※本記事の料金・条件は2026年8月時点の各社公式情報をもとに確認しています。キャンペーンは予告なく変更されるため、申込前に必ず公式サイトで最新条件をご確認ください。
「光回線を乗り換えたいけど、手続きが多そうでめんどくさい」——そう感じて先延ばしにしている方は多いはずです。結論から言うと、乗り換えが面倒かどうかは「今の回線が何か」でほぼ決まります。今の回線が光コラボ(ドコモ光・ソフトバンク光など)やフレッツ光なら、工事も立ち会いもなく、Webで承諾番号を取って申し込むだけ。実質の作業は30分ほどで終わります。
逆に「めんどくさい」が現実になりやすいのは、NURO光やauひかりといった独自回線がからむ乗り換えです。ここは工事と立ち会いが必要で、日程調整に時間がかかります。この記事では、あなたの状況を3パターンに分け、それぞれの最短手順と「どっちを先に手続きするか」「ルーターはそのまま使えるか」まで、迷わず進められるように整理します。
光コラボ同士なら、工事も立ち会いもゼロです。
面倒になるのは、独自回線(NURO光・auひかり)がからむ乗り換えだけと考えてOKです。
順番を間違えると、ネットが使えない空白期間ができます。新回線が使えるのを確認してから解約するのが安全です。
「めんどくさい」の正体は、3パターンをごちゃ混ぜにしていること
乗り換えが面倒に見える最大の理由は、手続きの種類が3つあり、それぞれ手間がまったく違うのに「乗り換え」とひとくくりで語られているからです。実際には、あなたに関係あるのは3つのうち1つだけ。自分がどれに該当するかが分かれば、必要な作業は一気に絞り込めます。
3つのパターンとは、フレッツ光から光コラボへ移る「転用」、光コラボから別の光コラボへ移る「事業者変更」、そして光回線を新しく引く、または独自回線へ移る「新規」です。このうち転用と事業者変更はNTTの回線設備をそのまま使い続けるため、工事も立ち会いも不要です。面倒なのは工事が必要な「新規」だけ、と理解しておくと全体像がすっきりします。
3つのパターンで、工事の有無と手間がどう変わるかを整理すると次のとおりです。
| パターン | どんな乗り換え | 工事 | 手間の目安 |
|---|---|---|---|
| 事業者変更 | 光コラボ → 別の光コラボ | 不要 | とても軽い(承諾番号+申込のみ) |
| 転用 | フレッツ光 → 光コラボ | 不要 | とても軽い(承諾番号+申込のみ) |
| 新規 | 独自回線へ/初めて引く | 必要(立ち会いあり) | 重い(工事日調整で2週間〜2ヶ月) |
つまり、工事と立ち会いが必要なのは3パターン中1つだけです。残る2つは自宅で待つ作業すら発生しません。
3パターンの違いをもっと詳しく知りたい方は、光コラボの転用・事業者変更・新規工事の違いを比較で費用や期間まで整理しています。この記事では「めんどくさいを最小化する」という視点で、手順に絞って解説します。
まずは30秒判定|あなたはどのパターン?
面倒さを減らす第一歩は、自分がどのパターンに該当するかを確定させることです。判定は「今の回線」と「乗り換え先」の2点だけで決まります。
今の回線名がわからない場合は、請求元で判断できます。請求元が「NTT東日本/西日本」ならフレッツ光、「○○光」という事業者名なら光コラボ、「NURO光」「auひかり」「eo光」などは独自回線です。
パターン1:事業者変更(光コラボ→光コラボ)の最短手順
ドコモ光・ソフトバンク光・ビッグローブ光などの光コラボを使っていて、別の光コラボに乗り換えるのが「事業者変更」です。3パターンの中でもっとも手間が軽く、工事も立ち会いもありません。NTTの回線設備をそのまま使い続けるため、切替日にほぼ自動で新回線へ切り替わります。
承諾番号は「取ったらすぐ申し込む」が失敗しないコツ
実作業は合計30分ほど。あとは切替日を待つだけです。
開始前に確認
事業者変更承諾番号を取得する
今契約中の光コラボに電話またはWebで連絡し、番号を発行してもらいます。有効期限は発行日を含む15日間です。
乗り換え先へ「事業者変更」で申し込む
取得した番号を入力して申し込みます。Webなら5分程度。事務手数料3,300円(税込)がかかりますが、工事費は不要です。
切替日を待つ(立ち会い不要)
