、2.4GHz帯よりも5GHz帯への接続をおすすめします。SSIDの末尾が「-5G」となっているネットワークに接続してください。

有線LAN接続を利用する

オンラインゲームなどで安定した通信が必要な場合は、Airターミナルとゲーム機やPCをLANケーブルで有線接続することをおすすめします。Wi-Fi接続よりも安定性が向上し、Ping値の改善も期待できます。

設置場所を見直す

Airターミナルは窓際など、電波を受信しやすい場所に設置してください。壁や家具の近く、電子レンジやテレビの近くは避けることで、電波状況が改善する場合があります。

ソフトバンクエアーのポート開放に関するよくある質問(FAQ)

ソフトバンクエアーでポート開放はできますか?

いいえ、ソフトバンクエアー(Airターミナル全機種)ではポート開放はできません。これはソフトバンク公式が明言している仕様上の制限です。設定画面にもポート転送やDMZの項目は存在しません。

なぜソフトバンクエアーはポート開放に対応していないのですか?

ソフトバンクエアーはプライベートIPアドレス(シェアードIP)を使用しているため、技術的にポート開放ができません。また、セキュリティを重視した設計により、外部からの接続を原則として遮断しています。

ソフトバンクエアーでオンラインゲームはできますか?

はい、多くのオンラインゲームはポート開放なしでもプレイ可能です。ただし、自分がホスト(部屋主)になる場合やP2P接続を利用するゲームでは、NATタイプがD(厳格)になり、接続に問題が発生する場合があります

ソフトバンクエアーでNATタイプをAやBにする方法はありますか?

ソフトバンクエアーではプライベートIPアドレスを使用しているため、NATタイプをA(オープン)やB(モデレート)にすることは基本的にできません。NATタイプを改善したい場合は、光回線やグローバルIP対応のWiMAXへの乗り換えを検討してください。

ソフトバンクエアーで自宅サーバーを外部に公開できますか?

通常の方法では公開できません。ただし、VPNサービスやngrok、Cloudflare Tunnelなどのトンネリングサービスを利用することで、ポート開放なしでもローカルサーバーを外部に公開できる場合があります。技術的な知識が必要です。

ポート開放が必要な場合、どの回線に乗り換えればよいですか?

ポート開放が必要な場合は、光回線(ソフトバンク光、ドコモ光、NURO光など)への乗り換えが最も確実です。工事ができない環境であれば、グローバルIPアドレスが利用できるWiMAX +5G(ASAHIネットなど)も選択肢になります。

ソフトバンク光ではポート開放できますか?

はい、ソフトバンク光では光BBユニットのセットアップメニューからポート転送設定が可能です。セットアップメニュー(http://172.16.255.254/)にアクセスし、「ルーター機能の設定」→「ポート転送設定」から設定できます。

Airターミナル5/6(5G対応)でもポート開放はできませんか?

いいえ、Airターミナル5/6(5G対応機種)でもポート開放はできません。5G対応で高速通信が可能になりましたが、ポート開放機能については従来機種と同様に非対応のままです。

まとめ|ソフトバンクエアーでポート開放は不可、必要なら光回線へ

本記事では、ソフトバンクエアーのポート開放について詳しく解説しました。最後に、記事の要点をまとめます。

記事のポイントまとめ
  • ソフトバンクエアー(Airターミナル全機種)ではポート開放は不可(公式仕様)
  • ポート開放ができない理由は「プライベートIPアドレスの利用」「セキュリティ設計」「モバイル回線の仕様」
  • 多くのオンラインゲームはポート開放なしでもプレイ可能だが、NATタイプがD(厳格)になりやすい
  • ポート開放が必要な場合の代替手段は「光回線への乗り換え」「WiMAX(グローバルIP)」「VPN」など
  • 最も確実な解決策はソフトバンク光やドコモ光などの光回線への乗り換え

ソフトバンクエアーは工事不要で手軽にインターネット環境を構築できる便利なサービスですが、ポート開放が必要な用途には対応していません。オンラインゲームでホスト機能を利用したい方、自宅サーバーを公開したい方、外部から自宅ネットワークにアクセスしたい方は、光回線への乗り換えを検討することをおすすめします

光回線への乗り換えを検討中の方へ

ソフトバンクユーザーがポート開放のために乗り換えるなら、おうち割 光セットが継続できる「ソフトバンク光」がおすすめです。キャンペーン適用で工事費が実質無料になる場合もあります。

他の光回線も比較検討したい方は、以下のサービスもあわせてご確認ください。

参考・外部リンク

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