最短8日〜2週間ほどで自動的に切り替わります。業者の訪問はありません。切替後、必要ならルーターを設定します。
旧回線は自動解約されますが、レンタル機器の返却が必要なケースがあるため案内に従ってください。
承諾番号は「取ったのに放置して期限切れ」という失敗が多発します。有効期限は15日間なので、番号を取ったその日のうちに申し込みまで済ませるのが確実です。承諾番号の取得先や期限切れ時の対応は、乗り換え先ごとに窓口が異なります。GMOとくとくBB光への事業者変更を具体的に進めたい方は、GMOとくとくBB光へ事業者変更する手順で必要書類まで解説しています。
パターン2:転用(フレッツ光→光コラボ)の最短手順
NTT東日本・西日本と直接契約している「フレッツ光」から光コラボへ移るのが「転用」です。手順は事業者変更とほぼ同じで、工事も立ち会いもありません。違いは、承諾番号を「今の光コラボ事業者」ではなく「NTT」から取得する点だけです。
転用承諾番号は、NTT東日本なら電話0120-140-202またはWeb、NTT西日本なら電話0120-553-104またはWebで取得できます。Webなら5分ほどで完了し、有効期限は発行日から15日間です(NTT西日本公式「転用承諾番号のお受け取り」)。取得後は事業者変更と同じく、乗り換え先で「転用」を選んで承諾番号を入力し、事務手数料3,300円(税込)を払って申し込めば、あとは切替日を待つだけです。
転用で1点だけ注意したいのが、フレッツ光とは別に契約していたプロバイダの扱いです。転用してもプロバイダは自動解約されないため、放置すると月1,000〜1,500円ほどが二重で請求され続けます。光コラボはプロバイダ料金込みなので、切替後は旧プロバイダを自分で解約しましょう。ただし、メールアドレスを残したい場合は解約ではなく低価格のメール継続プランへ変更する手もあります。
パターン3:新規(独自回線がからむ)の手順と注意点
NURO光・auひかり・eo光などの独自回線へ乗り換える場合、または独自回線から光コラボへ戻す場合は「新規」になります。独自回線はNTTのフレッツ設備とは別物なので、新しい光ファイバーの引き込み工事と立ち会いが必要です。「めんどくさい」が現実になりやすいのは、実質このパターンだけです。
新規の流れは、申し込み→工事日調整→開通工事(立ち会い)→旧回線の解約、という順です。工事日は申し込みから2週間〜1ヶ月以上先になることが多く、引越しシーズン(3〜4月)はさらに混み合います。NURO光は宅内工事と屋外工事の2回に分かれるため、開通まで1〜3ヶ月かかるケースもあります(NURO光公式「開通工事」)。
面倒さを最小化する最大のコツは順番です。新回線の工事完了日が確定するまで、旧回線は絶対に解約しないこと。先に解約するとネットが使えない空白期間ができます。工事待ちの間もネットが必要な方は、コンセントに挿すだけで使える工事不要のホームルーターをつなぎとして用意しておくと安心です。空白期間を作らない具体策は光回線の乗り換えでネットが使えない期間はある?で詳しく解説しています。
結局どっちが先?「申し込み→開通確認→解約」が鉄則
乗り換えで一番迷うのが「新回線と旧回線、どちらを先に手続きするか」です。答えはパターンを問わず共通で、新回線を先に申し込み、使えるようになってから旧回線を解約するのが鉄則です。逆にすると、ネットが使えない空白期間が発生します。
ただし、工事なしの転用・事業者変更では「解約」を意識する必要はほとんどありません。申し込むと旧回線が自動的に解約されるからです。自分で解約手続きが必要になるのは、独自回線がからむ新規のときと、フレッツ光の別契約プロバイダを止めるときだけ、と覚えておけば十分です。
パターンごとに、旧回線の解約が自動か手動かをまとめると次のようになります。
| パターン | 旧回線の解約 | 手続きの順番 |
|---|---|---|
| 事業者変更 | 自動解約(連絡不要) | 申し込むだけ。切替で自動移行 |
| 転用 | フレッツ本体は自動/別契約プロバイダは自分で解約 | 申込→切替後にプロバイダ解約 |
| 新規(独自回線) | 自分で解約が必要 | 申込→工事完了確認→旧回線を解約 |
自分で解約の電話をかける必要があるのは、実質「新規」のときだけです。
ルーターはそのまま使える?機器の返却はどうなる?
「今のWi-Fiルーターをそのまま使えるのか」も、乗り換えをためらう理由のひとつです。結論は、接続方式と機器の種類によって変わります。
自分で購入した市販のWi-Fiルーターは、IPv6(IPoE)接続に対応していれば原則そのまま使えます。対応していれば設定変更もほぼ不要で、新回線に自動接続されます。
IPv6接続とPPPoE接続の違いを詳しく
IPv6(IPoE)は、プロバイダの接続認証を経由せず、直接インターネットへつながる方式です。乗り換え先がv6プラスやOCNバーチャルコネクトなどのIPv6接続に対応していて、手元のルーターも対応機種であれば、ルーター側の設定変更なしで自動的に接続されます。
一方、PPPoEは接続のたびにID・パスワードで認証する従来方式です。この場合は、新しいプロバイダから発行された接続ID・パスワードをルーターに入力し直す必要があります。作業自体は5分ほどですが、書類が届いてからでないと設定できません。
手元のルーターがIPv6に対応しているかは、製品の型番で「IPoE」「v6プラス」「IPv6高速ハイブリッド」などの記載があるかを確認してください。2018年以前の機種は非対応のことがあります。
注意したいのは、乗り換え元から借りていたレンタルルーターです。これは返却が必要になるケースがほとんどですが、返却は必ず新回線が使えるのを確認してから行ってください。先に返すと、新しいルーターが届くまでネットにつなげなくなります。なお、転用・事業者変更で使っているNTTのONU(光回線終端装置)は、乗り換え後もそのまま使い続けるため返却不要です。
面倒を最小化しやすい乗り換え先はどこ?
手間を減らしたいなら、乗り換え先そのものも「手続きがシンプルか」で選ぶと失敗が減ります。特に光コラボからの事業者変更・フレッツ光からの転用で、工事なしをそのまま活かせる乗り換え先が候補になります。
事業者変更・転用に対応していて、契約期間の縛りなし・違約金0円の光コラボです。合わなければいつでも解約できるので、乗り換え後の不安が少なくなります。
GMOとくとくBB光の公式サイトで料金を見る公式サイトが新しいタブで開きます。この時点では申し込みになりません。
光コラボを使っている方なら、GMOとくとくBB光への事業者変更は工事不要で進められます。契約期間の縛りがなく違約金が0円のため、「乗り換えたあとに合わなかったら困る」という不安を持つ方にも向いています。v6プラス対応のWi-Fiルーターを無料でレンタルでき、一定期間使うとそのままもらえるため、ルーター選びで悩む手間も省けます。
ただし、ドコモ・au・ソフトバンクのスマホを使っていて自宅回線とのセット割を効かせたい方は、それぞれの対応回線のほうが総額で安くなる場合があります。「面倒を減らす」だけでなく「セット割を含めた総額」も含めて比較したい方は、各社のキャンペーン一覧で条件を見比べてから決めるのがおすすめです。キャッシュバック額や適用条件は時期で変わるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新条件を確認してください。
よくある質問(FAQ)
- 光回線の乗り換えは、実際どれくらいの手間がかかりますか?
光コラボ同士の事業者変更や、フレッツ光からの転用であれば、実作業は「承諾番号の取得(5分)+申し込み(5分)」ほどで、合計30分程度です。工事も立ち会いもありません。手間が大きいのは、NURO光やauひかりなどの独自回線がからむ新規のケースで、この場合は工事日の調整が必要になります。
- 乗り換えでネットが使えない期間はできますか?
事業者変更・転用なら、切替日に自動で移行するため空白期間はほぼありません(当日に数時間つながらないことはあります)。独自回線への新規乗り換えは工事待ちがあるため、旧回線の解約タイミング次第で空白期間が発生します。新回線が使えるのを確認してから旧回線を解約すれば防げます。
- 今使っているWi-Fiルーターはそのまま使えますか?
自分で購入した市販ルーターは、IPv6接続に対応していれば原則そのまま使えます。乗り換え元からレンタルしていたルーターは返却が必要なことが多いので、新回線が使えるのを確認してから返却してください。
- 承諾番号を取ったのに使わなかったらどうなりますか?
転用承諾番号・事業者変更承諾番号の有効期限はどちらも発行日を含む15日間です。期限を過ぎると無効になり、再取得が必要になります。ペナルティはありませんが、二度手間になるため、番号を取ったらその日のうちに申し込みまで済ませるのが確実です。
- 乗り換えに費用はかかりますか?
転用・事業者変更は事務手数料3,300円(税込)程度が基本で、工事費はかかりません。新規は工事費(16,500〜44,000円程度、実質無料キャンペーンが多い)が加わります。加えて、今の回線が更新月以外なら違約金や工事費の分割残債がかかる場合があるため、乗り換え前に確認しておきましょう。
大半の乗り換えは30分で片づきます。

